本当に分かった?巨大ブラックホールの謎、最新研究で明らかに!
巨大ブラックホールの急誕生の謎、最新研究で明らかに
巨大ブラックホールに関する研究について、イタリアの研究者が報告している 「ガスの崩壊が巨大ブラックホールやその『種』を形成した」という、そのため「成長の多くの段階をスキップすることができた」としている
出典:巨大ブラックホールの謎が最新研究で明らかに ガスの崩壊で形成か (2016年5月26日掲載) - ライブドアニュース
今回の研究を主導したのは、イタリアのScuola Normale Superioreの研究員のFabio Pacucci氏。彼のチームは2つのブラックホールの種を長時間露光で観察することにより、それらがビッグバンから数十億年以内に形成されたことを解明します。そして、これらの巨大ブラックホールは「最初から巨大なサイズで誕生し、通常の速度で成長した」ことがわかりました。
「私たちの観測により、巨大ブラックホールの種はガス雲の崩壊によって直接形成され、成長の多くの段階をスキップすることができたのです」
科学者は今後、2つのブラックホールの種を観測することによりさらなるブラックホール形成の詳細を解き明かすとしています。
直接観測することができないブラックホールの謎を解き明かすのは非常に難しそうですが、それでも宇宙の謎が徐々にわかるのにはワクワクしますね! いずれ、人間は宇宙の始まりから仕組みまでの全てを解き明かしてしまうのでしょうか?
ブラックホールとは
ブラックホールには密度、重力が無限大である重力の特異点があるとされる。角運動量を持たないシュヴァルツシルト・ブラックホールでは中心にあり、回転するカー・ブラックホールではリング状に存在する。ブラックホールから離れた位置の観測者から見ると、物体が事象の地平面に近づくにつれて、相対論的効果によって物体の時間の進み方が遅れるように見えるため、観測者からはブラックホールに落ちていく物体は最終的に事象の地平面の位置で永久に停止するように見える
【イベント情報】 8/27(土) 国立天文台野辺山 特別公開 http://buff.ly/1OMmSu8 今年のテーマは『ブラックホールを探す旅に出かけよう』。アルマ望遠鏡もポスターやジオラマ展示で参加します。pic.twitter.com/XPZeSiWSnP
【スピンドル銀河(NGC 3115)】
ろくぶんぎ座にあるレンズ状銀河。3160万光年。この銀河内に超大質量ブラックホールがあり、その質量は太陽の20億倍。多くの星は年老いた星であり、ほとんどあるいは全く活動していないと思われる。pic.twitter.com/mhsREaesKU