<またもや・・・このザマ!> 「凍土壁」凍らず、セメント系注入決定 福島第1原発で規制委 産経新聞 6月2日(木)15時28分配信

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原子力規制委員会の検討会は2日、東京電力福島第1原発の汚染水対策で、建屋周辺の土壌を凍らせる「凍土遮水壁(とうどしゃすいへき)」が完全に凍結しないため、周辺にセメント系の材料を注入する東電の計画を了承した。運用開始から2カ月が経過しても汚染水抑制の効果が見えず、追加工事が必要と判断した。東電は近日中に工事に着手する

 東電によると、凍土壁周辺の地中温度は測定箇所の97%で0度を下回ったものの、1号機北側、東側と4号機南側では7・5度を超え、凍らない箇所が複数残った。石の多い地層で水が流れやすくなっていることが原因とみられ、工事で隙間を埋め凍結を促進する。


 規制委は、海側から段階的に進める凍結範囲の拡大について、地下水位の急激な変化などのリスクが小さいことから、山側の95%まで凍結する次の段階への移行も了承した。

出典:「凍土壁」凍らず、セメント系注入決定 福島第1原発で規制委 (産経新聞) - Yahoo!ニュース

	

【海外メディア報道】

凍土壁の工事責任者「遮水は完璧ではない」
会津大学元学長、角山氏は災害直後にコンクリ壁を建造すれば、地下水問題を最小限に留めた
タンクはパンク寸前

	

もしもフクシマの地下の水の流れを完全に遮断した場合、「その後に何が起きるのか」さっぱり判らない。
東電や日本政府は、確実な止水が出来るコンクリートの地下ダム方式では無くて、何時でも撤収が可能な凍結管による凍土遮水壁に拘ったのである。

	

フクシマの凍土遮水壁が予定どうりに大失敗

『東京電力の「深謀遠慮」、フクシマの凍土遮水壁の利点とは「可塑性?の確保」だったとは、・・・』


戦う前から敗北を予想して、全面撤退(敗走)を準備していた東電の深謀遠慮(狡猾な悪知恵)には絶句するしかない。

今回(8月19日)の東電発表の『次のステップに進む』ですが、軍の全滅を玉砕と言い換えた旧日本軍の大本営発表なら間違いなく『転進』(敗走)である。

次のステップに進めるのは今のステップが終わってから。(凍結に失敗しているのですから『次のステップ』は無い。正しくは『別のステップに進む』であろう)

フクシマの凍土遮水壁ですが、8月19日になって東京電力はやっと『凍らない』事実を認めて、今後はセメントの充填を行うなどの作業工程の見直しを言い出したが、東電や政府は何処まで日本人を馬鹿にしたら気が済むのだろうか。

東電ですが、すべての日本人が3歩あるけば過去を忘れる鶏並の頭しか無い(忘れてくれる)と勘違いしているのですよ。たぶん。

東電ですが最初から『凍らない』ことを予想していたのである。

(今までの東電側の発表の数々の矛盾点を勘案すれば)もっと悪く考えれば『凍って欲しくなかった』可能性まであるのです。


『セメントなど充填材(止水材)の投入は3月時点から続いている』


毎日新聞2014年08月20日記事の見出しはズバリ『汚染水対策 全面凍結見直し 東電 止水材投入を検討』である。

8月19日の朝日デジタル記事では、

『東京電力福島第一原発のトレンチと呼ばれる坑道にたまる高濃度汚染水対策で、東電は19日、坑道内で計画する「氷の壁」で完全に水の流れが遮断できておらず、凍らない部分をセメントなどで埋める方針を明らかにした。原子力規制委員会は9月に追加工法の可否を判断。判断を受け、東電は作業を始め、9月下旬には完成させたい考えだ。』

と書いているが、その程度は一ヶ月以上前の7月時点で判っている『何を、いまさら』の周回遅れの話なのです。この鶏並みの記憶力しかない大馬鹿者が。

フクシマの凍土遮水壁ですが『セメントで埋める』話なら、半年前の3月の時点でのトレンチの試験的凍結作業で始まっていたが矢張り成功していない。

朝日の記事では、

『坑道と建屋の接続部の凍結は4月下旬から1カ月間の予定で始まった。セメントや粘土を詰めた袋を並べ、冷媒を通す凍結管を差し込む方法。袋や周囲の汚染水を凍らせてつくった氷の壁で坑道と建屋を切り離した後、坑道内の汚染水をくみ上げて埋め立てるもくろみだった。』

と書いているのですよ。

幾ら隙間をセメントや粘土で詰めても矢張り凍結(止水)が無理なのです。(フクシマの地下で今、何が起きているのか)


『最初からフクシマでは逃げ腰の東京電力や日本政府』


東京電力ですが一月以上前の公的な記者会見で、確実なコンクリート製の地下ダムではなくて、何故凍らない無駄な凍土壁にこれ程執着するのかの『不思議』を質問されている。

この時の答えですが、東電は『凍土壁なら可塑性があるから』と説明している。

(恒久的な地下ダムで水の流れを遮断した場合とは違い、『氷の壁』なら何時でも電源を切れば簡単に御破算に出来る)

フクシマの凍土遮水壁ですが、東電として『何らかの成算』があったから実行した話では無いのです。

凍土遮水壁では、話の出発点が180度逆さまなのである。

何とも恐ろしい話ですが、もしもフクシマの地下の『水の流れ』を完全に遮断した場合、その後に『何が起きるのか』がさっぱり判らない。

フクシマの現状が把握出来ないのです。

だから、今後に全く自信が無い。

この為に東電や日本政府は、確実な止水が出来るコンクリートの地下ダム方式では無くて、何時でも撤収が可能な凍結管による凍土遮水壁に拘ったのである。

東電も原子力規制委員会も政府も、関係する全員が誰一人も核燃料が全量落下しているフクシマの原子炉地下の様子がさっぱり判っていない。

恐る恐るへっぴり腰で、何時でも中止して逃げれるように『地下水を止めよう』と思ったので、前代未聞の1・5キロメートルにもおよぶ凍土遮水壁を造ったのです。

これは駄目だ。政府も東電も関係者全員が最初から失敗した時の『逃亡』を考えているのです。

フクシマの現場のみんなが自分たちの行動に自信が無く、完全に浮き足立っているが、これでは成功するものでも失敗する。

(イラク北部に進入したISISの戦闘員800人に怖気づいて戦車や装甲車など最新兵器を放り出して一目散に逃げた2万人のイラク政府軍と同じで、敗北するのは確実な流れである。これでは決して勝てない)


『奇奇怪怪な東電の発表するフクシマの地下水の流れ』


フクシマの地下水の流れですが、自然現象なので原発4基が暴走して誰も止めれない未曾有の3・11核事故(3年半前)の以前も以後も同じなのです。

地下水の流れ自体は少しも変化していない。

原子炉建屋は20階建てビルに相当する高さ60メートルもある高層建築であると共に、原子炉本体は分厚い岩盤を深く刳り貫いて造られた地下構造物でもある。

原子炉建屋のような強大な地下構造物の場合には原理的に巨大タンカーと同じように地下水圧の上昇で浮力が生まれ、建物自体が浮き上がり変形する危険性がある。

このために3・11東日本大震災の発生まで原子炉建屋の山側に掘られた取水井戸から1日400トンも地下水を汲み上げては、そのまま海に流していたのである。ところが原子炉がメルトダウンしたフクシマのレベル7の原発事故の発生で中止されていた。

核事故から3年目、高濃度汚染水を溜める1000トンタンクの漏洩が発覚すると、東京電力は突然『地下水が毎日400トンも原子炉建屋に流れ込んでいる』と発表。あわせて地下水を汲み上げて海に捨てる地下水バイパス計画と共に、今回大失敗が明らかに成った凍土遮水壁建設計画の発表も行っている。

ところが奇奇怪怪なことに東電の発表する『フクシマの地下水の流れ』が一定では無い。

今年三月の試験的にトレンチの凍結による遮水壁建設時点では、1日当たり0・7メートル以上の流量では凍結しないと発表されていたのですよ。

東電の主張しているフクシマの地下水の流量は、何と、凍結限界ぎりぎりの1日当たり0・6メートルだったのですから無茶苦茶にも程がある。

(東京電力や日本政府ですが、最初から『凍土壁が凍らない』と知っていた可能性が十分ある)


『机上の計算でも矢張り凍らない東電の凍土遮水壁建設計画の怪』


『地下水の流れがあるから凍らない』と言い出した8月19日の東電発表でも流速は以前と同じで1日当たり0・6メートルなのです。

それなのに、1分当たりなら1・2ミリだと言い出した。

(1分間に1・2ミリ流れるなら1時間では60倍の72ミリ。1日なら1728ミリ、1・7メートル強)凍結限界が0・7メートルなのですから、2倍以上の1・7メートルの流速なら東電のインチキ臭い『机上の計算』でも絶対に凍らない。


今までのマスコミの発表が正しいとしたらですが、東京電力や日本政府、原子力規制委員会など関係する日本の頭脳とも言うべきすべての者が、全員が一人残らず小学校の低学年以下の計算能力しかない超無能の痴呆集団だと言う事に成るのである。

ところが、もちろんそんな阿呆臭い話は現実ではありえない。

しかしフクシマの地下水の流速が1分1・2ミリなら絶対に1日0・6メートルにならない程度の簡単な暗算程度なら、良識ある大人なら誰でも即座に出来る。

(ところが東電の記者会見で1日当たりの流速が突如として1分あたりの流速の3分の1になっている不都合すぎる事実を質問した記者は一人もいない。もちろん報道したマスコミも一つも無い)

フクシマの地下水バイパスにしろ凍土遮水壁にしろ同じで、実はそれ自体には何の意味も無い猫だましであり、善良な日本人を間違いに誘導する赤いニシン(Red herring レッドへリング)である可能性の方が遥かに高いのである。

東電によると去年までの原発作業員の人数は1日2000人台だった。ところが、今年からは突如として今までの2倍の1日に5000人以上の作業員を投入している事実を明らかにしている。

ダムやビルの建築などの普通の土木作業や造船などなら、いくら危険でも長く継続すればするほど、人員を多く投入すればするほど優秀なベテラン作業員が生まれるので、段々と人員確保に余裕が生まれる。

ところが、基本的に原発作業ではこれが逆さまに成る。

原発作業員の被曝量の上限値の関係で『人間の使い捨て』の恐ろしい原理で動いているのです。(原発の優秀なベテラン作業員とは処女の売春婦と同じ意味で原理的に存在出来ない)

今まで3年半続けていたフクシマの収束作業ですが作業環境も原発自体も全てがどんどん悪化していて、もはや限界に達していて収束作業自体の終息が目の前に迫っているのでしょう。

出典:http://blog.goo.ne.jp/syokunin-2008/e/d6b0c8cac282953e59dd18d7fe7dbc9a

	

やはり本当だった原子力規制委vs東電・経産省(エネルギー庁)の深刻なバトル(仁義なき戦い)
『原発再稼働推進命の、あの「産経」がフクシマ(凍土遮水壁)の大失敗を報じる』

	







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Sharetube