ドナ・フェラットとナン・ゴールディン、「DVは地獄絵図」決して表面化しない家庭内暴力のリアルを撮り続けた女性写真家」と「プライヴェート・ライフ」
「DVは地獄絵図」決して表面化しない家庭内暴力のリアルを撮り続けた女性写真家
http://www.huffingtonpost.jp/2016/06/08/-domestic-violence_n_10348548.html
「DVは、自由な世界に住む私たちの権利に対する不当な行為です」
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1981年、写真家ドナ・フェラットは愛し合う人々の写真を撮りたいと思っていた。もっと正確に言うと、フェラットはニューヨークのセックスクラブに訪れる、フリーセックスを楽しむ人たちの写真を撮ることに関心があったのだ。そして、フェラットはレンズを向けて撮影する被写体として完璧な、ポリアモリスト(複数の人と同時に性愛関係をむ結ぶ人)のカップルと出会った。彼らの生活は幸福で裕福、そしてファッショナブルだった。彼らはフェラットをニュージャージーの家に数週間迎え入れ、その間にフェラットは彼らの生活を間近で記録することができた。
しかしある夜、フェラットは思いもよらない現場を目撃した。夫が妻に暴力を振るい、妻の顔を殴っていたのだ。フェラットは、自分がカメラを構えていたら夫は暴力をやめるだろうと思ってカメラを構えたが、彼を止めることはできなかった。
フェラットは未現像の写真を前に、どうするべきか数カ月考えた。そしてフェラットはライフワークとして、DVの恐ろしさを記録することにしたのだった(ハッフィング・ポストから引用)。
ドナと同時期か少し遅れて、90年代「プライヴェート・ライフ」として自分の日常生活を赤裸々に捉え時代を席巻したした写真家(自ら不安定でドラッグを行い、レズでもあるバイセクシャルを公表、共同生活からホモセクシャルの友人をエイズで亡くした一連の写真が有名)で本人も不安定な彼氏からのDVで殴られた顔を公開したナン・ゴ―ルディンが有名である。ドナとナン、ドナはほぼモノクロ写真だが、ナンは溢れんばかりパレットを使うカラー、自己と他者、両者の距離はあるけれど、衝撃的な写真・画像であることは言うまでもない。