[水不足] 関東で10%取水制限に 家庭に影響の出る20%になる可能性も

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「首都圏の水がめ」とされる利根川水系8ダムの貯水率低下を受け、関東の1都5県(東京、茨城、千葉、栃木、埼玉、群馬)で16日午前9時から10%の取水制限が行われる。

矢木沢ダム

平成28年6月14日撮影 独立行政法人水資源機構

利根川水系で渇水、10%制限へ 貯水量が過去最低

利根川水系のダム8カ所の貯水量が37%と、この時期では過去最低となったため、16日から10%の取水制限が行われることになった。

貯水率、25年間で最低 同時期比

国土交通省関東地方整備局や6都県でつくる利根川水系渇水対策連絡協議会が14日、決定した。


8ダムの総貯水量は13日午前0時現在で1億7236万立方メートルで、貯水率は37%。この時期としては過去25年間で最低となった。

奈良俣ダム

平成28年6月14日撮影 独立行政法人水資源機構

1億5000万立方メートルを下回った場合は20%の取水制限に

1億5000万立方メートルを下回った場合は20%の取水制限に踏み切ることも決まった。今回の制限対象は、農業用水や工業用水だが、今後も水不足が続けば、一般家庭に影響が出る可能性もある。

首都圏の水資源状況について

利根川水系

矢木沢ダム、奈良俣ダム、藤原ダム、相俣ダム、薗原ダム、下久保ダム、草木ダム、渡良瀬貯水池の現在の状況をお知らせします。