「難民を食べます」・ドイツ・ベルリンの「芸術家協会」が、ドイツ滞在難民帰還問題の抗議で、動物園のトラ4匹をミニアリーナに放つ。「このトラに食べられても良いという難民ボランティア募集」というアイロニカルアクション・・・
political beauty(@politicalbeauty)さん
Twitter https://twitter.com/politicalbeauty political beauty (@politicalbeauty)さんのTwtterアカウント。 Zentrum für Politische Schönheit https://t.co/r5u9tHeVSd |
この行為は、ドイツにすでに滞在している難民の、家族や親戚が乗るはずの2週間後の飛行機を、ドイツ当局が着陸させないことへの抗議の印となるだろう。」
以上、スプートニクより記事本文引用・・・
ドイツの現代アーティスト達は、老いも若きも社会や政治にアプローチするアート表現は当たり前。むしろ、表現でメッセージを投げかけ、現在の問題を直視、立ち向かう。ドイツ国家も政治的批判力のある表現潰したり、検閲したり、自粛させたりせず、まず市民の討議・議論・倫理や哲学的側面まで問う。つまり作品で考えようとする訳だ。5年に一度、現代アートのオリンピック、表現の現在性を問うカッセルのドクメンタは、世界が現実に抱えた問題表出が当たり前の表現として出てくる。だから、難民問題をドイツ芸術家協会アーティストが表現しても驚かないけれど、しっかりやってると感心する。こちら日本ではアートと言えば「美しい何々・・・」、社会・政治的美術なんて無視、そんなことアートでやるべきじゃないが主流で、政治や社会的アプローチの表現は、まず表面化しない。なぜなら、その前に自治は検閲、企画自体問題あると困ると自粛するか、無視して表現を問わない。あるいは、作品が「美しくない」とか批判以前に無視する前提を与えてしまう。もっぱら、ダメなのは日本文化メデイァや美術ジャーナル、批評系だけど・・・。ここにも・閉じた円環の日本・がある。