感動!18年前火事から救った少女に、大学の卒業式に招かれ再会した警察官。
火事から少女の命を救った警察官。18年の月日が流れ、2人は再び再会を果たした
1998年、あるアパートで火事が発生します。 現場は激しい炎と煙に包まれ、死亡者も出るほどでした。 警察官のピーターさんは、燃え盛る炎の中から救出された当時5歳の少女ジョジさんを消防士から託されます。 全身にひどい火傷を負い、息をしていなかったジョジさんを抱えていたピーターさんは一刻を争う状態だと判断します。 救急車を待つ猶予すらないと思い、パトカーに乗せ病院へ向かいます。心肺停止していたジョジさんでしたが、病院に到着するまでに自力で呼吸できるほどになっていたそうです。 もし救出された時に救急車を待っていたら、車内での蘇生措置がなかったら、ジョジさんは命を落としていたかもしれませんでした。 ピーターさんはジョジさんにとって命の恩人なのです。
約18年ぶりに再会を果たす
その女性はJosi(Josibelk) Apontiさん(23)。東コネチカット州立大学の学生で、2年前にネットを駆使して、命の恩人である元警察官のPeter Getzさんの連絡先を突き止めていたという。そして今年に入って見事に大学の学位を取得。先日行われた卒業式に、自分を生かしてくれた人としてPeterさんを招き、約18年ぶりに再会を果たした。
私は単なる歯車の1つにすぎない
Peterさんは以前の取材でも「私は勇敢で英雄的なハートフォード消防隊のメンバーに心から敬意を表しています。彼らは激しく燃え盛る火の中に突入し、Josiさんの居場所を見つけ、彼女を運び出してくれた。本当にありがとう」とコメントしている。Peterさんによれば火災があった日、その地区を担当していた彼は消防隊員が消火に取り組む姿を目撃、火を消そうと建物の中に駆け込んでいったという。やがて消防隊員からぐったりとしたJosiさんを預けられ、安全な場所へ連れて行くよう指示されたそうだ。
Peterさんは地元紙The Hartford Courantの取材にも「私は歯車の1つに過ぎません。私はただ訓練してきたことをし、しなければならないことを行ったまでです」と答えている。