英国EU離脱は予定通りか露中の動き速し、どうする独
英国EU離脱決定
英国は国民投票を行なってEU離脱を決めた。この結果を受けてEU残留を指示していたキャメロン首相は辞任を決めた。
キャメロン首相辞任を決断
David Cameron to resign as PM after Brexit vote - ITV News
http://www.itv.com/news/story/2016-06-24/david-cameron-to-resign-as-pm/
David Cameron is to resign as prime minister after the UK voted to leave the European Union in a historic referendum, with his successor in place by October.
辞任と言ってもすぐに辞任するわけではなく10月までは首相でいる。
すかさずスコットランドが声明、独立再燃か
昨年だったか、スコットランドが独立するかどうかで投票を行ない僅差で英国残留となった。今回のEU離脱国民投票に付いていえば、このスコットランドに圧倒的に残留指示に投票した人が多かった。そこで、今回の結果から、早速スコットランドが動きそうな気配だ。スタージョンFM(スコットランドの首相にあたる)の声明によると、ひょっとすると独立運動が再燃してスコットランドだけEU入りをする動きとなるかもしれない。
Nicola Sturgeon: Second independence referendum highly likely - ITV News
Read Nicola Sturgeon: Second independence referendum highly likely la on ITV News. All the Friday 24th June 2016 news
スコットランドは独立する動きのようだ。
フランスが呼応
フランスでは国民戦線のルペン代表が(まるで英国の動きに呼応するかのように)フランスもEU離脱するかどうかの選挙をするべきだと言っている。「フランスの極右政党、国民戦線(FN)のマリーヌ・ル・ペン党首は、英国のEU離脱について「自由の勝利」だとして歓迎。さらに、オランダの極右政党である自由党のヘルト・ウィルダース党首は「われわれは、自身の国、資金、境界、そして移民政策を管理したい」とし、オランダでもEU離脱の是非を問う国民と表を実施すべき、と述べた。」(『ニューズウィーク』)
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興味深いのは「イランの核問題解決、そして制裁解除の後、イランをSCOに加盟させることにいかなる障害も残っていないとも、プーチン大統領は述べた。」という部分。
米国、イスラエル、サウジ、トルコと対立するイランをすでに取り込んでいると見て良い。
http://jp.sputniknews.com/business/20160624/2364441.html
6月25日、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領の中国訪問の際に、ロシアの半国営石油・天然ガス企業ガスプロムと、中国石油天然気集団公司(CNPC)が、天然ガスの地価貯蔵庫と発電所建設協力に関する覚書に署名する可能性がある。ロシアのマスメディアが伝えた。
中国も内部の権力抗争と外交戦争で必死にもがいている。一歩間違うとガラガラガッシャーン!
既に予想されていた(?)EU離脱
今日の投票結果は日本の各メディアではまるでまさかの離脱みたいな報道姿勢だが、海外では(日本もそうだと思うが)おそらくこういう結果になると予想していたのではないかと私は見ている。それを受けて待ってましたと各国が動き始めた感がある。特にロシアと中国は既に結果を織り込み済みで動いて手を打っている。
英国は昔の大英帝国に回帰しているのだろうか。米国ではトランプが偉大な米国へと回帰を訴えて躍進している。(「偉大な米国」って何だ?差別と暴力と金儲けの野蛮人じゃねか?という声はおいておくとして。)そしてフランスのル.ペンも。どうも流れが世界的な閉塞状態に向かっている。
そうなると、悶々とした状態からそれを打破するために行き着く先は軍事の話となって行くのではないかという気がする。
日本の舵取りは大丈夫かいな?
英国離脱の影響はEUだけの話ではない。日本にも影響は必至なのだが、7月の参議院選挙に向けて日本国民はどう考えるだろうか?経済が停滞する恐れがある(当然一部の金持ちはこういう状況でもしっかり儲けるのでいいのだろうけれど)中、政治の舵取りを誰に任せるか。政権与党の自民党はなんだかんだ言って経験がある。民主党(現:民進党)は政権をとっても政治能力がないことが社会党と民主党の二度の政権でよくわかった。貧困が増えて来れば共産党はブームとなって少しは伸びるだろう。憲法九条を守ろうとする政党が政権を取れば、逆に憲法九条が本当に機能するかどうか(本当にそれが重要な憲法なのかどうか)米中両国に試される事象が起きる事は分かりきっている。
結局「選んだお前たちの責任だ」(アドルフ ヒトラー)
となるわけで、、、。
今回のが引き金になって、世界規模で厳しい状況になるかも。
まだまだ悲劇の序章の始まりにすぎないってか。