英国(イギリス)・EU離脱にイギリスのミュージシャンの反応。70年代席巻、年配気骨ロッカーの意外な反応。
レディオヘッドのトム・ヨークもEU離脱に関して再度の国民投票を求める
イギリスで行われた国民投票でEU離脱が決定したのを受けてミュージシャンは反応を示している。離脱派は52%対48%の得票数で残留派に勝利している。この投票結果は、巨大な経済的不安の引き金となっており、通貨のポンドは1985年以来の最安値を記録している。スコットランドや北アイルランドの住民は残留派のほうが優勢で、こうした地域の政治的指導者は独立のための国民投票を目指す考えを示している。
18歳から24歳の圧倒的多数が残留に投票していたことも明らかになっており、この世代の約75%が残留に投票したという。一方、65歳以上は39%しか残留に投票していない。
午前7時頃までには多くのミュージシャンが国民投票の結果に対する不快感を示している。ジョニー・マーは「いまだかつて多数派が自分のやってることを分かっているなどと言った人はいない。だからこそ、残りのわたしたちは協力し合う意味があるんだ」とツイートしている。
ケミカル・ブラザーズのエド・サイモンズは次のように述べている。「信じられないし、悲しいし、恐ろしいし、苛立っている……理解できないよ。アホな老人が勝利を宣言してるなんて信じられない光景だよ。彼らの貯金や年金は消滅するというのに。バカだな」一方、イヤーズ&イヤーズのオリー・アレキサンダーは「クソッタレ」とツイートしている。
『ハリー・ポッター』シリーズの作者であるJ.K.ローリングは次のように綴っている。「魔法をもっと求めることになるなんて思いもしなかった。スコットランドは独立を目指すでしょう。デイヴィッド・キャメロン首相の功績は二つの連合に分割したことになるわ。離脱も分裂もどちらも起こらなくていいものだったのに」
ベル・アンド・セバスチャンのスチュアート・マードックは、スコットランドが独立を目指すだろうとして、次のように述べている。「悲しい、悲しい、悲しいよ。ヨーロッパよ、スコットランドの人民はヨーロッパから長く離れることになるなんて考えてもいなかったんだ。おそらく、これは新たな始まりなんじゃないかな?」
労働党の運動員で「ピープ・ショウ」に出演している俳優のロバート・ウェブは、世代別の残留投票率を参照しながら「これが悲しすぎるところだよね。キッズたちよ、ゴメン。イギリスはまた白昼夢でも見てるんだ。元気を出そう、何ができるか見ていこう」とツイートしている。
リリー・アレンは「ミレニアル世代は素晴らしいわ。マジでブチ切れてるわよ。どうして国民保健サービスと経済が強くなるのよ。スウィンドンからずっと泣いてたわ。冗談じゃなくね」と述べている。
ミュージシャンの大半は残留を支持していたが、ザ・フーのロジャー・ダルトリーやアイアン・メイデンのブルース・ディッキンソンは離脱を支持している。
シェールも離脱を支持しており、勝利を祝福するツイートのなかで「すべてのUKの人々にとって最善の選択よ」と述べている。
https://twitter.com/cher/status/746176719585951744?ref_src=twsrc%5Etfw
ピーター・バラカンさん「大英帝国の変なプライド今も」:朝日新聞デジタル
http://digital.asahi.com/articles/ASJ6Q4TK5J6QULZU00P.html?rm=455
英国の人たちが離脱を選んだことに、僕は複雑な思いです。 英国は自分の道を1人で歩くことになるのか。本当に1人でやっていけるのか。もちろんそんなわけはないですから、前より不利な状況で欧州の国々と付き合…
ブライアン・イーノ、英国のEU残留を呼びかける声明を発表。全文訳を掲載
NME Japan ブライアン・イーノはイギリス国民に今週の国民投票でEU残留に投票するよう呼びかけている。... | indienative http://www.indienative.com/2016/06/eu9874/ イギリスのユーロ離脱を受けて、アーティストや著名人の様々な反応 pic.twitter.com/lQlBFV4kVK— Kindness | NME Japan デーモン・アルバーンはイギリスのEU離脱に言及して、「民主主義が我々を裏切った」と宣言している。... |
シェールも離脱を支持しており、勝利を祝福するツイートのなかで「すべてのUKの人々にとって最善の選択よ」と述べている。」
どちらかというと離脱支持ミュージシャンは年配層、しかも70年代元祖悪ガキ改革ロッカーのロジャー・ダルトリ―が離脱支持者として表明とは・・・。ロックの本質がここでも崩れて、回顧・回帰主義になる。2年をかけてEU完全離脱。しばらくの残留・離脱共に間、軋轢・対立は表面化するだろう。ひょっとすると、ひっくり返るかもしれない。