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原発汚染土と同様なウラン残土を110万個のレンガにして再利用、要注意放射性廃棄物拡散

原発汚染土と同様なウラン残土を110万個のレンガにして再利用、要注意放射性廃棄物拡散

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Fossils15Fossils15
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原発汚染土と同様なウラン残土を110万個のレンガにして再利用、要注意放射性廃棄物拡散

環境省は8000Bq/kg以下の除染土を公共事業で再利用することを決めたが、かつてはウラン採掘で出た残土をレンガにして販売したことがありその放射能は0.35μSv/hと高かった。

汚染は終わっていない。3月末時点で確認されている指定廃棄物は12都県で約17万トン。また福島県内での除染処理によって集められた汚染土等は、2千万立方メートルに及ぶ。最終処分場は素案すら発表されていない。

そんな中、環境省は恐るべき計画を打ち出した。『環境エネルギー政策研究所』所長の飯田哲也さんが指摘する。
「3月に発表した、8000ベクレル以下の除染土を公共事業に利用する計画で、覆土などをしたうえで再利用しようというものです。汚染が拡散される恐れがあります」
小さくして、閉じ込めて、人間社会から隔離する。それが放射性物質を扱う際の大原則だが、環境省の計画はこの真逆を行く、と飯田さん。

「目前の問題に追われているうちに場当たり的な対応しかできなくなっている。再利用しか出口がないとして、そこで突破を図ろうとしています」

出典: 除染土を公共事業に利用する計画で汚染が拡散される恐れ|週刊女性PRIME [シュージョプライム] | YOUのココロ刺激する

	

人形峠のウラン採掘で出た残土が放射線を出すレンガに加工され110万個が売られた

ウランレンガ1個90円。通信販売でも販売 さりげなく売られている

			
放射性廃棄物は当然だが、厳重に管理されるべきものだ。絶対に一般社会に出してはいけない。ところが今、ほとんどの人に知られることなく、放射線を出すウランレンガが出回ったり、放射線を出す美術館があったりする。岡山県と鳥取県との県境に位置する「人形峠」ではかつてウラン鉱石を掘り出していたが、その残土(捨石)が放射線を出すのに数十年も処理がされなかったのだが、やっと決まった処理がレンガに加工して人形峠から出すことだった。

出典:放射線を出すウランレンガが出回っている! ーー人形峠の今ーー

週刊AERA2010年2月22日号の原文
日本原子力研究開発機構の発表では、残土の放射線量は平均で毎時0.28マイクロシーベルト(μSv)と自然界の0.08~0.1μSvの3倍以上。レンガの一般販売は問題ないのだろうか。 技術センターの山平秀弥総務課長は、「財団法人・原子力安全技術センターの試験で安全確認されています。何の問題もありません」と、その安全性を強調する。この安全確認は、レンガの上で一日5時間過ごすとの仮定で出されたものだ。
一方、地元で30年以上の反核運動を続ける市民団体「核に反対する津山市民会議」メンバーの石尾禎介さんは、「機構のこのやり方は受け入れられない」と憤る一人だ。
冒頭の直売場を訪れるまで、私は石尾さんが組んだ視察団(約10人)に加わり、技術センターとその周辺施設にいた。視察団と機構の両者が各施設の放射線量を測定したところ、残土からは最高で毎時0.9μSv、レンガからは最高0.35μSvという値を検出した。

出典:放射線を出すウランレンガが出回っている! ーー人形峠の今ーー

	

アトムワールドの入口。ウランレンガの花壇

茨城県の原研機構本部の駐車場や隣接するアトムワールド(PR館)の花壇などに1万個が受け入れられた。

簡易的な換算では空間線量が0.35μSv/hの場合、放射線を出すレンガに含まれる放射能は約1532Bq/kgだが、原研機構はレンガ表面の線量が0.22μSv/h、放射能濃度が570Bq/kgで規制基準を下回るという。

財団法人原子力安全技術センターによる物性確認試験で、製品のレンガは、その放射能濃度が0.57ベクレル/グラムであり、規制対象となる濃度(74ベクレル/グラム)を下回っていることから、原子炉等規制法の対象外です。なお、この放射能濃度は、国際原子力機関(IAEA)が定めている規制を必要とするレベル(1ベクレル/グラム)や、文部科学省が定める「ウラン又はトリウムを含む原材料、製品等の安全確保に関するガイドライン」(平成21年6月)の対象となるレベル(1ベクレル/グラム)と比較しても半分程度の値です。
また、レンガ表面の放射線量率は平均0.22マイクロシーベルト/時であり、花崗岩(みかげ石、高いもので0.2マイクロシーベルト/時)程度の値です。

出典:人形峠製レンガの安全性|プレス発表|発表・お知らせ|独立行政法人 日本原子力研究開発機構 人形峠環境技術センター

	

「0.1μSvは年間で一般人の被ばく上限である1ミリSvに相当するので、原子炉等規制法に基づき厳重に保管されます。それを上回るレンガが一般流出できるのは規制法の対象外だからです。この危険なものを、一般社会にばら撒いてはいけない」  安全と危険。両者の見解はまったくの平行線だ。  いずれにせよ、規正法の対象であれ対象外であれ、放射線は放射線だ。安全とは誰も断定できない。 http://homepage2.nifty.com/kasida/environment/frame-renga.htm

危険なだけでなく多くの矛盾を含む原発汚染土の再利用、偽装誘発の恐れ、有償引き取りも議論。

汚染土は、全国であつれきを生んだ震災がれきより放射能濃度が高い。環境省の公開の会合では利用者へのインセンティブが議題に上り「使う動機づけがなければ普通は通常の土を使ってしまう」との発言も出た。
こうした議論を熊本一規・明治学院大教授(環境政策)は「経済的メリットを与えて引き取らせる『逆有償』になる危険性が高い」と懸念する。再生資材を装い、逆有償取引で廃棄物を押し付ける事件は、土壌埋め戻し材「フェロシルト」や鉄精製時に排出される「スラグ」などで後を絶たない。熊本氏は「逆有償で引き取らせれば、その後不法投棄される危険性もある。再利用は汚染の拡散につながる」と批判した。

出典:原発汚染土 再利用、偽装誘発の恐れ 有償引き取りも議論

	

放射能濃度を巡る主な基準

2012年1月全面施行の放射性物質汚染対処特別措置法は8000ベクレル超の廃棄物を「指定廃棄物」として国が処理し、それ以下は一般の廃棄物と同様に処理することにした。8000ベクレルは原子炉等規制法に基づく一般人の年間被ばく線量の上限値1ミリシーベルトから導いた数値。100ベクレルと8000ベクレルの違いを環境省は「再利用」と「廃棄処理」の違いと説明していた。

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