日本では10万円以内に収まる盲腸手術。アメリカで手術をすると治療費はいくらかかるのか?恐ろしい金額になる事がわかった

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アメリカの医療費はとにかくバカ高いことで知られています。アメリカには日本のような国民健康保険制度がありません。かといって何もないわけではなく、民間の保険会社(ブルークロス、ブルーシールド、パシフィックケアなど)が提供する保険から自分にあったものを吟味して加入すればいいわけですが、例え民間の保険会社を使ってもおいつかないくらいの高さになっている構図に。


とある20歳のアメリカ男性のお話


海外サイトで、20歳の男性が盲腸を発症。入院して手術した場合にかかった費用明細が公開されており話題となっていた。


10月に盲腸の手術をするまで、アメリカでの医療費というものについて、まったく理解していなかった。みんながこの請求明細書を見て、アメリカで急に病気になってしまった場合、治療費がいくらかかるのか、しっかりと頭に刻み込むべきだと思い、公開することにした。


これがもらってびっくり、度肝を抜いた医療費の請求書である。トータルの金額が書いてあるが、55,029.31ドル(約575万円)だ。とても自分の手におえる金額ではない。幸い保険に入っていたのでその80%はなんとかまかなえたが、それでも残り11,119.53ドル(約116万円)を払えだなんて、今のぼくにとってはは大変な額だ。 



これは請求明細書の裏面。ぼくが受けたサービスの明細だ。いかに法外な金額がふっかけられているかがわかると思う。術後の回復室にはせいぜい二時間しかいなかったのにその使用料は7,501ドル(78万円)、入院はたった1泊なのに、部屋代と食事代が4,878ドル(51万円)っていったいなんなんだ? それに、彼らは4,500ドル(47万円)もする麻酔を使ったようだ。


 

最後に手術そのものの費用16,000ドル(167万円)が出てくる。これって、なにかおかしくないか?



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この男性は幸い保険に加入していましたので支払額は575万円から116万円になりました。盲腸で1泊入院で、残り20%の自己負担額、116万円を支払わなければならないわけですが、これでも日本で手術をすればだいたい10万円くらいに収まりますので、それから考えたらバカ高い医療費になるわけです。


アメリカの民間保険には入院治療費を全額負担してくれるメニューもありますが、それだと保険の掛け金も高額となってくるので、アメリカでの貧困層は重い病気になったら「死」を意味する事と同義なのでは?


さらにアメリカでは州、地区によっても医療費が異なっていて、最も高いのがニューヨーク州マンハッタン区。続いてサンフランシスコ、ロサンゼルス、ボストンと続くようです。


盲腸手術の費用が高いのは突出していますが、保険に入っていないと、盲腸以外の手術に関しても高いようで、日帰りの子宮筋腫外来手術でも100万円以上、虫歯治療2本で10万円以上、出産費用は150万円以上かかるそうです。参考:「アメリカの医療費」について


出典:アメリカで盲腸の手術をすると治療費はいくらかかるのか? : カラパイア

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Sharetube