[米大統領選] ミュージシャンが大迷惑! ドナルド・トランプ氏は泥棒
クイーン、またもやドナルド・トランプ氏に曲を使用される
月曜日(7月18日)アメリカで開かれた共和党全国大会のニュースを見ていて、「あれ?」と思った音楽ファンは少なくなかったのでは? 先月、ブライアン・メイが「もう使わせたくない」と話していたにもかかわらず、ドナルド・トランプ氏が登場した際に、またもやクイーンの「We Are The Champion」が流された。
出典:クイーン、またもやドナルド・トランプ氏に曲を使用される 僕らがトランプ氏の政策をどう見ているかは別として、クイーンの音楽が政治的キャンペーンの道具として使用されるのを許すのは、僕らのポリシーに反する。僕らの音楽は夢や信念を具象化しているが、それは、音楽を聴き楽しみたいと思う人々に向けたものだ」とコメントしていた。 出典:クイーン、またもやドナルド・トランプ氏に曲を使用される 出典:ドナルド・トランプ、ローリング・ストーンズの楽曲の使用中止要請を拒否 しかし、ドナルド・トランプは7月22日にクリーヴランドで開かれた共和党大会の75分間の演説の最後にこの曲を流している。 出典:ドナルド・トランプ、ローリング・ストーンズの楽曲の使用中止要請を拒否 出典:ローリングストーンズにはドナルドトランプ氏に楽曲の使用中止を命じる権利があるのか(栗原潔) - 個人 - Yahoo!ニュース 出典:ローリングストーンズにはドナルドトランプ氏に楽曲の使用中止を命じる権利があるのか(栗原潔) - 個人 - Yahoo!ニュース 出典:ローリングストーンズにはドナルドトランプ氏に楽曲の使用中止を命じる権利があるのか(栗原潔) - 個人 - Yahoo!ニュース 出典:ローリングストーンズにはドナルドトランプ氏に楽曲の使用中止を命じる権利があるのか(栗原潔) - 個人 - Yahoo!ニュース これを防ぐためには「アーティスト(のマネージメント事務所)・作詞家・作曲家と直接契約して許諾をもらえ」とも書かれています。ことは著作権だけの問題ではないのです。 出典:ローリングストーンズにはドナルドトランプ氏に楽曲の使用中止を命じる権利があるのか(栗原潔) - 個人 - Yahoo!ニュース 出典:The Rolling Stones ドナルド・トランプに自分の音楽の使用を禁止したアーティスト…アデル、ローリング・ストーンズ、トゥイステッド・シスター、スティーブン・タイラー、REM、エルトン・ジョン、クイーンの他、故人ジョージ・ハリスン、パバロッティ※遺族の意志 http://www.independent.co.uk/news/world/americas/us-elections/musicians-who-want-donald-trump-to-stop-playing-their-music-a7151171.html … ドナルド・トランプ、ローリング・ストーンズの楽曲の使用中止要請を拒否 http://nme-jp.com/news/23604/ この人は例え票数を獲得したとしても、大統領になるべきじゃないだろ(笑)人の器としてどうかと思うね、票入れた人も含めてね。 ジョージ・ハリスンの遺産管理団体、ドナルド・トランプ氏の曲使用に「不快」utm_source=tw_itm_barks&utm_medium=social&utm_campaign=tw_auto" Queen Donald Trump Entrance at GOP Convention (C-SPAN)
メイは6月初め、「ドナルド・トランプがアメリカのテレビで僕らの曲We Are The Championを彼の“テーマ”ソングとして使用したことに対し、僕のもとに苦情が殺到した。これはクイーンの正式な声明ではない。しかし、僕は、曲の使用許可は求められてもいないし与えてもいないと断言できる。これ以上使用されないようにするためにどうしたらいいか、相談しているところだ。
Queen 故パバロッティさん家族、トランプ陣営に歌の使用中止を要請
[ローマ 21日 ロイター] - イタリア出身の世界的テノール歌手だった故ルチアーノ・パバロッティさんの家族は、米大統領選で共和党候補に指名されたドナルド・トランプ氏が選挙活動で、パバロッティさんが歌うプッチーニ作の名曲「誰も寝てはならぬ」を頻繁に流していることについて、本人の意思にそぐわないとして、使用中止を求めた。
Pavarotti - Nessun Dorma
イタリアにいるパバロッティさんの家族は「ルチアーノ・パバロッティが音楽家としてのキャリアを通じて表現した兄弟愛や連帯を重視する価値観は、トランプ氏の世界観とは全く相いれないことを思い起こしてほしい」とするコメントを発表した。
ドナルド・トランプ、ローリング・ストーンズの楽曲の使用中止要請を拒否
ドナルド・トランプはザ・ローリング・ストーンズが要請していた楽曲の使用中止を拒否し、共和党全国大会で行った演説の最後に“You Can’t Always Get What You Want”を使用している。
"YOU CAN"T ALWAYS GET WHAT YOU WANT" ... REALLY? ザ・ローリング・ストーンズは5月の声明で「今すぐに使用を中止するよう要請した」と発表し、ドナルド・トランプに1969年にリリースしたこの楽曲の使用を許可していないと訴えていた。
(c)AFP /Brendan Smialowski ローリングストーンズにはドナルドトランプ氏に楽曲の使用中止を命じる権利がある
ローリングストーンズの楽曲の著作権を管理しているのは、著作権管理団体のASCAPです(楽曲によってはBMI等の別の管理団体が管理しているかもしれません)。日本におけるJASRAC等と同じです。
American Society of Composers, Authors and Publishers - Official Site
米国の選挙活動における楽曲の権利処理については、ASCAPのサイトに”USING MUSIC IN POLITICAL CAMPAIGNS: What you should know”というそのものずばりの資料が載っています(BMI等の他団体でも事情は同じと思われます)。
楽曲を動画のBGMとして使用する場合(いわゆるシンクロ権)、CD音源を使用する場合、テレビCMで使用する場合等は、ASCAPに所定の使用料を払うだけでは足りず、音楽出版社からの許諾を得る必要があります。
ただし、音楽出版社は特にアーティスト(作詞家・作曲家)の意向を聞くことなく、料金の折り合いさえ付けばメカニカルに許諾してしまうことも多いようです。トランプ氏がちゃんと金を払って権利を買っているというのはこのことを指しているのでしょう。
Ignores CEASE & DESIST Rolling Stones & Pavarotti 7/16/16
この文書にはそのものずばりの質問「選挙活動向けに適切な著作権ライセンスが行なわれた場合でもアーティストに訴えられる可能性はありますか?」が載っており、それに対する回答には「はい、アーティストが選挙活動に自分の楽曲が使用されるのを好まない時は、”パブリシティ権”の侵害、連邦商標法で規定された商標の希釈化や”false endorsement”を根拠に訴えてくる可能性があります」と書かれています。