[ランキング] 盗難件数ワースト1 プリウスが狙われる理由
車両盗難件数は2年連続でプリウスがワースト
日本損害保険協会の報告によると、損害保険会社が2015年11月に保険金を支払った事案で、プリウスは最も「盗まれた」車種となっている。
出典:なぜ、プリウスは「車上荒らし」に狙われやすいのか? 順位 車種 件数 構成比 1 プリウス 62 19.9% 2 ハイエース 55 17.6% 3 ランドクルーザー 23 7.4% 4 アクア 18 5.8% 5 クラウン 15 4.8% ZUU online
お知らせ − ニュースリリース https://www.sonpo.or.jp/news/release/2016/1603_01.html 損害保険会社の事業者団体、一般社団法人 日本損害保険協会のサイト。損害保険業界のニュースをはじめ、損害保険の基礎的な知識や統計、防災・防犯・交通安全に関する情報が満載。 静粛性が仇に 海外で人気のプリウスは外国人窃盗団のターゲットにもプリウスは低速時の静粛性が高いのが特長であるが、それがかえって仇となり盗難にあっても気づかれにくい。 | ZUU online 海外でも人気の高いプリウスは、外国人の窃盗団のターゲットにもなりやすい。窃盗団の手口は、以前はキーと車両IDコードを照合するイモビライザーをカットするイモビカッターが一般的であった。メーカーも対策を講じ、イタチごっこを繰り返してきたが、最近ではイモビライザーを無力化するキープログラマーが主流になりつつあるという。 | ZUU online キープログラマーでスマートキー車が盗まれる? 「車上荒し」はワースト2位 2013年、2014年はワースト1位日本損害保険協会が今年3月に発表した『自動車盗難事故実態調査』によると「車上荒し」に狙われやすい車種ランキングの1位はトヨタ ハイエース、そして2位がトヨタ プリウスとなった。 |
順位 車名 支払件数 構成比
1 ハイエース 48 9.8%
2 プリウス 39 8.0%
3 クラウン 14 2.9%
4 ヴォクシー 13 2.7%
5 ベンツ 12 2.4%
レンジャー 12 2.4%
ワゴンR 12 2.4%
プリウスのバッテリーは高価なため、中古パーツの需要がある
プリウスのパーツで、車上荒らしに狙われやすいのがバッテリーである。経年劣化したプリウスのバッテリーは、交換費用が約50万円と高額なことが理由とみられる。盗まれたプリウスのバッテリーは、6〜12万円程度で取引されているという。被害にあったオーナーは、バッテリーの費用だけでなく、窃盗の際にアッセンブリーパーツを壊されるなどして、80万円以上の修理費がかかったケースもある。
出典:なぜ、プリウスは「車上荒らし」に狙われやすいのか? Thieves now stealing batteries from hybrid/electric cars. Appear to be pros because of danger of electrocution.pic.twitter.com/F2qWXLnoe1 ZUU online 日本のみならず、米国でもプリウスのバッテリーが車上荒しに遭うケースが多発している。サンフランシスコでは、ショッピングセンターなどの駐車場で、プリウスのリアウィンドウが壊され、バッテリーが盗まれる事件が日常的に起きているという。