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スクラブなどに含まれるプラスチック製マイクロビーズは海に流れて魚に取り込まれ生態系のリスクを高める

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スクラブなどに含まれるプラスチック製マイクロビーズは海に流れて魚に取り込まれ生態系のリスクを高める

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Fossils15Fossils15
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スクラブなどに含まれるプラスチック製マイクロビーズは海に流れて魚に取り込まれ生態系のリスクを高める

生態系にリスクをもたらすマイクロビーズの主な排出源は練り歯磨きや洗顔料のスクラブなどのパーソナルケア製品を作る化粧品などの業界。自然由来の製品に切り替えが進むが規制はバラバラで海洋汚染は続く。

マイクロビーズとは?
歯磨き粉やスクラブなどのパーソナルケア製品に含まれる、あのつぶつぶです。実はあれ、プラスチックの一種なんです。

製品表示で、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタラート(PET)、ポリメタクリル酸メチル樹脂(PMMA)、ナイロンなどと書かれているものが該当します。
マイクロビーズは、小さすぎるため、下水処理の段階で取り除くことができません。結果、海に流れ出て、魚の体内など海の生態系に取り込まれていきます。

出典:1日800万トンのプラスチックが、世界の海に流れ出ている

	

東京湾で取れたイワシの8割からマイクロプラスチックが内臓から検出され、そのうちの1割はマイクロビーズが占めていた。

 ごみとして海に浮遊する五ミリ以下の大きさの微細なプラスチックを、東京湾で捕れたカタクチイワシの八割近くの内臓から検出したとの調査結果を東京農工大の高田秀重教授らのチームがまとめた。


 大きさが五ミリ以下の微細プラスチックは「マイクロプラスチック」と呼ばれる。レジ袋などのプラスチックごみが紫外線や波で砕かれてできたと考えられ、東京湾をはじめ日本周辺の多くの海域で浮遊していることが確認されている。


 また約一割は、古い皮膚や汚れをこすり落とすため洗顔料などに入れられている「マイクロビーズ」と呼ばれる微粒子だった。通常は下水処理場で取り除かれるが、大雨で下水管があふれた際に東京湾に流れ込んだと考えられるという。
 高田教授は「予想より多く、東京湾の魚は日常的にプラスチックを食べていると考えられる。世界の報告例と比べても多い方だ」としている。

出典:東京新聞:イワシ8割から微細プラスチック おなかに東京湾のごみ:社会(TOKYO Web)

	

世界の海には5兆個のマイクロプラスチックが漂い、PCBなどの有害な化学物質を吸着・濃縮する性質から摂取した魚の脂肪に蓄積し、食物連鎖を通じて人間にも蓄積する危険がある。

 世界の海には5兆個のマイクロプラスチックが漂っていると推定され、プランクトンの数より多い海域もあるとされる。食べた生き物の体内に、プラスチックに付着した有害化学物質が蓄積する恐れも指摘されており、昨年の主要国首脳会議(サミット)で対応策が議論されるなど国際的課題になっている。
 海外では、米国や英国、インドネシアでの調査で魚からプラスチックが検出されているほか、ウミガメやクジラ、二枚貝からも見つかっている。また海鳥全体では、90%の胃腸にプラスチックが取り込まれているとの推計もある。
 高田教授によると、プラスチックは海に溶けたポリ塩化ビフェニール(PCB)などの有害化学物質を吸着して濃縮する性質があり、これを摂取した生物の脂肪に蓄積される可能性がある。
 こうした懸念から、昨年ドイツで開かれたサミットでは、プラスチックを含む海洋ごみの対策強化が首脳宣言に盛り込まれ、国連主導の実態調査も始まった。
 高田教授は「海へ流入するプラスチックは、分解が極めて遅くどんどんたまる。手を打たなければ今後20年で10倍になるという推定もある」と警鐘を鳴らす。

出典:東京新聞:イワシ8割から微細プラスチック おなかに東京湾のごみ:社会(TOKYO Web)

	

マイクロビーズの廃止など削減に向けた対策方針の有無を、世界トップの30社の化粧品企業などに聞いたグリーンピースは、調査の結果をランキングにして発表した。

30 社のうち 29 社が、すでにマイクロビーズの使用を禁止するという方針を出している、または方針を出す用意がありました。
しかし、方針の内容は企業によってさまざま。
マイクロビーズの種類や製品を限定しているので、このままでは、包括的に海の汚染を防ぐのが難しいことが明らかになりました。
例えば、国内ではマイクロビーズを使っていない商品を販売していても、海外各国で販売している製品に関しては規制がはっきりしない、というケースもありました。
よって、海を守るために必要なことを全てカバーし、満点を獲得した企業はありませんでした。
当たり前ですが、世界中の海は繋がっています。今のままでは、プラスチックの脅威から海をきちんと守ることができないんです。

出典:「方針の範囲がバラバラで、海洋汚染が防げない」

	

マイクロビーズ使用業界のスタンダード作り、各国政府の禁止法、消費者の含有製品を避ける選択によって海を守る必要がある。

調査をしてわかったのは、どこの会社が特別悪いというのではないということ。
業界のスタンダードがない状態で、各社の自主規制に任せているのでは環境汚染の広がりは止められません。その解決のためには、業界のスタンダード作りを続けながらも、やはり各国政府によるマイクロビーズ禁止法が必要です。
そして私たちの普段の生活でも、すぐにできることがあります。
なるべく製品ラベルをチェックし、マイクロビーズを含む製品を避けること。
そして、自分のお気に入りのブランドが、もしマイクロビーズを使っていたら、「マイクロビーズを廃止して、海をまもって!」という、お客様の声を企業に伝えてみましょう。

出典:きれいな海を守るために必要なこと

	

ドイツの海岸に座礁したクジラの胃の中からは大量のプラスチックのゴミでいっぱいになっていた。

ドイツの海岸に巨大なマッコウクジラが死亡して打ち上げられたことがありましたが、それらのクジラの検視の結果、「胃の中が大量のプラスチック、あるいは自動車部品などで満杯になっていた」ことがわかったことが、先日報道されていました。

今、ヨーロッパ全域で、かつてないほどのクジラの大量死が続いています。
それらのすべての胃を調べたわけではないでしょうが、少なくとも、現在、海にいるかなり多くのクジラたちの胃が、「プラスチックだらけ」になっている可能性があるようです。

ちなみに、このドイツのクジラたちの死はこのプラスチックが原因であるわけではないようですが、「多くのクジラの胃がこのようになっている可能性」を示したという意味で、科学者や海洋生物学者たちには衝撃的だったようです。

出典:ドイツの海岸に打ち上げられたクジラの胃の中は「プラスチックのゴミで満杯」だった

	

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