「命を救うために原爆は使われた」・・・アメリカ国内向けの理不尽な原爆投下の正当化、軍・科学者の暴走をトルーマンは止められなかった。

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「命を救うために原爆は使われた」・・・アメリカ国内向けの理不尽な正当化


NHKが入手した原爆投下責任者、グローブス准将の証言テープ記録は衝撃だ。原爆投下はトルーマン大統領決断ではなく、軍・科学者主導、破壊力実験として原爆は落とされたということ。当初の計画は・京都・に原爆を落とすという。だが、段々・広島・に変わる(京都も広島も同様に市民いるが、ヒロシマが軍事都市として意図的に偽情報報告書を軍がつくり、トルーマン大統領に提出。確かに広島いは第2総軍・陸軍本部があった。しかしそのことは、市民をも殺戮する手段として利用された誇大情報)。「アメリカがヒトラーを凌ぐ残虐行為をしたという汚名を着せられないか」これは、京都に2度行った事のあるスティムソン補佐官により指摘され、「京都に原爆を落とすことは、市民も巻き沿いになる」という事、アメリカの国益に損なうという点から外された(広島・長崎も同じではないかと思うけれど)。グローブス准将は、最後まで京都原爆投下にこだわっていた。原爆投下責任者・グローブス准将の証言・音声テープを聞いて、憤り怒りがこみ上げる。原爆破壊力の実験として市民を犠牲にすること、半径5キロに渡り重要不可欠という軍と物理・科学者等の発言とともにあまりのも超理不尽な殺戮・虐殺の肯定的処理・・・彼等の行為はナチス、ヒトラーと同様にみえる。トルーマンは、アメリカの文民統制最高責任者として、軍のヒロシマ・ナガサキ市民を巻き込む暴走実験、原爆投下計画を止められなかったのだ。日本に3発目の原爆が落とされる間際で、閣僚集めトルーマンが中止を決定したという。ここでやっと文民統制が機能する。当時のトルーマンの言葉、「新たに10万人、とくに子供たちを殺すのは、考えただけでも恐ろしい」という文言が残っている(グローブスは直ちに3発目原爆投下準備に入っていた。しかし、なぜ、長崎の前でもトルーマンは軍の暴走を止めれなかったのか?おそらく背景にまだ解明出来ていないアメリカ軍産複合同時進行圧力があるかもしれない)。トルーマンの声明、長崎原爆投下後「戦争を早く終わらせ、多くの米兵を救うため原爆投下を決断した」。つまりトルーマン大統領声明は「命を救うために原爆は使われた」という原爆使用肯定の見方をアメリカ市民向けとして公的に示した。以来、この市民大虐殺・ジェノサイドの事実を顧みず、アメリカに都合よい隠蔽と、トルーマン大統領の原爆投下・軍の暴走を止める事の出来なかった責任逃れとして、この発言が、アメリカ市民に広く・刷り込まれる・ことになる。これが、アメリカは戦争を終結を早めるために原爆を使用したことは、同時に犠牲を少なくする意味でも正しかった、という原爆投下肯定の世論形成になる。しかし、事実は全く異なるし、この事実はアメリカ市民が自ずと知るべきと思う。この広島・長崎原爆投下に関しては、あらためてオバマ大統領が、アメリカの隠蔽した負の歴史を謝罪すべきであると強く思う。5月のオバマ広島来訪で、行うべきであった。











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Sharetube