職場で好感度UP!!「クッション言葉」を習得しよう!
そもそも「クッション言葉」ってなに?
クッション言葉とは…相手に何かをお願いしたり、お断りをしたり、意義を唱える場合などに、言葉の前に添えて使用する言葉です。ビジネス上では様々な状況で使われています。
上手に活用することによって、直接的な表現を避けられ、丁寧で優しい印象を与える効果があります。
否定的な言葉を言いにくい内容でも、相手に失礼にならずに伝える事が出来、大変役に立ちます。
★代表的なクッション言葉
伝える内容の前に添えるだけで印象的になります!・恐れ入りますが
・申し訳ございませんが
・失礼ですが
・早速ですが
・あいにくですが
・差し支えなければ
・お手数をおかけしますが
・できましたら
・今、よろしいでしょうか?
・申し上げにくいのですが
・もし、よろしければ
★状況別クッション言葉
・【依頼】のクッション言葉 一例相手に何かを依頼する際に、依頼主がもし直接的な表現を使えば、命令されているような気分になり、相手に不快感を与えるかもしれません。
相手に依頼を気持ちよく引き受けてもらうには、命令表現を、例えば「~していただけませんか?」のように「お願い」して「質問」する形に変えると良いでしょう。
こうすれば相手に「命令」されたという印象を与えないはずです。
お手数ですが(・・・ご記入をお願いいたします)
差し支えなければ(・・・ご連絡先を教えていただけますでしょうか?)
恐れ入りますが(・・・少々お待ちいただけますか?)
大変恐縮ですが(・・・もう一度ご確認下さい)
重ね重ね恐縮ですが(・・・もう一度お送りいただけますか?)
勝手申し上げますが(・・・本日はご都合よろしいでしょうか?)
私ごとで恐縮ですが(・・・来週休暇を頂きたいのですが)
ご多忙中とは存じますが(・・・よろしくお願いいたします)
ご足労をおかけして申し訳ございませんが(・・・お越しください)
ご面倒をおかけいたしますが(・・・ご返答をお待ちしております)
※依頼やお願いの最後の表現を変えるとグッと丁寧に!
・してください→していただけますか/ していただけませんでしょうか
・お願いします→お願いできませんでしょうか
・【反論/反対意見】のクッション言葉 一例お言葉を返すようですが(・・・そのご意見には賛成いたしかねます)
おっしゃることはわかりますが
(・・・こちらの意見の方が正しいのではないでしょうか?)
ご意見なるほどとは思いますが
(・・・こういった考え方もあるのではないでしょうか?)
確かにそのとおりでございますが(・・・○○により賛同しかねます)
・【断る/拒否】のクッション言葉 一例依頼する時よりも難しい断りや拒否の表現。
相手を不快な気持ちにさせない断りや拒否や表現方法を知っておく必要があります。
「できません」「やめておきます」「やりません」の代わりに以下の表現に変えてみると良いでしょう。
申し訳ありませんが(・・・わかりかねます)
残念ながら(・・・今回は見送らせていただきます)
失礼ですが/失礼とは存じますが(・・・欠席させていただきます)
せっかくですが(・・・今回はお受けしかねます)
申し訳ございませんが(・・・今回はいたしかねます)
ありがたいお話ではございますが(・・・ご辞退させていただきます)
身に余るお言葉ですが(・・・今回はご遠慮させていただきます)
大変残念ですが(・・・ご期待には沿えかねます)
大変申し訳ないのですが/大変申し上げにくいのですが
(・・・御社のご提案は今回、不採用となりました)
ご期待に添えず大変申し訳ございませんが
(・・・お断りさせていただきます)
お役に立てず大変恐縮でございますが(・・・ご了承ください)
私どもの力不足で申し訳ございませんが(・・・ご了承ください)
・【報告/説明/感謝】のクッション言葉(ビジネス枕詞) 一例おかげさまで(・・・無事に戻りました)
ご心配かもしれませんが(・・・ご安心ください)
お話し中、大変恐縮です(・・・○○課長にお電話です)
大変申し訳ないのですが/大変申し上げにくいのですが
(・・・今月の目標、達成できませんでした)
誠に恐れ入りますが(・・・よろしくお伝えください)
誠に勝手ながら(・・・お休みさせていただきます)
あいにくですが(・・・席を外しております)
★クッション言葉の活用
状況やシーンによっては尊敬語や謙譲語だけでは、全く失礼のない言い回しにならない場合があります。文例1.
「携帯電話はありますか?」
⇒クッションことば無しの応対
「当店ではお取り扱いしておりません」
⇒クッションことばありの応対
「大変申し訳ございません。当店ではお取り扱いしておりません」
◎ポイント
クッションことば無しの方は、謙譲語や尊敬語の使い方は間違っていま
せんが、やや冷たくそっけない感じがする。
「大変申し訳ありません」という、クッションことばを入れることによって、
相手への気遣いが表せる。
文例2.
「返品したいんですけど」
⇒クッションことば無しの応対
「こちらにお送りください」
⇒クッションことばありの応対
「お手数をおかけしますが、こちらにお送りいただけませんか?」
◎ポイント
クッションことばの「お手数をおかけしますが」をつけて、相手への気遣
いを表す。
さらに、語尾を「いただけませんか?」という依頼の形にすることで、判
断を相手にゆだねる形にする。
クッションことばは、一般に何かを頼む時や断るときなど、言いにくいことを言わなくてはならないときに、多く使います。
クッションことばは、決まったことばがあるわけではありませんが、よく使う言い回しは、ほぼ定型化しているので、覚えてしまいましょう。
もうこれで、自身がつきましたよね?
あとは実践でがんばりましょう!!!