自己破産者でも作れる! 審査が甘いクレジットカードランキング
自己破産をするとブラックリストに登録されてクレジットカードが作れなくなってしまいます。クレジットカードがないとネットショッピングができない、一時的に大きな買い物ができないなど、不便なことが多いです。そんな方のために、自己破産をしても作れるクレジットカードを紹介します。
自己破産をするとブラックリストに登録される
自己破産とは、多額の債務を背負ってしまい、自分自身の力では弁済することが不可能な個人が、裁判所の判断によって免責を認められ、多額の債務の弁済から解放され、人生の再出発をはかることができる制度です。自己破産をするには、裁判所に自己破産の申し立てをする必要があります。申し立てのときには、どういった敬意や理由で自己破産を求めるのかを述べる陳述書や、自分の資産目録を記載した資産目録、そして、借金している相手を記載した債権者一覧表などの書面を裁判所に提出します。申し立てから1ヶ月ほど経過して、裁判官から破産申し立ての内容について、直接口頭で質問を受けます。これを破産の審尋といいますが、破産の審尋によって自己破産を認めるか否かが決められます。審尋の結果、債務の弁済が不可能と判断されれば、破産手続開始決定がされて、債務者にほとんど資産がない場合には同時に破産廃止の決定がされます。
続いて免責の手続きが始まりますが、現在では破産の審尋の段階で、免責を認めるか否かについて判断がされるようです。そうして、裁判所によって債務の支払を免除する決定がくだされて、それから1週間以内に債権者が即時抗告をしなければ免責の決定が確定することになります。
そして、自己破産の申し立てをすると同時に、いわゆるブラックリストに入ってしまいます。実際にはブラックリストというリストが存在するわけではなく、複数の信用情報機関に自己破産の申し立てをした事実が登録されることになります。この情報については、金融機関やクレジットカード会社はいつでも照会することが可能です。
破産(はさん)は、債務者が経済的に破綻して、弁済期にある債務の総債権者に対して債務を一般的・継続的に弁済することができない状態にあることをいう。また、そのような状態にある場合に、裁判所が選任する破産管財人によって債務者の財産を包括的に管理・換価して、総債権者に公平に配分することを目的として行われる法的手続を指すこともある。破産手続。
ブラックリスト入りの期間は?
信用情報機関は複数存在しますが、例えばJICCにおいては、債務者が裁判所へ自己破産の申し立てをしてから5年間、情報を登録しておきます。そして、CICにおいても自己破産の申し立てをしてから5年間登録されるようです。また、全国銀行個人信用情報センターでは自己破産の申し立てをしてから10年間、情報が登録されるようです。自己破産の申し立てをするということは、借金を返済するお金がないということを公然と表明したわけですから、当然、クレジットカード会社にとっては審査を通してはならない人物ということになります。
ちなみに、クレジットカード会社はすべての信用情報機関の情報を照会できますので、裁判所に自己破産の申し立てをしてから、7年~10年間は新たなクレジットカードを申し込んでも、審査を通らない可能性があります。
また、裁判所に自己破産の申し立てをする前に所有していたクレジットカードについては、自己破産の申し立てをしてから10年経過しても、再発行の審査を通る可能性はかなり低いと考えたほうが良いと思います。つまり、そのクレジットカード会社の社内において自己破産の申し立てをしたという情報は登録されているはずですから、永久にブラックの状態にあると考えたほうが良いと思われます。
最後に、自己破産をすると破産決定と免責決定のときの2回、官報に掲載されます。そして、官報に掲載された自己破産情報を管理する会社が存在しますので、官報に掲載された情報の提供を受けるサービスを金融機関やクレジットカード会社が受けていれば、過去の自己破産の申し立てをした事実は、永久に知られる可能性があると思われます。
自己破産から7年経過すると個人信用情報機関に記録された情報が完全に消えるのでクレジットカード発行可能になります。ただし、その7年間はクレジットカードの利用履歴であるクレジットヒストリーが残っていない状態、いわゆるホワイト(利用履歴が真っ白)と呼ばれる状態になり、通常のクレジットカードだと審査に通りにくいです。
1位 審査が最も甘いクレジットカード「ACマスターカード」
ACマスターカードは消費者金融会社のアコムが発行している、年会費無料で作れるクレジットカードです。消費者金融のクレジットカードと聞くとお金を借りて危ないイメージがありますが、ACマスターカードは毎月一括で支払うようにしておけば手数料0円で利用できる通常のクレジットカードと同じように利用できます。日本で発行されているクレジットカードの中で最も審査に通りやすいと言われているクレジットカードなので、自己破産をした人が最初に申し込みしてみるべきカードだと言えます。
2位 ファミマTカード
ファミリーマートやTSUTAYAで利用できるTポイントカードをご存知の方も多いと思いますが、それにクレジットカード機能が付いた「ファミマTカード」というクレジットカードがあります。もちろんクレジットカードなので入会審査がありますが、コンビニが発行しているカードなので他のクレジットカード会社が発行するカードよりも審査が甘いです。
3位 三菱東京UFJ-VISAデビットカード
三菱東京UFJ-VISAデビットカードは、三菱東京UFJ銀行が発行しているデビットカードです。デビットカードはクレジットカードと違ってお買い物と同時に銀行口座から料金が引き落とされる仕組みになっています。そのため毎月一括で支払ったりリボ払いなどの分割払いはできませんが、クレジットカードと違って入会審査がありません。ネットショッピングをするためにどうしてもカードがほしい、クレジットカードではなくても良いのでカードがほしいという方にはデビットカードがおすすめです。