意味がわかると怖い漫画「下校時刻の哲学的ゾンビ」の解説
オモコロというウェブサイトに掲載されている「下校時刻の哲学的ゾンビ」という漫画が面白かったのでご紹介します。その漫画は終わり方に謎があるので、もしかすると意味がわからない方がいるかもしれません。
漫画内には解説がなく、読者に判断をゆだねているんだと思われます。
そこで、筆者なりの解説も書いてみたいと思います。
下校時刻の哲学的ゾンビ
まずは作品をお読みください。
漫画のタイトルに「哲学的ゾンビ」とありますが、そもそも哲学的ゾンビとは何ぞ?
つまり哲学的ゾンビというのは、客観的には普通の人間と区別はつかないけれど、意識(クオリア)のない存在ということですね。ポイントは、はた目からは区別できないけど本人に意識(クオリア)がない、というところです。
ここまでくると、先ほどの「下校時刻の哲学的ゾンビ」の意味がわかってくるのではないでしょうか?
漫画内のコマ割りに注目
この漫画はコマ割りが独特で、右、真ん中、左、と分かれています。向かって左のコマは、すべて主人公の女の子(大朋)の視点だと考えられます。
真ん中のコマは、客観的な視点(テレビカメラのような視点)です。
向かって右側は、友達(龍野)視点です。
まず、前日に謎のキャラメルを食べた友達(龍野)の視点(向かって右側)は最初から消えています。
これは、意識(クオリア)がないことを意味します。
もちろん、客観的には分かりません。
次に、主人公の女の子(大朋)の視点(向かって左側)はキャラメルを食べた途端に消えてしまいます。
こちらも、客観的にはわかりませんが本人の意識(クオリア)がなくなってしまったのです。
二人ははた目には分かりませんが、意識のない存在になってしまったのです。
そう、それはまさに…「哲学的ゾンビ」になってしまったのです。
※ あくまでも筆者なりの解釈です
最後に…
意味がわかるとゾクッとしませんか?二人は他人から見れば生きているけど、本人は意識のないゾンビのような存在なんですね。
でも、誰もそれを証明することはできません。
二人は解剖しても普通の人間と変わりませんからね。
考えれば考えるほど恐ろしいキャラメルです。
あなたなら、こんなキャラメル食べてみたいですか?
私なら嫌ですね。
自分の意識は大事にしたいですから。笑
関連ページ
こちらもどうぞ。↓↓↓↓
http://sharetube.jp/article/4625/
2chの洒落怖から、傑作の怖い話をご紹介します。(僅かながら洒落怖以外も混じっているかもしれません)どれもこれも非常に楽しめますし、隙間時間の暇つぶしにぴったりだと思...
http://sharetube.jp/article/1326/
厳選した「意味がわかると怖い話」をご紹介します。その意味がわかった瞬間に、思わずゾクッとしてしまうような名作集です。ヒント(解説)も書かれていますが、最初はヒント無...
意味がわかると怖い画像集 よく見ると何かがおかしい写真 解説あり
http://sharetube.jp/article/1331/
よく見ると何かがおかしい画像の紹介です。解説も付いていますが、なるべく解説無しで何が怖いのかを探した方が楽しめると思います。心霊などの恐怖写真も多いですので、オカル...