窮地のフランス原発産業に採算度外視で出資する日本企業、仏では市民が赤字電力公社に抗議。
行き詰まりは必死の日本の核燃料サイクル政策維持のためにフランスの原子力産業に出資する三菱重工、日本原燃。フランスの電力公社は債務超過で破綻寸前。
日本原燃とともに数百億円を出資する方向で検討
この処理装置も手掛けたように、アレバは原子炉の製造だけでなく、ウラン採掘から核燃料の再処理や廃炉技術まで幅広く手がける世界的な原子力総合企業。「原子力ルネサンス」がはやされた2000年代の栄華も今は昔。福島第1原発事故で市場環境は一変し、世界各地で受注の延期やキャンセルが相次ぐなど原発需要低迷のあおりで業績が悪化。特にフィンランドで受注した原発建設の難航などで2015年12月期の税引き後利益が20億ユーロ(約2400億円)の赤字を計上している。
そこで再建策が、実質的に約9割出資する仏政府主導で検討された。固まった内容は、大枠として、原子炉製造子会社のアレバNPと、その他の主要事業を移した新会社に分けるというもの。今回、三菱重工が出資するのは、NPでない方の新会社で、その株式の67%以上を仏政府が保有し、残り部分への出資を海外企業に求めている。三菱重工と原燃はこの要望に応え、数百億円を出資する方向で、保有比率は計10%程度の見込み。他に中国企業なども出資を検討しているという。
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グリーンピースは、これらの原発の安全強化、大規模な修理費用に対処する財政的手段を債務超過のEDFは持っていないと批判しているのである。また、EDFの2017年の財務状況は、昨年の経営黒字が160億ユーロに対し137〜143億ユーロと15%以上減少すると発表し、2017年の配当が減少する不安を投資家に与えており、株価が下落し市場に歓迎されない事態となっているという。 仏アレバ支援の「真の狙い」 三菱重工と2018年「核燃サイクル」問題 : J-CASTニュース フランス電力公社の負債740億ユーロに環境団体グリーンピースが抗議、本社ビルを一時占拠のパフォーマンス。
http://www.lemonde.fr/economie/article/2016/12/16/edf-vivement-2018_5049955_3234.html
Pertes & Profits. Les marchés ont envoyé, le 14 décembre, le cours de Bourse de l’électricien au tapis. En cause : la dégradation des résultats financiers mais aussi les incertitudes persistantes concernant les chantiers majeurs que l’entreprise doit mener.