潔癖症を自慢する人は、危険信号かも?
潔癖症を強く主張する人は、危険な信号かも?
私の知り合いにも、男女を問わず自称「潔癖症」が少なくありません。最近は、芸能人や著名人にも自分が「潔癖症」であることを売り文句にしている人もいます。一般的に、不潔を好む人はいないと思われるので、人は誰もが清潔を好む部類に属していると考えます。こうした状況で、なぜ改めて「私は潔癖症」をPRするのかは不明です。もしかしたら、「きれい好き=潔癖症」とでも思っているのでしょうか?でも、何でもそうですが、極端なのは良くないですね。潔癖症も、度を超すと単なる「きれい好き」の範囲を超えて、精神的にもかなりヤバイ状態になります。
「清潔=無菌」と勘違いしている人もいる
度を越した「潔癖症」は、通常の生活にも支障をきたします。例えば、人が触ったドアノブは素手で触れない、人と同じ鍋はつつけない、除菌クリーナー等を携帯しないと外出できない、などです。そもそも、人の肌には常在菌がいて、こうした菌のおかげで皮膚が健康に保たれ、美肌が維持されています。ご存知のとおり、腸にだって菌は無数にいます。つまり、無菌状態では人は生きていけません。すなわち、菌のおかげで健全な身体を保つことができ、病気などに対する抵抗力も維持できています。
行き過ぎた「潔癖症」は精神的なケアが必要かも
潔癖症が原因でちょっとした外出でも不自由を感じるようになってしまった場合は、精神的なケアが必要とされます。「強迫性障害」「強迫神経症」と呼ばれるものです。こうした障害は放置すると、自分はもちろんのこと、周囲の人たちまでをも巻き込んで不幸にしてしまうケースが多いです。周りの人が早めに気づいてあげるのが良いのですが、プライベートな部分でもあり、一人暮らしなどをしているとそう単純な話ではありません。
心当たりのある人は、医師監修のサイトを参考に!
潔癖症に関しては、ネット上に様々なページが存在します。潔癖症に限ったことではないのですが、病気や治療のお話に関しては、「医師監修」のサイトで確認するのが大切です。もちろん、不安があれば早めに病院に行って、専門医に診てもらうのが一番です。とは言うものの、不安だからといってその都度、受診するのは現実的ではありませんね。先ずは正しく理解することから始めましょう。以下、私が読んでみて、信頼性が高く勉強になったサイトです。ご活用ください。
実は、潔癖性が「キレイ好き」じゃすまない危険 : 深読みチャンネル : 読売新聞(YOMIURI ONLINE) 1/6
http://www.yomiuri.co.jp/fukayomi/ichiran/20170412-OYT8T50042.html
おにぎりが食べられない、他人を自宅に入れられない、エレベーターのボタンを素手で触れない――。汚れや雑菌が気になって仕方がない「潔癖性」。キレイ好きと受け止められる風潮がある一方で、度が過ぎると生活に支障をきたすケースも【深読みチャンネル】
いわゆる「潔癖症」どこからが病気なのかについて、精神科医が紹介しています。トイレットペーパーをどれくらい使うかの検証などもあって、とても勉強になります。
気になって仕方がない!さまざまな強迫性障害と対処方法 Doctors Me(ドクターズミー)
https://doctors-me.com/doctor/mental/38/column/4163
「潔癖症」であったり、「物が捨てられない」であったりと、1つのことに異様なまでに神経を払う症状を「強迫性障害」と呼びます。精神疾患の1つですが、意外とこのような気質を持った方は多いのではないでしょうか
潔癖症に伴う、各障害について医師による解説があります。
【医師監修】美肌をつくる?「皮膚常在菌」とは
スキンケア大学 http://www.skincare-univ.com/article/000503/ 最近耳にする「皮膚常在菌」。字を見ると、イヤなイメージがありますが、これらの菌に害はないのでしょうか?今回、ドクターに、この「皮膚常在菌」について解説してもらいました。 常在菌に関して、皮膚科医が紹介しています。洗いすぎも良くないことも記載されているので、参考にしてください。 |