【知らないと損:ビジネス編】早めの行動と素早い行動は違う
「機会損失」ビジネスにおいては、よく耳にするフレーズです。すなわち、せっかくのチャンスを失ってしまったということですね。対応が後手になってしまったため、チャンスを逃すことも多いです。ビジネスにはスピードが大切であることは、誰もが認めることです。しかし、「早めの行動」と「素早い行動」を混同してしまうと空回り状態に陥りますので注意が必要です。
早めの行動とは?
早めの行動とは、文字通り行動の開始を早くすることです。例えば、何らかの締め切り日があった場合など、締め切り間際で慌てないように、早めに作業を開始すること。あるいは、約束の時間に間に合うように早めに目的に向かうこと。などが早めの行動です。つなわち、早めに行動することにより、一連の流れに余裕が生まれます。この余裕は、万が一の際の対応に幅を持たせ、発生する不利益をなるべく少なくするこが可能です。
素早い行動とは?
素早い行動とは、対応速度です。例えば、意図しない事案が発生した際など、それに対応するまでの速さです。すなわち、何らかの突発的な事案が発生した場合の対応能力といえます。早めに行動していても、意図せず発生する事案に対し適切な行動ができないのであれば、素早い行動とはいえません。
ビジネスで成果を生むのは、素早い行動!
「早めの行動」が不要というわけではありませんが、ビジネスにおいては「素早い行動」がより重要です。「早めの行動」は心掛けの行動で、「素早い行動」は成果を生む行動といえます。「早めの行動」自体は、成果を生むことは殆どありません。つまり、早めに行動しても、それだけで評価されることはありません。それで褒められるのは、学生の時期だけです。逆に、早めの行動を評価して欲しいと思っているのならビジネスマンとして失格です。
早めの行動が、素早い行動の質を高める
前述しましたとおり、早めに行動することで余裕が生まれます。こうした余裕は、間違いなく素早い行動の質を高めてくれます。余裕が生まれることにより、対応するための選択肢が増え、かつ落ち着いて判断でます。つまり、素早い行動の質を高めるためには早めの行動が必須となります。実は素早い行動ができる人は、早めの行動が無意識のうちにできています。自分の中に、自分専用の時間軸を持っていて、自分なりの早めの行動をとっています。こうなることが理想ですが、そう簡単には実現できません。それなりの鍛錬が必要です。
「早め」「素早さ」の関係を意識しよう
以上、早めの行動と素早い行動について紹介しました。大切なのは、2つの行動は別物であって、それぞれに異なった意義があるということです。これを理解することなく、一所懸命に頑張っても空回りするだけで成果にはつながりません。俗にいう「いつも忙しそうにしているけど、なぜか成果の出せない人」です。先ずは両者の存在を認識し、常に意識して行動することから始めましょう。
SNSから情報収集:素早い行動について
素早い行動は、多くの人から感謝されるようです。素早い行動が、成果につなかる証です。
素早い行動ができる人は好きです。
行動の速さは結果の速さにつながり、
それが積み重なって行動の遅い人と差ができる。
でももう少しだけ待ってください、
今はすでに教えている子達を優先させてください汗pic.twitter.com/re6Dom4kHX
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