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【“Win & Win & Win Win”とは?】現役ライターが語る取材・インタヴューのノウハウ パート5

【“Win & Win & Win Win”とは?】現役ライターが語る取材・インタヴューのノウハウ パート5

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Proud.JapanProud.Japan
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Update date:2017年05月08日
【“Win & Win & Win Win”とは?】現役ライターが語る取材・インタヴューのノウハウ パート5

■ “Win & Win & Win Win”とは?

さて、そこからの取材ですが、これは以前にも書いたとおりです。

事件記者などでない限り、「取材相手に不愉快な想いをさせない」というのは、鉄則中の鉄則です。

中には、「相手を怒らせて、本音を聞きだす」といった手法をとるという人もいますが、企業の採用活動での学生面接などではいざ知らず、こちらからアポを申し込んだ状況で、そのやり方はありえない、と私は考えています。

結局、最後にめざすところは、「共同プレイ、連携プレイによるチームワークの勝利」なのです。

つまり、こういうことです。
取材対象- ライター(あなた)- クライアント ― 読者と関係する全員がハッピーになれる記事を書く以外の成功はありえない、ということなのです。

逆にいえば、このことは「答えが既に一つに決まっている」ということですので、非常に判り易く、取り組みやすいテーマだとも言えるでしょう。

それがもし、成功すれば、やがて、「幸福の連鎖」や「上昇気運のスパイラル」が形成されます。

インタビュアーとしてのあなたの実績も認められ、その記事の評価が高ければ、その記事のコピー自体があなたの名刺代わりとして、次のお仕事で堂々と提示できるというわけです。
つまり、「二回目以降の取材アポが格段にやりやすくなる」、ということですね。

特に、相手が、商売をしている取材対象だったりしますと、記事の出来、不出来で、その後の結果が大きく左右されます。

その結果が、「商売繁盛」の方に結びついた場合は、そういう業界の方は、けっこうゲンを担いだりするので、長い間、記事が掲載された雑誌の切り抜きを店に飾ったりしてくれるものです。

それが結果的に、「あのライターが好意的に書いてくれたお陰だ。」と、あなたの功績を認めてもらえるようになるわけで、すでに終わった仕事だと思っても、意外なときに、その店の紹介で指名されたりして、思わぬ幸運に巡り合えたりするものです。



■ 心で書くライター

よく営業の世界では、「顧客満足度(CS)」という指標が語られたりしますが、ある意味で、そうした評価は本来、数値で計測されたり、管理されるべきものではないと思います。

つまり、人の心が数値で管理できないように、例えばあの内閣支持率のように、定量的に把握・管理しようとする前に、まず、目の前のお客や取材対象の「笑顔」を追い求めること。

何事もこの考えに尽きる、と私は考えています。

これも極めて、地味で、「当たり前」で言い古された表現ですが、やはり、人は「心で触れ合い、心で支え合って、生きていく」ものです。

仕事においても、いや、仕事だからこそ、この心構えは重要なのかもしれません。

仕事であれば、お金を払えば、あなたの代わりは調達可能です。

そこにあなたでなければならないオリジナリティを発揮するためには、オンリーワンのもの、つまり、「あなたの心にしか存在しないものを武器」にして、「あなた自身の唯一絶対の付加価値」を高めて行きましょう。

それが、今まで書いてきた私のノウハウが基本、つまり「心を込めた取材姿勢」となっているのは、言うまでもありません。


■ 「キーワード」を引き出せ!

実のところ、取材には「正確に定められた形」というものはないのです。適当に書いても版元のOKが出ればよし、とするある意味いい加減な法則がまかり通っている業界でもあるのです。

決まっていることといえば、「決められた紙面の文字数に合わせて、いい記事を書く」だけです。

私個人が思う重要なことは、「取材対象が一番、伝えたいと思っている言葉を聞きだして、それをキーワードにまとめる」こと。

いわゆる“岡目八目”で、取材しても、相手の言いたいこと、伝えたいことがなかなかうまく聞きだせず、表現できなかったり、適切な言葉が見つからなかったりするものです。

ですから、もし、可能であれば、そのインタビューの最中にでも、相槌を打つ傍らで、「それは、つまり、こういうことでしょうか?」とか、「キーワードとしては、○○○となりますか?」というチェックを挿入する、ということをオススメします。

たとえ、その言葉は取材対象から出たオリジナルのキーワードでなくても、「うん、そうそう。」とか、「そうとも言うね。」、さらには「うまいことを言ってくれるね。」と、いう言葉を引き出せればしめたもの。

それは、紛れもなく、その取材の中で出てきたキーワードですし、それが「キャッチフレーズ」になって、雑誌の記事のコピーや新聞の見出しになったりすることもあります。

さらには、これは極めて稀有なケースかもしれませんが、私がかつて、ある有名ミュージシャンへの取材を行なった際に、私が発したある言葉を、取材対象が大層気に入り、それから以降、アルバムのタイトルになったり、コンサートツアーのテーマになったりしたことがありました。

つまり、我々ライターとは、取材対象が言った言葉をそのまま書き留める速記者ではなく、時には「コピーライター」的な役割も果たす、「クリエイター」であることを忘れないでください。


■ いい仕事をしてますね~

場合によっては、記事というメディアを演出するディレクターやプロデュ-サ-であったり、舞台監督となるのかもしれません。

これは、決して大げさな話ではなく、少なくともその取材の中では、取材対象を「唯一絶対の存在」として持ち上げ、その素晴らしさをあなたの手によって、「自由に演出して、メディア上で伝える」という大仕事を任されているわけですよね。

それは、ある意味で、「取材対象にすら出来ない仕事」なのです。

仮に、彼がライターを雇って、「ちょうちん記事」を書かせたとしても、これまで私が書いてきたような情熱を持って仕事に取り組むあなたほどのレベルの仕事は絶対に出来ません。

その自覚を持ちつつも、決して慢心にならず、常に謙虚さを忘れずに取材をすれば、必ず全ての人が満足するいい仕事が出来るはずです。

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著者プロフィール
Proud.Japan

I'm proud of the fact I was born in Japan.国際ボディガード歴20年。