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【■貴重なノウハウ公開! インタビュー取材の実際】現役ライターが語る取材・インタヴューのノウハウ パート8

【■貴重なノウハウ公開! インタビュー取材の実際】現役ライターが語る取材・インタヴューのノウハウ パート8

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MaverickMaverick
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【■貴重なノウハウ公開! インタビュー取材の実際】現役ライターが語る取材・インタヴューのノウハウ パート8

■貴重なノウハウ公開! インタビュー取材の実際

 では、実際にインタビューを行なう際に、どういう流れで進めるのが良いのか、私及び仲間内で用いられるフローをご紹介します。

 これは、決して、この流れで行なわなければならないというルールがあるわけではありませんが、少なくとも、私や私の仲間うちでは、いつもこのやり方で、インタビュー取材をこなしておりますので、ご参考にしていただければ幸いです。

<インタビューの基本ステップ>

基本 アポイントを取る
取材相手の事務所や企業に、取材依頼のアポイントをまず取る必要が当然ございます。
アポイントは「電話→FAX・Mail」の流れというのが一般的です。有名人・著名人となれば、そのスケジュールは多忙を極めています。ですので、当然交渉相手は、事務所の秘書・広報担当といった方々となります。
方法としましては、まずは電話で大まかな取材依頼をし、「後ほど詳細依頼文をFAXかmailで送らせて頂きますので、後日改めてお電話させて頂きます」という流れがベストです。
取材相手の連絡先のリサーチについては、ネット検索だけでは見つからない場合もあります。そこで、私においての検索ノウハウをお教えします。
私は下記の様な書籍を主に利用しています。
「マスコミ電話帳」(宣伝会議)
以上のような「人名録」を使用すれば、日本の主な重要著名人が瞬時に検索できますので重宝します。
これらは、長期間使用できるので、やや高価な買い物となりますが、必須資料として、入手することをお勧めします。

(1)待ち合わせ及び訪問
   電話やメールでアポ許可を取った後には、なるべく先方の負担にならないように訪問先の地図をもらったりせず、自分で調べて行くようにします。

特に初めて訪れる場所に向かう際には、現地で道に迷うことを想定して、最低、「30分前」には到着するように心掛けます。

次に大事なのは、訪問時間です。
さきほどの最低30分前に現地着にも関係する話ですが、待ち合わせにも、暗黙のルールがあります。

まず、待ち合わせ場所が、喫茶店などの場合は、必ず、取材対象よりも先に行って、場所を確保した上で、お待ち申し上げるという姿勢を取ります。

一方、訪問先が相手の事務所などの場合は、いくら早く着いたとしても、決して時間より早くに訪問してはいけません。

取材前というのは、意外に相手も緊張しているものですし、ドタバタと部屋の掃除・整理などをしていたりするものです。勿論、私たちの前にアポイントがあり打ち合わせなどをぎりぎりまでしていることも多々あります。

そこを垣間見てしまうのは、相手のとっては恥ずかしいことでもあり、迷惑でもありますから、取材前から不機嫌になってしまう懸念もありますので、くれぐれも注意が必要です。

(2)挨拶、自己紹介、着席
   部屋に通されると、まずは、名刺を差し出して、今回の取材に応じてくれたことのお礼を改めて述べます。
  
そこで、相手から席をすすめられてから、はじめて席につきます。

あなたは、取材対象にとって、「お客さん」ではないので、いくら、応接室に通されたとしても、そのあたりの立場に関して錯覚してはいけません。

 その後、まず、相手の了解を得たうえで、メモを取ることや、ボイス・レコーダーに録音を開始します。

 私の経験でも、メモや録音をNGとする取材は、意外に少ないものです。全体の1割程度でしょう。

 相手も、取材を一旦、受け入れた以上、そこは堂々と対応してくれますので、こちらからも正面から録音許可を求めるようにしましょう。



(3)インタビューのウォーミングアップ

 さて、ここからがインタビューのスタートですが、気負う気持ちはわかりますが、ここはグッと我慢です。

 まずは、いきなり本論に入らないで、「さりげない世間話」的な話題から入り、相手をリラックスさせる必要があります。

私の場合は、ここで前述した例の「徹底リサーチ」の結果を披露します。

いわば、相手に「サプライズ」を提供するわけです。
それも、「ノスタルジー」を含んだ、愛情と尊敬が込められた「サプライズ」です。

繰り返しになりますが、この「サプライズ」の効果は絶大です。
特に、苦労をして、今の地位を築き上げた年配の取材対象ほど、この手は効果的です。

口の悪い仲間は、「ジジイころがしのテクだ」などと揶揄しますが、私としては、極めて効果的なリラックス法ですので、是非、皆さんにも応用して頂きたいと思います。

(4)今回の取材の主旨を述べる
   
「掴みはOK!」となった時点で、今回の取材の掲載予定誌を見せ、公式発行部数や、読者層、発行日などを説明します。事前に取材申し込みの際にも記載説明しているものですが、意外と取材相手本人は、細かいことを知らされていないことも多々ありますので。

そこで、掲載するページをビジュアルに示しながら、今回の取材の主旨を説明して、理解を得るようにします。
         

(5)相手の話を聞く
   
 ここで、いよいよ、相手の話を聞くわけですが、出来れば、事前に質問の大要をメールなどで提示し、こちらが話して欲しいテーマを理解しておいてもらうことが望ましいです。

しかし、あまり、その質問に縛られないように注意する必要もあります。

極端なことをいえば、普通の一般的質問に答えるだけの取材なら、例のメール取材でも成立するわけですし、なにより、取材をしていても、されていても、楽しくありません。

センター試験などのマークシートの解答ではないのですから、○×や、YES or  NO のみで済んでしまうような取材は極力、避けるべきです。
(ただし、口の重い人には止む終えない手段ですが。)

取材においては、できるだけ自由に話してもらい、生身の人間が答える“ホンネ”の部分を聞き出すように心掛けましょう。

先ほど、取材前にこちらから「サプライズ」を用意すると書きましたが、取材の本番では、むしろ、こちらが取材対象が提供する「サプライズ」を楽しませてもらう番なのです。

いわば、「予想外の回答や、この場でしか、聞けなかったことを入手する」のが、あなたの本当の仕事なわけですし、それが楽しみで、この仕事をしているようなものでしょうからね。

とにかく、出来るだけ、相手に自由に喋らせつつも、あまり、脱線しないように、上手に誘導して、
「オリジナルの情報」を引き出すのが、インタビュアーとしてのあなたの腕の見せ所です。

そういう意味では、私は下記の様なテクニックを利用することもあります。
◎可能であれば、先方の「リラックスできる空間・場所」をうまく聞き出し、時間があればそこで改めて話を伺うという提案をしてみること。
これだけで、いい情報を引き出すきっかけとなる経験も私はありました。是非活用してみてください。

(6)こちらからの質問する
   
相手の話がひと通り終わったら、今度はこちらからその場の雰囲気で考え付いた質問をぶつけてみましょう。

これも、取材の重要なポイントです。

たとえば、事前に用意した質問事項で、相手が話の中で触れなかった項目などは、ここで抑えておきましょう。

ただ、単に喋り忘れの場合もありますが、たいていは、意図的に話題になるのを避けていることが多いので、敢えて、そこに水を向けてみることにより、予想外のリアクションが引き出せることが多いものです。

しかし、この場合、一つ間違うと、相手の逆鱗に触れる懸念もありますので、いわゆる引き際と申しますか、さらにいえば、「武士の情け」的な温情により、あまり、深い追いをしないことが肝心です。

さらには、相手の話の中で、理解が十分に至らなかった点や、ふと生じた疑問点、さらにはもう少し具体的に聞かせて欲しいと思う部分があれば、この機を逃さずに確実に聞いておくことにしましょう。
 私独自の体験談では、企業経営者などが取材相手の場合は、気に入ってもらえると、自分の懇意の飲食店などに誘ってもらえ、お酒を飲みながら、言いにくいことであっても、本音を言ってくれることも、多々ありました。
 そういった関係になるには、取材時の「質問内容の深さ」が最大のポイントとなります。つまり「この相手にはいつもみたいに適当な返答では納得してもらえないくらい勉強してきているな」と思われるかどうか、ということなりです。

(7)相手に言い残したことを話してもらう
   
一通りの話を聞き終えたら、今回のテーマとして話した内容を、もう一度振り返って、相手に自由に補足してもらいます。
重要な質問の仕方ノウハウとしては・・
「なにか、言い残したことはございませんか?」と、一言、水を向けることです。それだけで、相手は意外に未練を感じて、さらに、一言、二言、話し出すもので、そこで聞ける話の中に、今まで、出てこなかった本音が垣間見れたりするものです。

特に、奥歯に物がはさまっているような話をしていると、話している本人が、気持ち悪くなるらしく、「最後の最後」で、半ば、ヤケクソになって、ズバリ、「本音」を語ってくれたりするのが、もう一つの「サプライズ」でもあります。

(8)念押して、取材内容を確認する

 取材の最後に、本日の話の大要をまとめて繰り返し、誤りがないか「先方に確かめ」ます。
        
 この作業が意外に重要で、あなたが整理したポイントを「相手の承認や同意がはっきりと録音されている状況」で念を押すことが出来るわけです。

 後々、「言った、言わない。」の話になった時に、この要点を整理した会話の部分が、確証としては、極めて有効となりますので、しつこいようですが、面倒でも確認作業を確実に行ないましょう。

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著者プロフィール
Maverick

I'm proud of the fact I was born in Japan.