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競争から共生へ「ビリのすすめ」内向型 内気 対人恐怖症 人見知り コミュ障の生き方~ヒント26

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競争から共生へ「ビリのすすめ」内向型 内気 対人恐怖症 人見知り コミュ障の生き方~ヒント26

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Update date:2017年07月26日
競争から共生へ「ビリのすすめ」内向型 内気 対人恐怖症 人見知り コミュ障の生き方~ヒント26

競争から共生へ~ビリのすすめ~

ある高校生で、成績が「いつもビリだ」という人から苦悩を打ち明けられた。その高校生はかつての私同様、早くも人生の最大問題、つまり「人生いかに生きるべきか」で悩んでいて、そのために勉強が全く手につかず、最低の成績を貰って苦しんでいた。

私はその人に「ビリの座の詩」を言って聞かせた。これは私の中学時代・高校時代の一つの変わった考え方であったが、とにかく「こんな考え方もある」ということを、その人に知って貰いたかった。
学校では必ず成績をつける。

すると、一番からビリまでのランクが与えられる。一般に一番の人は尊敬され、ビリの人は軽蔑されるから、人は一番になりたがる。だが、よくよく考えてみれば・・・一番が存在するためには誰かがビリに座ることが前提なのだ。その屈辱の座に「誰かが座ってあげない限り」、一番二番三番のエリ―トは誕生しない。

(よし、一丁、私が座ってやろう!)

競争社会を否定していた私は、そのように決心し、高校時代には白紙答案をよく出したりした。白紙で出せば0点で、これは必ずビリになれるだろうと思った。私は意気込んで試験毎に0点を取ってニコニコと笑っていたものだった。

しかし、0点続きだと進級が出来ないじゃないですか・・・あなたはそう思うだろう。しかし、私はこの奇妙な姿勢にいつしか賛同者が出て、何人かが「0点主義」に共鳴し始めて、それが波及してクラスのかなりの人が0点になったことがある。

あまりに0点が増えたので、先生は実に易しい問題を出して「頼むから点を取ってくれ」と言い出し、それでその時だけ点を取って進級した。

私は自分がいい点を取って先生から褒められるよう、よい学校に入ろう、とは思ったことがない。それよりも「ビリの座主義」に座り続けることを良しとした。大学へ行く気は全くなかったから、三年の十二月まで勉強をしたことがない。

しかし、学校をさぼって登校拒否生となり山手線に乗っていた時に、同じような「学校へ行けぬ男女高校生の仲間たち」の姿を見出し、(よし、将来は自分たちのような人間のために相談業をしよう!)と考えて・・・それから二ヶ月ぐらい必死に勉強してみたところ、それまで全く使っていなかった「勉強エネルギ―」が活性化してきて、某大学に合格した。

しかし大学へ入ってからは集団恐怖症が再び色濃くなり、それに(自分はビリの座に座るべき人・・)という考え方もあって、一年から四年まで殆ど学校へ行かなくなっていた。

「あんた、成績は?」
と母に問われ、
「ああ、うちの大学は、成績ってないんだ」
なんて答えたりしていた。

四年になって「退学しよう」と考えて、久しぶりに大学へ行くと「追試験募集」というビラがあり、無謀にも卒業に必要な単位分全てを「ダメもと」で受けてみると、奇跡的に合格した。もちろん、猛勉強をしたのではあるが・・。

卒業後就職した企業でも、ダメ会社員であり、私は「ビリの人」だった。

三十歳から相談業になったが、なにしろ「無料相談」が天職、収入は三年間なくて、ここでも「収入ビリの座」を味わった。

つまり・・・私はいつだって「人の上に立つこと」を嫌い、常にビリの座を探してはチョコンと座って生きてきただけの人なのだ。だけど、そのような人でもちゃんと生きられるのだから、奇妙だと思ったし不思議だなあ、と思ったりしている。

ビリとは・・・「人と争わぬ」ということで、競争を捨てて共生に生きることなのであり、単にビリの座に座って苦悩したり屈辱感を味わったりすることから一歩出でて、何かそこに(自分がビリになります。皆さんは頑張って!)という共生思想があると、何とか生きられることになるようだ。

だから私は相談を受けた高校生に、そのような私の考え方や体験をお話したわけである。もちろん、こうした思想的なことに馴染まず、「とにかく成績優秀者になりたい」というのが普通の高校生の在り様だろう。

だからもちろん、私は彼の要求どおり「勉強のやり方」というものを説いて別れたものだったが。その勉強のやり方は簡単で、「勉強は分からぬから面白くなくなる。それなら分からなくなった時点まで遡って、そこからやり直せばよい」のだし、英語なんかは洋画を見て、楽しみつつ単語を覚えていくと頭に入りやすい。国語なんかは、古い本を分からぬなりに読むうちに面白くなるものだ。

そんな私流のやり方を説明してみたわけである。

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著者プロフィール
◆Pride of the Japanese◆

現役キュレーターの中でトップのアクセス数を誇るSharetuber。世界を飛び回る国際ボディガード歴20年。護身術師範。悪質なクレーマーや反日左翼と戦う某公的コンサルティング団体顧問。喧嘩上等。「I'm proud of the fact I was born in Japan.」