オーガニック食品だけで10日間生活したら尿中の農薬が減少 :グリーンピース

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大都会で都市農業、オーガニック食品で健康と手頃な農産物を供給。

手頃な価格で新鮮、健康的なオーガニック食品の栽培は都市近郊地域の発展をもたらす。

ミシガン州のデトロイトでは、米国で初めての「持続可能な都市農業」が食用庭園を中心にして、簡単に行き来することができて手頃な価格の農産物が近隣住民や地域社会に提供されています。

毎年、この都市農場は2平方マイル以内の2,000世帯に新鮮で無料の食料を提供しています。また、地元の市場、レストラン、食料品店に食糧を供給しています。


農業のコンセプトは新しいものではありません。約200の農場が米国内に建設されたか、または建設中であると見積もられていますが、この農業は初めての本当の都市農業であることがユニークです。持続可能な方法で運営される予定で他の農場よりもアクセスしやすく運送のコストが少くなっています。


アグリフッド(農業中心の持続可能な住宅環境)はコミュニティ支援開発のためのアグリトピアとも呼ばれ支配的な食糧供給システムに顕著な改善をもたらすエキサイティングなコンセプトです。


食糧不安や他の地域社会の問題に取り組んでおり、低所得層の人々が新鮮で健康な食べ物を手に入れることを容易にします。そして彼らは食べ物、土地、お互いの食物とのつながりを人々に与えます。

出典:This area in Detroit is now America’s first 100% organic, self-sustainable neighborhood : The Hearty Soul

	
 		

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オーガニック食品だけで10日間生活したら尿中の農薬が減少 :グリーンピース調査

調査は2016年8月17日から12月6日にかけて行われ、尿の分析は、ドイツのフリードリヒ・アレクサンダー大学に委託しました。被験者である二家族は、5日間オーガニック食品を含まない従来の食生活をした後、10日間オーガニック食品だけを摂取しました。体がどれだけ農薬にさらされているかを分析するため、オーガニック食品だけを摂取した期間の前後に尿を採取し、主要な6系統の農薬と代謝物(体内で分解された農薬の成分)の全31種類の化学物質を分析しました。

出典: 2016/12/08 動画「オーガニック食品だけで10日間生活したらどうなる?」を公開 グリーンピース調査:10日間オーガニック食品のみ摂取で尿中の農薬が減少 〜スーパーマーケットは安全・安心なオーガニック食品の取り扱い強化を〜

         子ども4名               大人3名

3つのことが10日間オーガニック食品だけ食べて生活してわかった。

1.農薬の数値が減った!

10日間オーガニックだけを食べたあとに採取した尿サンプルでは、農薬や農薬の代謝物の数値が大きく減っていました。特に、子どもには大きな変化がありました。


2.オーガニックは美味しい!楽しい!

どちらの家族もオーガニック食品は初めてでしたが、食べてみると味が濃くて美味しいと伝えてくれました。家族からは「(オーガニックの野菜は)すごくおいしくて、味が濃い。例えば甘いものはすごく甘く、いつものものより甘く感じるし、しょうがだったら辛味とかがすごく強くて、何を食べても味が濃くておいしかった」という感想も。


3.「オーガニック生活、できるところから始めたい」

オーガニック生活終盤に、調査に参加した家族にこれからの食生活について質問したところ、こんな感想をくれました。

「すぐにすべて切り替えることができたら良いなとは思いますが、やっぱりすぐには変えられないので、美味しかった枝豆とか、トマトとか、少しずつオーガニックの食材を買いたいなと思います」

確かに、今回は農薬の数値を調べる特別な調査なので、普段の生活で私たち消費者が、全ての食材をいきなりオーガニックに変えることは難しいかもしれません。

出典: 10日間オーガニック生活でわかった3つのこと

二家族が参加し、オーガニック生活前後で尿中の農薬の差を専門機関が調査。http://act-greenpeace.jp/food/organic...



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Sharetube