【怖い話】トンネルにまつわる20の恐怖体験【中編】

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山での話

山といっても、国道で、本線の裏道のような道路でのお話。

そこは確かに国道なのだが、整備もあまりされておらず、

崩落がこの間も起きて通行止めになるような場所だった。


そこには戦後間もなくくらいに掘られたトンネルが2か所あり、いかにも手掘りという感じで、

幅もなく、明かりすらなく、車のヘッドライトでかすかに見える壁はボコボコで、

結露した部分が人の影のようにも見える、不気味なトンネルだった。


私の友人にもそこへ行ったやつがいる。

そいつはスキーの帰りだったが、初めて行くゲレンデで帰り道で迷ってしまい、

給油せざるを得なくなり、本線を通ると回避できない料金所のお金もなくなり、

やむなくそこの山道を走ることになったようだ。


最初のトンネルの前で信号に引っかかった、狭すぎるので交互通行なのだ。

正面の暗闇の中に白い服を着た老人が歩いていた。

手には草刈りの鎌のようなものを携えている。


「・・・今、夜中の2時だぞ?」


怪訝に思いながら、見ていると信号が青になった。

「徘徊老人かな。」

そう思い、徐行して脇を通り過ぎる。


2つ目のトンネルに差し掛かる。

ギリギリのところでまた信号に止められる。

2つ目のトンネルは直角のカーブのすぐあとに配置されていて、待っている間は中が見えない。


カーステレオにノイズが入り始めた。


「では、つぎのザザザです、ザザザザ東京都練馬区にお住まザザザザ」


信号が青に変わる。


トンネルの中にはまた白い服の、しかし今度は若い女性と小さな女の子が手をつないで歩いている。


「ザーザザザ・・・からのお便ザザザザザー」


「(トンネルの中だからなー。このハンドルネームの投稿者さんのお話は面白いのにな。)」


友人はこの時間に放送されるラジオ番組を風呂上がりに聞くのが好きだった。

今日はスキーの帰り道にカーステレオで聴くはめになってしまった。


「ナビ付きのレンタカーにしとけば良かった。」


トンネルが細いため、手をつないで二列の人たちを追い抜くことができず、ノロノロと後ろをついていく。


トンネルを抜けたところに一つだけ街灯が立っている。その下に女性と女の子が差しかかると、

トランクからゴトゴトと車が揺れるほどすごい音がした。


友人は振り返る。


異常はない。

ふぅ、とため息とともに前を見ると。女性と女の子が軽く会釈をして車を促した。


俯いたままで表情は見えなかったが、なんの感情もないようだった。


友人は正義感の強いやつで、今は警察官をやっているくらいだ。

たまりかねて声をかけた。


「あの、もしよければこの先の○○市まで送りましょうか?」


あんな冬の山の中、市内まではまだ十数キロある。

しかし女性達は首をゆっくり横に振る。


「でも、危ないですよ、こんな夜中に女性二人で、そちらの小さな女の子の事もありますから。」


すると女性がヒタヒタとこちらに歩いてくる。

素足のようだ。友人はこの時気づいた。

声をかけるべき人間じゃなかったと。

女性は頭をゆっくりと運転席に寄せて、小さな声でこう言った。


「ありがとう、でも、この先には行っちゃダメ。引き返して、戻れなくなる。」


女性は顔の左半分がただれていた。

友人はビックリして、あわあわ言っていると、助手席から声が聞こえた。


「この際乗せていってもらおうじゃねえかい。」


1つ目のトンネルで見かけた老人だとすぐに気付いた。


老人は完全な白目をむいている。

女性と老人が数分睨みあう。友人は金縛りのように動けなかった。そして耐えかねて車を急発進させる。


細いうえに急カーブが続く道、半ば決死の覚悟で車を飛ばす。


ザザザザザザザーッ!


カーステレオの音が響く。


キキーッ!


急ブレーキを掛けた。

周囲は深い霧に覆われたなか、友人はそこにあるはずのない3つ目のトンネルを見た。


「ずいぶん荒い運転だったわいな。」

ドアも開けていないのに外に出る老人。

そしてトンネルに入る直前に、


「あんたもこいやぁ、、、」


と手招きをした。

ふわりと何かが運転席をかすめる。

さっきの2人だった。


小さな女の子が老人の手を引き、トンネルに入るように促す。


老人は舌打ちをしながらトンネルに入って行く。

トンネルに入った瞬間、老人と女の子が消えてしまった。


女性だけが残り、友人に向かって囁く。


「ここから先は異界の門。進んだら戻ってこれません。

こんな深い所まで来てしまったから戻れるか分かりませんが、引き返してください。」


そして、今度は深々と頭を下げる。そしてつぶやく。


「貴方の温情は忘れません。さぁ、早く。」


狭い道だったが、どうやって車を動かしたのか、反転すると、一目散に来た道を引き返す友人。


何もかもがおかしくなっていた。

スピードメーターは振り切れたままだし、

車内時計は59:92とか、あり得ない数字。携帯からは聞いたことのない着信音。


細い道には既に白い服を着た人の行列。

皆一様に下を向き、怪我をしたような人もいれば、泣いているような人もいる。


ザザザ・・・ザ・・ザ、プツ!


ラジオからのノイズがやんだ。

「うー・・・」

唸り声のようなものが聞こえた後、琵琶のような弦楽器の音が聞こえてきた。

そして、2つ目のトンネルが見えた。

戻ってきた!

と思ったところで車が急に止まってしまう。

琵琶の音は大きくなる。


おかしい、ガス欠じゃない。メーターはさっきからあてにならないが、エンジンは掛っている。


タイヤもスピンしている。溝にでもハマったのか?


バックミラーを見ると、無数の白い服の人間が迫ってきている。

まるで引き返すことは相ならん!というかのように鬼の表情で!


最初からあの女性の言うことを聞いとけばよかった。。。


そう思った瞬間何かに押されるように車が脱出した。


トンネルに近づくと、


「ザッザザザ、さんのおはなザザザザ面白かったですねぇ。」


とカーステレオから、いつものラジオ番組の軽快な音楽とともに、DJの声が聞こえる。

もう少しだ!


トンネルに入り、バックミラーを見ると、

両手を広げて無数の亡者たちを止めている一人の女性の姿があった。


友人はそこから1時間かけてコンビニまで逃げてきた。


そして、私に電話をかけて来た。

有料道路を通る金を貸して欲しいから、どこどこのコンビニまで来てくれと。

そして、そこのコンビニでこの話を聞いたのだ。


私はスキー場でいたずらされたのかと思ったが、

車のリア付近は引っかき傷と、手形が無数についていたらしい。


私にはスキー場を出るときは何もなかったと言っている。

だが、車を借りたレンタカーにはいたずらされたということにして、弁償は免れたらしい。


その後友人には何事もないが、その頃から、その山に、白い服を着て2つ目のトンネル前を徘徊する、

顔の半分ただれた白い女の霊が何度となく目撃されるようになった。

出典:山での話

	

長いトンネル

今から20年近くも前の話。

免許とりたての厨房の自分と、友人数人で夜のツーリングへ出かけたはなしです。

長崎の某トンネルを抜け、数台の原チャで走っていたのですが、とある白○トンネル

の前で自分の原付が突然不調になったんです。

いきなり、15~20k。

そのときは、先頭を走っていたのに、トンネル前で最後尾。

しかたなく、そのまま走っていたんですが、みんな見えなくなり一人でトンネルにはいりました。

初めてそのトンネルを通ったんですが、むちゃくちゃ長い。

出口が見えない。

そのまま走っていると、バックミラーにテールランプの灯りが映っていました。

対向車は、すれ違っていません。

やばい、と思い、ミラーは見ないようにして、凄く長い時間トンネルを走っていました。

トンネルをようやくの思いで出るとすぐ自販機の明かりが煌々と照っています。

中からはそんなもの見えません、出口は真っ暗だったんです。

はぐれてしまった仲間を追いかけて、捕まえるとかなり長い時間待っていたようで、

口々に事故ったのか?と聞いてきたのでトンネルの不思議な出来事をはなしました。

すると、

トンネルは、そんなに長くない。入り口から出口の自販機の明かりが見える。

ということです。

もう一回戻り、(というか、当時はその道しかありませんでしたので)通過すると

確かにものすごく短いトンネルでした。

数年後、怖い話、として知り合いの女の子たちへしゃべったんですが、そのうちのひとりの子が

泣き出しまして、『あたしの叔父さんがあそこで事故で亡くなった。ごめんなさい。』

まるで、作ったようですが、こういうこともあるんだなぁ、と。

トンネルなら俺もある。実際には俺の友達なんだけど

丹沢湖にゲンチャでツーリングに行った時に湖の周りをレースみたいにぐるぐる走っていたらちょっとはずれた所に古ーい汚いトンネルをみつけた。

見るからに気持ち悪く出そうだったが友人と記念に入ろうと

言うことになりゲンチャで入っていった。

中は暗く路面は悪く運転に気を使って走っていくと出口に付いた。

ほんの50m位の短いトンネルで出口の先は行き止まりで林になっていた

記憶がある。早く出たかった俺は先頭に立ち友人をバックミラーで

確認した後いちもくさんに戻った。なんとか転けずに出た俺は

安心感からか出口でたばこを吸いながら待っていた。だが友達は出てこない。おかしいなと思いながらたばこを吸い終わる、が出てこない

あーそうか脅かそうと思ってるなあいつ、と考えた俺はそのまま意地になってそこにいた。20分くらいたったろうかいいかげん切れた俺は

トンネルに向かって友人の名前を怒鳴り散らした。そしたら10mくらい

入ったところに急にライトが見えた+エンジン音が聞こえ青い顔した

友人がでてきた。

話を聞くと俺の後ろに付いて戻ろうとしたら急にエンジンが止まり、

電気もつかなくなった。あわてた友人は必死にキックでかけようとしたが掛からない。

でバイクを押して戻ることにして必死に歩いたがちっとも出口が見えない。気が狂いそうになり俺の名前を何回も叫んだそうだ。

(もちろん待ってた俺は聞いてない)そのうち足が重くなり、

金縛り見たいになって動けなくなった。でもう駄目だと本気で考えた時俺の声が聞こえて急に

体とバイクが動くようになったと泣きながら話した。

事実友人の声は枯れていてとても嘘とは思えなかった。

後日友人はおまえがあのとき呼んでくれなかったらシャレにならなかっただろうなーともらしてました。

出典:長いトンネル

	

トンネルの「顔」

愛知県の山道にある旧伊勢神トンネルは、交通量の増した今日では狭過ぎ、別に新しく 

大きなトンネルが造られたので、今は使われていません。しかし、「出る」という噂を

聞きつけてやってくる人々には、そのいかにもという古めかしい姿が喜ばれているようです。

しかし、地元の私はあえて見に行くという事もしませんでした。私がこのトンネルを通る

はめになったのは、単に道を間違えたからです。


バイクで足助へ遊びに行った帰りです。もう夜中でした。新トンネルへ通じる道を間違え、

旧トンネルへ続く支流に入ってしまったことに気づいたのは、目の前に今にも崩れそうな

トンネルが見えてきた時でした。


トンネルの中は真っ暗で、狭い道と苔むした壁をライトが白く照らすのみです。危険

なので30k/h程の速度でゆっくり進んで行きました。しかし、トンネルの中ほどまで来た

時です、車体がガタガタと揺れると、突然エンジンが止まりました。同時にライトも消えて

しまいました。完全な暗闇に私は動転し、慌ててスタートキーを回しましたが、キュルキュルと

セルの音がするだけで一向にエンジンがかかってくれません。どういうわけか、エンジン内の

ガソリン濃度が急激に低下した様子です。私はなるべく真っ暗な周囲を見ないよう、手元だけに

集中しながらコックを回してガソリンをエンジンに流し込み、チョークレバーを引くと、

頃合いを見計らって一気にエンジンを再起動させました。


パッとライトも点灯し、ほっとした私は早速走り出そうと目線を前に向け直しました。

その瞬間目に飛び込んできたのは人の顔でした。白い顔がライトに映し出されるように

宙に浮き、じっとこちらを見つめていました。


私は凍りつきました。思わず悲鳴を上げそうになりましたが、「恐怖で理性を失ったら

負けだ」と本能的に感じ、ぐっとこらえると、次の瞬間「ふざけるなぁぁ!」と叫び全速で

「顔」に向かってバイクで突っ込みました。


それからはよく覚えていません。間もなく真っ暗なトンネルを抜けると、月明かりに

照らされた下り坂へ出、そのまましばらくでオレンジ色の外灯の続く太い通りに合流

しました。それでも山道が続く間は気を強く持ってあえて焦らず走って行きましたが、

ふもとに出た途端に緊張の糸が切れ、ヘルメットの中で絶叫すると猛スピードで街を

目指して走り出しました。



579 名前: 健康茶流@カテキン緑茶 [sage] 投稿日: 04/12/01 23:13:47 ID:tYiNeKFm

先日トンネルで不気味な「顔」を見た体験を書き込みました(>>541-543)が、その

書き込みをした翌日に再び「顔」が現れました。岐阜の養老町で用事を済ませ、すっかり

夜も更けたので、早く帰ろうと自動車のライトをつけた瞬間です。何もない空中に、

ライトの光で浮かび上がるように例の「顔」が出現しました。


私は、今度は怖れるよりむしろうんざりした気分になりました。前この「顔」を見たのは

去年の夏、その時とは場所も乗り物も違うのに、再び彼(?)が現れたという事は、私自身に

憑いている―それもおそらく去年から―事を意味しているからです。彼の事を書き込んだ報いに

何か禍を運んで来たのでしょうか。


これ以来、夜中寝ている時に、誰も居ないのにすぐ耳元で人の走り回る音がしたり、梁や

天井がやたら音を立てたりで落ち着きません。寝不足で困っています。御祓いでも受けたほうが

良いのでしょうか・・・。

出典:トンネルの「顔」

	

トンネル

遅くなりました。 

まず、最初に。私は霊の類を一切信じていない。なので、もし、私が体験した現象を誰か科学的に納得してくれるように説明してくれたら、とても

ありがたい。何故なら、これは心霊現象などではなかった…と安心出来るからだ。


私はいつも、山を一つ越えた所にある職場に車で通勤している。山の中腹まで急な坂道を登り、そこから2分程で通過できる長さのトンネルへ入る。

トンネルを抜けると、またまっすぐに坂を下りて麓の町(村、かも)にたどり着くという具合だ。


このトンネルには以前から様々な噂があり、曰く、工事中に死んだ作業員の霊が出る、

中で起こった事故の被害者の霊がウィンドウに張り付き中を じぃっと見る、

近所であったひき逃げ殺人事件の被害者がなぜかトンネル内で犯人を探す…といった具合だ。


もっとも、殺人事件の件意外は事実無根の噂話。建設中の事故も、中での交通事故も、実際にあったという話は聞いた事が無い。

麓の村が出来た頃から住んでいる祖母も、工事中の死者や内部での事故の死者については聞いた事が無いと言う。

唯一、近くで実際に起きたひき逃げ殺人事件も犯人は捕まっている。


ただし、外から見ればツタの這う不気味な出入り口、内部は薄暗い、

ところどころ切れてしまったオレンジの照明、ひび割れた壁等を見れば、そんな噂が立ってしまうのも仕方ないと思わせる雰囲気ではある。


私はいつも、ラジオを聞きながら車を走らせている。トンネルに入るとラジオの電波は届かなくなる。

入り口から数十秒程度の間は聞こえているのだが、その後、1分程の空白が訪れる。

そして、トンネルを抜けると電波が復帰し、音が戻ってくる。

わざわざ電源を切ったりするのも面倒なので何時も、ラジオには触らないままで通り抜けている。

普段通りであればこのようになるはずだった。しかし…


私の体験は、この空白の1分程の間に起きた事だ。


ある日、私は仕事が遅くなり、夜の1時過ぎ頃に帰宅する為にこのトンネルを通った。

なにぶん、ドが付くほどの田舎なので、この時間に車とすれ違う事などは滅多に無い。

光も、音もこのトンネルにつくまでの前15分程は自分の車以外のものは見なかった。


いつもどおり、トンネルにさしかかり、その入り口をくぐる。私の父などは、夜中の3時過ぎに着物姿の女性が歩いているのを見た、怖い。

などと言うが、私は怖いと思った事は無かった。なぜなら、その類の話をまったく信じていなかったからだ。

トンネルに入って数十秒後に電波は途切れた。

何時も通り。そして、無音の中で車を走らせる。


「ぎゃあああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!」


トンネルのちょうど真ん中辺りに差し掛かった時、まるでこれから殺されるかのような悲鳴が超大音量で車内に響いた。

私はあまりに驚き、ブレーキを目いっぱい踏んだ。

体が前にはじき出されるような衝撃があり、それをシートベルトが吸収した。


私はじんわりと冷や汗をかき、今、何が起こったのかわからず、混乱した。

今の悲鳴は…確かにラジオのスピーカーから聞こえてきた。


その日はどうやって家に帰ったのか覚えていない。ムチャクチャなスピードを出してしまったような気がするが、幸い警察には捕まっていない。


今でも、毎日そのトンネルを通っている。しかし、トンネルに入る前にラジオの電源を落とすようになった。

出典:トンネル

	

触ってくるもの

トンネルの探索を終えて車まで戻った私と友人A。

何事も無くこのまま無事に帰路に着くと思われたが…

話はここで終わらなかった。


ここからは文章のみの体験談でお伝えします。


探索を終えて私と友人Aが一服していると後方から車のライトの光が見えた。

ゆっくりとその車はトンネルまで近づいてきた。

その車は軽自動車で運転席には若い男性が見えた。

助手席にははっきりと見えないが若い女性が座っている様子。

時間は深夜三時を回ったところ。

どうやら地元の人間では無く肝試し目的のようだ。


その車が私達の横を通り過ぎようとした瞬間…

「なんや、あの後部座席の女。俺らにガン飛ばしてるみたいやで。」

友人Aの言葉を聞き、私も肝試し目的と思われるその車の後部座席に目を向ける。

友人Aの言うように後部座席には女性が座っており私達の方を俯き加減にじーっと見ている。

しかしその女性、どこか不自然だ。

「ちょっと追いかけようぜ。」

友人Aはそう言うと助手席に乗り込んだ。

私は直感的に嫌な予感がしたがその女性に感じた違和感が何か知りたいという衝動に駆られ友人Aに同意した。

私も運転席に乗り込みその車を追いかける事にした。


私達はトンネル内に入っていったその車を追いかける。

その車はやはり肝試しが目的らしく時速10~15kmほどで走行している。

私達の車は直ぐに追いつきその車の後ろにピタリと付ける。

私達の車のライトに照らされて前の車の後部座席に座った女性がぼんやりと見える。

後部座席の女性は後ろを振り返りまた私達をじーっと見始めた。

「薄気味悪い女やのぉ。」

友人Aがそう呟く。


トンネルの中腹に差し掛かった地点で私はある事に気付く。

後部座席の女性は私達を見ているものと思っていたがよく見るとずっと白目を向いているでは無いか。

長い髪をだらりと垂らし俯き加減に白目を向いているのだ。

そして薄っすらと笑みを浮かべているように見える。

私より視力が劣る友人Aはその女性の異様な面立ちに気付いていないのだろうか…。

トンネルを抜けると前の車はハザードランプを照らし停車した。

車線が広がったので私達はその車をゆっくりと追い越し前に出た。

そのまま帰路に着こうか迷ったが私は思うところがあり一旦車を停車させた。


友人Aを車に残し私だけ車から降りて先程の車に近づいた。

暗くてよく見えないが助手席の女性と運転席の男性が何やら言い合っているように見える。

後部座席は…暗くて何も見えない。

私はもう少し近づき車内の様子を探る事にした。

どうも助手席の女性がかなり取り乱しているみたいで運転席の男性がなだめているみたいだ。

後部座席には…誰も座っていない…。

助手席に座っている女性が今まで後部座席にいて移動したのだろうか?

いや違う、助手席の女性の髪形はショートカットだ。

私達が見た後部座席の女性は髪をだらりと垂らしたロングだった。

車から誰かが降りたという気配は無い。

もしかして後部座席に横たわっているのか?

私は後部座席に座っていた女性の存在を確認する為、そして車内の只ならぬ様子の原因を確認する為に心配する

素振りを見せながらその車に近づきウィンドウをノックして声を掛けた。

「大丈夫ですか?」

私は運転席の男性にそう声を掛けた。


声を掛けつつも私は後部座席をちらりと見た。

やはり後部座席には誰もいない…。

「あ…、すみません、大丈夫です。なんか彼女が取り乱しちゃって…。」

彼氏らしき男性はそう答えた。

彼氏の言葉を否定するように間髪入れず助手席の女性は錯乱した様子で叫んだ。

「誰かに触られたの!トンネルの中で後ろから誰かに!首元を誰かに触られたの!」

やはりこの車の後部座席には何かがいたみたいだ…。

私は彼らにお別れを言いその場から離れた。

もちろん私達の見たものは彼らに伝えずに。


友人Aを残した車に戻ると…

「あれ?Aがいない…。」


小便にでも行ったのだと思い私は運転席に乗り込む。

友人Aが戻ってくるのを車内で待つ事にした。

一分程、経ったくらいだろうか…

私がふと後ろに何かの気配を感じたと思った瞬間!

私の首元に誰かの手が触れた!

「おい!A、ふざけんなって!!」

そう言った瞬間、自分の口から出た言葉の矛盾に気付く。

友人Aはさっきの車の女性の台詞を聞いていない!

私はとっさに後ろを振り向くがそこには誰もいない…!

首元の感触も無くなっていた。


暫くして友人Aが戻ってきた。

「ん?どした?」

硬直した私を見て友人Aはそう尋ねてきた。

「いや…、何でも無い。」

私は煙草を一本吸い安全運転を心掛け帰路に着いた。


私達の見た後部座席の女性が旧伊勢神トンネルと何か関係しているのかは分からない。

しかしこのトンネルにはきっと何かあると感じさせられた出来事だった…。

出典:触ってくるもの

	

噂のトンネル

もう10年以上前の話になるんだけど、

ちょうどお正月休みで県外に出ていた友人たちが集まって、

新年会やら同窓会やらやってた時期の話。


どこに地域にでも心霊スポットってのはいくつかあると思うんだけど、

地元長崎では一番メジャーだった幽霊屋敷が取り壊されてから、

これといってガチって所が無かったんだよね。

(正確には、デマだと分かってたりして、本当にヤバい場所を他に知らなかった)


で、久しぶりに同級生が集まった時に、ドライブに行くことになって、3人で出かけたんだ。

内野(仮名♂)、白石(仮名♀)、久松(俺、もちろん仮名)のメンバーで盛り上がってた。

目的地も決めずにダラダラと深夜のドライブをしてる内に、

いわれは知らないけど出るらしいって噂のトンネルの近くまで来たんだよ。


お互いにいい大人だし、いまさら心霊スポットなんて…とは思ったんだけど、

どうせだから行ってみる?みたいな流れになってさ。

まぁ、実際に今までそのトンネルを何度も通って何もなかったから、

みんな話のネタにって感じのノリだったと思う。


運転してたのは内野で、最初はどこか邪魔にならない場所に車を停めて、

みんなでトンネル内を歩くつもりだったんだけど、

思いの外トンネルまでの道路が狭くて路駐スペースが無かった事を理由に、

内野は車をトンネル先に停めて二人が歩いて出てくるのを待ってる事になった。

万が一、他の車両が来たら、いったん離れて迎えに来るみたいな感じ。

ま、寒かったのもあって降りたくなかっただけかも知れないけど。


トンネル入り口で、俺と白石が降り、内野はトンネルに入っていった。

ふざけてファファーンとトンネル内でクラクションを鳴らし、

出口を抜けた所でハザードランプが点いたとこまでは見えた。

だけど、すぐにそのハザードは消えて、テールランプも見えなくなった。

正直その時は、雰囲気出すためにわざと消したんだろうとしか思ってなかったんだけど。


バスが一台通るのがやっとぐらいの道幅のトンネルで、

入り口からは出口が見える長さ、対向車がくればトンネルに入らずに待たなきゃならない。

確かに不気味ではあるけれど、何事も無く二人でトンネル通過。


ところが出口に内野がいない。対向車が来た訳でも無いし、

出口を見ながら歩いてたから、発進したなら気づいたはずなんだけど。

夜中だと他の車も通らないような場所で、置き去りにされても

別の意味で洒落になんないので、白石が内野に電話した。

「出てきたけど、どこにいるの?」

「は?俺、動いてないけど。出たとこ停まってるし。」

「嘘?だって私たち、今トンネル抜けたよ」

「言ってる意味分かんない、誰も来てないし、それ…誰…えない…」

「もしもし?もしもし?」

「…(ほとんどがノイズ)…来た?」


結局、そのまま電話は切れ、それからかけ直しても圏外のアナウンスが流れるだけ。

俺の携帯は内野の車の中だったし、このまま待っててもラチがあかないので、

歩いて大通りまで出て、タクシーを呼ぶことになった。

結構田舎だったから、待たされた上にかなりの出費だった…。


結局、内野はそれっきり行方不明。

不思議なことに、俺の携帯だけが圏外にならずに呼び出し音がなるので、

何度か電話してたんだけど、翌日の朝に散歩中の人が

そのトンネルの入り口付近で拾って届けてくれたらしく、ほぼ無傷で戻ってきた。

出口付近に内野は車を停めていたのに、なんで入り口付近(二人が車を降りた辺り)で見つかったのか、それもまた不思議だし、俺が白石の電話を借りて

何度も呼び出ししてる合間に、内野からの着信も何度か混じっていた。


一件だけ留守電も入ってたんだけど、「久松、いつになったら出てくるんだよ」だけで、

後はノイズが多くて聞き取れない状態だった。


未だに内野は見つからないし、この時期になると思い出して、

なんともやるせない気持ちになる。

あれから、何度か同じトンネルを通ったけど、

何もおかしな事は無かったし、携帯が圏外になるような場所でも無かった。

出典:噂のトンネル

	

八ヶ岳村

5年前の話。

暑い夏も終わり、涼しい風が街に吹き込んで来る、半袖では少し寒く、長袖を来て丁度良かった。

私は高校3年生になり、お金が欲しく、自分でバイトをしようと決心。


情報雑誌でバイトを探す毎日、そんなある日私にも出来そうなバイトが見つかった。


お好み焼きの接客業だ、面接をして、一発OKが出た。

次の日から、バリバリ働く私、バイト先の先輩方にも気に入られ、楽しい楽しい毎日だった。

最初の給料日の日、皆が新人歓迎会をしてくれた、みんなそれなりに飲み、時間も遅くなった頃、1人の先輩が注目を集めた。


先輩「おい、今から八ヶ岳村にいかねぇか?俺酒のんどらんし、運転するからよー」

皆「いこーぜぃ!!」

皆ノリノリだった、恥ずかしくも私もノリノリのチキチキだった。


朝9時、ワゴン車に7人を載せて、八ヶ岳村に出発。

【八ヶ岳村は隣町を越え山の中にある今は誰も住んでいない、小さな廃村】

インターネットで調べれば出るかな?


ワゴン車の中はタバコの煙と爆音で流れている音楽にノリノリの私達。


目的地には約四時間程で着いた。

着いたといっても、村までは車で行けず、途中車を止めて歩いて行かなければならない。

皆懐中電灯を片手に持ち、手をつなぐ者や、服を握る者。

皆内心は怖いようだ。


私はというと…足ガタガタ

恐怖を胸に押さえ込み、てくてくてくてく歩きだした。

どれくらい歩いただろうか、目の前に電気の通っていないトンネルが口を大きく開けていた。

中からは、風が強いのか、叫び声のようなものが聞こえる。


ゥゥゥゥオオオオー


恐る恐るトンネルへ入る。

入って見ると驚き!


トンネルは全て手掘りで、人2人が通るのが限界だった。

みな二列に並びゆっくりゆっくり歩いて行く。

さっきまではしゃいでたのも今じゃ誰も話さない。


シーン


静まり返るトンネル。

トンネルの真ん中あたりに来た時だろうか。



ダッダッダッダッダ、

ダッダッダッダッダ、

ダッダッダッダッダ

後ろから誰かが走ってくるのが聞こえる。

全員が懐中電灯で後ろを照らす、何と!!入り口の方からゾンビのような走り方をした人がダーーーっと走ってきた。



「ウワーーーーーーー」


皆トンネルの出口の方に全力で走った。

泣きながら走る奴もいれば、我を失い手と足を一緒に上げ下げしているやつもいた。


しかし、後ろから走ってくる人との距離は変わらず、向こうも距離をはかっている感じだった。


出口を出ると、眩しい光が目にしみる。

後ろからは追ってこない。


前を見ると、獣道の一本道が口を広げている。

後戻りも出来ず、一同はテクテク歩きだした。

獣道を抜けると、廃村が見えてきた。


村の入口には誰かが書いたのか白い看板に赤いペンキで八ヶ岳村と書いてある。

全員来たことを後悔し、泣きながら手をつなぎ歩いていた。


村の真ん中にはリングで出てくるような井戸があり、そのまわりに、ポツン、ポツンと家がある、小さな村だった。

そこに居るだけでも怖くて帰りたいのだが、トンネルを通らなくてはならず、皆帰れずにいた。

廃屋の中にも入れず、ましてや怖くて動く事さえ出来ずにいる。

何時間そこにいただろう。

日も暮れはじめ、辺りが段々闇に包まれていく。


その時急に後ろから人の声がした。


【この村に何か用ですか?】

皆一斉に振り返る。


そこには、着物姿の女が立っていた。

その横には、小学生ぐらいの女の子が立っていた。

取りあえず顔が見たこともないくらい、白かったのを記憶している。


皆「あっいえっすいません。肝試しに来てしまいまして…あのっトンネルに誰か居てまして、帰れないんです」


【そうですか…肝試し?、肝試し?肝だめ…し?、ガハッ、ガハッガハッ、ガハハハハハハはははぁぁー】


顔は口すらも動いていなく無表情の親子…。

しかし、確かに声は聞こえる。


皆「ウワーーーーーーー」

皆腰を抜かし泣いていた。


「すいません、すいません」

泣きながら何回も何回も謝った。


村を走り回る奴、その場から動けずにいる奴、ただ立ち尽くして泣いている奴。

皆絶望的だった。


とっその時、トンネルの方から声がした。

おーい!!こっちこい!


声が聞こえたと言うか、頭に直接響いた感じだ。

私達はその生きた声に導かれ一目散に走った。

その声はトンネルの入口付近から聞こえてきた。


後からは、

ダッダッダッダッダダッダッダッダッダ


追いかけてくる、足音が聞こえる。

後ろを振り向くと、さっきの親子が無表情で追い掛けてくる。

「助けてー助けてー」

走った走った、私達は我を忘れ必死に走った。


トンネルの入口を抜けた…。

1人の住職が立っていた。

住職「おまえら何しとるんじゃ!!全員いるか?」


後ろを振り向くとあの親子は居なかった。


「すいません、全員います」


住職「とりあえず付いてこい!!」

住職に導かれ着いた所は、古いお寺だった。

たしか興龍寺だったように記憶している。


とりあえず、全員本堂に呼ばれ、正座させられた。


住職「おまえらが行ったあの八ヶ岳村は、普通は入れないはずなんだ、トンネルがあっただろう?」

「はい」


住職「あれは10年前に崩れ落ちて通れなくなっていたはずなんだが…

何となしに嫌な予感がしたので見に行くと、トンネルが開通しているではないか。」


ゾゾ一同に寒気が走る。


住職「誰か導かれたなと思い、念じた所お前たちが来たんだよ、あのまま私が行かなければ、死んでたよ」

「すいませんでした!ありがとうございます」


住職「とりあえず村の事は何も教えられん!知ってしまったら、後戻りできんからな。」

「聞きたくないです。」

怖くて聞けなかった…。

そして泣きながら謝る私達。


住職に二度と来るなとキツク言われ、一同は家に帰った。

家に帰り親にこっぴどく叱られた私は、起きた事を全て話した。

しかし親からは納得のいかない答えが帰ってきた。

興龍寺も八ヶ岳村と一緒に無くなったはずだけど…。


あの住職は私たちを守ってくれてたのでしょうか…。

今でも皆何事もなく暮しています。


下手ですいませんでした。

出典:八ヶ岳村

	

トンネルの先の町

私が小学校低学年の頃だからもう15~6年前の話です。

私の実家はド田舎にあるのですが、家の裏手に山があります。

あまり人の手も入っておらず、私はよく犬の散歩で山の麓や少し入った山道を歩いていました。


梅雨が明けて暑くなりだした頃だから7月だったと思います。

いつものように山道に入っていくと犬が急に走りだそうとするんです。

よし、じゃあ走ってみようか!って

一緒になって走って気が付いたらいつもより険しい山道に入ってしまったようでした。


15時くらいに家を出たので、まだ明るい時間帯のはずなのに山の中は薄暗く不気味に感じました。

元来た道を戻ろうと引き返し始めると、途中で道が途切れてしまいました。

かなり出鱈目に走り回ったから場所も方角もわからなくなってしまったわけです。

少し涙目になりながら、それでも下に下に降りていけば山からは

出られると思い草だらけの道無き道を犬と一緒に降りていきました。


しばらく山を下りていくと段々と周囲が明るくなり夕焼けの色の空が木々の合間から覗きます。

こんなに時間が経っていたのか、早く帰らないとお母さんに怒られる、

そんな事を思いながらさらに山の麓を目指しているとトンネルの脇に出ました。

トンネルの向こうからは夕焼け色の光が見えます。


人工物を見つける事が出来て安心した私はそのトンネルを抜ければ

どこか知っている道に出られると思いトンネルの中を犬と一緒に走りました。

トンネルを抜けるとそこには緩やかな盆地に作られた町のよう。

家が沢山あり夕焼けが屋根を照らしています。

こんな町があったんだなぁ、と少し興奮しながら山の麓に下りる道を聞こうと私は町へ向かいました。


トンネルから町に入る道の右に民家があって、

少し離れた場所から道の左右にズラッと家が並んでいるのがわかります。

町に近付きながら誰かいないかな、と思っているとトンネルから一番近い民家からおじさんが一人出てきました。


犬を連れた私が近づいてくるのを見て笑顔で挨拶してくれます。

私も挨拶を返した後、麓に下りる道を尋ねました。

おじさんは不思議そうな顔で「君が今来たトンネルを抜けて

そこから山道を下れば麓に出られる」と教えてくれました。


この町を抜ける道を聞きたかったのですがまぁいいかと思い、

礼を言って引き返そうとするとおじさんが私の名前を尋ねてきました。

私は山の近くに住んでいます○○です、と答えるとおじさんは納得したような顔で頷きながら

「ここら辺は夜になると野良犬がうろつくから早く帰った方がいいよ」とトンネルを指差します。


私は再度礼を言ってトンネルに引き返しました。

途中で振り返るとおじさんが私を見ながら手を振ってくれたので、私もお辞儀してから手を振り返しました。


トンネルに入る前にもう一度振り返るとおじさんは

まだ家の前にいたので、また手を振りながらトンネルに入りました。

そこからトンネルを抜けて山道を下っていくと周囲がさらに明るく開けて山の麓の知っている道に出ました。


今日は歩き回ったね~なんて犬に声を掛けながら家に帰る途中で、

まだ夕日が照っていない事に気付きました。

あれ?とか思いつつ家に帰り着いたのは16時半くらいでした。


家に帰ってから母にその日の冒険の事を話すと「そんな町あったんだねぇ」と不思議がっていました。

夜になって父親にもその話をしましたが「山の中にそんな町あるわけない」の一点張りで、

さらにあまり山の中でウロチョロするなと軽く叱られました。


私はもう一度その町に行こうと思ったのですが、

トンネルもそのトンネルから麓に下りた道も見つける事が出来ませんでした。


その年のお盆、家族や祖父母と一緒に墓参りに行きました。

それまでに数回訪れたことのあるはずの墓地を見た瞬間、妙な既視感を感じました。

なだらかな丘に道がありその左右に墓が並んでおり、そして墓地の入り口から一番近い墓が私の実家の墓です。


当時の私はそれを理解してから本気で泣きました。

理由を聞いて祖母が「そのおじさんにしっかりお礼言わなきゃね」とお墓を磨かせてくれました。

あの時のおじさんの顔はぼんやりとしか覚えていません。

しかし最近歳をとった父親の顔を見ると、こんな感じの顔だったなぁなんて思います。


あまり怖くなくてすいません。

ただ、もしそのおじさんに出会わなかったらを想像すると今だに私は怖いです。

出典:トンネルの向こう側

	

無音

昔の話だが聞いてくれ。飲み仲間達と心霊スポットへ行こうと言う話になり

男2人女2人のベタな編成でベタな地元の怪トンネルに行く事になった

トンネルにまつわる噂もよく聞くものでクラクションを鳴らすと霊が出る

手形がべったり車につけられる、そんな都市伝説的なものだったので

たいして期待もせずワイワイと騒ぎながらAの車でトンネルへ向かった・・


一番はりきっていたのはAで昔からの親友でもある

手形がついたらすぐ解るようにと洗車までしてきたオカルト好きだ

B子とC美は飲み友達でとくに霊感もなくノリで参加したようだった


俺は友達とはいえ女の子とはしゃぎながらのドライブに満足していた

軽くビールを飲みながら田舎の山道を走り30分ほどで問題のトンネルに到着

さすがに雰囲気は満点でAがトンネルに入る前に自慢の怖い話をして盛り上げる


クラクションをピーピー鳴らして気合いを入れると徐行しつつトンネルへ進入していった

中は明かりがついてるにもかかわらず妙に薄暗く全員口数が少なくなってきたところでAが

「よし!ここら辺でクラクションいくか?」と嬉しそうに言う。

女の子達は怖いね~と言いつつ嬉しそうだドキドキしながらAを煽る


Aは「いくぞ~!」と言うと同時にクラクションを鳴らした。すると「プヒ~ン」

とありえない程なさけない音がトンネル内を響いた

全員大爆笑で「何この音??ww」「面白すぎww」と雰囲気ぶち壊しで大笑い


ハマッタ俺達はクラクションを連打し337拍子をしてみたりと大爆笑

「プップヒップヒヒーン」と鳴らせば鳴らす程なさけない音が響く

しかし異変はこんな大爆笑の中突然起こった


突然全員が笑うのやめシーンとなった あれ?と思い後部座席の女の子達を見てみると

口をぱくぱくとさせて笑っている。というより顔が笑っている

俺の耳がおかしいと気がつくのに時間はかからなかった

まったくの無音で喋っているつもりだが自分の声すら聞こえない絶対無音


AやB子C美に大声で助けを求めたところ 全員同じ現象が起きたらしく

口をぱくぱくさせながらジェスチャーで耳が聞こえないと訴えてきた


Aがガクガクと振るえながら大急ぎで車を走らせる

俺は絶対無音の中恐ろしくて後ろも振り返れなかった・・

何か見てしまいそうで怖かったからだ

トンネルを抜けても無音は変わらずあ゛ーあ゛ーと騒ぐも何も聞こえない


10分程走り山道を抜けたあたりで

「治った?」とB子の声が聞こえ異常な現象が終わったと確認できた

B子とC美は後部座席で怖かったとワンワン泣きじゃくり

情けない事に俺も安心したのかボロボロと涙を流していた


Aはトンネルから出る時点で泣いていたので全員で泣きながらのドライブとなった

やっとコンビニを発見しホットコーヒーを買い落ち着いたところで

全員でさっき起きたことについて口々に語りあった


俺とB子、C美が興奮しながら何も聞こえなくなった事を熱く語っているとAが

「俺お前等おかしくなってすげー怖かった」とまた泣き出した


実は何故かAだけは何事もなく聞こえていたらしく

突然笑っていた俺達が大声で

「あ゛ーあ゛ー」「何コレ?何も聞こえない」「助けて!」

などと言い出し全員狂ったんじゃないかと思い怖かったんだと涙ながらに打ち明けた


その後とくに何事もなく日々を過ごしているが

今でもトンネルを通ると思い出し洒落にならないほど怖いといっている

出典:無音

	

六甲のとある住宅地で起きた事件

俺の中学生のときの話を投下。

俺は週末に、中学で仲良くなった友達Aのところに、泊まりに行くことになっていた。

Aの家はI山という山の中腹にあって、俺の家は山のふもとにある。

双方の家ともに、一番近くのコンビニに行くのに車で30分もかかる、寂れたところだ。


泊まりに行く前日に、Aの家の場所がわからないので、

山の地図をもってAに家がどの辺にあるか教えてもらった。

地図上で見れば、俺の家とはかなり近かった。

が、Aの家まで行くには、山の周りにある道路に沿って

ぐるりと遠回りしなければならない。その距離、10キロ。


真夏の暑い中、10キロも走るのか・・・と少しげんなりしていた俺は、地図の中を走る一本の道を見つけた。

その道は、俺の家から少しいったところから始まって、山を一直線に登り、Aの家のすぐ近くで終わっていた。

長さは5キロほど。この道を使わない手は無いだろう。


俺「こっちの道のほうが近いやん」

A「あー、でもこの道なぁ、舗装もされてないし、急やし、人もぜんぜん通らんからやめたほうがイイで」

俺「通れるんやろ?」

A「うーん・・まぁ通れるけど・・まあええか。そっから来いや」

ということで、その道で行くことになった。


その晩、家族に「こんな道ぜんぜんしらんかった」とその道のことを話した。

両親は「そんな道あったんやねぇ」とかなんとか言っていたが、

じいちゃんは一人眉間にしわを寄せ、難しそうな顔をしている。


どうやら、この道のことを知っているようだ。

この道は正式な名前はわからないが、この辺では『ヒトナシ坂』というらしい。

何か名前にいわくがありそうだったが、まぁ、どうでもいいことだ。


さて、翌日、Aの家に行く日がやってきた。

家を出ようとする俺に、じいちゃんが真剣な顔で話しかけてきた。

「ええか、B(おれの名前)。あの坂は、夜になったら絶対通るな。絶対や。今じいちゃんと約束してくれ」

と、なぜか本気で心配している。


わかったわかったと一応言ったが、気になるので理由をたずねた。

すると、

「あの坂には、昔っから化け物がおる。昼間はなんともないが、夜になるとでてくる。だから絶対通るな」

なんだ年寄りの迷信か、と思った。

おれは幽霊なんて信じていなかったし、ましてやバケモノや妖怪なんて、すべて迷信だと思っていた。


心の中で少しじいちゃんをばかにしながら自転車を走らせると、ヒトナシ坂が見えてきた。

本当にどうして、こんなに近いのに今まで気づかなかったのだろう。


坂は少し急になっており、一直線。地面はむきだし。

左右の道端にはとても背の高い草が生えていて、横の景色がみえない。

だが、うっそうとしている感じは微塵も無く、

真夏の太陽の光を地面が反射していて、とてもすがすがしい気持ちになった。


しばらく自転車を走らせていると、トンネルがあった。

高さは2.3メートルほどで、幅は車一台がギリギリ通れるくらい。

とても短いトンネルで、7・8メートルくらいしかない。すぐそこに向こう側がみえている。

立ち止まらずに、そのまま通った。中は暗く湿っていて、ひんやりした空気があり気持ちよかった。


その後、何事も無くAの家に着き、遊び、寝た。


翌日もAの部屋でずっとゲームをしたりして遊んでいて、夕飯までご馳走になった。

気づいたら、8時になっていた。


まずい、今日は9時から塾だ。遅れれば親に怒られる。俺はいそいでAに別れを告げ、自転車にまたがった。

帰りは、いくら坂でも、10キロの道のりを行けば間に合わないかもしれない。

だからヒトナシ坂を通ることにした。

じいちゃんと約束したが、しょうがない。バケモノもきっと迷信だろう。


月明かりに照らされた夜道を、ブレーキなしで駆け下りていった。この調子なら塾に間に合いそうだ。

そう思っていると、昨日の昼間通過したせまいトンネルが、ぽっかりと口をあけていた。

すこし怖かったが、坂で加速していたし、通り過ぎるのは一瞬だろう。

いざはいったトンネルの中は真っ暗。頼りになるのは自転車のライトだけ。

早く出たかったので、一生懸命ペダルをこいだ。


だが、おかしい。なかなかでられない。

昼間はすぐ出られたのに、今は少なくとも30秒はトンネルの中を走っている。

思えば、今夜は満月で、外の道は月光が反射して青白く光っている。


だから、こんなに短いトンネルなら、その青白い道がトンネル内から見えるはずだ。

真っ暗と言うことはぜったいにない。

一本道なので、道も間違えるはずがない。

おかしい。おかしい。おかしい。おかしい。怖い。


そこまで考えたら、いきなり自転車のチェーンが切れた。

どうしようどうしようどうしよう!!

立ち止まり、あせりまくる俺。まだ出口は見えない。


すると闇の中、何かがいた。

浮いていて、遠くから近づいてくる。体はしびれたように動かない。

眼が闇に慣れ、ソレの姿がはっきり見えた。


白装束を着た女だった。ただし、かなり大きな。異様に長い手足。

最初は宙にういているように見えたが、四本足でトンネルの壁に張り付いている。

そして、ゆっくりゆっくりこちらにむかってきている。ずりっずりっと音を響かせながら。

髪は地面まで垂れ下がり、顔には異様にでかい。目玉と口。それしかない。


口からは何か液体が流れている。笑っている。

恐怖でまったく働かない頭の中で、

きっと口から出てるのは血なんだろうなぁとか、

俺はここで死ぬんかなとか、くだらないことをずーっと考えていた。

女がすぐそこまで来ている。


一メートルほどのところにきたとき、はじめて変化があった。

大声で笑い始めたのだ。それは絶叫に近い感じだった。

ギャァァァァアアアアアハハハハァアアアァァァ!!!!!!みたいなかんじ。人の声じゃなかった。

その瞬間、俺ははじかれたように回れ右をして、いまきた道を走りはじめた。

どういうわけか入り口はあった。もうすこし。もうすこしで出られる。

ふりむくと、女もすごい速さでトンネルの中をはってくる。

追いつかれる紙一重で、トンネルを出られた。

でも、振り返らずに、ひたすら坂を駆け上がった。


それからの記憶はない。両親の話によると、Aの家の前で、気を失っていたらしい。

目覚めたら、めちゃくちゃじいちゃんにおこられた。

あとで、俺はじいちゃんに、トンネルの中の出来事を話した。あれはなんなのか、知りたかった。

詳しいことはじいちゃんにもわからないらしい。


だが、昔からあの坂では人がいなくなっていたという。だから廃れたのだと。

化け物がいるといったのは、人が消えた際に調べてみると、

その人の所持品の唐傘やわらじが落ちていたからだそうだ。


だから、化け物か何かに喰われたんだ、といううわさが広まったらしい。

まぁ実際に化け物はいたのだが。

そういうことが積み重なって、その坂は『ヒトナシ坂』と呼ばれるようになった。


ヒトナシ坂のトンネルは去年、土砂崩れで封鎖されて、通れなくなったらしい。

あの化け物は、まだトンネルの中にいるのだろうか。それともどこかへ消えたのか。

誰にもわからない。

出典:六甲のとある住宅地で起きた事件

	

検問

検問

私が学生時代のお話です


夏休み、サークル仲間でキャンプに行く事になりました。

いわゆる学生の貧乏旅行でした。

お金が無いので高速代をケチり夜中に出発し、道の混まない朝のうちに現地に到着する予定で車3台に分乗し出発しました。

夜中なので狙い通り渋滞もなく、3台連なって目的地に向かいました。

運転をしているAは眠そうな目をこすりながらも、順調に運転していました。

目的地に近づくと高速を降り、寂れた田舎の山道になっていきました。

その山道も一山二山と順調に越え、いよいよ目的地近くになりました。

もうこのまま山道を降れば目的地に到着です。

古ぼけた長いトンネルに入ったころです。

急に私は冷たい手で背中をなでられるようなゾクッとする感覚を覚えました。

思わず運転しているAを見ましたが、彼は相変わらず眠そうな顔で運転していました。

後ろを振り向くと、B子とC子は眠っていました。


トンネルの中程まで進んだときです。

前を走っている2台の車が急にスピードを落としたかと思うと、そのまま停車しました。

時刻は午前4時頃。

(このままだとかなり早く着いちゃうな)

などとぼんやり考えていた私は、独り言のつもりが声を出していました。

「あれ?何かあったのかな?」

するとAは

「ん?・・・あー、あれだよ」

と指差ししました。

何やら警官が一人で検問をしているようでした。

「なんでこんな時間に検問なんかしているんだ?」

「もしかして殺人事件でもあったりして」

(このまま快調に進むと、着いた先で待たされて面倒だな)

くらいに思っていた私とAは軽口を叩いていました。

2人の声を聞いて、後ろの席で寝ていたB子とC子も目を覚ましました。

しばらくして1台目が終わり、2台目の検問をしていた時です。

後ろに座っているB子の様子がどうも変です。

怯えるようにブルブルと震え、明らかに異常な雰囲気でした。

普段は物静かで感情をあまり表面に表さないB子なので、私たちも驚きました。

C子がなだめようとしても、B子は歯を食いしばって震えているだけです。

私も心配になり、声をかけてみました。

「おい!B子ちゃん、大丈夫か?」

私が言ってもB子は何の反応も見せません。

B子があまりにも怖がっているため、誰も何も言うことができませんでした。

そしてしばらく沈黙の時間が流れました。


長い沈黙に思えましたが、前の車の検問が続いているので、たぶんほんの10秒程度の沈黙だったのでしょう。

・・・しばらくすると、蚊の鳴くような声でB子が何かを呟きました。

「あの警官、普通じゃない・・・

この世の人間じゃないみたい・・・」

私たちは唖然とし、そのまま黙るしかありませんでした。

震えるB子はC子がしきりになだめています。


また沈黙が訪れると思ったとき、この雰囲気を変えようとしたのでしょう。

コホン、と空咳をしてから、Aが

「・・何?この世の人間じゃないってどういう意味?

まさか幽霊とか?だったらケイタイで撮ったら大金に化けるんじゃね?」

などと言って笑いました。

しかし無理して引きつった笑みを浮かべているのは一目瞭然でした。

私もB子の発言の前から妙な胸騒ぎを感じていたので、Aの冗談の相手をする余裕はありませんでした。


2台目の検問が終わり、いよいよ私たちの番になりました。

予想に反して警官は笑顔で話しかけてきました。

「あ、どうもどうも。

こんな時間にどうもすいませんねえ、ご旅行ですか?

いや実はね、近くでひき逃げ事件がありましてね。

ホントこんな時間で申し訳ないんですが、少しの時間協力してくださいね」

警官は私たちの顔を見回して、申しわけなさそうに話し続けました。

・・あの、なんていうかその、ひき逃げってその、すごく卑怯な犯罪じゃないですか?

僕、こういう卑劣極まりない犯罪が心底大嫌いなんです。

こういう自己中な犯罪者を許せないんですよ。

ホントこういうゴミクズは社会から抹殺しなきゃいけませんからね。

だからちょっとね、個人的に気合入れて検問しているわけなんでしてね。

・・せっかくの楽しい旅行に水を差しちゃったらアレなんですけど、危険な犯罪者を捕まえるためにも是非ご協力ください!」

なにやら必要以上に口数が多いので驚きましたが、同時にくだけた感じで話すことが気になりました。


「それでですね、ええと・・この近辺で不審な車を見かけたり、何か変わったことはありませんでしたか?」

Aは、自分たちはキャンプに行く途中で、特に変わった車等は見かけていない、と簡単に説明しました。

その間、B子は押し黙ったまま震えています。

警官は

「あっそうですか?いやー、別の車にも聞いてるんですがね。

ホントに何にも見ていないんですか?」

と言いながら、ジッと私たちを見つめていました。

私たちは、実際に何も知らないので話すことがありませんでした。


しばらくすると警官は

「ご協力ありがとうございました!」

と言い、意外にあっさり私たちの検問が終わりました。

いざ車を発進させるときまで、B子は緊張のあまり顔が仮面のように固まってました。

Aが車を出そうとサイドブレーキを戻すとき、独り言のようにボソッと言いました。

「早く成仏せえよ」

私はその言葉を聞いた瞬間、無意識にAをにらんでいました。

警官にも聞こえてしまったようでした。

一瞬、警官の顔が強張ったように見えました。

恐々とサイドミラーを見ると、警官はニヤリと不気味に笑いながらこちらを見ているだけした。


その後は問題もなくキャンプ場にたどり着きました。

キャンプは楽しく、近所の人まで参加してワイワイ騒ぎました。

その時に地元の人に聞いた所、数年前トンネルで検問中に警官がひき逃げに遭い亡くなったことがあったそうです。


その警官の一周忌を迎えた頃から、夜な夜なそのトンネルに出没し、自分をひき逃げた犯人を探しているそうです。

私は酔ってたこともあり、感情を大きく動かされました。

その警官を怖がったことを恥ずかしく思い、トンネルに向かって頭を下げました。

いずれ真犯人を見つけ、安らかに成仏できることを心から願いました。

出典:検問

	

犬鳴トンネルで拾う

福岡の旧犬鳴きトンネルに行ったときの話 

大学のサークルの知り合い4人(I・O・M・俺)で麻雀やって遊んでたんだけど、Iが

「そういや夏休みどこにも行ってねぇし肝試し行こうぜwww」

って言い出した。みんな暇してたし調度いいんじゃね?みたいな感じでとりあえずトライアルで懐中電灯購入。

最初はグダグタして

「どこいくよ」「なんかいい場所ないの」みたいな感じだったんだけど

「ここは定番の犬鳴きだろ」

ということで犬鳴きトンネルに決定。


トンネルに到着して全員が以上な寒さに気付いた。

家出るまで半袖で調度いいぐらいの気温だったのにトンネル着いたときは行きが白くなるくらいに冷えてた。

「さみいwww」「冷気やwww」「霊気かよwww」

みたいな冗談言いながら柵の横から進入


まったく明かりがなくて懐中電灯全部消したら何も見えなくなるくらい暗かった

進んでたら急にMが

「さっきなんか聞こえなかったです?」

と言い出した。でもM以外その音を聞いた奴いなかったし、俺も聞こえなかった。

Mは「いやマジでそういうのいいから、聞こえたやろ今」って結構なマジ顔で言ってたけど俺らは「嘘乙www」とか言ってた


しばらく進んでから今度はIに異変。なんか足取りおぼつかない感じでフラフラしながら左側の方に行き始めた。左側は斜面になってて下が川。

何度こっちに引き戻しても斜面に向かって歩いていくからIの場所を一番右に変えてまた進んでいく。

そこからトンネル前までは何もなかった。トンネル前で一服して帰り始めた。トンネル前で怖かったから二人一組になって肩組んで歩こうぜwwwって言うことになったんだ。


俺とM

OとIのペア

再びIに異変。

歩調が妙に早い、顔を見ると物凄い笑顔だった。ずっとぶつぶつと「いやいやこれはねぇは駄目だわいかんこれいかん」と言ってた。

Oが「どうしたん?」って聞いたらIは「後で話す、行こ」っつって歩みを早めた。

結局その後何があったのかわからないまま車まで到着。

ここでIが明らかにおかしい。

車に乗ってる最中も目をせわしなく動かしながら小刻みに震えてる。

そのまま家に到着するとIは何も言わずにうつ伏せのままソファに倒れこんだ。

いくら声かけても震えて起きないからとりあえずそっとしてた。

「さっき写真とかムービー撮ったの見ようぜ」

とMが言い出した。そういえばなんか撮ってたなーってことで写真見てたら数枚が緑色になってた、滅茶苦茶キモかった。ムービーの方も突然モヤがかかったり画面が真っ暗になったりで変だった。


さすがに怖くなってIを無理矢理起こして何があったのか聞いてみたらIが語り始める、今でも覚えてるのがこの時のIの挙動、しきりに後ろ気にしてる。

「あのさ…トンネル着いてから帰り始めたろ?あの後からずっと俺の後ろに何かいるんだよ…ずっと息がかかってるんだ…もうやめてくれよ…」

ということらしい。

結局その後Iは朝まで寝てたんだけどずっと震えてた。

この間その事聞いたら

「なんか俺の部屋の隅っこにずっているわ、寝るときになると出てくるみたいだな」

と笑いながら言って

「次どこいく?」

とか言い出した。幽霊も怖いけどIの神経の図太さも中々怖い。


文にすると怖くないけど体験した俺らは洒落にならないくらい怖かった話。

出典:犬鳴トンネルで拾う

	

合流

この間起こった事だが聞いて欲しい。 


俺は現在福岡在住で大学に通っている。

先月の始め位に大学の友人宅のPCで怖い話を見ていたんだ。

読んでいた話の中に犬鳴絡みの話があった。

俺は何度も犬鳴には行っていたし、こんなの眉唾だよな、

何て話してたら以外にも友人は喰らいついて来た。

友人は元々大学で県外から来ていたから、犬鳴には行った事も何かったらしく、ある程度知名度の高い心霊スポットだったから、興味を持ったようだった。

丁度、次の日予定は無く、軽いノリで行く事にしたんだ。


それぞれ自分の単車に乗って行き、

20分程で犬鳴の旧道前の門に着いた。

俺は何度か来ていたから何ともなかったが、友人は大いにビビってくれて、

何故か気分はハイテンションになった。

単車を門の前に置き、俺一人ハイテンションのまま友人を引きずるように旧トンネルに続く道を歩いた。

友人は終始ビビりっ放しで、

ちょっとした物音にも奇声を上げてた。


友人を引きずる事10分、

俺達は旧トンネル前に着いた。

何度も来てはいたが、何度見てもデカいブロックで封鎖された入口には圧倒される。

友人は既に半泣き気味みだった。

俺がさあ入ろうかと言うと、友人は凄い勢いで嫌がった。


「入るなら一人で行け」と言い出し、頑として入ろうとはしなかった。

目も据わリ始め、こうなった友人はテコでも動かない。

そうこう言い合いをしていると、入口の方から数人の話し声がしてきた。

どうやら、他にも肝試しの人達が来たらしかった。


その中の一人が俺達を見て、

「大丈夫ですか?」と声をかけて来た。

言い合ってるの見て、ケンカしてると思ったのか、仲裁に入って来たようだった。

俺がケンカじゃないと軽く事情を説明すると、五人いた中の一人が「なら僕達と入りませんか?」と言い出した。


元々興味はあった友人は考え込んでいた。

多分先程までは、興味より恐怖が勝っていたのか嫌がっていたが、

人数が増えて恐怖が薄れたのか、友人はその提案に了承した。


俺達二人と提案した五人、計七人でトンネルに入る事になったが、正味な話全く怖くなくなった。

友人は既に意気投合してて、馬鹿笑いしてるし、

友人をトンネルに入れたいから、

俺も了承したが、怖くなくなったら肝試しも何も無い。

俺は一気に興味が削がれた。


その後、当たり前の様に何も無く、奥まで着き、さっさとトンネルを出た。

俺達二人はもう帰ると言うと、五人はもう少しいると言い、俺達はトンネル前で別れた。

友人は行きと違い意気揚々と歩き、今日は楽しかったなどと言っていた。

ビビってたくせに。

俺達は単車に乗り、余韻というか、

帰りはゆっくりと峠を下っていた。


ゆっくりと風景を楽しみながら走っていると、先を走っていた友人が急に飛ばし出した。

何事?と思いながら後を追うと、

峠を抜けた所にあるコンビニに友人は入っていった。

友人は単車を降り、地面に座り込んで肩で息をしていた。

俺が「どうした?」と話しかけても、ずっと息を切らしてるだけだった。

俺はコンビニで水を買い、友人に渡し落ち着くのを待ち、そして話しを聞いた。


ここからは友人の話だ。

友人は今日の事を考えながら走っていると、一つのおかしな点に気付いたらしく考えながら走っていると、

林の中で人が立ちこちらをじっと見ていて、とにかく明るい所と思いコンビニに入ったと言っていた。


俺は勘違いじゃないか?とか、

ただ人がいただけじゃ?と聞いた。

犬鳴にも少ないが人は住んでるし、そんな事がそうそうあるとは思えなかったからだ。

だが友人は間違いなく人はいたと言い、そしてこう言った。

「林の下にいたんじゃない、俺達がいた道路と同じ高さで林の中にいた」

俺も今一つ要領を得なかったが、

要約すると、林の中で浮くようにして、こちらを見ていたという話しだった。

「それに、門で気付いたか?俺達の単車以外、車一台もなかったの?あの五人もおかしい」

それを聞いたら、流石に気味悪くなり、俺達は飛ばすように帰った。


そして肝試しから三日程経った位に友人から連絡があった、友人宅で飲もうという話しだった。

用事も予定もなかったから、二つ返事で了解して友人宅に行った。

友人宅に着くと、友人は何かを確かめるように、外を見渡してから部屋へ上げてくれた。


友人は挙動不審で、何故か台所には伯方の塩が大量に積んであった。

明らかに挙動不審で言動もおかしかった。

もしかしてと思い、肝試しのせいかと聞いてみると、最初はごまかしていたが、無言の圧力をかけると、友人はポツポツと話し出した。


肝試しから帰り、気味悪くなった友人は盛り塩をして、寝ていたが夜中にドアをノックする音で目を覚まし、

ドアスコープから覗くと、今日肝試しで会った五人がいたらしい。

友人はゾッとし、玄関から離れたが、このままではいれないと、もう一度覗くと五人の姿は無かった。

友人は急いで布団に潜り込もうと部屋に戻ると、窓にかかったカーテンに五人の影が映っていた。

友人は大声を上げ、電気を点け包丁片手にカーテンを開いたが、誰もいなかったらしい。

その日は寝れずに一晩を過ごしたそうだった。

そして、肝試しの日から毎晩同じ事が起こり耐えれなくなり、

俺を呼んで気を紛らわせようと思ったそうだ。


俺はそれを開いた瞬間に帰ろうとしたが、見た事ないような顔で必死に引き止められ、断れずその日は泊まる事にした。

流石にその日は楽しむ気にはなれず、飲むだけ飲んだら、

さっさと寝る事にした。

そして、その日の夜中、聞いた通りにドアをノックする音がして目を覚ました。


友人も目を覚ましたようで怯えるよういドアを凝視していた。

そうしてる間もドアをノックする音は止まず、友人のかわりにドアスコープを覗きこんだが誰もいなかった。

そうしていると友人の悲鳴が聞こえ、

部屋に戻ると今度はくっきりとカーテンに映る五つの人影が見えた。

二人して大声を上げ、

固ってうずくまるように朝を待った。


朝が来て、部屋を見渡すと、盛り塩が黒く変色していた。

友人に聞くと、朝になると変色しているらしかった。

実際に事を見てしまうとこれはヤバいと思い、その日の内にお祓い出来る所を探し、バイトの給料は飛んだが、お祓いをしてもらった。

友人はお祓いをしてもらい体が軽くなったと安心していた。


だが、その三日後、友人は自宅のマンションから飛び降りた。

幸い命は助かったが、後遺症で下半身不随になり、大学を辞め、地元へ戻っていった。


100回行って何もないかもしれない、でも101回目はわからない。


長文駄文ですが、最後まで読んでもらいありがとうございます。終

出典:合流

	

非通知

こないだあった話

ちょっと長いがごめん


登場人物は全員♀


こないだの夜友人Aと会う約束をしていたんだが、

待ち合わせの時間間際に電話が来てキャンセルされた


理由を聞くと、Aの友人Bからついさっき電話があり、

とても怖いことがあり今夜は自宅に帰りつけそうもないので泊めてほしい、

事情は着いてから話す、と言われたらしい

Bの様子が鬼気迫る感じで只ならぬ雰囲気だったそうで、

二つ返事で承諾したそう

なので私もそれなら仕方ないとOKした


後日Aから顛末を聞いたんだが、ぞっとした

以下、AがBから聞いた話


Bはその日、友人Cを伴って南隣の県にドライブに出かけていた

夕刻までウロウロし、帰路に就いた

私たちの住む県と南隣りの県の県境には、

結構長いトンネルがあり、行き来する者は大抵そこを通る

B一行も例にもれず、帰りにそのトンネルを通った


Bの車で行ったため運転もずっとB

ダッシュボードの上には、

Bの携帯が置かれていたそう

一番長いトンネル(トンネルは切れ切れにいくつもある)に入ってすぐ、

Bの携帯が鳴った

CはBに「出ようか?」と聞いたが、

「後で見るしいいよ~」と放置

でも、携帯は留守電になることもなく、

延々鳴り続けている


Cがもう一度、「やっぱ出る?」と聞くと、

「…じゃあお願いしようかな」とB

ディスプレイを見ると、

発信者名『非通知』の文字が

Cは「非通知だ…」と呟きながら通話ボタンを押した

その瞬間、Bの顔が強張った


「もしもし?Bの携帯です。Bは今運転中なので…」その辺まで言いかけて、

Cはあれ?と耳から携帯を離した

Bは強張った表情のまま、Cに「非通知だったの?」と尋ねる

Cは、「…うん。そうだけど何も言わないで切られちゃった」と返事

Bがそこで一言「…私非通知拒否ってるんだけど…」


そこで二人は軽いパニックに陥ったらしい

でも山間部だしトンネルだし、

何らかの電波異常のようなものが起こったんじゃ、

なんて二人で話しているうちに、

また、Bの携帯が鳴った


トンネルはまだまだ終わりそうにない

怖いのでずっと放置していたが、

着信音は一向に鳴りやまない

しびれを切らしたCがもう一度携帯を手に取って画面を確認すると、

またもや『非通知』の文字が

しかし、Cが戦慄したのはもう一つの事実に気づいてしまったからだった

画面の電波マークは消え、『圏外』の表示がなされていた


Bはとても怯えて鳴りやむまで放置しようと言ったが、

Cは度胸のある子で、きっと何かの間違いだから出てみようと提案した

遠くに、トンネルの出口も見え始めた

渋っていたBが承諾し、再びCが電話に出てみることに

意を決し通話ボタンを押し、

携帯を耳に押し当てる


何も聞こえない

Cが「もしもし?」と問いかけると、

かすかに、何かボソボソという呟きのようなものが聞こえる

もう一度「もしもし?どなたですか?」と問いかけると、

今度ははっきり、女性の声で


「トモダチニナッテ」


その瞬間、トンネルが切れた

右手は落石防止のフェンスに覆われた山裾

左手は勾配の急な斜面をガードレールが守っている

BとCは見たのだそうだ

トンネルを出てすぐの街灯の奥、

ガードレールの向こう側に、

赤っぽい服を着たセミロングの女性が立っているのを


携帯はもう切れていて、

そのあと鳴ることはなかった


二人は半狂乱になって家路を急いだが、

そこから自宅のある地域まで、

まだ二時間近く車を走らせなければならない

辺りは夕闇に飲まれ、街灯も少ない

とても恐ろしくてこれ以上運転できないというので、

Aに連絡が来た、ということだったらしい


話はこれで以上です

長文駄文すみません

出典:非通知

	

田舎の親戚

小学4年生夏休みの時の話。

母親が海外に単身赴任してる父親に会いに行くため。

俺はパスポートがなかった為日本に残された。

祖父祖母は父方も母方も他界していた為会ったこともない親戚に一週間預けられたんだ。

親戚といってもほとんど血もつながっていないし付き合いもないような人達だった。


その家族は祖母(90)・父(55)・母(49)・娘(22)・息子(18)というう構成の家族。

年齢は確かこれくらいだったかな。

母親に連れられ200km離れたすごい田舎に預けられた。

その家は平成(1994)の時代なのにお風呂は薪だし、トイレはボットンだしそれはそれは田舎を感じさせた。


家族は初めて会った俺にものすごく優しくまるで家族のように接してくれた。


2日目だったか、お姉さんとお兄さんに連れられて廃線になった線路があるトンネルに探検しようと連れられていった。

トンネルの中は真っ暗でかなり向こうに外の明かりが見えるくらいの長いトンネルだった。

20分掛けてトンネルを抜ける。その間なぜか二人は全然喋らなくなって無性に俺は怖くなった。


トンネルを抜けるとトンネルを迂回して家に帰る。

その日の夜からなぜか家族がものすごくよそよそしくなった。

「なにか悪いことしたのかな?」子供心にすごく不安になった。


その夜はものすごくムシ暑くてなかなか眠れなかった。

すこし外を散歩しようと思って外に出ようと玄関に向かったとき、

ヒソヒソと台所の土間から声が聞こえた。


家族が揃って何か話をしている。


「やっぱり他人の子だな・・・」

「だから俺は嫌だって言ったんだ・・・」


子供の俺にも「あぁ・・・やっぱり迷惑だったんだなぁ・・・」

と、すごく悲しくなって布団に戻り眠りについた。


翌朝目が覚めた時、すごい寝汗でシーツがビショビショだった。

「怒られるかな?」と、思ったがおばさんは全然怒らずシーツを洗って干してくれた。


その日は、おばぁちゃんとおばさん以外は外出するということで一人で近所を探検していた。

ここに来て3日経って気がついたんだけと、お墓の多い村だって事に気付いた。


近隣にも家は2件程あるくらい。なんとも寂しい村だと思った。

夕方家に戻ると誰もいなくて

「変だな・・・」家の中を捜しても一人もいない。

「あ・・・シーツ乾いたかな・・・」

と思って庭にシーツを取りに行った。


「えっ?」

スーツが真っ赤な色に染まっていた。

いよいよ怖くなってくる。


夜の22時になっても誰も帰って来ない。

お腹もすくし、お菓子の一つもない。

外は街灯もない真っ暗な村。


真夏なのにものすごく肌寒かった。

電話が鳴った。俺はすがる思いで電話に出た。


俺「もしもし?」

お姉さん「今日は家族誰も戻らないから先に寝ててね・・・」

なんて事だ…俺は怖くなり布団に潜り込んでひたすら朝になるのを待った。


翌朝になっても誰も帰って来ない。「みんなどうしたんだろう?」

その時玄関から俺を呼ぶ母の声がする。

「○○~、今すぐ帰るわよー」


一週間海外にいるはずの母がなぜか日本にいる。

俺は変だとも思ったが母の顔を見て安心した。

その家の家族が戻らぬまま、実家に帰った。


母は何も言わず俺の手を引いて逃げるようにしてその家を後にした。

その後母はあの家の事を何も話してくれなかった。


15年経って俺は母に尋ねた。

「あの家族は元気かな?」・・・母は戸惑った顔を見せたが、ゆっくりと話してくれた。


「実はね、あの時・・・○○を預けて1日目の日に電話があってね・・・○○をもらうって電話があったの・・・」


それで母は急いで日本に戻って来たらしい。


そしてあの家族は、あの探検したトンネルで全員全身血だらけになって発見されたそうだ・・・

出典:田舎の親戚

	

観光地の山坂道のトンネル

25年位前夏の話し 

バイト先の社長とミニツーリングを企画したが社長は当日集合時間を過ぎても来なかった

社長宅に電話したが誰もでない 待ち合わせ時間を1H程過ぎてから一人で出発した

ルートは前もって決めていた観光地の山坂道


社長が途中合流できるのを期待し長めの休憩を挟みながら一人で走る

峠上りの見晴らしの良い場所で一服していると天候が悪くなってきたので合流を諦め

ルートを短縮して帰ろうと再始動した

峠終わりのトンネルに差し掛かった頃にはシールドを濡らす位に小雨が降り始め合羽

を着ようか考えているうちにトンネル突入した


突然視界が奪われ焦る トンネル内が霧で充満し1m先も見えない

ライトを点けスピードを極端に落とし辛うじて出口を射している筈のぼんやりした光に

向かって進み始めた

照明もセンターラインも無いが1分もあれば抜ける短いトンネルのはずなのだが

何時まで走っても出口に着かない 


しかし何故か冷静で対向車も後続車も期待できない細道なのでガマンするしかないと黙々と進む

視界が悪すぎ進行方向遠くの光とライトに照らされた霧を凝視するのがやっとで視界下

方の暗く赤いメーターやバックミラーも直視できない

暫く進んで引き返えそうと思い始めたが左右の壁も見えない状況とこの頃になると恐怖が

浮かんできてUターンの為に停止するなど出来なくなっていた


視界のせいか高まる恐怖の為か?だんだん平衡感覚が薄れはじめてきた

トンネル内部は平坦だったはずだが空中を上下天地も分からず飛んでいるような感覚?

このままでは運転能力的に拙いと思いはじめたが止まる訳にはいかない

何故か止めてしまうと出られなくなると思った


何とかコケないようにと手探りで低速で進む 相変わらず出口は遠くに感じる

いいかげんヤバイと焦り始めた頃にいきなり外に出た 

明るく強烈な日差しが眩しい素晴らしい快晴だった トンネルに入る前の天候からは

とても考えられない 

出口より10mほど先で停車し振りかえった 出口は見えるが奥が見える角度ではない

二度とこのトンネルは通らないと誓った 

*社長は急性腸炎で入院していた 


おわり


710 :699[sage]:2011/08/12(金) 13:41:22.01 ID:LgMgTbaf0

社長は直に退院しました

が私は2ヵ月後に辞めたので詳しくは知らないのですが

常連客に聞いたところ半年もせずに離婚

1年後に店はなくなり社長も何処へ行ったかは不明だそうです


実は続き?があってその話は気が向いたら夜にでも貼ります


半月程後 懲りもせず夜中に一人で山坂道の観光地を目指す

有料急坂道を一気に駆け上がり頂上でまず一服 ゆっくり下りながら湖を目指す

無事に湖に到着し休憩後 帰りは正月に有名なルートを使うことにした 

途中の池を左に見ながら流している辺りで違和感を覚え始めた雰囲気が暗い


まー上の話もこの話も同じ有名な観光地の山坂道ってことでw

上の話のトンネルはグーグルマップで確認したら100mもなかったヨw


ゆっくりといくつかのコーナーを抜け左右に提灯が規則正しく並ぶ短い直線にでた

提灯の灯りで夕焼けの様に明るい 直線の終わりの反対車線に白い浴衣を着た女性?が

見える エンブレを使いながらゆっくり下りる 女性の脇を通り過ぎ右コーナーを抜ける 

提灯が無くなったので薄暗くなった道をさらに流す


いくつかのコーナーを抜けると左右に提灯が規則正しく並ぶ短い直線にでた

提灯の終わりに白い女性が見える

若干あれっ?と思いながらも時刻は午前零時を過ぎているし眠気のせいか?

たいして疑問も感じず女性の脇を通り過ぎ右コーナーを抜ける

いくつかのコーナーを抜けると左右に提灯が規則正しく並ぶ短い直線にでた

直線の終わりの反対車線に白い浴衣を着た女性が見える


ここで流石に気がついた これはヤバイのか?と思い単車を左に寄せ停車した

辺りを確認し女性に目を向ける 何故かその後白い女性からが目が離せなくなる

タバコを吸って落ち着きたいがフルフェイスのメットを脱ぐ間に女性から目を離す

のが怖い

意を決しメットを脱いだ 白い女性は同じ場所に居る とりあえず一服して落ち着く 


何故か再度あの女性の前を通るのが怖く あの女性が居る限りこの道から出られない

と思った どうしたものかと考える 引き返すのも怖かった 先刻の池を通過してから

おかしいと感じていたので池の前を通るのもイヤだった

斜向かいに自販機が見える 喉が渇いたので何か飲みたかったが単車から離れるのも

心細く再度タバコに火を点けた タバコを吸い終え暫くすると坂の上の方から走行音が

聞こえた


提灯道の始まりに音源が入ってきたので思わずそちらに振り向く ライトの灯りに続き

白い車がこちらに向かってくる

直に女性の方へ向き直る 女性は相変わらずそこに居る

白い車は自分の横を通り女性の前も通り過ぎ 右コーナーに入り視界からいなくなった


気がつくと白い女性が見えない 坂を下っていったのか居なくなっていた

コレはチャンスか?!と直にメットを被り発進した 

先の女性が居た場所を通り過ぎ右コーナーを抜ける 曲がった先にも誰も居ない

記憶にある道をたどり通り過ぎても短い提灯道は現れず下って行く


やっと駅前に差し掛かった 対向車とすれ違う

平地?にたどり着いたせいなのか安堵感が満ちてくる

駅前のコンビニで一息つきながら この観光地には暫く来ない方がいいかなと思った

海沿いの有料道路を駆け抜け左折 国道を北上途中に眠気で信号が変わると同時にウイ

リーしたがコケないですんだw 無事帰宅できました


おわり

出典:観光地の山坂道のトンネル

	

口にしてはいけない

長距離トラックの運ちゃん(名前をAとしておく)から聞いた話。

真夜中の峠道。

・・・普段からよく通る道だったそうだ。

その道の途中のトンネルに差し掛かった時、Aはある異変に気付いた。


いつものトンネルの隣にもう一つ、同じ造り、同じ大きさの、謎のトンネルがあった。


昼夜問わず最低でも半月に一度は通ってる道だから、

新たに開通したトンネルなら、工事の時点で気付いてるはず。

しかしこれまでにその様子もなく、まるで鏡に映したかのように

そのトンネルは突然、そこにあった。


Aは霊感の類などまるでない男だが、この時は「入っちゃいけない」と直感したそうだ。

トンネルの出入り口付近の、パーキング?(広くなってて公衆電話とかある所)に車を停めた。

トンネルを越えないと今来た峠道を戻らなきゃならないし、かなりの遠回りになる。

気味が悪いが思い切って突っ切ってしまうべきか、遠回り覚悟で引き返すべきか、

Aはそのパーキングでしばらく悩んだらしい。


そうしていると、自分が今来た道を別のトラックが登ってきた。

そのトラックの運転手(Bとしておく)も異変に気付いたらしく、

同じようにパーキングへ車を入れてきた。


互いの運転席が隣り合うように停車して、窓を開けて話したらしい。

「長年運転手やってると、妙な事もいくつか経験するけどよ、

こんなのは初めてだ。悪いことは言わねぇ、引き返したほうがいい」とB。

見るからに年上でベテランのBの意見にAは従い、引き返すことにした。

車の向きがにすでに戻り方向を向いていたBが先にパーキングを出て、Aがそれに続く。


Aがパーキングを出て走り出した直後、一台の乗用車とすれ違った。

その乗用車はトンネルに向かっていくわけで、

Aはその車がどっちのトンネルに入るのか気になって、ミラーでその車を追った。

ミラーの中、二つのトンネルの明かりと乗用車のテールランプが見える。

(左右どっちのトンネルだったかはAからは聞かなかったが)

そして、乗用車がトンネルに入った。


乗用車がトンネルに入る、その瞬間、Aには無線のノイズのような耳鳴りが聞こえたそうだ。

思わず体がビクっとするような音量で。


ミラーの中、乗用車は吸い込まれるようにトンネルに入って行き・・・直後、烈しく爆発した。

正確には、乗用車の入った方のトンネル全体がマグマのように

真っ赤に燃えた(ように見えた)のだという。


慌てて車を停めるA。Bも異変に気付き、車を停めた。

彼らのトラックには消火器が積んであったし、

通報するにはさっきのパーキングの公衆電話が一番近い(当時携帯はない)ので、

またトンネル方向へ引き返す。(Uターンできないのでバックで)


しかし、あのトンネルに近づくにつれ、また異変に気付く。


・・・ない。


さっきは二つあったはずのトンネルが・・・・一つしか・・・ない。

トンネルの入り口まで行っても、あの乗用車の影も形もない。


不気味に静まり返ったトンネルが、何事もなかったかのようにぽっかりと口を開けているだけだった。


そのトンネルを通る気にはならず、結局、二人は引き返して遠回りした。


後日、運ちゃん仲間にその話をしたのだが、誰も似たような経験をした人はいなかったそうだ。

その峠自体、いわく付きとかでも何でもなく、日中はそこそこ交通量の多い場所らしい。

その後も同じような時間にあのトンネルを通っても(そこ通らないと仕事にならないらしく)、

またトンネルが二つ・・・って事は無かったと。


で、数ヵ月後にAは高速のSAでたまたまBと再会し、あの時の話になった。

話を聞くと、Bもあの無線のノイズのような耳鳴りを聞き、直後、真っ赤な光を見たらしい。


「まぁ、今となっちゃ何だったのか解らねえけどよ、

あのトンネルはこの世とは別の場所に繋がってたんだろうよ。

おめぇも見ただろ?あの真っ赤な光。ありゃまるで・・・地獄みてぇだったなぁ。

俺はな、あのトンネルも、消えたあの車も、この世のもんじゃねぇと思う事にしたぜ。

だってよ、あの車がもし人間だったとしたら・・・・どうなったかなんて考えたくもねぇ・・・

俺たち二人、まとめて狸にでも化かされたんだよ。そういうことにしようや、なぁ(笑)」


そう言ってBが笑うので、Aもそういう事にしようと決めたんだと。


おわり


P.S. 長文&駄文でスマンかった。

出典:口にしてはいけない

	

エンスト

最近このスレ見つけて、パート1からロムさせていただいています。

私の大学生時代の話をひとつさせていただきたいと思います。

ちょっと長文でスマソ。


私はある地方の大学に通っていたのですが、実家からは電車の便が悪く、下宿を

していました。しかし実家と大学の直線距離は意外と近く(といっても100kmぐらい)

当時の彼氏(高校時代の友人だった)は車で毎週末私の家まで遊びに来ていました。


コトはM県とN県の県境で起こりました。

県境には「出る」と大学の先輩たちの間でも有名な○山トンネルがあります。

よくある「車の上に女の人が乗っていた」等々のうわさには事欠かない場所です。

私は初めて彼とその場所を通ったとき、車内で「ここには出るんだよ、霊が出るんだよ~!!!」

と大騒ぎをして、彼を恐がらせようとしたのですが、真昼間だったこともあり、彼は

「あほか」と相手にはしてくれませんでした。

しかし、そのトンネルを抜けたときです。

舗装工事をしていた道で片側通行だったため、いったん停車したのですが、突然車内で

かかっていたドリカムの歌声が止まりました。

私は、停車のため、彼がエンジンを止めたのだと思っていたのですが、車内にイヤな沈黙が

流れたため、「なんで?なんでエンジン止めるん?」と彼に聞いたのです。

「…止めてない。勝手に今エンストした」

彼はなんだか呆然としているように見えました。


その後です。

私たちはM県側からN県に向かって走っていたのですが、道中、信号にひっかかるたびに

車がエンストを起すのです。

車はオートマ、そして、いままで一度事故歴もなく、突然のエンストなどは今の今まで

起したことがないのにもかかわらずです。

信号に引っかかるたび、私たちはどんどん泣きそうになるほど恐ろしくなってきました。

あのトンネルで何かを乗せてしまったのではないかと。

しかし、私たちは二人でいたこともあり、彼は車通りの少なくなった道でいったん車を

止めてボンネットを開けてみよう、と言いました。

「もしかしたら、俺でもわかる故障かもしれんし」

彼が自分に言い聞かせるように言ったのを覚えています。


そして、彼はいったん左にウィンカーを出し、道の左側に車を止めました。

そしてウィンカーをハザードに変え、ボンネットを開けに車を出ました。

しかし、すぐに車内に戻ってきて「なんにも変わったとこない。っつーか俺にはわからん」と

言って、車を発信させました。

しばらく走って、私はおかしいことに気づきました。

「なんでハザード出したまんまなん?」

「え?さっき車出すとき止めたで?」

何気に彼はもう一度ハザードのボタンを押しました。

しかしチッカチッカとハザードは点滅し続けています。ハザードが止まらないのです。

「うわー!」と、彼は堪らなくなったように大声で叫びました。

そのとたん、ハザードはバチっと止まり、今度は左へのウィンカーが点滅し始めました。

私は確かに彼の手元を見ていたのですが、ウィンカーを操作した様子はありません。

真昼間の田舎道で私たちは凍りつきました。

車を止めなければ。

私たちはもう、何に祈っていいのかもよくわからないまま、「ごめんなさい、ごめんなさい

もうヘンなことは言いません!」と車内で大声で叫びました。

そのとたん、ウィンカーは、付きだした時と同様、突然止まりました。


その後、N県に着くまで、車は一度もエンストしませんでした。

そして、もう二度と。


しかし、話は続きます。

私たちは合計で4年間付き合っていたのですが、そのコトがあってから、そのトンネルを避ける

ルートで行き来するようになりました。

しかし、その「避けるためのルート」は、雪などのために、よく通行止めになる道だったため、

4年の間には、何度かそのトンネルを通らなければならないことがありました。

そのトンネルを通ったときに限って、私の家(一人暮らしの下宿です)のテレビが突然消える

のです。バチっという音とともに。そして二人でいるときに限って。

親とそのトンネルを通ったときにはなにも起こりません。


そして、彼と別れた今も、そのテレビは現役で私の部屋で活躍していますが、突然電源が落ちて

消えるようなことは一度もありません。


私が今まで生きてきた中で、唯一の「ほんのり恐い」体験。以上です。

何も見たわけではないし、音も聞いていません。

ただ、それだけに、なんらかの悪意をすごく感じてこわかったです。


あんまり恐くなかったらごめんなさい。

出典:エンスト

	

悪夢のトンネル

もう10年以上前の話になるんだけど、

ちょうどお正月休みで県外に出ていた友人たちが集まって、新年会やら同窓会やらやってた時期の話。


どこに地域にでも心霊スポットってのはいくつかあると思うんだけど、地元長崎では一番メジャーだった幽霊屋敷が取り壊されてから、

これといってガチって所が無かったんだよね。

(正確には、デマだと分かってたりして、本当にヤバい場所を他に知らなかった)


で、久しぶりに同級生が集まった時に、ドライブに行くことになって、3人で出かけたんだ。

内野(仮名♂)、白石(仮名♀)、久松(俺、もちろん仮名)のメンバーで盛り上がってた。

目的地も決めずにダラダラと深夜のドライブをしてる内に、いわれは知らないけど出るらしいって噂のトンネルの近くまで来たんだよ。


お互いにいい大人だし、いまさら心霊スポットなんて…とは思ったんだけど、どうせだから行ってみる?みたいな流れになってさ。

まぁ、実際に今までそのトンネルを何度も通って何もなかったから、みんな話のネタにって感じのノリだったと思う。


運転してたのは内野で、最初はどこか邪魔にならない場所に車を停めて、みんなでトンネル内を歩くつもりだったんだけど、

思いの外トンネルまでの道路が狭くて路駐スペースが無かった事を理由に、内野は車をトンネル先に停めて二人が歩いて出てくるのを待ってる事になった。

万が一、他の車両が来たら、いったん離れて迎えに来るみたいな感じ。ま、寒かったのもあって降りたくなかっただけかも知れないけど。


トンネル入り口で、俺と白石が降り、内野はトンネルに入っていった。

ふざけてファファーンとトンネル内でクラクションを鳴らし、出口を抜けた所でハザードランプが点いたとこまでは見えた。

だけど、すぐにそのハザードは消えて、テールランプも見えなくなった。

正直その時は、雰囲気出すためにわざと消したんだろうとしか思ってなかったんだけど。


バスが一台通るのがやっとぐらいの道幅のトンネルで、入り口からは出口が見える長さ、対向車がくればトンネルに入らずに待たなきゃならない。

確かに不気味ではあるけれど、何事も無く二人でトンネル通過。


ところが出口に内野がいない。対向車が来た訳でも無いし、出口を見ながら歩いてたから、発進したなら気づいたはずなんだけど。

夜中だと他の車も通らないような場所で、置き去りにされても別の意味で洒落になんないので、白石が内野に電話した。

「出てきたけど、どこにいるの?」

「は?俺、動いてないけど。出たとこ停まってるし。」

「嘘?だって私たち、今トンネル抜けたよ」

「言ってる意味分かんない、誰も来てないし、それ…誰…えない…」

「もしもし?もしもし?」

「…(ほとんどがノイズ)…来た?」


結局、そのまま電話は切れ、それからかけ直しても圏外のアナウンスが流れるだけ。

俺の携帯は内野の車の中だったし、このまま待っててもラチがあかないので、歩いて大通りまで出て、タクシーを呼ぶことになった。

結構田舎だったから、待たされた上にかなりの出費だった…。


結局、内野はそれっきり行方不明。

不思議なことに、俺の携帯だけが圏外にならずに呼び出し音がなるので、何度か電話してたんだけど、

翌日の朝に散歩中の人がそのトンネルの入り口付近で拾って届けてくれたらしく、ほぼ無傷で戻ってきた。

出口付近に内野は車を停めていたのに、なんで入り口付近(二人が車を降りた辺り)で見つかったのか、

それもまた不思議だし、俺が白石の電話を借りて何度も呼び出ししてる合間に、内野からの着信も何度か混じっていた。


一件だけ留守電も入ってたんだけど、「久松、いつになったら出てくるんだよ」だけで、後はノイズが多くて聞き取れない状態だった。


未だに内野は見つからないし、この時期になると思い出して、なんともやるせない気持ちになる。

あれから、何度か同じトンネルを通ったけど、何もおかしな事は無かったし、携帯が圏外になるような場所でも無かった。

出典:悪夢のトンネル

	

心霊トンネル

私は零感だから都内や近場の心霊スポットが好きで冷やかしに行って遊んでました。 

毎回一緒に行く友達も零感だから心霊スポットで

周りがビビる様な事を平気でしたりしていました…。


私達が心霊スポットに行く事を止めるきっかけになった事件を書きます。

神奈川某所にある心霊スポットのトンネルに、男1人・女2人で行った時の話しです。

(女友達をB男友達をCとします。)

車で山道を進むとゲートがあり不法投棄を注意する無機質アナウンスが流れ、

真っ暗な山中で街中の心霊スポットにはない空気にBと最初は喜んでました。


有名なスポットだからかすでに車が一台止まっていたし、

普段から心霊スポットに遊びに行く三人に恐怖心はありません。

暗い山中だと聞いていたためいつもより大きなライトを持ちトンネルに向かいました。

トンネルにつくと前のグループの明かりやふざけて騒ぐ声で怖いなんて思いませんでした。

トンネルを抜けるとBが先にキャンプ場跡があると言い、

このまま帰ってもつまらないと思い行く事にしました。


キャンプ場までは舗装された山道をしばらく歩きます。

途中で追い付いた前のグループと、お互いの自己紹介をしながら

道を進んで行くとすぐにキャンプ場跡にたどり着きました。

川があり涼しい空気に最初は全員安心していました。

「キャンプ場だし次回はみんなでキャンプしに来たいね!」

なんて冗談を言いつつ石橋を渡ります。


突然Cが

「静かにっ…」

て言い、みんなびっくりして黙りました。


C「…声が聞こえた気がしたから。」

と言うと同時に

女性?の笑い声が微かに川の音に混じり聞こえました。


「自分達以外にも誰か他のグループがいるんじゃない?」

と言う合流した男D・E・Fが言い、怖がる女の子を安心させるために

D「おーい?誰かいますか~?」

と呼びかけました。


誰からも返事はなくさらに笑い声だけは聞こえます。


E「川の音で気付いてないんだよ。」

C「何人かの声がするし話してるから返事しないんじゃない?」

F「普通にキャンプしてるんじゃない?話しかけに行こうよ」


怖いと思わない男性達は声がする方へ歩きはじめました。


※これからそこ行きたい人の為に声の聞こえてきた場所までの進み方を書きます※

最初の石橋(確か一ノ橋でした)を渡り道標がある所まで進みます。

道が二本に別れ、左に石橋がありました。

右の道は草などが生えていますが進めます。

ここを進むと道は少し険しいですが監視棟?につきます。

声はこの辺りにいます。


監視棟までの道で起きた事があります。

前から誰かの声がしてこちらに向かって来てるようでした。

合流したグループの女の子2人が怖くて歩けないと言うので皆で声の主(全員が中年男性の声だったと言います)を待つ事にしました。


声の主は暗い山道をライトを持たずこちらに歩いて来ます。

酔っ払い?の様な話し方で何を言ってるかは聞き取れません。


声が近くまで迫った時に私達は気付きました。


声は確実に確実に近づいて来ています…しかし姿は見えません


川音はしてるので近づくまで足音は聞こえない事もあると思いますが…10m…5mと声だけが近づいて来ます。


…そして声は何か嫌な感じと共に私達の間を通り抜けて行きました。


ここで引き返すと声を追い掛けてしまうので怖いですが先に進む事にしました。


監視棟につくまでに合計4回声とすれ違いました。最初の声は男性で後は女性2人と子供です。

みんなぶつぶつと何かを呟いてるのですが何を言ってるかは聞き取れませんでした。


8人いて全員無言で監視棟につきました。声とすれ違い時間もたってるしすぐに戻ろうと話しをしてると、最初に聞こえた女性の笑い声が川の方からしました。


E「誰かいますか~?」


返事なんてありません。

Eが呼びかけると同時に空気が変わったのを覚えています…。


そしていきなりキャンプ場の奥の方から声にもなってない様な叫び声が聞こえ、気付いたら私達は石橋の所まで走っていました。

8人いるのを確認してみんなで手を取り合い車まで行き逃げる様に東京へ帰って来ました。


最後に私はもう二度と心霊スポットには行きたくありません


長文乱文ですいませんでした


どこに行ったかは書きませんが、ここの皆さんならすぐに特定できると思います。


私なりに調べたら監視棟(正式名称ではないかもしれません)のさらに奥にバンガローがあるそうです。叫び声はその方向からしました


これから行く人がいたら気をつけて下さい



560:本当にあった怖い名無し:2007/08/23(木) 14:30:02 ID:/viWo2dx0

>>551

多分そのトンネルの場所は知ってるわ

神奈川の親戚の家に厄介になってた時にそこのトンネルはマジでヤバいから

行かないようにと言われた記憶がある

ビビりの俺には到底行けんわwwww

出典:心霊トンネル

	
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