幽霊よりも恐ろしい?やっぱり本当に怖いのは人間だと感じる映画4選
『何がジェーンに起こったか?』
私より幸せになったら許さない…
姉の過去の栄光を妬む妹・ジェーン(ベティ・デイヴィス/左)
1917年のこと、ジェーン・ハドソンはわずか6歳にして、すでに人気子役であった。しかし、その輝くような舞台を羨望と嫉妬で見る目があった。姉のブランチである。ジェーンは舞台上だけでなく、そこを降りた後も家族から特別な扱いを受けるが、ブランチは公私にわたって妹の影に隠れ、誰にも省みられない。
しかし大人になったころ、ジェーンとブランチの立場は大きく変わっていった。(一部引用)
主演のベティ・デイヴィスの顔がもうまず怖い!夢に出てきそうなインパクトです。メイクをわざと酷くしているようですが、美人女優といわれていた彼女。
その女優魂には圧倒されます。
姉を精神的に追い詰める姿はトラウマもの。
『イヴの総て』
清純そうな女ほど腹黒い?
大女優マーゴ(ベティ・デイヴィス/左)に近づき、その座から引きずり降ろそうとする悪女イヴ(アン・バクスター/右)
田舎から出てきた女優志望のイヴは、ブロードウェイの大女優のマーゴの付き人となる。自分の大ファンだというイヴに目をかけるマーゴだったが、イヴは次第に本性を表してゆき、批評家やマーゴの周りにいる人々に取り入ってゆく。ある日、出るはずの舞台に間に合わなかったマーゴの代役として出演するチャンスをつかみ、イヴは批評家たちから絶賛される。これを皮切りに、劇作家や有名批評家に巧く取り入り、マーゴまでも踏み台にしてスター女優へのし上がっていく。
新人女優イヴは、巧みな手口で上手く他人に取り入り、スターダムへとのし上がっていきます。有名女優にのし上がるには、あらゆる汚い手を使わないとなれないものなのでしょうか。
これが芸能界の実態かと思わせるような衝撃的な映画です。
まだ駆け出しのマリリン・モンローも少しだけ出演しているレア映画!
『冷たい熱帯魚』
これは、本当に現実に起きたことなのか?
でんでん演じるサイコパス・村田幸雄にビジネスを持ちかけられる主人公、社本(吹越満)。関わったが最後、それは残忍な殺人ビジネスだった…
熱帯魚店を営んでいる社本(吹越満)と妻の関係はすでに冷え切っており、家庭は不協和音を奏でていた。ある日、彼は人当たりが良く面倒見のいい同業者の村田と知り合い、やがて親しく付き合うようになる。だが、実は村田こそが周りの人間の命を奪う連続殺人犯だと社本が気付いたときはすでに遅く、取り返しのつかない状況に陥っていた。
1993年に実際に起こった埼玉愛犬家連続殺人事件を元にした映画です。一見、人当たりの良いおじさんには裏の顔があり…
あなたの信じている人は、本当に「良い人」ですか?
『ゴーン・ガール』
美しく聡明な妻・エイミーの失踪の理由とは何か?
誰もが羨むような幸せな夫婦。突然の妻の謎の失踪で事態は思わぬ方向へ…
ロザムンド・パイク演じる妻・エイミーの狂気の演技に注目!
幸福だと思われていた、とある夫婦。しかし、妻が突然失踪する。警察と過激化する報道からの圧力によって、夫の温厚な人柄のイメージが崩れ始める。夫の浮気と不確かな行動に世間はある共通の疑問を抱き始める。「夫が妻を殺したのではないのか?」
あるワンシーンが、ベッキーの謝罪会見と似ているということで話題となったこの映画。ぜひ、予備知識なく観ることをオススメします!
女は怖い。この映画は本当にこの一言に尽きます。
世の男性は、この映画を観たら結婚願望がなくなるかも…