自殺防止の為の自殺予防週間(9月10日~16日)まとめ

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自殺をする人がある一定数居るのはどの時代でもそうですが、テクノロジーが発展した今の時代、精神的な心の闇が自殺に追い込む理由が増えています。


特徴的なの、社会からの疎外感が挙げられるのではないでしょうか?インターネットを利用すれば、いとも簡単に人と繋がれる時代だからこその悩みで、簡単に繋がれるってことは簡単にその関係は切られやすい事に直結しており、心が弱い方には恐ろしい疎外感を感じてしまいます。


他にも自殺をする理由は数限りなくあるのですが、他人が「なんだ、そんな事で悩んでたのか」と言いたくはなりますが、当の本人には重大な事。そうではなく親身に話を聞く体勢が必要です。


政府が制定した「自殺予防週間」(9月10日~16日)が自殺について誤解や偏見を無くす為に正しい知識とデータを提示した上で『こころの健康相談統一ダイヤル』、『よりそいホットライン』にて悩みを相談出来る電話サービスも行っています。


自殺予防週間(9月10日~16日)

自殺対策を推進するためには、自殺について、誤解や偏見をなくし、正しい知識を普及啓発することが重要です。このため、平成19年6月に閣議決定された「自殺総合対策大綱」において、「9月10日の世界自殺予防デーに因んで、毎年、9月10日からの一週間を自殺予防週間として設定し、国、地方公共団体が連携して、幅広い国民の参加による啓発活動を強力に推進」することとされました。


自殺予防週間は、当該期間中における集中的な啓発事業等の実施を通じて、国民に自殺や精神疾患についての正しい知識を普及啓発し、これらに対する偏見をなくしていくとともに、命の大切さや自殺の危険を示すサイン、また危険に気づいたときの対応方法等について国民の理解の促進を図ることを目的とするものです。

出典:自殺予防週間(9月10日~16日) - 内閣府


~誰も自殺に追い込まれることのない社会を目指して~

【ポスター】誰も自殺に追い込まれる事のない社会を目指して

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「自殺予防週間」特設サイトが立ち上がっています。

平成24年度「自殺予防週間」特設ウェブページ - 内閣府http://www8.cao.go.jp/jisatsutaisaku/week/h24/tokusetsu/




自殺の現状

1 近年の日本の自殺の状況


自殺統計によれば、日本の年間の自殺者数は、平成10年に急増して以降、14年連続して3万人を超える厳しい状況が続いていましたが、平成23年の年間の自殺者数は3万651人と、10年の急増以降初めて3万1千人を下回りました。

出典:自殺の現状|平成24年度「自殺予防週間」特設ウェブページ - 内閣府

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2 国際比較

主要国の自殺死亡率を世界保健機関の資料によれば、主要国の中でも日本はロシアに次いで自殺死亡率が高い水準にあります。

出典:自殺の現状|平成24年度「自殺予防週間」特設ウェブページ - 内閣府

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3 平成24年上半期の自殺の状況

平成24年1月から6月までの上半期の自殺者数は、平成23年が16,025人だったのに対し、平成24年は14,192人(暫定値)と、2千人近く減少しています。

出典:自殺の現状|平成24年度「自殺予防週間」特設ウェブページ - 内閣府

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4 年齢階級別自殺者数の推移

年間の自殺者数は3万人を超える状況が続いていますが、ではその内訳はどうでしょうか。年齢階級別の自殺者数に着目してみると、特に50歳代は人数は多いものの、近年減少傾向にあることがわかります。(図2)。


(図2)年齢階級別(10歳階級)の自殺者数の推移

出典:自殺の現状|平成24年度「自殺予防週間」特設ウェブページ - 内閣府

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次に、年齢階級別の自殺の動向を詳しく追うため、各年齢階級の平成10年の自殺死亡率を100としてその推移を見ると、20歳代及び30歳代が、近年増加傾向にあることが分かります(図3)。他方で、50歳代以上の各年代では減少傾向にあります。


(図3)平成10年の値を100とした年齢階級別の自殺死亡率の推移

出典:自殺の現状|平成24年度「自殺予防週間」特設ウェブページ - 内閣府

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以上から、日本の自殺の状況としては、年間3万人以上という事態が続いている中にあって、その内訳は変化しており、50歳代を中心とする中高年の自殺は減少してきているものの、若年層の自殺は増加傾向にあり、今後対策を充実させていく必要があります。

出典:自殺の現状|平成24年度「自殺予防週間」特設ウェブページ - 内閣府


5 都道府県別の自殺死亡率

視点を変えて地域別に見ると、平成22年と平成23年の都道府県別の自殺死亡率(人口10万人当たりの自殺者数)を比較してみると、31道府県では前年に比べ低下しており、特に宮城県、山梨県、岩手県、奈良県、佐賀県では4ポイント以上低下しています(図4)。


(図4)平成22年から平成23年の都道府県別の自殺死亡率増減

出典:自殺の現状|平成24年度「自殺予防週間」特設ウェブページ - 内閣府

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自殺者数が減少していても、自殺対策の面では地域によってさまざまな問題を抱えており、実状に応じた対策を講じる必要があります。今後も国と地方公共団体、民間団体等とが連携し、一人でも多くの自殺を考えている人を救うことができるよう、「誰も自殺に追い込まれることのない社会」の実現を目指していかなければなりません。


出典:自殺の現状|平成24年度「自殺予防週間」特設ウェブページ - 内閣府


【電話】「こころの健康相談統一ダイヤル」について


自殺総合対策大綱(平成19年6月8日閣議決定)では、地域における心の健康づくり推進体制の整備の一環として、自殺を防ぐための地域における相談体制の充実を図るため、相談しやすい体制の整備を促進することとされております。


このため、より多くの人が相談しやすい体制の整備を図る観点から、平成20年9月10日より、都道府県・政令指定都市が実施している「心の健康電話相談」等の公的な電話相談事業に全国共通の電話番号を設定する「こころの健康相談統一ダイヤル」の運用を開始しますので、お知らせします。


各都道府県・政令指定都市が実施している「心の健康電話相談」等の公的な電話相談事業に全国共通の電話番号を設定することにより、全国どこからでも共通の電話番号に電話すれば、電話をかけた所在地の公的な相談機関に接続されます。

出典:「こころの健康相談統一ダイヤル」について - 内閣府


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※ PHS電話、IP電話、プリペイド式携帯電話、列車公衆電話、海外からは接続できません。

※ 自殺予防週間(毎年9月10日~16日)及び自殺対策強化月間(毎年3月)の期間中は、

御相談が集中するため、お電話がつながりにくい場合もございます。


詳しい電話が繋がる時間に関しましては、公式ページを閲覧お願い致します。

「こころの健康相談統一ダイヤル」について - 内閣府:http://www8.cao.go.jp/jisatsutaisaku/link/kokoro/kokoro_dial.html




【電話】よりそいホットライン 24時間対応


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