全盲女子生徒をケガをさせた44歳男を書類送検 加害者は知的障害者でややこしい事態に
埼玉県川越市のJR川越駅で8日、同市の県立盲学校「塙保己一(はなわ・ほきいち)学園」(荒井宏昌校長)の高等部専攻科に通う全盲の女子生徒が足を蹴られ全治3週間のけがをした傷害事件
埼玉県警が細かい捜査の甲斐合ってか12日、同県狭山市の男(44)を容疑者と特定しました。ですが、問題もありその加害者は知的障害者でややこしい事態になっています。
全盲女子生徒傷害:44歳男を任意捜査 埼玉県警
埼玉県川越市のJR川越駅で8日、同市の県立盲学校「塙保己一(はなわ・ほきいち)学園」(荒井宏昌校長)の高等部専攻科に通う全盲の女子生徒が足を蹴られ全治3週間のけがをした傷害事件で、同県警は12日、同県狭山市の男(44)を容疑者と特定し、任意捜査を開始したと発表した。男には知的障害があり、刑事責任を問えるかどうかも含め慎重に調べている。
県警捜査1課によると、複数の目撃情報などから男が浮上。受け答えが困難なため、明確な供述は得られていないという。男は同市内の施設に住み込んで社会復帰に向けて軽作業に取り組んでいる。
容疑者の特定について、荒井校長は「まずは安心した。学園内外で啓発活動を続け、視覚障害者が安心して歩ける社会になるよう努めたい」と話した。女子生徒も校長に「とにかくほっとしている」と話したという。【川畑さおり、大島英吾】
川越の全盲女性ケガ、44歳男を書類送検へ
8日に埼玉県のJR川越駅前で盲学校に通う10代の全盲の女子生徒が視覚障害者用のツエを使って歩いていた際、右ヒザの裏を蹴られケガをした事件で、警察は埼玉県狭山市の44歳の男から任意で事情を聞いていたが、関与が裏付けられたとして、今後、傷害の疑いで書類送検する方針を固めた。
44歳男を慎重捜査=全盲生徒傷害事件―埼玉県警 (時事通信)
埼玉県川越市の県立特別支援学校に通う全盲の女子生徒が足を蹴られ、けがをした事件で、県警は12日、暴行したとみられる同県狭山市の男(44)を特定し、任意捜査を開始したと発表した。男には知的障害があり、県警は責任能力の有無など慎重に調べを進めている。
捜査1課によると、男は狭山市内の施設に入所し、社会復帰に向けた軽作業を行っている。目撃情報などから特定したが、調べに対しても受け答えが困難な状況で、事件について明確な供述を得られていないという。
44歳男を聴取 全盲女生徒負傷事件で 埼玉県警
埼玉県川越市のJR川越駅で8日、全盲の女子生徒が脚を蹴られて負傷した事件で、埼玉県警捜査1課などは12日、目撃情報などから、同県狭山市の作業員の男(44)を容疑者と特定したと発表した。男は受け答えが困難という。県警は傷害容疑で刑事責任能力の有無を任意で調べている。
同課によると、男は8日午前7時50分ごろ、JR川越駅構内で、視覚に障害を持つ児童生徒らが通う同県立特別支援学校「塙保己一(はなわほきいち)学園」(川越市)高等部専攻科1年の全盲の女子生徒が点字ブロックを歩いていた際、生徒の白杖(はくじょう)が自分にぶつかったことに腹を立て、生徒の背後から右膝の裏を蹴り3週間のけがを負わせたとしている。周辺での複数の目撃情報などから、狭山市内に住む男の関与が浮上した。
同課によると、被害者の女子生徒は容疑者が特定されたことについて「感謝している」と話しているという。