何で猫とヤギが選ばれるの?「世界の侵略的外来種ワースト100」哺乳類編

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世界の侵略的外来種ワースト100哺乳類編

アカギツネ

北海道,国後島,択捉島.種アカギツネは,東南アジアを除くユーラシアほぼ全域,アフリカ北部の一部に分布.本州・四国・九州のものは亜種ホンドギツネ 

在来亜種との交雑,競合.人畜共通感染症であるタホウジョウチュウ症を引き起こす寄生虫エキノコックスの媒介

影響を受ける在来生物:在来亜種ホンドキツネ(競合・交雑).エキノコックスを媒介し,間接的に人やペットにも健康被害を及ぼす可能性がある.

	
ネズミ駆除と愛玩のために導入されたイエネコが野生化したもの。

日本に渡来した最古の記録は884年の遣唐使に遡る。

イヌと並んで現在でも人気のあるペットのため、

全国で大量の遺棄が発生し、駆除や処分が推進されても減少に至らない。

肉食性のため、小動物・鳥類を好んで捕食し、動物相に深刻な変化を与える。

出典:.E5.93.BA.E4.B9.B3.E9.A1.9E"

target="_blank">日本の侵略的外来種ワースト100 - Wikipedia

	

アカシカ

食肉や狩猟用に飼育されている。袋角(角を覆うビロード状の皮)と鹿角は漢方薬や韓方薬として用いられる。

世界の侵略的外来種ワースト100リストに掲載されており、ヨーロッパ系移民により導入されたオセアニアや南アメリカでは駆除の対象となっている一方で、北アフリカなど生息地の環境破壊により絶滅の危機に瀕している亜種もある。

本種を含むシカ属 Cervus は外来生物法によって特定外来生物に指定されている

wapiti(elk) / ワピチ(アメリカアカシカ)

アナウサギ

繁殖巣穴占拠による繁殖妨害,競合,植生への影響及び土壌浸食,農業被害,VHDの伝播


影響を受ける在来生物:オオミズナギドリ,アマミノクロウサギ,希少ラン科植物などを含む植生,農作物


移入先の植生の破壊や在来種との競合が問題

大久野島のアナウサギ

イノシシ

古くから狩猟の対象とされてきた動物の一つであるが、非常に神経質で警戒心の強い動物である。普段より見慣れないものなどを見かけると、それをできるだけ避けようとする習性がある。

非常に突進力が強く、ねぐらなどに不用意に接近した人間を襲うケースも多い。イノシシの成獣は70kgかそれ以上の体重がある上、時速45kmで走る事も可能であり、イノシシの全力の突撃を受けると、大人でも跳ね飛ばされて大けがを負う危険がある。オスの場合には牙も生えているため、例え立ち止まっている場合でもオスの場合は鼻先をしゃくり上げるようにして牙を用いた攻撃を行う。オスの牙は非常に鋭く、訓練された猟犬であっても縫合が必要な大きな裂傷や深い刺傷を負う場合があり、作業服程度の厚さの布も容易に切り裂いてしまうという


雑食性で何でも口にする貪欲さを有し、しかも多産ゆえ脆弱な離島の生態系に致命的なダメージを与えている。

イノシシの去勢

オコジョ

気性が荒く、ノネズミなどを食べる他、自分の体よりも大きいノウサギやライチョウを捕食することがある。

単独で生活し、岩や樹根の隙間に営巣したり、ネズミの巣穴を乗っ取って自分の物にすることもある。

毛皮動物として養殖されるが、おりおり養殖場から逃げ出したり養殖場が放棄されたりして野生化する。肉食性であり、キツネやネコと同様の問題を抱える。

北アルプスのスゴ乗越小屋で遊ぶオコジョ

カニクイザル

名前のように、カニなどの甲殻類も食べるが、多くは果実を中心して木の実や木の根、キノコ、穀類などを食べる。

また、雑食性であるので、昆虫や鳥類、魚や貝なども食べたりする。

実験動物として用いられることがあるほか、宇宙飛行のテスト動物として宇宙船に搭乗させられる。また、各地で導入、野生化したカニクイザルが農作物に被害を与える


エボラウイルスやサル痘、Bウイルス感染症の媒介者として知られる。

ボルネオ旅行①【カニクイザルの毛づくろい】

クマネズミ

雑食性で、種実類(穀物や果実、またはその加工品)が食物の過半量を占め、動物質は比較的少ない。動物の肉や魚介類はあまり好まないが、ゴキブリなど昆虫類は好んで食べる。水分補給のため、柔らかい茎や葉なども摂取する。ネコと同じく大洋の離島に定着。離島には地上営巣性の鳥類が多く、また海鳥も絶海の孤島の地表へ営巣するため、本種の侵入により卵やヒナが食害される。日本では北硫黄島のウミツバメ繁殖地が本種により壊滅した。人に対しても建築物に侵入して電線などをかじり停電や火事を起こす、感染症を持ち込むなど多くの被害をもたらすうえ、殺鼠剤への耐性を獲得した個体も出現している。
クマネズミ

フイリマングース

多種多様な動物(絶滅危惧種も含む)を捕食している。アマミノクロウサギ、アマミトゲネズミ、アカヒゲ、キノボリトカゲ、ワタセジネズミ、オキナワアオガエル、イボイモリなど哺乳類から昆虫類まで様々な絶滅危惧指定種を捕食している。

ハブの駆除を目的として意図的に導入された。

ニュージーランド及びアメリカでは輸入禁止種にリストされている。

西インド諸島、ハワイ、フィジーなどに導入され、生態系に影響を及ぼしている(特に西インド諸島では哺乳類と爬虫類、フィジーとハワイでは鳥類の絶滅・減少要因になったとされる。

日本哺乳類学会は、環境省等に対して「移入哺乳類への緊急対策に関する要望書」を提出し、速やかな駆除を緊急に要する種に指定している。

ハブ対マングース

トウブハイイロリス

多産で適応性のある

トウブハイイロリスは基本的に年に2回出産するが、若いまたは経験の浅い母は年に1度春に出産することが多い。

保護された場所では20歳まで生きるが、野生では捕食や住環境の危険性からかなり短くなる。

イギリスでは約250万頭が生息している。在来種のキタリスを駆逐しているほか、農作物や自然植生に被害を与えている。

トウブハイイロリスが寄ってくる様子

ヌートリア

南アメリカ原産

半水性で、池沼や流れの弱い河川の岸辺の土手などに巣穴を掘り、普通は雌雄のペアで生活する。結氷するような寒冷地では、生息できない。

日本では、第二次世界大戦終戦後に毛皮の需要が激減したことに伴い、飼育されていた個体の多くが野外に放逐された。

日本では侵略的外来種として問題になっており、イネやオオムギ、葉野菜などに対する食害のほか、絶滅危惧種に指定されているベッコウトンボの生息地を壊滅させる[5]など、在来種の生態系への影響も深刻である。さらに、本種の巣穴は複雑に入り組んでいて深く、水田の畦や堤防が破壊される原因にもなっている[8]。住宅の庭先への侵入や漁網を食い破る被害も、少ないながら発生している。

2015 1 18 ヌートリアの威嚇する鳴き声聞いた事ある?Voice to intimidation of nutria【野生動物 観察記】

ハツカネズミ

草地、田畑、河原、土手、荒れ地、砂丘などをはじめ、家屋や商業施設の周辺などの様々な環境に生息している。雑食性で種子や穀物類、雑草や花を採食するほか、小型の昆虫類も捕食する[1]。また、汚染された飼料はもとより、ペットフードや家畜飼料などを消費する。さらに、しばしば農業や家屋に被害をもたらすと考えられている。ハツカネズミも他のネズミのように疾病を媒介するが、クマネズミ類ほど危険ではない。

ほぼ世界中に定着している。クマネズミと同じで、人間に伴い海洋島に侵入。現地で繁殖している地上営巣性の海洋鳥の繁殖を阻害する。南大西洋のゴフ島に例がある。

マウス(ハツカネズミ)の子喰い

フクロギツネ

有袋類

フクロギツネは公園や市街地などでも見られ、時には住宅の軒などにも棲んでいることがあり、糞尿で家屋を汚したりすることがあるため害獣扱いされることもある。

毛皮を取る目的でヨーロッパ人が持ち込んだものが逃げて野生化したニュージーランドでは天敵がいないため増殖し、在来種に影響を与えたり、ウシの結核を伝播させたりするため、駆除の対象となっている。

NZの嫌われ者フクロギツネが毛皮市場に

ヤギ

ヤギは粗食によく耐え、険しい地形も苦としない。そのような強靭な性質から、山岳部や乾燥地帯で生活する人々にとって貴重な家畜となっている。

乾燥地帯や冬場で、餌となる植物の葉や芽の部分を食べ尽くしてしまうと、ヒツジ等とは異なり、残った樹皮や樹根も食べてしまうため、植物が再生することができず、森林破壊等の原因となることがある。

中国、モンゴル等、東アジアの乾燥地帯では、ヒツジよりも利益率の高いカシミア種のヤギの飼育数が増え、砂漠化が進む一因ともなっている。また、中近東などでの砂漠の拡大にも、ヤギが影響していると考えられている。

【怒りのヤギ vs おっさん】激しい戦いは今でも続く…



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Sharetube