日本でも将来自動的に導入される「スマートメーター」米国で健康を害する電磁波、発火すると報告が相次いでる
スマートメーター自体初めて知った次第でありますが、なにやら定期的にデータを送受信して電磁波を出しているみたいでそれを曝されると健康に悪いのだとか・・・それと、ハードの問題ですぐに解決しそうですが、スマートメーターは24時間起動しっぱなしで、熱くなりすぎて発火するといった事例もあります。
それ以外にも、請求書ではなく支払いが「自動振替」になる事もダメな理由なのかなと感じました。
スマートメーターってなに?
スマートメーターは、毎月の検針業務の自動化やHEMS※等を通じた電気使用状況の見える化を可能にする電力量計。 スマートメーターの導入により、電気料金メニューの多様化や社会全体の省エネ化への寄与、電力供給における将来的な設備投資の抑制等が期待できる。
スマートメーターの画像
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日本、スマートメーター導入状況は?
一番最後に紹介している政府のPDFによると全国でまだ200万台しか導入されておらず、試験導入の段階。
全国のスマートメーター導入スケジュール
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先行する米国では、至る所でスマートメーターの導入に「待った」がかかっている
日本では電力自由化に向けて、スマートメーターの設置がようやく本格化しつつある。
出典:相次ぐスマートメーター設置拒否 米電力会社の憂鬱 :日本経済新聞
ところが、先行する米国では、至る所でスマートメーターの導入に「待った」がかかっている。サービス向上とコスト削減に貢献すると言われるスマートメーター。なぜ、導入を拒否する事例が後を絶たないのか。
出典:相次ぐスマートメーター設置拒否 米電力会社の憂鬱 :日本経済新聞
アメリカでは電力契約数の32%に設置済み
スマートメーターは、双方向通信機能を備えた電力消費量を測定するシステムである。従来のアナログメーターとの大きな違いは、測定した電力消費量をリアルタイムで無線送信できることや、電力会社がリモートでサービスの接続・切断などができること。さらに、電力供給量の制御も可能だ。
出典:相次ぐスマートメーター設置拒否 米電力会社の憂鬱 :日本経済新聞
ワシントンDCに拠点を置くIEE (Innovation Electricity Efficiency)研究所が2013年8月に発表したレポートによると、2013年7月時点で4600万台以上のスマートメーターが米国で設置済みという。これは全米の電力契約数の約32%に当たる。
出典:相次ぐスマートメーター設置拒否 米電力会社の憂鬱 :日本経済新聞
米国におけるスマートメーターの導入状況(図:IEE)
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■電力会社と消費者双方に利点あるが…
カリフォルニア州サンディエゴ市の電力会社San Diego Gas&Electric(SDG&E)は、米国で最初にスマートメーターの完全導入を達成した電力会社である。カリフォルニア州公益事業委員会(California Public Utilities Commissions)の承認の下で、SDG&Eは約5.7億米ドルを費やし、2007年よりスマートメーターの導入を始めた。
出典:相次ぐスマートメーター設置拒否 米電力会社の憂鬱 :日本経済新聞
スマートメーターの双方向通信機能により、月に1回の割合で検針員がユーザー宅に訪問する検針作業や、引越し時に現地で実施する配線接続作業が不要になった。電力会社にとっては、スマートメーターの導入により、人件費の削減と運営の効率化が期待できる。さらに、スマートメーターで電力使用量をリアルタイムで監視できるため,電力の流れを細かく把握し,送電量をより的確に調整できるようになる。
出典:相次ぐスマートメーター設置拒否 米電力会社の憂鬱 :日本経済新聞
一方で消費者は、デジタル化によりリアルタイムに電力消費量を把握・分析できるようになった。いわゆる、電力消費量の「見える化」により、節電・電気料金削減のツールを得たことになる。
出典:相次ぐスマートメーター設置拒否 米電力会社の憂鬱 :日本経済新聞
便利なのに、2万ユーザーが撤去要望した理由
そんな中、スマートメーターの設置を拒むユーザーが続出し、問題になっている。例えばメリーランド州の電力会社PEPCOは、これまでに約57万台のスマートメーターを設置したが、1000件以上のスマートメーター撤去の要望が来ているという。
出典:相次ぐスマートメーター設置拒否 米電力会社の憂鬱 :日本経済新聞
スマートメーターから発火
ネバダ州では、スマートメーターが発火して火災に発展したという報告が、これまでに9件あった。ネバダ州の電力会社NV Energyは、15分ごとに使用量を計測するスマートメーターを、これまで州内に110万台設置した。
出典:相次ぐスマートメーター設置拒否 米電力会社の憂鬱 :日本経済新聞
州公益事業委員会は、電力会社と地元の消防機関から得た情報を基に、メーターの安全性に関する調査を行っている。
出典:相次ぐスマートメーター設置拒否 米電力会社の憂鬱 :日本経済新聞
2014年7月末には、オレゴン州の電力会社Portland General Electricが、火災発生の懸念から、7万台のスマートメーターを取り替えることになった。
出典:相次ぐスマートメーター設置拒否 米電力会社の憂鬱 :日本経済新聞
スマートメーターが健康を害する電磁波を放出している?
サンディエゴのSDG&Eは、「スマートメーターが健康を害する電磁波を放出している」と懸念を持つ消費者から、既に導入したメーターの撤去要請を受けている。
出典:相次ぐスマートメーター設置拒否 米電力会社の憂鬱 :日本経済新聞
SDG&Eは、米Itronからスマートメーター「OpenWay」を調達した。OpenWayが利用する周波数帯は900MHzで、携帯電話より少し高い周波数の電磁波が放出される。
出典:相次ぐスマートメーター設置拒否 米電力会社の憂鬱 :日本経済新聞
SDG&Eは「連邦通信委員会(U.S. Federal Communications Commission (FCC)) の電磁波による人体影響のガイドラインを遵守し、FCCの基準の周波数リミットに従って運用されている」「スマートメーターの電磁波が健康に与える影響はない」と発表している。
出典:相次ぐスマートメーター設置拒否 米電力会社の憂鬱 :日本経済新聞
スマートメーター 健康被害、火災があった5つの事例
(1)2010年2月22日 米 CBS
米国カリフォルニア州で、スマートメーター取り付け後に電気代が何倍にもなったという苦情が続出した。$80から$329に跳ね上がった人も。取材に対して電力会社は1件の取り付けミスを認めたものの、それ以外は「メーターは正常。問題ない」と述べた。
出典:スマートメーター 健康被害、火災、住民の抵抗… 米国、豪州のニュースから - 電磁波問題市民研究会
(2)2012年3月14日 豪 A CURRENT AFFAIR
スマートメーターが爆発したり発火して火事になるケースがある。会社は「爆発などを起こしたメーターはごく一部であり、メーターには問題がなく、何者かによる破壊工作だ」と主張している。
出典:スマートメーター 健康被害、火災、住民の抵抗… 米国、豪州のニュースから - 電磁波問題市民研究会
従来のメーターをスマートメーターへ交換させないために、メーターを箱の中に入れてカギをかけたりする行動が広がった。電磁波過敏症の診断書を持つ夫婦は、スマートメーターが設置された自宅から逃げ、4カ月以上キャンピングカーで寝ている。
出典:スマートメーター 健康被害、火災、住民の抵抗… 米国、豪州のニュースから - 電磁波問題市民研究会
(3)2012年3月14日 豪 Today Tonight
スマートメーターが爆発したり発火して火事になるケースがある。送電会社は「故意に破壊されたか、高圧電流の流入によるもの」と主張している。
出典:スマートメーター 健康被害、火災、住民の抵抗… 米国、豪州のニュースから - 電磁波問題市民研究会
豪州内ではビクトリア州でスマートメーター設置が義務化され100万台が設置されたのに対し、ニューサウスウェールズ州は任意設置で60万台が設置され、クイーンズランド州では導入の予定がない。ビクトリア州では設置料$100や使用料$80を拒否している人もいる。
出典:スマートメーター 健康被害、火災、住民の抵抗… 米国、豪州のニュースから - 電磁波問題市民研究会
電磁波で頭痛を訴える人もいる。米国ではロビー団体が47市郡でメーター設置の取りやめを求めている。すべてを撤去した地域もある。
出典:スマートメーター 健康被害、火災、住民の抵抗… 米国、豪州のニュースから - 電磁波問題市民研究会
(4)2013年1月24日 豪 A CURRENT AFFAIR
年金暮らしのビクトリア州の元看護師は、スマートメーターについて設置費用負担や、監視国家化の心配から「どうして今までのメーターではだめなのか」と訴える。
出典:スマートメーター 健康被害、火災、住民の抵抗… 米国、豪州のニュースから - 電磁波問題市民研究会
地域にスマートメーターが導入されて以来、メーターに近づくと頭痛、動悸、吐き気などの症状が出る男性は、買い物や友人に会う以外は家に閉じこもっている。
出典:スマートメーター 健康被害、火災、住民の抵抗… 米国、豪州のニュースから - 電磁波問題市民研究会
ニューサウスウェールズ州のエネルギー大臣は「ビクトリア州での失敗を教訓に、我が州ではスマートメーター義務化は絶対にしない」と断言した。
出典:スマートメーター 健康被害、火災、住民の抵抗… 米国、豪州のニュースから - 電磁波問題市民研究会
ビクトリア州でスマートメーター反対運動を立ち上げた女性は「スマートメーターの電波はハッキングしやすい周波数で、私の家の状況、いつ出かけているかなどが、だれにでも分かってしまうのではと心配」と訴える。
出典:スマートメーター 健康被害、火災、住民の抵抗… 米国、豪州のニュースから - 電磁波問題市民研究会
(5)2013年2月19日 米 CBS
不整脈、頭痛、めまいなどの症状をスマートメーターが設置された家の住民が訴えている。
出典:スマートメーター 健康被害、火災、住民の抵抗… 米国、豪州のニュースから - 電磁波問題市民研究会
消費者がスマートメーターからの電波に曝される頻度はエネルギー会社が決める。会社は4~6時間ごとに電波を送信していると説明しているが、市民団体が測定したところ、メーターは1分間に4~6回送信していた。会社の広報は「状況によって変わってくるので…。わが社が立ち会った調査ではないので何とも言えない」と述べた。
出典:スマートメーター 健康被害、火災、住民の抵抗… 米国、豪州のニュースから - 電磁波問題市民研究会
【日本】スマートメーターの最近の動向について - 経済産業省【PDF】
【日本】スマートメーターの最近の動向について - 経済産業省【PDF】
http://www.meti.go.jp/committee/summary/0004668/pdf/012_03_00.pdf
全23ページによる政府作成の日本のスマートメーターの動向がわかるPDFとなっている。
電力各社のスマートメーター導入状況
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○ 工場、ビル等の高圧部門については、平成28年度(2016年度)には全数スマートメーター化が完了予定。
○ 家庭等の低圧部門については、現時点における導入数はわずか(200万台超程度)であるが、各電力会社が本格導入に移行しつつあり、既に調達に向けた手続きが進められている。