【閲覧注意】人身事故・人が死ぬ数分間・モニターに写る女【怖い話】

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人が死ぬ数分間

人が死ぬ瞬間を見たことがありますか? 

わたしは、見ました、人から魂が抜けていく数分間を。


交通事故の現場での話です。

数年前、朝、バイクで都心に向かうときのことです。


東京の山手通と川越街道の交わる交差点から東へ

約百メートルのドンキホーテを少し過ぎたあたり、日本ケミカル建設という会社の前です。

通勤のクルマやバイクが朝の光を浴びながら都心に向かっていきます。


そこに一台のバイクとひとりの青年が倒れていました。

交通事故だと思い、その倒れている青年を通り過ぎてから、

路肩にバイクを停めました。


864 人が死ぬ数分間2 2006/03/18(土) 22:18:59 ID:3chT2yWL0

倒れている青年を歩道の方に移動させなければ...と思い、

そちらを見たところ、急に起きあがり、酔っぱらいがゲロを吐くように、

胃の中のモノをドバーッと吐き出しました。


これでは、移動させることが出来ない。

そう思ったわたしは、119番に携帯電話で通報しました。

地番表示のプレートが無く探すのに手間取りました。

今思うと、豊島区池袋本町何丁目何番何号と

詳しく伝えることもなかったかと思います。


865 人が死ぬ数分間3 2006/03/18(土) 22:19:40 ID:3chT2yWL0

で、その青年を見るとアスファルトにひざまずき、

げえげえと胃の内容物を吐き出しています。

加害者は誰かと見回すと、F山通運のドライバーがどこかに携帯で連絡をしています。

彼と絡んだ交通事故なのかも知れません。


青年は、地べたに突っ伏し、鼻と口からぶくぶくと泡の混じった血を吹き出していました。

これはSFXじゃない! こんなに血が出たら、彼の体から血が無くなってしまう!

そう思いました。

警察にも電話をしなければ!


彼は完全に動きを停めていましたが、

彼の心臓は、彼の血液を、彼の体の外に送り続けていました。


F山通運のドライバーが

自分の人生が終わってしまったとでもいうような表情で、

アスファルトの地面に横たわる青年を見つめていました。

地面に横たわる青年の心臓も動きを止めてしまったのか、

もう口と鼻から血液が出ることはありませんでした。

半開きの眼の彼の顔の前には、大根下ろしを三角に盛り上げたような山が出来ていました。


このバイクの青年と貨物トラックのドライバーは、

10分前には、こんな場面は想像もしていなかったでしょう。

わたしは、人の命ってこんなに簡単に消えてしまうもんなんだなと、

寂しい気持ちになりました。


867 人が死ぬ数分間4 2006/03/18(土) 22:25:27 ID:3chT2yWL0

その翌日、現場には花束やら缶ビールやらたばこが供えられていました。

道路の舗装があり、彼が大量に吐血し吐いた彼の血が、道路に封じ込められました。

毎朝、花束を見るたび、彼の死んで行く数分間を思い出し、苦しみました。

モニターに写る女

コンビニで夜勤のアルバイトをしていたときの話 

入って3ヶ月くらいのある晩

同じ夜勤の人間でその日は深夜1時に上がる予定だった先輩が

「今日は明け方まで残ってもいいかな?」と私に訊いてきた


ウチの店は深夜1時までは二人制、1時から翌朝6時までは一人での勤務になる

「べつに構いませんけどどうかしたんですか?」

その日は特別な仕事も無く残業をする理由などないはずだ


「仕事じゃないよタイムカードももう切ったしね、ただ事務所に居させてくれればいいんだ」

レジ内の扉の先にある狭い事務所

横に長いスペースに事務用のパソコン机、更衣室、在庫品用の保管棚が並んでいる


二人がなんとか通り抜けられるような部屋、そんな場所にあと3,4時間も居たいというのだ

「先輩の家すぐ近くでしたよね?歩いて5分くらいの、鍵でも失くしました?」

私が尋ねると先輩は苦笑いを浮かべてこう言った

「ちょっと確かめたいことがあるんだ、笑わないでくれよ」


先輩の話によると

一人で夜勤をしている際、事務所に居ると誰もいないはずの店内から

「すみません」と声をかけられることがあるという

来客を知らせるチャイムが風や振動などで誤作動を起こしたり、

逆に人が入ってきても鳴らないということはたまにあることなので

「はーい、お待たせ致しましたー」とレジ内の扉から店に出ると

店には誰もいない


また別の日、事務所で作業中「すみません」と声をかけられ

今度は扉近くの事務机で作業をしていたため、すぐさま店に出るがやはり誰も居ない

さらに別の日またしても聞こえてきた「すみません」の声に素早く防犯カメラのモニターを見るも

店内はもちろん店のすぐ表を映しているカメラにも誰も映っていない

こんなことが週に1,2度はあるのだという


「キミはそんな経験ない?」

先輩は最後にそう尋ねてきた

自分も週に2回ほど夜勤をしているがそんな事があった覚えはない

私が首を横に振ると先輩は「そうか…」と再び苦笑いを浮かべて

「とにかくよろしく頼むよ」と事務所に入っていった


171: 本当にあった怖い名無し:2011/08/20(土) 10:48:06.42 ID:TbFO+aTb0

それから二時間が経ち深夜3時

その日は来客もほとんど無く、先輩の協力もあって

作業も早々に片付き私たちは事務室でお喋りをしていた

珍客話が盛り上がり私がのんきにも先輩が残っている理由を忘れかけていたそのとき

「すいません」

自分のすぐ後ろ、店内へと続く扉の向こうから声が聞こえた


先輩の話を思い出した私が先輩を見ると

モニターを見ていた先輩は私の視線に気づき首を振る

やはり誰も映ってはいない


内心焦りながらも私が「レジ近くにもカメラの死角ありますし一応確認してきますね」と

店内に出るために扉に手を伸ばすと

「待て!!」

先輩が突然声を張り上げた


驚いて硬直した私に先輩は「これ…」とモニターの一部を指差す

先輩の指差す場所

モニターに映ったレジ内部

防犯カメラの死角ギリギリに映る事務所への扉の下半分

そこに黒く長い髪と女の足が映っていた


それも立っているのではない

カメラに映った部分からその女の状態を考えると壁にしがみついているのだ

壁に張り付いているような女の足

そして膝から上を覆い隠している長い髪

モニターにはそこしか映っていない


私は振り返れなかった

自分のすぐ後ろの扉のちょうど私の胸元から頭頂部くらいまでの位置にある

一辺50センチメートルほどの正方形の窓

マジックミラーになっていて向こう側からは覗けないはずの

こちらを女が見ているような気がしたからだ

「消えた…」

先輩の一言に我を取り戻すとすでにモニターの中には誰も映ってなかった、今度こそ本当に誰も

その後、私は先輩に頼み込み私の勤務終了まで残ってもらうことになった


172: 本当にあった怖い名無し:2011/08/20(土) 10:50:07.40 ID:TbFO+aTb0

それから月末までの半月間、私は内心怯えながら勤務にあたったが

その後例の声を聴くこともモニターにあの女が映ることもなかった


そして翌月、先輩が店を辞めた

気になってオーナーに話を聴くと

私とともにアレを見た次の日の晩、オーナーから防犯カメラの録画した映像を見る方法を訊くと

翌朝には辞めさせてほしいと言い出してきたのだという


「なんなんだろうねぇ、悪い事をしてたわけじゃないとは思うんだけど」

不思議がるオーナーから録画した映像の見方を聞き出すと

私は一人になってすぐにその映像を観た

「ああ…」

私は合点がいった


それは先輩が残っていった日より前

先輩が一人で夜勤をしていた晩

誰も居ない店内からの声に応えて店に出る先輩が映った映像にやはりソレも映っていた

カメラの死角ギリギリの事務所への扉、その壁にしがみついているかのような女の足と髪

そして扉が開き先輩が出てくる


その女を通過して…

きっと先輩もこれを観たのだろう

モニターを元の状態に戻し、私は次のバイト先を探すことを決めた


結局その後、大学を卒業するまでの2年間その店で夜勤を続けることになったのだが

その間オーナーや後輩たちにそれとなく聞いてみたが

変なモノを見聞きした人間は誰もいなかった

アレはいったい何だったのか


元々先輩に憑いていたものだったのか

あるいは先輩に付いていったのか

見えないだけ聞こえないだけで今でもあそこにいるのか

もう私にはなにもわからないのだった

人身事故

去年の実体験の話をします 

6月の半ば頃の話。

当時俺はバイク買ったばかりで、大学が終るとしょっちゅう一人でバイクに乗ってあちこちを走り回っていた。

その日も特にする事がなかったので、次の日休みという事もあり神奈川方面へ結構な遠出をした。


で、その帰り道、たしか夜の12時過ぎくらいだったと思う。

道とかも適当で標識を頼りにあまり車通りの多くない道を世田谷方面に向かって

進んでいると、急に前を走っていた車が急ブレーキを踏んで蛇行しガードレールにぶつかった。


目の前で事故を見たのは初めてだったのでかなりびっくりしたが、そうも

言ってられないので、ひとまずバイク路肩に停めて車のほうへ駆け寄った。

車の窓から中を覗き込むと、中には女の人がいて両手でハンドルを持ったまま

頭を項垂れてガタガタ震えている。


「え?これヤバくね?」と思い、とりあえず窓越しに「大丈夫ですかー?」と

声をかけたのだが、女の人から返事は無い。

結構パニック気味だった俺は、ここで警察に電話しないととふと気付いて110番をした。


警察を待っている間、俺が何度か「大丈夫ですかー?」と聞いていると、女の人はやっと車から降りてきた。

見た感じ怪我は無さそうだが、顔色は真っ青で何かぶつぶつと呟いている。

少し呟きが気になったので、「どうしたんですか?」と口元に耳を近付けると、

震えた声でとんでもない事を呟いていた


続く


738: 本当にあった怖い名無し:2011/10/07(金) 15:19:31.65 ID:3pxfn7j10

>>737の続き


「子供轢いちゃった…子供轢いちゃった…子供轢いちゃった…子供轢いちゃった…」


俺はかなりギョっとした。

事故の瞬間を見てはいたが、子供なんていたか?

記憶を思い返しても道路に人影があったようには見えなかった。

慌てて道路の方を振り返ったが、どこにも子供の姿はない。


俺は女の人を路肩に座らせて、あちこち歩いて見て周ったのだが、子供なんてどこにもいない。

そうこうしているうちにパトカーがやってきて、警官が2人降りてきた。


警官に俺が事情を話し、警官もかなりあちこち探してみたのだが結局子供はいなかった。

俺も色々事情を聞かれたのだが、少なくとも俺は女の人の乗る車が急ブレーキを踏んで

ガードレールにぶつかったところしか見ていないし、道路に人影も見ていない、

俺は自分の記憶にあるとおり警官に伝えた。


再度警官が女の人に事情を聴きに行き、俺もいっしょに聞いていたのだが、女の人が

言うには急に道路わきから子供が飛び出してきて、衝突する音も聞いたという。

でも現実にはどこにも子供の人影は無い。

警官の一人がパトカーに戻り無線で何か話し始め、もう一人の警官が女の人に

怪我はないかとか痛い所はないかとか聞いていたとき、急に女の人が道路わきにあった

カーブミラーを見て


ぎゃあああああああああああああああ


と物凄い絶叫を挙げた。


続き


739: 本当にあった怖い名無し:2011/10/07(金) 15:20:33.52 ID:3pxfn7j10

>>738の続き


びっくりして俺と色々聞いていた警官もカーブミラーを見た、カーブミラーには俺が

一番手前に、歩道の路肩に女の人が座り、その横に警官が屈んでいたのだが、

女の人と警官の後ろ、本来誰もいないその場所に子供が写っている…


年は4歳か5歳くらい、ちょっと良いところの幼稚園児が着る様な服を着て、

無表情に鏡越しに俺たちを見ていた。


俺と警官はたぶんほぼ一緒に後ろを振り向いたと思う。

しかし、そこには誰もいなかった。

もう一度ミラーのほうを見ると、そこには俺たち3人しか写っていなかった。


女の人はこれで完全にパニックになって、とても話が聞けるような状態では

なくなってしまい、警官が呼んだ救急車でそのまま運ばれていった。

そして、俺には一応あとでまた事情を聞くかもしれないと住所や電話番号を聞き、

最後に「ああいうのはさっさと忘れたほうが良い、気にしないほうが良いよ」と言ってきた。

が、そう言っている警官もかなり顔色が悪かったが…


その後、警察からは特に連絡など何もなかったので、申し訳ないが後日談とか

真相とかいわくとか、そういうのは全く解りません…


以上で俺が体験した話は終わりです。






著者プロフィール
Sharetube