まるでエイリアンに体を侵されたようにウネウネと足が動く…。

まずは動画をご覧ください。

これは「こむら返り」という、ふくらはぎの腓腹筋（ひふくきん）の痙攣と神経の異常な拡張が原因で起こる症状で、米国のAngel Bermudezという男性が自身を撮影したものだ。
筋肉が固まった状態となり弛緩（しかん）しなくなるので、激しい痛みを伴うという。
この動画はFacebokkに投稿され1800万回以上再生され20万件以上シェアされるという大反響を呼んでいる。

どんな時に起こる？

激しい運動の後や、水泳後、睡眠中に見られることが多い。特に睡眠中は眠気が吹き飛ぶほどの激痛が襲う

治療と予防法

腓腹筋の痙攣は膝の屈伸、足趾の伸展などにより緩まる。したがって、こむら返りが発生したら、爪先立ちのまましゃがむ、該当の足の親指を脛の方向に引っ張るといったやりかたで、ある程度回復する。軽いマッサージ、温浴、蒸しタオルで患部を温める、といったことも症状改善に役立つ。薬品としては、芍薬甘草湯やダントロレンが有効といわれている。
運動前後のストレッチ体操、運動・発汗後の塩分補給などを行うことも予防によい。基礎疾患や原因となる疾患があれば、その治療も加えておく必要がある。筋マッサージ、ホットパックなどの理学療法も有効である。
またスポーツでは予防として運動前にクエン酸を摂取することもある。

その他の動画。ランニングなど激しい運動の後に起こることが多いようです。

「こむら返り」の応急処置法を紹介

「こむら返り」の原因の一因には、糖尿病や動脈硬化などもあるようなので、頻繁に起こるようであれば注意が必要のようです。