【閲覧注意】にちゃんねるのオフ会・軽装・マネキンの警告・憑かれた恋人・慰霊の森・小さな祠の呪い【怖い話】

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にちゃんねるのオフ会

Sさんのことを話そう。

彼との出会いは2ちゃんねるのオフ会だった。


俺は2ちゃんねるのとあるスレッドで、興味のあるオフ会情報を見つけた。

ここからそう遠くもなく、俺自身聞いたこともない場所だったが、人里はなれたそこには古い時代の廃集落があるらしい。

そこに夜な夜な苦しんで殺された若者たちの霊が出る、ということで、そこに行こうという趣旨のオフ会だった。


2ちゃんオフ会常連の俺が、その聞いたこともない穴場スポットに興味を惹かれないわけもなくすぐに参加を表明した。

それが昨日だ。


昨日の今日ということもあり、参加者は5名だった。

男3人に女2人。

うち男2人はSさんと俺だ。

全員友達同士などという関係ではなかったが、その中には他の心霊スポットオフでの顔見知りが2人いた。

しかし、情報提供者のSさんとは初見だった。

(ここでもう1人の男性参加者をAさん(顔見知り)、顔見知りの女性をBさん、初見の女性をCさんと呼ぶことにします)


Sさんの話はこうだ。

「40年ほど昔、この廃集落で猟奇殺人が起きたんだ。

犯人は数十名の男女を拷問に近い方法で惨殺した。

それからというもの、毎夜その廃集落からは苦しむ男女のうめき声が聞こえてくる」というものだった。

真偽はともかく、とりあえず俺たち5人はその廃集落へ向かった。


集合場所には俺とSさんとCさんが車で着ており、Aさんは近所から単車、Bさんはミニバイクで着ていた。

俺の車があまり山に向かないため、俺たちはAさんとCさんの車に分かれて、現地に向かうこととした。


途中、通常の車で通れないところを通ることになり、5人はSさんの4WDに無理矢理乗り込んで現地への道なき道を無理矢理走った。

「こんな道通れないだろう」というような獣道を走行するSさんはすごかった。

程なくして、俺たちは廃集落に到着した。

数件が密集している、思ってたよりこじんまりとした集落だったので、俺たちは1つ家を探検することにした。


1つ目の家は特に変わった様子もなく、見回り終えた。

日用品の少ない、古ぼけた廃墟だ。

次の家で俺たちは興奮することになる。

地下に降りる階段を見つけたのだ。

ただ、この怪しい地下に下りるのを女性陣は嫌がった。

そこで、男3人で見に入ることとなった。


Sさんが中を懐中電灯で照らす。

地下室の奥に錆びた鉄扉があった。


その時だった。Sさんが「シッ」と言った。

鉄扉の奥から、何か聞こえてくる。


「・・・ぅ・・・て・・・・だ・か・・・すけ・・・」


俺は絶叫しそうになった。

もう一人の男性は涙目で元きた方向に戻ろうとした。

Sさんは小さな声で「動いちゃ駄目だ!」といった。

涙目になりながらSさんに従う男2人。

冷静を取り戻したが、扉の向こうからの呻き声はまだ聞こえてきている。


Sさんは「扉を蹴り開けるから、壁際まで下がってくれますか?」と言った。

壁際は上に上がる階段の逆側だったので躊躇したが、不平も言わずに俺たちは従った。

聞こえてくる呻き声が冷静な判断をさせなかったのだ。


壁際まで下がると、ふと視界の隅にいたもう一人の男の人が「あ・・・」と言った。

そちらを見ようとした瞬間、Sさんが鉄扉を蹴り付けた。

ひどく鈍い音が響く。


反射的に扉を見る。扉は開いていない。

Sさんはこっちを振り返り、言った。

「駄目だったか・・・」


その時、地上のほうから叫び声が聞こえた。


それを気にも留めず、Sさんは続けた。

「あの話、40年後の話なんだ」


ああ、分かってる。気付いたのが、遅すぎたな。

軽装

873 本当にあった怖い名無し sage New! 2005/07/18(月) 04:31:47 ID:iywQx5Yx0

とある地方にスキーへ行った時の話です。

車で遠征したのですが、地図を見ながらこっちから行った方が近いんじゃないの?

ってことで、雪も降ってなかったので山越えルートを選択して行くことにしました。


いきなり一車線の狭い山道・・・友人がいきなり心細そうに。

「これ、完全に失敗じゃない?」

「でもまぁ、地図じゃこっちの方が近いんだよね、峠越えればすぐだよ、すぐ。」

俺も失敗だったかなぁと思いつつも、雪も全くなかったし、Uターンする場所すら

なかったので山道をどんどん進んで行きました。

鬱蒼と茂る木々、全く民家すら見当たらない山道。

軽快な音楽が流れる車内とは裏腹に、俺たち二人は無言のまま深夜の山道をひたすら

黙々と走り抜けようとしていた。

マネキンの警告

けっこう前に、「山奥に家族構成っぽく置かれたマネキンが傷つけられてた」ってカキコミがあったと思うけど、それと似たような体験をした。


うちは田舎だから、シーズンになるとよく裏山にキノコ取りに行く。

小学生の頃は、よく採れる場所をじいちゃんに教えてもらいながら2人で行ってたけど、中学生になると1人で行ったり、友達と行ったりしてた。


その日は日曜日だったから、友達と2人で行ったんだ。

最初は順調にいろいろ採って、そろそろ帰ろうかとしてた時、友達がいきなり叫んで、その場にへたりこんだ。

その時は、木の枝で足を切ることがよくあるから、それかと思ったけど、友達は上を見てる。

だからも俺もつられて上を見た。

そこには首吊り死体。それも2体。


本当に驚いた時は声も出せない。

俺は後ずさって何も出来ないままパニックになってたんだが、しばらく見てる内に、死体はホンモノではなくマネキンだと気づいた。


イタズラにしてはタチが悪いだろ!と毒づきながら友達と下山して、うちで親父に説明し、脚立と手斧、枝切りハサミを持って3人でマネキンを片付けに行った。


親父が脚立に上り、俺と友達は脚立を支えた。

親父は手際良くマネキンの首のロープを切って下に落とし、こんなものはさっさと捨てようと、3人でうちの納屋に運んだんだ。


でも、そのままだとまた誤解を受けるだろうからって、なるべく人型ってことが分からないようにバラバラに砕いてから捨てようということになって、マネキンが着てた粗末な服を剥いだんだ。


そうしたら、マネキンの腹に赤ペンキで大きく書いてあった。

「このマネキンを下ろした人間は死ぬ」


それを見て、その場にいた全員が凍りついた。

でも親父がもう一体の、女物のワンピースを着せられたマネキンの服を剥いだら、やっぱりその腹にも書いてあった。

「このマネキンを下ろした人間の、最も愛する者が死ぬ」。


親父は、凍り付いてる俺と友達を宥めながら「ジュースでも買ってこい」と言って納屋から出し、その間、そのマネキン2体をバラバラに砕いて捨てた。


それ以来、俺と友達と親父の間ではそのことはタブーになっている。

口に出すのも嫌だからここに書くけど、「最も愛する者が死ぬ」と書かれたことが一番辛い。

憑かれた恋人

 

十年以上前の話なんだけど、


そのころはバブルの絶頂期で


俺は神戸のとあるカラオケパブで働いてた。


で、そのころ同棲してた彼女の話なんだけど、


彼女も俺と同じ水商売だったんだけど、


ま、時間のすれ違いや、


女関係の事とかで喧嘩もよくしたけどそれなりに楽しく暮らしてた。


付き合いだしてひと月位経ったある日、


俺が家に帰るといつもは先に寝てるはずの彼女が泣いてる。

慰霊の森

俺の地元は岩手なんだがまだ地元で働いていた頃に職場の先輩から聞いた話。


詳しい時間はわからないけど夜中に友達含め6人で飲んでいたらしい

その内の一人が慰霊の森いこうぜと言い出した。

地元の奴なら知らない奴が居ないくらいメジャーでヤバイと噂の心霊スポット

普段なら絶対に近寄りたくない場所だがその時は酒が入ってたし6人も居るんだから大丈夫と結局行く事に。


俺は実際に行った事無いんだけれども結構険しい山道を登って行くと慰霊碑があるらしい。

そこで手を合わせて、帰るために階段を下っていくんだがそこが狭いから2列になって降りていた。

先輩は一番前。

夜の森ってだけでも気味が悪いけど別に何も無かったねと話しながら降りて行く。

階段を半分ほど降りたあたりで急に頭がぐわんぐわんするような、めまいのようなものに襲われた。

なんだ?と思いながらも降りていく。めまいはどんどん強くなってちょっと休もうとした時急にスッとめまいが

なくなった。

その時背後で声が聞こえた。

でも先輩は今みんなに「なんか声聞こえた!」って言ったらパニックになると思い、そのまま黙って下まで降りた。

すると先輩と並んで歩いていた友達が「俺階段で声聞いた・・・」と言って来た。

「マジ?俺も聞いたんだけど・・・。じゃあせーので何て聞いたか言ってみようか」


せーの・・・「「ねぇ」」

小さい女の子の声だったらしい。

小さな祠の呪い

小学校の頃、通学路に小さなほこらがあった。 

その傍らに背が40センチぐらいの地蔵が4つ、通学路のほうを向いて並んでたんだが、

右端の地蔵だけ顔が見えないように、チュンリーのフンドシみたいに顔の前面が布で隠されていた。

上級生とかからのうわさで、その地蔵は顔を見た人間に呪いをかけるので、顔を隠されているのだという。

絶対にその地蔵の顔を見てはいけない、と話題になっていた。

そもそもそのほこらは、小学生が簡単には登れないようなガケ(というかただの斜面?)の高みにあり、

ほこらへの道もあるにはあるんだけど、ガケづたいでちょっと危険だったし、

また、ほこら周辺も小学生には不気味で怖い感じだったので、誰も近づこうとしなかった。