前回は【悲報】の声も多かった「声優アワード」第十二回の開催が発表!今回も一般投票はあるようですが、、、
8月23日に「第十二回声優アワード」の開催決定が発表されました。毎年同時に開催される「新人発掘オーディション」の受付も2017年9月にスタート。
アニメ、ゲームはもちろん、ナレーションや吹替、音楽活動などでも活躍し、アイドル並みの人気を集めている声優業界の役者さんたち。
前回はまさかの結果で、声優ファンに衝撃と動揺が走ったが、今回はどうなっていくのでしょうか?
声優アワードについてのご紹介と前回の大波乱の理由を振り返ってみたいと思います!
第十二回「声優アワード」の開催が決定しました!先行して、併催イベント《新人発掘オーディション》のエントリーの受付を9月1日から開始します。詳細は声優アワード公式サイトをチェック!→http://www.seiyuawards.jp/
「声優アワード」は声優業界のアカデミー賞!
そもそも、「声優アワード」って?
「声優アワード」とは、その年度に活躍した声優や作品の顕彰を目的としたもので、2006年に設立し、2007年から毎年3月に授賞式を開催しています。12部門が設けられており、主演男優賞・女優賞はもちろん、”シナジー賞”なる、作品として声優の魅力を最大限に発揮した作品に贈呈される賞などもあり、まさに”声優業界の日本アカデミー賞”ともいえる、声優業界・アニメ業界にとって最大級の式典となっています。
また、新たな才能を見出すための「新人発掘オーディション」も同時開催されます。
声優アワードは、その年度に「最も印象に残る」声優や作品を対象に、その業績を称える本格的な「声優を対象とするアワード」として2006年に創設されました。日本音声製作者連盟、KADOKAWA、小学館、小学館集英社プロダクション、文化放送、アーイメージがアニメ業界各社と協力し、声優を表彰するものとしては業界最大の舞台を提供し、声優地位の向上に寄与することを目的としています。
ファンも選考に参加できる一般投票
ファンも本気な一次選考!!
この声優アワードは、先ほどご紹介したように12部門を設け、各々の定義に従って選定・評価・贈賞するものとするものです。その12部門は大きく2つに区切られ、主演男優賞・女優賞や新人賞などが含まれる第一群6部門は、一般投票により一次選考を行います。
前回は10月1日~11月31日までの二か月間、投稿フォームより一人一票投票可能でした。
感動した登場キャラや応援している声優さんを直に評価し力になれる機会なのですから、声優ファンの方ならぜひ参加したいところですよね。
今年度の一般投票も10月からスタート♪まだ詳細は発表されていませんが、一般投票の開始は十月を予定しているとのこと。今から誰に投票しようか楽しみに選考している方も多いと思いますが、この一般投票を含めて、前回、声優アワードの発表を受け、疑念の渦が広まってしまったのです、、、
消えた最多得票賞、、、神谷浩史賞はいずこに、、、
この声優アワード、実は12部門の他に「最多得票賞」というものが、前々回の第十回まではありました。最多得票賞とは、一般投票で賞のカテゴリーを問わず、最も「多くの票数を集めた方」に贈られる賞というもの。
その歴史を振り返ってみると、、、
最多得票賞a.k.a”神谷浩史賞”!?
第六回から新設された、この最多得票賞。声優ファンの間では有名な話なのですが、なんと、
五年連続、神谷浩史さんが受賞されて、第十回で殿堂入りを果たしたのです!!神谷さんといえば、「化物語」シリーズの阿良々木暦、「進撃の巨人」のリヴァイ兵長、「ONE PIECE」のトラガルファー・ローなどの声を担当しており、その人気はアジアナンバーワン声優なんて言われているくらい、長年に渡り名実ともに人気を集めてきた声優さんです。
そんな神谷さんが新設されてから独占してしまった最多得票賞は、声優ファンの間では、「神谷浩史賞」という二つ名で呼ばれるようになったのです。
あまりの人気で声優アワードも、第十回をもって、神谷浩史さんの”殿堂入り”を発表しました。
神谷さんの次は?注目された最多得票賞
じゃあ、神谷浩史の次はいったい誰が最多得票賞を獲るのかと、注目を集めていた前回。なんと、”該当者なし”という結果で、最多得票賞は誰にも贈られませんでした。
投票の段階では、公式ホームページにハッキリと
”最多得票賞とは、一般投票ですべての受賞項目の投票の総計においてもっとも多くの票を集めた声優に贈られる賞”
と記載があったにもかかわらず、ファンの期待を裏切る形に、、、。
これには声優ファンの方々からも、不満の声がネット上に広がりました。
投票という形で唯一ハッキリ数字で出る賞なので、たとえ神谷さんがまた一番を獲ってしまったとしても、次点の方が受賞という形をとれたのでは?
そんな声がこだましました。
失望を生んだ、もう1つの理由
まさかの主演男優賞・女優賞
もう一つ、声優ファンの間で賛否をよんでしまったのは、主演男優賞と主演女優賞。開催前には予想をしたり、お気に入りの声優さんが今年は取れるのではと期待をしていたファンも多い中、
第十一回では、「君の名は。」で主演を務めた、神木隆之介さんと上白石 萌音さんに贈られました。
映画「君の名は。」、興行収益も内容も素晴らしい評価を獲得している作品ですが、
こと「声優アワード」において、俳優業が本業のお二人にこの賞を贈ったことへの不満がネットを炎上させることになりました。
声優業の地位向上を目指している
一番話題を呼んだ作品でもあり、神木さんも子供のころらか声優としても活動していた経歴もあることから、声優ファンの反応に反発する意見も多く、
主演男優賞・女優賞についても賛否両論が渦巻いた結果となった、昨年度。
冒頭でもご紹介したように、改めてそもそもの「声優アワード」の概要を読み返しみました。
すると、
”声優を表彰するものとしては業界最大の舞台を提供し、声優地位の向上に寄与することを目的としています。”
とありますねぇ、、、
昨今、声優さんも子役出身の方も多かったり、今でもTVドラマや音楽活動で活躍してTVメディヤにも進出していますので、どっちもどっち、という意見も多いですし、一概には言えませんが、
多くの声優ファンには、”声優の地位向上”を目指し、一緒に声優業界盛り上げていきましょうという趣旨であるはずの「声優アワード」に疑念を生んでしまったようです。
主演男優賞に”該当者なし”という形で誰にも贈呈しなかった第5回のような前例もあるので、
選考側の愛の鞭なのでしょうか?
開催決定の発表で再び高まる期待と不安
それでもやっぱり、アニメなどをみて感動し、元気をもらっている声優ファンの方々は、日頃から声優さんたちの活躍を感じ、応援しているので、ひいき目を抜いてもこの人凄いよ!今年はチャンスだったのに!!って思いがつのりますよね。
8月25日の開催以降、再び昨年度のこともあって不安が溢れかえっています。
声優さんたちのリベンジマッチと神谷浩史賞の行方はいかに!
いろんな波紋を呼んだ昨年度を受け、今年の「声優アワード」はどのように動いていくのでしょうか。”声優業の地位向上”をうたっている運営サイドはどう動いていくのか?神谷浩史賞という名の「最多得票賞」は復活するのか?やはり、声優業で役者として向き合っている声優の方々、それを支える方々にとっても、栄誉と活力を生む素敵な祭典であるはず。
声優業界で頑張っている方々、応援している方々にとって、よりよい祭典になることを祈りながら見守っていきたいですね。