【北朝鮮ミサイル】今一度確かめたい「Jアラート」が鳴ったらすべき行動

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発射から着弾まで10分!あなたの行動で生死が別れる!

弾道ミサイルの発射を繰り返す北朝鮮。8月29日早朝には事前通告なしに日本上空を通過させ、太平洋上に着弾。この時、東日本を中心に「Jアラート」がなりました。

急な出来事になれていない日本人は、何をすべきかわからう右往左往していた様子がテレビで伝えられていましたが、今後も北朝鮮はミサイル発射を繰り返す可能性が高く、またミサイルが飛んで「Jアラート」が鳴ったら、そして万が一日本に落ちてきたら、私たちはどうすればいいのでしょうか?自分の命や家族の命を守るための行動を改めて覚えておきましょう。

そもそもJアラートって何?

「Jアラート」とは、通信衛星と市町村の同報系防災行政無線や有線放送電話を利用し、緊急情報を住民へ瞬時に伝達する日本のシステムで、対処に時間的余裕がない大規模な自然災害や弾道ミサイル攻撃等についての情報を、「国から住民まで直接瞬時に」伝達することができる。

防災行政無線で特別なサイレン音とともにメッセージを流すほか、緊急速報メール等により緊急情報をお知らせします。

防災無線で流れる特別なサイレンってどんな音?

下記ページから音を聞けます。記憶に残る音なのでいざという時のために聞いておきましょう!
target="_blank">国民保護のための情報伝達の手段 - 内閣官房 国民保護ポータルサイト

target="_blank">http://www.kokuminhogo.go.jp/arekore/shudan.html class="matome_content_block_link_description">

第一報のJアラートでは日本に落ちるかがわからない??

Jアラートの第一報の時点では、ミサイルが日本に落ちるかどうかはまだわかりません。飛んでいるミサイルの動きを政府が追い続け、領土や領海に落ちるかもしれないと判断すれば、「直ちに避難。ミサイルが落下する可能性があります」という第二報が流れます。そして実際に落ちたと推定されれば、「ミサイルが○○地方に落下した可能性があります。引き続き屋内に避難して下さい」という第三報が続きます。第二報、第三報は、ミサイルの軌道予測をふまえ第一報が流れたのと同じ地域に伝わります。

とにかく時間がないので、第一報のJアラートが鳴ったらすべきこと

上記でも述べましたが、Jアラートの第一報の時点では日本に落ちてくるかがわかりません。かと言って、第二報を待っている時間もありません。なので、第一報のJアラートが鳴った時点で、避難行動に映るべきと考えます。

近くにミサイルが落ちた場合、爆発にできるだけ身をさらさないようにするためです。爆弾の中身や破壊された物が爆風で飛び散れば、物陰にいるかどうかが生死を分けることもありえます。

また、建物中に避難しても頭、耳、目を守る姿勢を保ちましょう。

爆風や爆発の威力で鼓膜が破れる、目が飛び出す、頭に破片が当たることが想定されるからです。

①屋外にいる場合

できる限り頑丈な建物や地下に避難する。地下:地下街や地下駅舎などの地下施設。

地下施設がない場合は、コンクリの建物やコンビニのトイレの中、公園のトイレ、学校の校舎や体育館などとにかくコンクリで作られた建物に逃げましょう。地下に店舗を構える飲食店も都市部ではあるので、この中に逃げるのも効果的です。

注意:近くに建物がない場合

Jアラートが鳴っても都市部では地下鉄や地下駐車場などありますが、このような施設がない地方などでは、山間部の道路にトンネルがあるところが多いので、トンネルの中や橋、鉄橋の下、なども効果的です。

また、下の写真のようなちょっとした身を隠せる場所でも良いでしょう。

イスラエルでのミサイル避難訓練の様子↑

近くに頑丈な建物がない場合は、物陰に隠れて姿勢を低くする態勢をとっている。

注意:車の中にいた場合

Jアラートを車の中で聞くこともあるでしょう。ミサイルの爆発でガソリンに引火する恐れがあるため、車から離れたうえで【①や②屋外にいる場合】の対応をとるよう求めています。ただ、高速道路などで車外に出ると危険な場合は安全な所に車を止め、中で姿勢を低くするようにとしています。

注意:電車やバスにいた場合

電車やバスに乗っていた時にJアラートが鳴った場合、直ちに防護姿勢をとって、乗務員の指示に従ってください。

走行中の車内であれば、椅子に隠れるように、なるべく窓から離れてください。

駅に停まっている車内であれば、駅や駅地下などに逃げてください。

バスの場合は近くに頑丈な建物に避難します。

これもイスラエルでの避難訓練の様子↑

車は路肩に止めて身を潜めているのが分かる。

②屋内にいる場合

窓から離れるか、窓のない部屋に移動する。ミサイルの爆風により窓が飛散する可能性があるので、窓際からは離れます。オフィスであれば、トイレや給湯室など窓から離れている場所へ移動しましょう。

自宅(木造住宅)にいる場合は、頑丈な建物や地下(地下街、地下駅舎などの地下施設)があれば直ちにそちらに避難してください。近くにない場合は、トイレやお風呂など柱に囲まれた場所に移動します。

Jアラートが鳴り、避難する際の持ち物は?

2発目、3発目が落ちてくることがあるので、スマホや携帯は持っていく

Jアラートの第一報から着弾まで8分ぐらいで落ちてくる可能性があるので、とにかく時間がありません。落ち着いて行動をするためにも正確かつ迅速な情報収集が必要なのと2発目3発目が落ちてくる可能性もあるので、スマホや携帯は持って逃げましょう。また、口と鼻を覆ったり、万が一の止血などのためにハンカチを持っていくのも良いでしょう。

東日本大震災後に避難バックを玄関においている人もいるので、余裕があれば避難バックも持ちましょう。

また、働いている時や家にいる時についついサンダルで避難しがちですが、サンダルは動きづらいので靴で避難しましょう。

近くにミサイルが落下した!その時の行動は??

テレビ、ラジオ、インターネットなどを通じて情報収集に努めてください。また、行政からの指示があればそれに従って、落ち着いて行動してください。Jアラートでも続報で情報が流れます。

①屋外にいる場合

口と鼻をハンカチで覆い、現場から直ちに離れ、密閉性の高い屋内または風上へ避難する。化学兵器の可能性や誘爆による二次被害の可能性もあるので、速やかに現場から離れましょう。

②屋内にいる場合

換気扇を止め、窓を閉め、目張りをして室内を密閉する。化学兵器の可能性があるので、家の中に外気が入らないようにしましょう。換気扇は新聞紙を貼り付けて外気の流入を防いだり、窓はガムテープで目張りをします。窓にシャッターがある家はシャッターを閉めましょう。

クーラーは外気から空気を取り込むので消しましょう。

ミサイル落下時には、こちらから政府の対応状況をご覧になれます

所有しているスマホや携帯がJアラートを受信できるか確認したい場合は?

スマートフォンアプリ等による国民保護情報の配信サービスの活用 

その他、政府が公開している弾道ミサイル落下時の行動に関するQ&Aはこちら↓









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Sharetube