「月経カップ」と呼ばれる生理用品、生理で悩む女性の救世主に
月経カップ(げっけいカップ)とは
月経カップ(げっけいカップ)とは、ナプキン、タンポンに替わる生理用品である。経血カップとも。英語ではMenstrual cup(メンストラルカップ)と呼ばれる。主にアメリカ、イギリス、カナダなどの英語圏で製造・販売されている。鈴の形をしていて、タンポンと同じように膣の中に入れて使用する。
天然ゴム(ラバー)、医療用シリコンなどの素材で作られる。代表的なものにKeeper(天然ゴム)、DivaCup(シリコン)、Mooncup(シリコン)などがある。そのほとんどが再利用可能で10年以上使用できる。
「月経カップ」が東アフリカで生きる女性たちの人生を変える
ケニアの生理用ナプキン1パックの平均価格は、75シリング、約100円だ。安いと思うかもしれないが、ケニアの未熟練労働者の平均日当が約150円であることを考えると、毎月、生理用ナプキンをコンスタントに購入できない女性が何千人もいるということになる。
適した生理用品が手に入らないとなると、生理の際に別の方法に頼らざるを得ない。たとえば、葉っぱ、新聞、布きれ、コットン、マットレス材、ひどい場合には、泥を使うケースもある。こうしたものは意味がないだけでなく、女性の体に深刻な感染症を招く恐れがある。このようなものを身に着けていることが、どれだけ不快であるかは言うまでもない。
月経カップは、医療用シリコンで作られた生理用品だ。膣に挿入し、月経液を吸収するのではなく、その受け皿とする。総合的に見て、女性の体にとって非常に安全な生理用品だ。体に有害な漂白剤や化学薬品が使われているタンポンやナプキンなどとは異なり、月経カップは女性の体に悪影響を及ぼすことがなく、毒素性ショック症候群の危険はない。
月経カップは経済的な負担を軽くし、生理に伴うお金の心配から解放してくれる。毎月の生理用品代が不要になれば、女性たちは浮いたお金を自分や家族のために使えるようになる。
学生も月経カップを使えば、毎日欠かさずに学校に通えるようになる。ケニアの女子学生は、毎月平均4.9日間、総合すると全学生生活の20%を生理で休んでいる。月経カップがあれば、女生徒は日中、トイレのために学校を抜け出す必要がなくなる。漏れてしまうことや、クラスメートに笑われる心配はもうない。教室で快適に学校活動に参加できるのだ。朝食を抜いてナプキンを買いに行く必要だってなくなる。
もう生理用ナプキン要らないかも~月経カップ初体験!(体験談)
使い勝手は意外と簡単
比較的量の多い、2日目から使い始めました。
入れるときは、とにかくリラックスして。
最初は「無理だよコレ!!」と思ってましたが
意外となんとかなるもんです。(ちなみに3人の経産婦)
最初、思ったほど奥に入らなくて、
引っ張る用のしっぽみたいな部分が飛び出して邪魔で
「イテテテ」みたいな時もありましたが
(長さは適当に切ってもいいらしい)
初日はちょっと圧迫感あるかな?位で
慣れたら全然でした。ズレる心配なく、自由に
「走れる、座れる、寝れる、風呂にも入れる」、みたいな。
外すときは、ちょっと指で押さえてカップをへっこませてから
引っ張りおろします。意外と簡単。
出典:もう生理用ナプキン要らないかも~月経カップ初体験!/">i-2">もう生理用ナプキン要らないかも~月経カップ初体験!