結婚するなら価値観の合う人がいい」とは、結婚願望を持つ多くの女性の願いだと思います。衣食住など、毎日の生活の中に反映される価値観。

その中でも、結婚する上で重視する価値観って何でしょうか？DOKUJO読者の女性たちにアンケートしたところ、このような結果になりました。

第1位 金銭的感覚　　116 票／35%第2位 趣味・仕事への思い　　40 票／12%第3位 食の好みが合う　　40 票／12%
第4位 性に対する関心　　36 票／11%
第5位 プライベートの尊重　　35 票／10%
第6位 ポジティブ思考　　29 票／9%
第7位 人付き合い　　24 票／7%
第8位 子どもへの関心　　13 票／4%
第9位 芸術やファッションセンス　　2 票／1%

質問：「価値観が合う人と結婚したい」の価値観ってどれ？
対象：DOKUJO読者（27-34歳アラサー女性限定）
期間：2017/07/20-17/08/2
有効回答数：335人

圧倒的に金銭的感覚が第1位です。
恋愛なら相手のお金の使い方に目をつぶることができても、結婚は生活です。入籍後はウン十年も生活を共にするのですから、金銭感覚は外せないポイントであることを皆さん感じていらっしゃるようです。

金銭感覚のズレによるトラブルは、生活に直結して支障をきたすので致命的だと思います。それでも、「彼のことは大好き。だけどお金の価値観が違う彼と結婚してもいいの？」という不安は、時代年代を問わずに掲げられる悩みかもしれません。

出典:合わないと致命的！結婚相手に求める同じ価値観ってどれ？第1位は… - エキサイトニュース

金銭的感覚の違う彼と一緒に暮らす方法は3つあると思います。
1　相手の金銭感覚に自分を合わせる
2　自分の金銭感覚に相手を合わさせる
3　2人の平均点に合わせる

結局、「自分が変わるか、相手が変わるか、2人とも変わるか」という解決策になってしまうわけですが、女友達との付き合い方を見れば1～3のいずれかで関係が続いていると思うのです。

たとえば私の場合は、大手有名企業に勤め役職を与えられている友人がいますが、彼女はおそらく私の年収の2倍くらいあると思います。

金銭感覚の違いは彼女のファッションや持ち物で分かるし、一緒に遊びに行っても、ショッピングで立ち寄るショップの格が違います。古着大好き派な私は、怖くて値札を見られません。彼女がランチにかける平均価格もセレブです。

よって彼女のことが好きでも、彼女の水準に合わせることに疲れてしまったようで、自然と会う回数も減ってしまいました。

もし、そのような関係でも頻繁に会うことができるとしたら、どちらかが我慢しているか、セレブな友人と一般所得の私の平均点にあたるお店を選んでいるのではないかと思います。

女友達の関係でさえ、お金の価値観の違いで付き合い方が変わるのですから、男女関係、結婚関係ならなおさら影響があるでしょう。

出典:合わないと致命的！結婚相手に求める同じ価値観ってどれ？第1位は… - エキサイトニュース

では、お金の価値観が合わない男性とは結婚できないか？というと、2つの逃げ道があるのではないかと思っています。もちろん、平気で借金をするとか、彼女のための一切の出費を拒むなど、生活能力や人間性に疑問が残る男性の場合は別です。

逃げ道の1つ目は、彼としっかり話し合いができる関係であること。

相手の要望を聞く耳を持っていて、自分の要望も伝えた上で、2人が納得する妥協点を話し合って探せるのであれば、お金の価値観も近づくことがあるかもしれません。

倹約家の彼と暮らすうちに、節約と貯金が習慣になった友人もいます。価値観は良くも悪くも伝染することもあるようです。

2つ目は、彼との結婚に子どもやマイホームを望まず、財布は別にし続けること。

夫婦がお金の価値観の違いに直面するのは、結婚式、出産、子育て、マイホームの購入など、大きなイベントがある時が多いのではないでしょうか。いずれも大きな金額です。

2人のお金だけではなく、場合によっては親のお金も巻き込んでのイベントになります。早いうちから貯金して準備をしておきたいと思うのであれば、相手の日々の消費動向は気になるところです。

しかし、夫婦がそれぞれ仕事を持って自立し、お財布も別々、結婚しても「結婚の形」にとらわれなければ、限りなく独身に近い状態で共同生活を送ることになります。金銭的価値観のズレが原因のトラブルが多少は少なくなるかもしれません。

あまり夢のない解決策ではありますが、金銭感覚の違いは現実的な問題に直結すること。相手を間違えないようにするには、「どのような結婚生活が、自分にとっての幸せなのか？」を現実的に考えておくことが予防になるでしょう。
（文／白金サンジー）

出典:合わないと致命的！結婚相手に求める同じ価値観ってどれ？第1位は… - エキサイトニュース