バリ島アグン山噴火の恐れ
バリ島にある火山が噴火の兆候
※本ページの下段に随時情報を更新しております。最新更新日は9月26日です。
バリ島の火山噴火のおそれ 警戒レベル最高に 住民避難も(9月23日 20時15分)日本からも多くの観光客が訪れる、インドネシアのバリ島にある火山が噴火するおそれがあるとして、インドネシア政府は、警戒レベルを最高度に引き上げて、周辺の住民を避難させるなど注意を呼びかけています。
インドネシアのバリ島にあるアグン山では、このところ火山性地震が増加しており、インドネシア火山地質災害対策局は22日、警戒レベルを最も高いレベル4に引き上げました。
これに伴い、山頂から9キロの区域などへの立ち入りが禁止され、住民9000人余りが避難したということです。
バリ島では過去、火山の噴火による噴煙で空港が閉鎖され、多くの観光客に影響が出たこともありますが、これまでのところ航空便は通常どおり運航しているということです。
バリ島のデンパサールにある日本総領事館は、バリ島に在住する日本人や滞在している観光客に対して情報を集め、安全を確保するよう呼びかけています。
専門家「立ち入り規制区域には入らず現地の情報に十分注意」
日本人観光客が多く訪れるインドネシアのバリ島にある火山で、噴火のおそれがあるとして警戒が呼びかけられているアグン山について、日本の専門家は、50年余り前の1963年にも大噴火を起こしていることから、現地の情報に十分注意し、立ち入りが規制されている区域には決して入らないよう呼びかけています。
火山防災に詳しい京都大学の石原和弘名誉教授は「アグン山は標高3000メートルを超え、バリ島で最も標高が高い火山だ。活動が活発化している今、噴火がいつ起きてもおかしくない。54年前の1963年の噴火では、噴火に伴って火砕流や泥流が発生したが、今回も同様の被害が出るおそれがある」と指摘しています。そのうえで、「バリ島には観光で訪れている人が多いと思うが、現地の情報に十分注意し、現地政府によって立ち入りが規制されている区域には決して入らないことが重要だ」と指摘しています。
出典:バリ島の火山噴火のおそれ 警戒レベル最高に 住民避難も バリ島の中心都市デンパサール(Denpasar)の国際空港も閉鎖される可能性があるが、24日時点では空の便に影響は出ていない。 災害対策当局は、24日の揺れは頻度こそ減少しているものの、これまでより強くなっていると述べている。 アグン山が前回噴火したのは1963年で、その際は1000人以上が死亡した。
当局は22日夜、火山活動の活発化を受けて警戒レベルを最高に引き上げるとともに、火口から半径9キロ以内には立ち入らないよう呼び掛けた。
【ジャカルタ時事】インドネシア国家防災庁は22日、バリ島東部アグン山(3031メートル)に噴火の可能性があるとして、これまでに付近の住民約9400人が自主避難したことを明らかにした。火山災害当局は同日、噴火への警戒レベルを最高位に引き上げた。
アグン山では、8月以降火山活動が活発化。火山性地震も頻発したため、当局は18日、警戒レベルを引き上げ、火口近くの住民に避難勧告を出した。22日には勧告範囲を火口から半径9キロ以内と北部、北東部、南東部、南南西部では同12キロ内に拡大し、住民や登山客に避難を呼び掛けた。
ただ、現時点では航空便は通常通り運航している。
出典:「最高」に引き上げ 火口半径12キロ内に避難勧告 バリ島アグン山 噴火警戒レベル 国家防災庁(BNPB)によると、火山活動が活発化し、22日午前0時から正午にかけて、浅い場所で58回、深い場所で318回の火山性地震を確認した。まだ噴火はしていない。 BNPBや災害対策局(BPBD)、各自治体は、避難勧告を出している地域で安全な場所などの周知活動を開始。22日午後1時までに9421人が避難した。クルンクン県スウェチャ・スポーツ施設には数千人が集まっている。 噴火警戒レベルは14日、「ノーマル(通常)」から上から3番目の「ワスパダ(注意)」に、18日に同2番目の「シアガ(警戒)」に引き上げられたばかり。 PVMBGは、アグン山が最後に噴火した1963年当時も短期間で警戒レベルが引き上げられており、今回も予兆が酷似していると指摘。ジョクジャカルタ特別州・中部ジャワ州のムラピ山と異なり、アグン山の噴火による火砕流の到達範囲は10キロを超え、山麓広域に被害が及び、1100人が死亡する大惨事となったとして警戒を強めている。 情報が錯綜(さくそう)し、バリ島観光の安全性を不安視する声も出ていることを受け、BNPBは22日に声明で「バリ島の観光は安全。危険がある場合には、政府がすぐに警戒情報を出す」と強調。タナロット寺院やバリサファリ&マリンパーク、サヌール海岸、クタ海岸、ヌサペニダ島などの主要観光地を挙げ、「(火山活動による)直接的な影響はない」と説明した。 22日午後3時現在、火口から約7キロのバリ・ヒンドゥーの総本山、ブサキ寺院は通常通り開放し、観光客も訪れているという。(木村綾) 出典:「最高」に引き上げ 火口半径12キロ内に避難勧告 バリ島アグン山 噴火警戒レベル 今年行ってきたバリ島の活火山。その隣の数キロある巨大火山が噴火間近とからしい。
専属のタクシードライバーおるけど、なんかあったら支援してやらにゃいかんな。pic.twitter.com/f6tONiYzt7
9月26日現在の速報
9月26日のニュースで公開された現在のアグン山
外務省によれば、インドネシア政府は山頂から9キロメートル以内のほか、北部や南部など一部のエリアについては12キロメートル以内への立ち入りを禁止。住民には避難を促しているという。
出典:外務省、バリ島に注意喚起、噴火警戒レベル引き上げ
その時を繰り返さないように現地にいる方は十分に気をつけてお過ごしください。