【2017・年金情報】将来、年金って貰えるの?老後資金を考える
2017年現在、20代~30代の方!25年~45年後の将来を見据えたとき「本当に年金は貰えるのかな?」と不安を感じることもあるのではないでしょうか。
いや、現時点ではむしろ状況悪化の見通ししかできないような気さえします…。
今回はそんな課題・不安だらけの年金の現状と様々な方々の見解をお伝えしながら、将来の老後資金について少しでも考えるきっかけを持っていただけたらと思います。
常識的に考えても、年金財政がこのまま維持できるはずはありませんので、いくら年金を支払っても、払いっぱなしで終わる可能性も無視できません。
年金どころか、我々は泥の舟に乗っています。老後資金はしっかり自力で貯めるしかありません。日本はサバイバル時代に入りました。
現在の年金受給額はどのくらい?
現在の年金受受給額は以下のとおりです。
独身の場合:およそ5~20万円夫婦の場合:およそ10~30万円職種や年金の加入年数によってかなり開きが出てしまいます。
私たちが老後を迎える頃、果たしてどれほど減額されるのでしょうか?
はたまた年金制度の崩壊!?
それでは、気になる現状を見ていきましょう。
年金の現状どうなってるの?
年金が崩壊の危機にさらされている1番の理由…それはもちろん現在の日本が少子高齢化社会であるから。
高齢者と年金を支える働き手の人数バランスが崩れてきている今、果たして打開策はあるのでしょうか?
【少子高齢化社会】およそ3.3人に1人は65歳以上
以下は2017年(平成29年)3月に総務省が発表した人口推計です。日本の日本人人口は 1億2483万1千人。
<年齢別人口数>■0~14歳…1570万3千人
■15~64歳…7621万2千人
■65歳以上…3484万人
<高齢化率:65歳以上の割合>高齢化率はおよそ30%つまり、日本人のおよそ3.3人に1人が65歳以上なのです。
また、年金(保険料)を納付するのは20歳~60歳まで。
実際には3.3人以下の人数で高齢者(65歳以上)1人あたりの年金を支えていることになります。
このままいけば
65歳以下の人数 < 65歳以上(高齢者)の人数と高齢者が国民の半数以上を占める!なんてことになる可能性もなきにしもあらずです。
【少子高齢化社会と年金問題】様々な方の意見と見解
1銭たりとも受け取れるとは思っていません。国の未来に不安があるので子供も作っていません。老後は不安すぎて考えるのが嫌になります。
出典:将来の年金当てにしてますか? : 生活・身近な話題 : 発言小町 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
このように、老後資金が不安だからと子ども授かることをためらってしまう夫婦も結構いるのではないでしょうか。
少子高齢化に突入している現在、年金資金の不足が問題化し、いつ破綻してもおかしくない状況になっています。
出生率が落ち込むと保険料を納める人数が減少しますが、一方、保険金を受け取る人数は増加するため、年金基金が底をついて年金システムの基盤が崩壊するのではないかという恐れがある
超高齢化社会に突入し現在の若者だけで高齢者を支えていくことに無理が生じています。
日本の人口数は、2010年の1億2,806万人以降、年々下降している。その一方で上昇を続けるのが高齢化率だ。
出典:日本の人口、2017年1月1日時点は1億2686万人、高齢化率は27.4% 2040年 → 36.1% 2060年 → 39.9% 「2025年問題」とも言われているようです。
2025年 → 30.3%
第一次ベビーブーム(1947~49年)に生まれた「団塊世代(だんかいせだい)」の方が75歳以上になるのが2025年。
そう遠くない時代、お年寄り1人を現役世代1人で支えるようになります。
【少子高齢化社会】国は計画性・将来性のない年金制度を作ってしまった…
昔と現在の年金受給期間を見てみましょう。
<昔>現在の年金制度が始まったのは、戦後しばらく経ってから。
その当時、日本人の平均寿命は男性で65歳、女性で70歳ほどだったそうです。
年金受給期間…5~10年間ほど。短い!
<現在>平均寿命は男性で80歳、女性で86歳ほどです。
男女ともに15歳ほど寿命が延びています!
年金受給期間…20年以上。長くなりすぎた!しかも現在は少子高齢化社会だから年金(保険料)を納める働き手の割合が昔に比べてかなり減っている状態です。
そして財政が圧迫しているとヒーヒーあがいている日本政府…。
日本政府が取り組む様々な政治政策は今も昔も到底、未来を見据えたものとは言い難いものがいくつもあるような気がします。
【計画性・将来性のない年金制度】様々な方の意見と見解
年金という金庫の収入源である年金保険料は、ベビーブームの世代が大量に社会に出るようになると、ジャブジャブ入ってきました。
支出が小さく、収入が増える構造の元で、公的年金は始まっています。「バラ色の未来」とは、その頃を象徴しています。
ところが、いまや定年後の生活は20から30年間ありますから、終身年金の支給が増え続けます(国は公的年金を死ぬまで払わねばなりません)。
しかし、少子化で若者からの年金保険料は減っていきます。
世代間扶助という今の根本を改めなければ、公的年金の破綻は自明の理なのです。
見直しがより厳しい方向へ下方修正されることや、人口見通しや経済環境が悪くなっていくという先行きの不透明感が増大し、現行の年金制度のままでは乗り切れないのではないかという制度に対する不信、不安も増幅しています。
公的年金は社会・経済の変化等に対応していくため、5年に1度見直し、改正をしていおり、本来であれば年金の危機といわれる程の状況には陥らないはずでしたが、近時の環境の変化の大きさとスピードはこれまでの想像を超えるものであり、制度そのものを大きく変えていかなければ対応することが困難になっているのが現状です。
個人年金の様に、支払った本人が貰えるとそういうシステムに最初からしとくべきだったね国は
今まで集めた年金を、湯水の様に無駄遣いしておいて
全く頭にきます!
その他に考えられる年金問題の背景
■経済成長が伸び悩んでいる■企業倒産・失業率の増加
■超低金利など経済環境の悪化
など、上記も年金問題に拍車をかけています。
年金問題…心配だけど、打開策もあり!
課題・不安が山積みの年金問題…。子ども達に希望ある未来を繋げるためには、なんとかこれまでの問題を打開する必要があります。
でも、どうやって…?
年金破綻・崩壊の危機が叫ばれる一方で、「年金制度は存続し続ける」と考えている方の打開策をまとめてみると以下のようになりました。
年金問題の打開策はこれ!
あらゆる税金の税率を引き上げる受給される年金の額が減ってしまうことは今の状況では避けられないようですが…。
致し方ない気もしますが、なかなか厳しい打開策に感じてしまいますね。
【年金問題の打開策】様々な方の意見と見解
万が一、厚生労働省の予測が大きく外れて年金がほとんど支払われないことになったと仮定してみましょう。政府は万難を排して年金の支払いを支援するはずです。
なぜなら、年金が支払われないと、ほとんどの高齢者が生活保護を申請することになり、政府の財政はかえって悪化してしまうからです。
日本政府には、増税の余地が充分にあるので、最後の最後には大胆な増税が行われるでしょう。極端な話をすれば、相続税率を100%にすれば、高齢者の持っている資産は30年程度で国庫に入ります。
日本では金融資産の多くは高齢者に保有されているので、それで十分な財政再建になるわけです。
年金制度は崩壊するとか破綻するとかいう妄言が良く出て来ますが、日本という国家が破綻或いはクーデター等の政変が起こらない限り、制度を無くす訳にはいかないのですよ。無くしたところで、収入の道を断たれた高齢者を放っておく事は出来ませんから、結局全額公費(税金)で社会保障(生活保護等)をしなければなりません。
(中略)
今後ますます税金の投入割合(現在は50%)を増やす方向に行くと思います。当然財源が必要になってきますから、何らかの税の創設か他の税(例えば消費税)の税率を上げざるを得ないでしょう。
高齢者が溢れています。もしも年金が崩壊したらこの人達は一体どうなるのでしょうか?
どう考えてもこれらの人数を全て税金である生活保護費で賄うなどということは考えられません。
現在の年金は50%は税金で賄われ、後の50%は年金保険料で運用されています。
ならば、誰が考えても年金制度を維持する方が国としても負担が少ないのです。
(中略)
ですからあらゆる税金を国民に負担させ、増額してでも年金制度は継続されるでしょう。
そうするしか方法は無いのです。国家予算は一つのどんぶりです。
優先順位を考えれば運営資金が枯渇すれば、例え道路を作らなくても年金に予算を回すでしょう。
破綻という事にはならないと思いますが、支給の相当な減額は不可避でしょう。(中略)
年金は収入の柱の一つではあり続けると思いますが、年金だけで老後生活を充足できる社会ではなくなることは間違いないと思います。
高齢者になっても低収入で働くことが要求されっる社会になると思います。つまり高齢者になると年金と給与所得のダブルインカムで生活するのが常態となると考えます。
年金存続のために…!予測される国民への負担
これまでに記したことから、国民1人1人に負担がかかることは免れない状況にあることが予測されます。今後考えられる、あらゆる負担を以下にまとめました。
全国民の負担
■税金(消費税・相続税など)が大幅に上がる
年金(保険料)を納める働き手の負担
■納めなければならない年金(保険料)が上がる
■年金に頼らず、老後の資金を自分で蓄えなければならない
■今後定年退職の年齢がさらに引き上げられる可能性もある
年金を受給する高齢者の負担
■年金受給額が下がる
■年金を受け取る年齢が引き上げられる(2017年現在65歳~/いずれは70歳~!?)
■年金受給年齢まで長く働かなければならない
■年金だけでは生活できない人が増える、蓄えがない場合は一生働かなければならない
国民の負担ばかりが増えるような気がするが…
予測される負担をまとめてみると「果たして老後を楽しめるのか?」という不安が先にきてしまいますよね。
だからこそ!今がチャンスなんです!
若いうちから先見性の目を持っていれば、数十年かけて心構えと蓄えを準備することができますよね。
年金制度がきちんと見直されない限り今後の状況悪化は免れないでしょう。
だからこそ、これからは年金は補足的な資金と捉えて、将来の老後資金をコツコツと貯める人生設計を始めましょう。
老後資金作りを始めよう!
年金問題を懸念して老後の資金作りに励んでいる方は、60歳までに大体1億円以上(1人分)を目標に貯めているようですよ。目がくらみそうな金額ですね…。
ですが、年金の状況は厳しくなっているものの、実は「稼ぐ」という意味では昔よりも現在の方が幅広い分野で稼ぎやすい状況にあるのです!
1億円までいかなくとも、少なくとも5千万円以上は貯めることを目標にさっそく老後資金作りを考えましょう。
【老後資金作り】方法はいろいろある!
■得意分野で思い切って企業する
→計画性必須!大きなリスクを伴うが、成功すれば短期間で目標金額を達成できる。
■資格を取得し、専門的な職業に就く
→資格の分野によっては大幅な収入UPが期待でき、さらに専門的な知識や技術が深められる。
■投資する(FX・不動産投資・株式投資など)
→真剣に取り組み経験を積めば、短期間で稼ぐことができる。
■副業を始める(アフィリエイト・フリマアプリ・せどりなど)
→アフィリエイトの場合稼げるまでに時間がかかるが、軌道に乗ることができれば大きな収入に繋がる。
【老後資金作り】長く続けるコツは日々の生活を楽しむこと!
せっかく授かった人生です。ただただ老後のためだけに生きるのではなく、日々の暮らしの中でのあたりまえな幸せを大切に感じながら、明るくポジティブに過ごすことを心掛けましょう。
良い運気は自分を愛し、周りを愛せる人のもとへ集まります♡
これからの日本・幸せ未来作りは国民1人1人の意識と行動がカギ♡
戦後の見事な復興から現在、この様々に発展した日本があるのはやはり、ご先祖様をはじめ先人の方々の想いや努力が積み重なってきているおかげです。そう考えると働き手の納めた年金(保険料)で高齢者を支えることは、1つの恩返しでもあります。
日本政府にはもちろん国民のための責任ある国家経営を求めますが、国民の1人1人の愛ある意識と行動が少しずつ繋がり広まっていけば、日本全体の運気さえも大きく変わるのではないかと思います。
そして日本の幸せを世界の幸せに…♡
愛は地球を救うこの言葉、私は本当に叶えられると信じています。
人間の最期は皆が幸せと感じられるものであるといいなと思います。
さいごに…
最後の方はテーマが大きくなってしまいましたが、でもこういった意識を持って人生を歩むことはとても大切なことです。先人の方々の想いを後世に繋ぐ架け橋になれるような心豊かで意義ある人生を、これから・そして老後も送りたいものですね。
そのためにも欠かせない老後資金作り。
気づいた今からコツコツと計画を立てて少しずつ蓄えていきましょう。