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【古いJホラーまとめ】ぞわぞわ鳥肌モノから衝撃作品まで!日本の古くて怖い映画特集
殿堂

【古いJホラーまとめ】ぞわぞわ鳥肌モノから衝撃作品まで!日本の古くて怖い映画特集

Author:
tolawotolawo
Posted date:
【古いJホラーまとめ】ぞわぞわ鳥肌モノから衝撃作品まで!日本の古くて怖い映画特集

みなさん、映画はお好きですか?映画なんて大っ嫌い!って人はそうそういないでしょう。では、ホラー映画はどうでしょう?
筆者は大好きです。好きすぎて震えるくらい好きです。
が、ホラー映画はみんなの人気者でもあり最強の嫌われ者でもあります。そこがホラー映画のいいところです。長所です。
ホラー映画もさらに分類すればたくさんのジャンルが作れますし、日本国外の作品もあわせて考えると“ホラー”という括りには微妙に外れていそうなものもあります。
そんななかから今回は、【日本の昔のホラー映画】に的を絞って、いくつか紹介していきたいと思います。具体的には、1959年~2000年に公開された作品たちです。

予告編などの動画を再生しない限りホラー描写はないようにしている(確実な保証はできませんが)ので、苦手なかたも自ら興味を掻き立てて覗いてみてください。

東海道四谷怪談(1959)

あまりにも有名すぎる作品ですね。『お岩さん』の名前はいまだに多くの人に通用するホラー用語です。
四谷怪談というワードだけでぞわぞわしてくるのは私だけでしょうか。
ホラーではなく全てのジャンルを含んだ映画のなかでも知名度・人気度ともにいまだに上位にあがるくらい名作中の名作です。

あまりにも有名な「お岩さん」誕生までのあらすじ

古いホラー映画紹介と言いつつ、この作品に限っては大まかなあらすじも説明していきます。お岩誕生からのネタバレはしませんが、ちょっとのネタバレもいや!という方は飛ばしてください。 というのも、「お岩さんは知ってるけど詳しくは知らない」という人が多いなと感じたからです。かの有名なお岩さん誕生までのエピソードがいつまで語り継がれるのか楽しみですね。
江戸時代の中ごろ。備前岡山藩の浪人・民谷伊右衛門は、許嫁のお岩との婚儀をお岩の父・四谷左門に反対され侮辱されたことに腹を立て、左門を斬り捨ててしまう。

出典:東海道四谷怪談 (1959年の映画) - Wikipedia

斬り捨てるとはつまり殺してしまうということです。「貴様みたいな奴に娘はやれん!馬鹿者」と嘲笑され伊右衛門ブチ切れです。伊右衛門…もう今じゃ美味しいお茶の代名詞ですね。
お茶の話になってしまいましたが、このあと浪人・伊右衛門はお岩とその姉に「四谷左門は殺された」と嘘をつき、さらに「拙者が敵を討ちます」と男前宣言まで。カッコいいですね。”敵を討つ”っていつか言ってみたいです。
いもしない仇を討つ気など伊右衛門にはさらさらなく、あまつさえ伊右衛門とお岩の間には子供まで生まれて、浪人の貧困暮らしに喘ぐ毎日だった。

出典:東海道四谷怪談 (1959年の映画) - Wikipedia

そうです、敵を討つなんて嘘っぱちなのですから。お岩を自分のものにできて幸せ万歳!てなもんです。伊右衛門殿、綺麗な顔して案外やりますな。
生活に苦しむ毎日のなか、チンピラに絡まれる女性を助けます。たまたま助けたその女性は旗本・伊藤喜兵衛の娘・梅で、すっかり伊右衛門を気にいったお梅と喜兵衛は「婿にならないか」と猛アタック。旗本の娘の婿になれば豊かな生活間違いなし!なのですが、お岩にさよならすることもできないままずるずると引きずってしまいます。
伊右衛門に直助とお梅の乳母が、飲めば顔が二目と見られないくらいに変形するという毒薬の包みを渡し、旗本家に仕官する欲に取り憑かれた伊右衛門は「血の道の病に効く薬」と偽って、毒薬をお岩に飲ませてしまう。

出典:東海道四谷怪談 (1959年の映画) - Wikipedia

最低!けっきょく娘も殺すんかい!って感じですが、伊右衛門は伊右衛門なりに飲ませる瞬間かなりドキドキしてるはずです。当然といえば当然ですが。
そして薬をもらったときの説明通り、お岩は「二度と見られない顔」へと変貌してゆくのです。
髪が抜け落ち顔が腫れあがり、見るも無残な姿になったお岩は伊右衛門の悪事を知り、首を斬って自殺してしまいます。

これが、お岩さん誕生までのあらすじです。どうでしょう。ちょっとかわいそうですよね。というかかなりかわいそうですよね。伊右衛門最低ですよね。伊右衛門以外の人間も最低なので隅々まで見てみてください。

加速する恐怖と見逃せないラスト

お岩が自害してから、物語はクライマックスに向けて緊張感を増幅させます。なんといっても伊右衛門のダメ人間さが際立つところを見てほしい…。自分を守りたいだけの伊右衛門は、1ミリの迷いもなくどんどん人を殺めていきます。ここからはぜひ映像でドキドキしてください。現代とは違った音使いと言葉、お岩のメイクや風景、すべてに注目です。

地獄(1960)

有名すぎるジャパニーズホラー映画「東海道四谷怪談」の監督である中川信夫氏が、1960年に封切りした映画が『地獄』です。なんだかおどろおどろしいですね。
仏教の八大地獄の映像化がテーマとなっているが、ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテの『ファウスト』やダンテ・アリギエーリの『神曲』など、西洋思想における悪魔や地獄のイメージも盛り込まれている。

出典:地獄 (1960年の映画) - Wikipedia

八大地獄をメインとして、西洋の悪魔や地獄も作品イメージとして取り入れているということですね。
この作品自体は、私たちが生きる現世と地獄との2つの世界で構成されています。様々な理由から人を何人も殺める主人公が、後半は地獄のなかでその苦しさを知るというものです。
幽霊のこわさではなく、人間としてのこわさでもありません。死ぬまで知ることのない未知の世界、それでいて安易に想像できる世界…妙にリアルな地獄のこわさです。

地獄に興味がある人はぜひ見てみてください。1960年の時代だからこそ表現できるドロドロした恐怖心が楽しめる映画です。

鬼婆(1964)

鬼婆(おにばば)…なぜかフフッとなってしまいますが、この映画を観ては笑っていられません。物語の舞台は14世紀の日本で、あたりは草むらでいっぱいの田舎のお家です。
通りかかった侍を殺して、彼の身につけているものをすべて剥いで死体を深い穴へ捨てる女とその義理の娘

出典:鬼婆 (映画) - Wikipedia

脅して奪うとかではなく、あっけなく殺しちゃうんですね…。残酷なことを繰り返しながらも姑と娘はいっしょに生活しています。
娘はお年頃なのでしょう。知り合った男の人とどんどん仲を深めていきます。姑は「このままでは私が1人になってしまう…!」と危機感を感じ、鬼に化けて娘を引き留めようと努力するのですが…。
モノクロな世界が、南北朝時代の雰囲気とホラー要素を際立たせています。鬼のお面って現代でもじゅうぶん怖いですが、(いい意味で)古臭い音楽と相性ピッタリです。幽霊の呪いではない昔ながらの古典的なホラーといえるでしょうか。ぞわぞわ系が好物な方におすすめです。

怪談(1965)

『怪談』か、ふーん。と通り過ぎてしまいそうな題名ですが、この作品はなんと構想に10年という年月を費やしています。しかも製作費は3億5千万…現代でいうとどのくらいになるのでしょうか。どなたか詳しい方教えてください。
しかし、興行収入は3億円には及ばず、これが原因でにんじんくらぶは倒産した。

出典:怪談 (1965年の映画) - Wikipedia

…ま、まあそういうこともありますよね!半世紀以上にわたって取り上げられているのですから、名作には違いありません。10年の構想期間も製作費も決して無駄にはなっていませんね。
あまり知られていませんが、本作はカンヌ国際映画祭の審査員特別賞受賞作品でもあるのです。(その時代からカンヌ国際映画祭があったことに驚いたという話は内緒にしておいてください。)
「黒髪」「雪女」「耳無芳一の話」「茶碗の中」の4つの怪談話を映画化したオムニバス作品。

出典:怪談 (1965年の映画) - Wikipedia

話が逸れてしまいましたが、耳無芳一(みみなしほういち)はみなさんよく知っているのではないでしょうか?そう、体にお経を書いて幽霊から逃れるアレです。アニメ「日本昔ばなし」で見たことある方もいらっしゃるかもしれませんね。

そんな子どもにも有名な「耳無芳一の話」と、他3作をあわせて1本の『怪談』という映画になっています。ひとつの物語が短いので、ストーリーが展開しやすく観やすいのがおすすめポイントですね。アニメで見たようなかわいい芳一ではなく、リアルでおどろおどろしい恐怖の世界を体験してみてください。

藪の中の黒猫(1968)

黒猫のタンゴっ♪タンゴっ♪ではありません。あれも懐かしいですが、『藪の中の黒猫』にかわいい猫ちゃんが出てくるのはほんの一瞬だけです。

平安時代、侍によって殺された女性の血を、猫がペロペロと舐めてしまいます。これが物語の始まりです。酷い殺され方をした女の血を舐めた猫は妖怪と化し、数年後に侍への復讐を繰り返していきます。
白黒映像の作品ですが、イチャイチャしてた女性が徐々に妖怪としての本性を現すシーンがけっこうこわいです。猫らしく(?)首に噛みついたりするシーンもありますが、白黒のおかげでそれほど”血感”はありませんので比較的見やすいです。女から侍への復讐劇。おすすめです。

震える舌(1980)

一気に1980年まできちゃいましたが、ホラーなようでホラーでない『震える舌』は病気系が苦手でなければかなりおすすめです。1975年に三木卓氏が発表した小説を原作としていて、破傷風に感染した女の子のお話です。
ある日、マンションの近くで泥んこ遊びをしていた女の子・三好昌子が、落ちていた小さな釘で手にケガをした。

出典:震える舌 - Wikipedia

これがすべてほ発端です。ここから女の子と両親は悪夢のような時間を過ごすことになってしまいます。
医師の言葉をしっかりと聞いて娘の治療に専念する両親ですが、その過酷さから精神的に参ってしまうシーンがあります。追い詰められたり逃げ場のない精神状態が苦手な方は、まずは予告やあらすじを見ることをおすすめします。

この映画がなぜこわいのかというと、題材や描写はもちろんですが女の子の演技が一番ではないでしょうか。苦しむ場面ももちろん演技ですが、思わず顔をゆがめてしまいます。現代でも恐ろしい病気として有名な破傷風のこわさがよく分かる作品です。

ギニーピッグ(1985)

フフフ、これはギャグ映画ですよ…という感想が多くみられる『ギニーピッグ』です。オリジナル作品は7作ありますが、ここでは1作目の悪魔の実験のご紹介です。スプラッター作品としては有名な作品ではないでしょうか。
ギャグ映画だといわれるのは、作品の始まりの意味が解釈しづらいからでしょう。物語の意図がつかめず、よく分からない暴力シーンが続きます。しかしこれは、もともとストーリーを重視していないのでそれでいいのです。なんだこれ!と思っても眺めていてください。そうこうしているうちに本格的な残酷シーンが…。

はじめのよく分からない感じが不気味なので、気になる方はぜひ見てみてください。途中ちょっと笑っちゃいますが、すぐにグロ描写の連続です。
1989年に発生した連続幼女誘拐殺人事件の加害者である宮崎勤の部屋から、コメディー作である『ギニーピッグ4』が押収された。

出典:ギニーピッグ - Wikipedia

ある程度ニュースの情報を調べている人なら知っているでしょうか。何を隠そう「ギニーピッグ4」は完全なるギャグ作品ですが、残酷描写があることは否めません。「グロは人格に悪影響だ」というのはこちらも完全に否定はできませんが、この一件がそういう風潮を広めた要因にもなっているようです。

スウィートホーム(1989)

予告編の前にちょっとファンキーな宣伝が入っていますが、とにかくすごいメイクの神様が携わっているようですね。(エクソシストの首を一回転させた人!?)
監督はなんと黒沢清氏です。若手時代の作品なので、そう思うと初々しいですね。正直、きっと知らなければ何も分からないですが。
5人のテレビ取材班が、フレスコ画をはじまりに怪奇現象に襲われる話です。ここでようやく現代のジャパニーズホラーにも近付いてきたというところでしょうか。予告編でも分かりますが、けっこう豪快な描写も多いです。上半身だけで切断面丸見えとか。

ストーリーとしては、怪奇現象に襲われる5人が1人ずつ死んでいく…という流れです。殺されるだけかと思いきや、解決までのストーリーはわりとしっかり仕立てられています。昔のJホラーとは少し違うかもしれませんが、一気に迫ってくる怪奇現象の恐怖は面白かったですね。

リング(1998)

きました、ついに『リング』を紹介するときが…!古い映画と謳いつつそこまで古くない点は見逃してください。Jホラーブームの火付け役とまで言われている作品です。観たことがないなら絶対に観るべきです、全力でおすすめします。
見た者を1週間後に呪い殺す「呪いのビデオテープ」の謎を追う、鈴木光司の同名小説『リング』を原作とする映画作品。

出典:リング (映画) - Wikipedia

呪いのビデオを見たら死ぬ…」くーるー♪きっとくるー♪…いや、絶対くるんですよ、こわすぎます。しかも本作で呪われる人のほとんどが「間違えてビデオ見ちゃった」人たちです。
「貞子」で有名なリングですが、なにがこわいって、貞子がちゃんと這ったり歩いたりして近寄ってくるところです。お化けにありがちな意地悪な瞬間移動をしないのです。その優しさが逆にこわいです。なんなら瞬間移動して一気に呪い殺してくれ!って思うくらいです。

グロい描写はないですが、気持ち悪い死に方の描写はあります。ものすごく顔の筋肉を使った表情で死んでいるシーンが多いと思っていただければいいかと思います(予告編にチラッと映ります)。さらに、貞子はじわじわ迫ってきてくれますが、ビクッとなるシーンもけっこうあります。心臓がとまらないように準備しておきましょう。

オーディション(2000)

最後にグロ描写の多い作品で恐縮ですが、おすすめなので紹介させてください。『オーディション』です。これは単純に女性がこわいお話です。もちろん生きている女性です。「好きな人を手に入れるためなら手段は選ばないわ☆」という感じでしょうか。もうちょっと選んでほしいです。
村上龍の同名小説を石橋凌主演で三池崇史が映画化した。R-15指定。

出典:オーディション (映画) - Wikipedia

石橋凌三池崇史監督…豪華すぎますね。作中の石橋凌も渋くてかっこよかったです。女優のオーディションシーンはちょっと面白かったです。
ロッテルダム国際映画祭では上映中に何人もの途中退出者を出したというエピソードがあり、アイルランドでの限定上映ではなんと病院に運ばれた人までいたようです。それほど過激で残酷な描写だということですが、三池崇史監督が海外で評価されるきっかけになった作品でもあるのです。
キリキリキリ……恐いでしょう?
キリキリキリ……痛いでしょう?

出典:オーディション (映画) - Wikipedia

このキャッチコピーでなんとなくグロ描写の正体が想像できるのではないでしょうか。これを実際に発する女性の細い声が最高に気持ち悪いです

痛い!逃げて!の直後に涙のラスト?

ストーリーとしては、再婚相手を見つけるために石橋凌がオーディションという名目で好みの女性を探して…というものですが、なぜこんな怖すぎる女性を気にいってしまったのでしょう。最後まで本性に気付かない石橋凌は、当然女性の思うツボです。清純な雰囲気を漂わせたまま狂人と化す女性…。しかしラストはなぜか女性にちょっと同情してしまいます。 グロ描写があるのはほとんど最後のクライマックスだけですが、その一瞬がグロすぎるのです。ちょろっと出てくる大杉漣さんも見事に不気味さを放っています。

古いJホラーも怖くて面白い!

2000年までのホラー映画を10本紹介しましたが、気になる作品はありましたか?なかなには昔のJホラーというよりグロいスプラッターも含んでいますが、どれも素敵なおすすめ映画です。
とくに1960年前後の作品には隠れた有名作品が眠っています。現代とは一風ちがったテイストで、古いからこそ新鮮なJホラーの世界を楽しみましょう。

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著者プロフィール
tolawo

フリーランスで活動中...。 まとめを含む記事の執筆、書き起こしなど。立派な実績はありませんので書きまくって腕磨きます。