【難解映画】難しすぎてパニック!解説がほしいくらい難解な映画まとめ

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映画は心を安らかにしてくれます。楽しくもなるし感動もできます。しかし、なかにはイライラするくらい意味のわからない難解な映画も存在するのです。

今回はそんな難解映画を少しだけ紹介していきます。ジャンルも明記しているので気になる作品をさがしてみてください。イライラしすぎて発狂しないようご注意を…。

インセプション(SF/スリラー)

クリストファー・ノーラン監督インセプション』です。レオナルドディカプリオ主演、日本からは渡辺謙が出演し、そして難しすぎる映画として話題になりました。現実と夢、潜在意識の世界がごちゃ混ぜになっているお話。出演者たちも撮影中に「今どの世界撮ってたんだっけ?」となっていたそう。

ややこしいけど確かにおもしろい!

公開当時(2010年)はリピーターが続出しましたが、それは面白かったからというよりは理解できなかったから、という人の方が多いのではないかと…(内緒)

それはそれはものすごくややこしいですが、観ていてイライラはしないです。SF要素もたっぷりあるので、映像も楽しめます。

メメント(ドラマ/クライム)

これまたクリストファー・ノーラン監督のクライム映画『メメント』です。妻を殺された男性が犯人に復讐を試みるのですが、10分以上の記憶を保つことができません。ポラロイド写真やいたるところにメモすることで過去の自分を知るのだが…というお話。これは意味が分かるとおもしろいです。意味が分からないままエンドロールまでいっちゃうととんでもなくモヤモヤします。

物語のキーを知っておくのもアリ!

ここではあえて書きませんが、あらすじとして時系列の重要なキーを確認しておくと、分からなかった方も一気にこの映画が面白くなると思います。そして最後は衝撃の事実に驚愕しますので、ぜひ観てみてください。


物語の詳しい解説もありますので、イライラしてきた方はぜひ見てみてくださいね。

時計じかけのオレンジ(ドラマ/クライム)

鬼才・スタンリー・キューブリック監督の衝撃作『時計じかけのオレンジ』です。あらすじを簡単にいえば、学校も私生活もはちゃめちゃな少年が施設で更生するお話。…なのですが、そのひとつひとつが非常に大胆。自由管理を極端に描いたような作品で、ストーリーはわかりやすいけど何が言いたい(伝えたい)のかわからない…という感想が多い映画です。

選曲センスが秀逸

映画のなかで、たびたびベートーヴェンの第九雨に唄えばが登場します。主人公を快楽に溺れさせ、そして苦痛に陥れるのがこの2曲。映画を観たあとにこの曲を聞くと本作を思い出すこと間違いなしです。

苦手じゃないなら最後まで観てみるべき!

物語の舞台は近未来ですが、現在でも無理なく通じる時代背景。普遍的な社会への風刺映画です。暴力や性描写がたくさんあるので苦手な方は要注意…ですが苦手じゃないなら、序盤でなんだこれ!と思ってもどうか最後まで観てみてください。

ファニーゲーム(ドラマ/スリラー)

1997年オーストラリアで制作されたミヒャエル・ハネケ監督ファニーゲーム』。これはもう本当に意味がわからない。卵から始まる悪魔の時間…最高に後味の悪い映画です。評価は極端に二分しますが、意味わからない系が嫌いじゃないなら結構クセになるんじゃないかと思います。

理不尽さ満載!

とくに子どものシーンなんかは理不尽すぎてこわいです。冒頭でもじゅうぶん理不尽ですが。やっぱり一番こわいのは人間です。ストーリーは容易に理解できますが、理不尽な暴力や「この人関係ないのに!」というのが好きな方は観てみてください。嫌いな方は嫌悪すると思いますのでご注意を…。

ファニーゲームU.S.A.(ドラマ/スリラー)

ファニーゲーム公開から約10年、ミヒャエル・ハネケ監督自らハリウッドリメイクした『ファニーゲームU.S.A.』。観ている人に語りかけるシーンが特徴的ですが、前作よりさらに理解不能なストーリーになっているのも特徴。

予告動画でネタバレ!?

この映画、実は予告編でおおきくネタバレしています。が、意味がわからないので観ちゃっても問題ないようにも思います。この手の作品が好きならぜひ予告なしで本編を観ていただきたいですが、苦手意識があるなら予告動画も観てみてください。意味は分かりません。

マルホランド・ドライブ(サスペンス)

デヴィッド・リンチ監督が手掛けたサスペンス映画『マルホランド・ドライブ』です。マルホランド・ドライブというハリウッドを一望できる道(実在)で、交通事故が起こるところから物語が始まります。助けを求める女性は記憶喪失になってしまったことを打ち明け…というストーリー。時系列が二転三転するので理解が難しくなってきます。
日本公開時のキャッチコピーは「わたしのあたまはどうかしている」。

出典:マルホランド・ドライブ - Wikipedia

わたしのあたまもどうかしそうです。

気狂いピエロ(ドラマ/クライム)

日本で1967年に公開されたフランスとイタリアの合作映画気狂いピエロ』。監督はジャン=リュック・ゴダールで、今回紹介するなかでは一番古く、おそらく一番難解な映画です。というのも、これはストーリーを追うよりもひとコマひとコマの描写に注目してほしい。セリフや色遣いはゴダール作品ならでは美しさを見出していると思うのです。

出演者も「???」

突然人が死んだりするこの映画は、ストーリーに執着してしまうと難解さに頭がこんがらがってしまいます。フランスやイタリアの芸術を感じましょう出演者が撮影しながら「何を撮影しているんだろう」と感じていたぐらいなので、画面越しに私たちが観て解らないのは無理もありません。

ちなみに題名は『きちがいピエロ』

いっけん「きぐるいピエロ」と読んでしまいそうなこの映画の題名は、正確には「きちがいピエロ」です。ところが、最近では差別用語などの問題もあり、メディア等で紹介するときも「きぐるいピエロ」と発言しているよう。いろんな意味で題名通りの作品です。

難解な映画もあくまでたのしく!

理解が難しい映画を少しだけ紹介してみましたが、気になる作品は見つかったでしょうか。ジャンルを絞っていないので「難解」の意味も広くなってしまっていますが、イライラしすぎない程度に頭をたっぷり使って映画鑑賞してみましょう。









著者プロフィール
Sharetube