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英会話教材に隠れた罠!?なぜ日本人は英語が話せないのか

サムネイル出典:リダイレクトの警告

殿堂

英会話教材に隠れた罠!?なぜ日本人は英語が話せないのか

Author:
qaqaqaqa
Posted date:
Update date:2018年01月06日
英会話教材に隠れた罠!?なぜ日本人は英語が話せないのか

サムネイル出典:リダイレクトの警告

プロフィールにあるように、私はプロの翻訳家です。無論、英語の翻訳も行っています。では、学生時代に相当英語の勉強を行って来たかというと、そうではありません。私の英語学習は高校時代で終わりを告げ、大学ではモンゴル語やウズベク語など、他の様々な言語を勉強してきました。私の英語力は高校止まりです。正直、大学に行っも社会人になっても勉強しているのに「話せない」と言っている人にはあきれています。あなたたちがなぜ話せないのか私なりに考えてみました。怒らず読んでみて下さい。

英会話教材による負のスパイラル

「学校英語は役に立たない」とよく言われます。「英語を中高大10年やっているのに話せないのは明らかに学校教育が悪いからだ。」と、まあ凄い責任転嫁ですね。10年もやっているのに話せないのは自分の勉強不足だとなぜ考えないのか。現に私は高校英語の知識だけで翻訳・通訳の仕事をこなしています。
しかし、私の考えの方が少数派であり、「学校英語が悪い」と思っている人の方が多数です。当然出版業者もそこに目をつけ、学校英語を批判した本や教材を出します。そして案の定、たくさん売れるのです。
英語のプロフェショナルがお金をもらって本を書いていますので、この本を読んだ人は「学校英語はやはり役に立たないのだな」と確信してしまいます。そして、この考えが社会に浸透すればするほど、出版業者はさらに学校英語を批判した本を出すでしょう。こうして負のスパイラルが生まれるのです。

学校英語すら習得できていない

そもそもあなたたちは学校英語を批判する前に、その学校英語をしっかりと習得しているのでしょうか。例えば、共通一次やセンター試験の英語を何点取れていましたか。9割以上とれていないと、しっかり習得したとは言えません。「学校英語は役に立たない」という考えが先にあり、学校英語を真面目に勉強してこなかったのではないでしょうか。
国立や早慶に行っている人でも英語ができないという話を聞きますが、それはあなたちの「英語が話せない」とはまったく別のものです。彼らの「英語が話せない」は単に「経験がない」だけのものです。仮に彼らが一週間でも英語圏にいれば、スペックはありますので、すぐに英語が話せるようになります。英会話教材にあるようなフレーズなどを1から覚える必要もなく、学校英語だけで日常会話を不自由なく使いこなせます。

英会話教材の表現も使えない

「『これはペンです』なんていつ使うんだよと」と言っている人は英語が話せなくて当然です。習ったフレーズしか使えずにそこから応用を効かせようとしないからです。「これはペンです」は文法例としては秀逸な文であり、この文によって英語の基本文法と重要単語をしっかりと理解させることができます。しかし、英会話教材はこの応用力の効かない頭の悪い人たちをターゲットに「使えそうなフレーズ集」を作って大儲けしております。
日常会話に使うフレーズを一言一句すべて覚えることは、はっきり言って不可能です。英語ができない人たちは英会話教材に載っている数フレーズを覚えるだけで出来た気になっていますが、実際に会話をしてみると英会話教材のフレーズも全く使えないことに気付きます。
実際、英会話教材に載っている表現のほとんどが中学英語であり、一度は習った表現です。それをノートにとったり、単語カードをかいたり、線を引いたりしている時点で、あなたは中学英語すらまともにできていないことがここで明らかになります。

英会話教材の鞍替えがあなたの勉強不足を顕著に表している

最近では学校英語を批判するだけでなく、英会話教材も批判の対象となり、あらなた英会話教材が販売されています。英語学習者は学校英語で挫折し、他の教材に手を出すが、それでもうまくいかず、さらに他の教材に手を出すを繰り返しています。あなたの根本を変えない限り、この「鞍替え」は永遠に続くでしょう。出版社もそこをついています。
私たちは他の物と比較することによって物事を評価しています。学校英語や従来の英会話教材を批判すると、新しい教材が良く見えてしまうのです。しかし、現実はその教材も中学校で習った表現ばかりであり、中学校で使っていた練習問題集とほとんど変わりません。しかし、英会話教材を買い漁っている人はそのことに気付かないのです。

学校英語を勉強しましょう

それではどうすれば良いのか。つまり、学校英語を勉強しろということです。学校英語はゼロから体系的に英語が学べるように、文部科学省が長年の研究を積み重ねてきた結晶です。英会話教材で使われている表現を見ると、実際すべて中学校の教科書で扱われている表現です。お子様に英語教育をさせる場合も、学校英語を勧めましょう。教材代がタダなうえに、どうせ学校でやらなければならないので、そちらの方が効率が良いです。
「でもネイティブが実際に使っているスラングとか教えてくれないでしょ」という方は、何のために英語を勉強しているのでしょうか。アメリカ人やイギリス人にしか通用しないスラングを中国人やロシア人が理解できるのでしょうか。英語は世界の共通語だからこそ私たちは学ぶのであって、アメリカ人やイギリス人と話す為に学んでいるのではないのです。むしろ、そういう無駄な表現を多く覚えさせている点で英会話教材は学校英語より劣っているとも言えるでしょう。

目的をはっきりさせよう

あなたは何のために英語を勉強しているのですか。これは英語を学習することにおいてもっとも重要なことです。それはモチベーションといった曖昧なものではなく、学習効率にも大きく影響してきます。勉強する範囲を限定させることで、あなたの英語学習スピードが格段に上がるからです。
学校英語の欠点をあえて挙げるならば、扱われている内容が網羅的なところです。生徒たちは卒業後それぞれが違った道を歩んでいきます。学校英語はその違った分野全てに通用するような内容で教えなければなりません。そのため、ビジネス英語など、ある特定の分野に特化した英会話教材は確かにその点では学校英語より優れているといえるでしょう。
したがって、目的がはっきりしていないのであれば、どの英会話教材を使っても結果は同じです。学校英語と同様に覚えることが多過ぎて先の見えない勉強をいつまでも続けることになるでしょう。
私はプロフィールに8か国語話せると書いてありますが、翻訳で扱っている言語は、そのうちの3つだけであり、残りの4つ(日本語含まず)は旅行会話しか勉強していません。なぜなら、旅行以外に使う機会がないからです。
さらに私の翻訳業は、英語は宗教、中国はゲーム、モンゴル語は一般・医療・ビジネス文書と専門分野が決まっています。それ以外の翻訳の仕事も依頼があれば引き受けますが、この分野でしか仕事の依頼が来ません。翻訳者や通訳者は決してその言語を全て知っているわけではなく、専門分野でしか仕事ができないのです。実際、翻訳・通訳業界ではTOEICなどの資格よりも専門知識の有無が優先されます。

まとめ

非英語圏の子供たちが英語を習得しているのを見ると、英語の勉強は本来そこまで難しいものではないと感じてしまうでしょう。しかし、彼らは目的を持って必死に努力をした結果英語が話せるようになったと考える方が普通なのではないでしょうか。自分の勉強不足を反省して、1から英語を勉強し直してみてはいかがでしょうか。

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著者プロフィール
qaqa

翻訳家兼ライターです。 8か国語話せます。情報ソースが多いので、色んな雑学を皆さんに紹介できます。 よろしくお願いします。