【深海生物】頭が透明な魚、裂けすぎな口…深海に棲むキモかわ生物たち【まとめ】

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深海の人気きもかわ生物特集

なりやまない深海ブーム。”きもかわ”なんて言葉がピッタリな深海生物たちをいくつか紹介していきます。

(たまにキモいだけなのも出てきますが、そこが深海の醍醐味ということで…)


比較的有名な深海生物を集めましたので、興味がある方はぜひ深ーく潜ってみましょう。

ダイオウグソクムシ

深海ブームの火付け役ともなった、超有名な「ダイオウグソクムシ」。上の動画は、2017年11月末にメキシコで撮影されたもの。ダイオウグソクムシのイメージをぶち壊すくらいの早さで泳いでいます。日本でも見られるところは少ないですが、まさかこんなスピーディーな動きを披露するとは…と撮影者も驚いた様子。

ウミグモ

うーん…残念ながらこれはキモいだけかもしれません。「ウミグモ」という名前の通り、ウミに棲むクモ。画像検索してみると、カラフルな仲間たちがたくさんいらっしゃいました。

陸の大きなクモのようにぞわぞわするような走り方はしないですが、脚の多いのが苦手な方は下の動画はスルーしておきましょう。

海のなかで早く動けたらそれはそれですごいですが、やっぱりフワンと浮くような感じになるようです。ダイバーに捕えられてもされるがままのウミグモさんでした。

デメニギス

これはドン引きされても仕方がないきもかわ生物「デメニギス」です。頭でっかちなうえに透明だとは…。でも口はちょっと可愛い。目が真っ白なのが奇妙です。

…いやいや、そこは目ではありません。前にぽちょっとついてる目っぽいのが目ではなくて、透明な頭から見える緑のでっかい球体2つがお目目です。そうです、デメニギスさんはお目目を上方向に付けていらっしゃるのです。

初見ではほぼ確実に騙される目。では目みたいな白いポツポツは何なのかというと、これはお鼻なのだそう。しかもこのデメニギスが生きている姿で確認されたのは2004年のことで、目が上向きに突出していて頭が透明で、その中は液体で満たされている…などなどが分かったのはそのときが初めてだそうです。
深海をゆっくり動いて過ごしていて、目は上を見ている様子。海面からのわずかな光と影を頼りに、餌が通るのをじっと待っているのだそう。どんな方法で、何を餌にしているのか…詳しいことはまだまだ未解明とのこと。神秘的というかなんというか…見つめられたら吸い込まれそう。

フクロウナギ

こちらも比較的有名な深海生物「フクロウナギ」。可愛らしい名前ですが、口裂け女に余裕で勝てるくらい大きなお口をしていらっしゃいます。しかもなんか胴が長い。

あまりにも口が大きいので自分より大きな獲物を捕らえるのかと思いきや、どうやら主食はプランクトンや小さな魚類なのだそう。意外とお上品なのです。

オニキンメ

食卓に並ぶとテンションが上がるキンメダイの仲間「オニキンメ」です。キンメダイが可愛いわけではないですが、それにしてもかけ離れた風貌。腕一本ぐらい持っていかれそう。歯大きすぎて口閉まってないし、頭めっちゃでかいし…キモくも可愛いくもなく、ただただこわい深海生物
が、しかし。動画を見ると30センチくらいありそう、というかもっとあっても驚かないくらいですが、そんな期待を見事に裏切って(?)実際の体調は10センチ~15センチ程度なのだそう。かわいいじゃないですか!!

ニュウドウカジカ

深海っぽいボディにボーっとした表情が印象的な「ニュウドウカジカ」です。一時期テレビなどで取り上げられて話題になりましたが、覚えていらっしゃるでしょうか。

普通の魚じゃね?って声が聞こえてきそうですが、話題になったのはこのカジカさんが海とさよならした瞬間のお顔。

垂れ下がったタラコ唇と大きなお鼻、小さなお目目とツルツルの頭…海底での姿はどこへやら。最強のおじさん顔です。きもかわというより”ぶさかわ”。もう逆にこの姿で泳いでいてほしかったと思うのは筆者だけでしょうか。

新発見だらけな不思議な深海へ…

- Wikipedia

有名な深海生物をピックアップしてみましたが、深海にはまだまだ未知の世界が広がっています。

ちなみに冒頭では触れませんでしたが、小さなタコに耳がついた深海生物は「メンダコ」です。グソクムシと同様にブームの火付け役となりました。何度見てもかわいいですね。

そして最後にお見せするこちらの写真は、海とさよならしたときのメンダコさん。かわいいうさ耳がどこかへ消えてしまいました美味しくないらしいので、やっぱり海中の姿を見て癒されましょう。

著者プロフィール
Sharetube