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死ぬほど怖い都市伝説【あなたの身近な怖い話】

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死ぬほど怖い都市伝説【あなたの身近な怖い話】

Author:
うぃぐうぃぐ
Posted date:
Update date:2018年02月01日
死ぬほど怖い都市伝説【あなたの身近な怖い話】
思わずゾッとしてしまうような都市伝説や、身近な怖い話、ミステリー(不思議な話)を集めました。
定番の怪談から、マニアックなものまで幅広いと思います。
あなたがトラウマになってしまった「あの怪談」もあるかもしれません。
ぜひ、恐怖の世界をお楽しみくださいませ。

赤いちゃんちゃんこ

Aは合宿で学校にお泊まりしました。Aは不安でした。夜中、トイレに行くのが怖かったから。夜になり、やはりトイレに行きたくなり、友達を起こそうとしましたが起きません。仕方なく、一人で個室に入ると、『赤いちゃんちゃんこ着せたろか・・』 
という声が響いてくるではありませんか。 

Aは震え上がり、泣きながらみんなの元に戻りました。Aの泣き声で目が覚めた顧問の先生は『怖いと思っているからそう聞こえるのよ!今度聞こえたら着せて!ぐらい言ってみなさい!』と怒鳴りつけました。その日の夜、結局Aは眠れず、朝に寝坊する羽目になりました。寝坊に気づき、飛び起きたAはトイレ付近で騒いでいる仲間たちに近づきました。 

『どうしたの?』と聞くAに友人は蒼白な顔で指をさしました。その指の方向には血塗れで絶命している先生の姿がありました。血の跡はまるでちゃんちゃんこを着ているようだったそうです。

出典:トラウマになった怖い話PART2 | ガールズちゃんねる - Girls ...

	

長いが吐き出したいので書く。 

俺が小学6年の頃、両親が離婚した。 

そこから高校生までは親父と祖父母、そして親父が再婚した義母と暮らしていて15歳下の異母兄妹が出来た。 

高2の時、大嫌いだった親父の元を離れて母親に引き取られた。 

親父が居ない時、たまに祖父母に顔見せに行っていて18歳下の異母兄弟が出来たのを知った。 

そのうち祖父が認知症になって亡くなり、間も無く祖母も認知症になってしまった。 

それから十年近く親父に会うこともなかった。 

そして数年前、俺が一人暮らしをしているアパートに突然義母が訪ねてきた。 

正直驚いた。 

同じ市内に住んでいるのだから居場所なんか調べればすぐわかると思うが、今更俺に何の用があるのか。

玄関先で何かと尋ねると義母は助けて欲しいと言う。 

金かと思ったが親父は会社の社長だ。 

俺なんかより金に困る事など無いはずだ。 

仕方ないと思いながら部屋にあげ話を聞くと俺に申し訳ないだの親父の代わりに謝りたいだの言い出した。 

両親の離婚の原因は親父の浮気で相手は再婚した義母だった。 

しかし俺は義母を恨んでも無いしどうでも良かった。 

むしろ古傷に触られる様でイライラした。 

「それだけなら帰ってもらえますか?」 

もう聞きたくなかった俺は義母にそう言った。 

すると義母は泣きそうな顔で妹と弟を助けて欲しいと言う。 

意味が分からない。 

臓器提供か何かかと聞いたが違った。 

義母から聞いた話を纏めると祖母が亡くなってから家に祖父母の霊が出るようになった。 

最初は月に一度あるか無いか程度で恐ろしかったが、何かしてくる訳でもなく放置していた。 

しかし、月日が経つごとに現れる頻度が多くなり祖父母の形相も変わって来た。 

無表情だった顔は般若の様に歪み、普通だった服もいつの間にか死装束になった。 

お寺に供養をお願いしたが全く効果が無かった。 

そして数ヶ月前、寝ている弟が泣き出したので様子を見に行くと、今度は妹の部屋から苦しそうに呻く声が聞こえた。 

慌てて部屋に入るともう人か獣か分からないまでに変貌したそれが妹の首を絞めていたそうだ。 

義母が必死に引き剥がそうとすると消えた。 

親父にも話したが視えない親父に馬鹿な事をと一蹴された。 

それ以降、霊は妹と弟が寝ている時に近くに出るようになってしまった。 

そしてもうひとつ、弟の落書き帳を何気無く見ていた義母はあるページに俺の名前が書いてあるのを見つけた。 

弟は俺のことを知らない。 

まあまあ珍しい名前なので偶然書いたとは考えにくいし、弟が赤ん坊の時に新築の家を建て引っ越したので俺の名前が書いてある物も家に無い。 

弟に聞くと夜中に誰かがこの名前を呟くらしい。 

「おまえは◯◯(俺の名前)じゃない。◯◯はどこだ。」と。 

このままでは子供が殺されると思った義母は俺の住所を調べて来たのだった。 

一度、家に来てくれと泣きつく義母の頼みを俺はは断った。 

それは親父に会いたくないから。 

すぐ殴る傲慢で嫌味な、しかし外面だけは良い親父は成人するまでいつか殺してやろうと思う程嫌いだったからだ。 

しかし、妹や弟に罪はない。 

「墓参りには行きますよ。」 

そういってお墓の場所と連絡先を聞いて義母に帰って貰った。 

次の休みに祖父母の墓にお参りに行った。 

俺の母親とは折り合いが悪く、親父とも仲が悪かった祖父母だったが初孫の俺は可愛がってくれた優しいじいちゃんとばあちゃんだった。 

線香をあげ手を併せると涙が出た。 

帰ろうと水を汲んだ桶や柄杓を片付けていると、目の前で線香がボキッと折れた。 

風のせいと思ったが嫌な感じがして、俺の顔は青ざめていたのかも知れない。 

お寺に借りた桶を返しに行くとお寺のお坊さんがどこのお参りですか?と声を掛けてきた。 

◯◯の墓ですと言うとちょっと上がってお茶でも飲んで行きなさいと言われ、さっきの線香の事もあったので素直に頂く事にした。 

お茶を飲みながら色々聞かれた。 

義母が何度か供養を頼んだので、お坊さんも気にかけていたらしい。 

俺は義母に聞いた事をそのまま話した。 

お坊さんは否定も肯定もせず、そうでしたかと言って帰りにお守りをひとつくれた。 

義母に電話して墓参りに行ったとだけ伝えた。 

その夜、夢に祖父母が出てきた。 

襤褸の白い着物を着て乱れた白髪、目は爛々とし口は大きく裂けるその姿はまるで鬼だった。 

俺は子供で何処かに隠れていて、祖父母は俺を探している様だった。 

そのうち、どこからか「見つけた…」 

「違う…」 

「死ね…死ね…」 

と言う低い声と子供の泣き声が聞こえて来て目が覚めた。 

汗で体が冷え震えが止まらなかった。 

翌日、仕事を休み坊さんになった同級生に連絡して会うと全部話した。 

そいつは霊感持ちで高野山からスカウトされて坊さんになったという奴だった。 

彼は黙って聞いて、話が終わるとぽつりぽつりと言った。 

祖父母は俺の事が可愛くて仕方が無く、もう会えないのが心残りのまま亡くなったんだろう。 

それは霊になった後も続いてだんだん心残りが怨みに変わり狂っていったのかも。 

異母姉弟が死ねば、跡取りの俺が帰ってくると思ってるのかも知れないが、もうまともな理屈も思考も出来ないからただ祟るだけの鬼になったんだと思うと。 

俺はどうしたらいいんだ?と聞くと 

「おまえは大丈夫。血は繋がってるが母親の家系に入った時から母方の先祖に守られてるから。でも妹と弟は知らん。」 

それは…と言うと彼はちょっと黙ってこう言った。 

「なぁ…触らぬ神に祟りなしって言うだろ?」 

俺が黙ると彼は気休めかも知れないが経を上げておくと言ってくれた。 

その後、仕事の都合で引っ越した俺に変わった事は無く義母と連絡も取っていない。

出典:

	

お父さん、なんで?

あるところに、3人家族がいた。

夫と妻。

そして、子供が一人。

夫婦の仲は良いとは言えなかった。

むしろ、悪いと言った方が良いかもしれない。

いつもケンカばかりしていた。

その夜のケンカは、特に激しかった。

子供が寝た後、夫婦は激しく言い争いをした。

妻の罵りに夫は頭に血が上ってしまった。

そして、妻の首を絞めて殺してしまったのだ。

夫は妻を殺した後で我に返った。

このままだと自分は殺人犯になり逮捕されてしまう。

慌てて妻の遺体を庭に埋めた。

次の日の朝。

子供には「お母さんは、お婆ちゃん家へ行っているから、家にはしばらく帰って来ないよ。」と嘘をついた。

子供も疑うことなく納得した。

しかし、おかしいのだ。

子供は母親の不在を怪しまないのだ。

一週間経っても、一カ月が経っても、子供は母の不在を悲しむ様子がない。

いつもと変わらずに過ごしているように見える。


不思議に思った父(夫)は、子供に尋ねた。

「ねえ。お父さんに、聞きたいことは何か無い?」

子供はきっとお母さんの不在について尋ねてくると思った。

しかし、子供が言ったことは全く違っていた。

「お父さん、何でいつもお母さんをおんぶしてるの?」

演劇

俺は芸術系の大学に通ってるんだが、そこで体験した話。 

夏の初めくらいの時期だったかな? 
舞台学科の友人と夕飯に行く約束をしていたんだが、友人がまだ授業があるとかで俺は一人自分の学科棟で暇をつぶしてたんだ。 
六時過ぎたころ、校内放送が流れた。 

「本日六時半より、C棟二階・stadio-cにて舞台学科によります演劇が行われます。入場無料です。」 

結構雑音混じりの放送だったのでちゃんと聞き取れなかったが、おおよそそういった内容だった。 

そういう演劇だとか、パフォーマンスだとかはしょっちゅう学内で行われていたので、今日も何かやるんだな程度にしか思わなかった。 
演劇ならたぶん二時間かからないくらいだろう、ちょうど暇つぶしになる。 
長いようなら途中で抜ければいい。そう思って見に行くことにした。 

大体演劇っていったら入口に受け付けがあって、芳名帳とパンフレット、他の演劇のチラシなんかが置いてあるものだ。 
しかし、俺がスタジオまで行ったときには受け付けはあるものの、受付係がおらず、芳名帳があるだけだった。 
もう始まってしまったのか?と思ってとりあえず芳名帳に名前だけ記入した。 

中に入ると演目は始まっていて、席はほとんど埋まっておらず、端っこの方に数人ばらけて座っているだけだった。 
とりあえず通路側・後ろ寄りの席に座って見始めたはいいものの、何とも言えないつまらない内容だった。 
サイレント映画みたいな無音の劇で、延々と戦時中の一家の一日を演じているだけ。 
あ、もんぺを履いていたし日本国旗の小さい旗があったから戦時中だと思ったんだけど、もしかしたら違ったかもしれない。 

俺は早々に飽きて居眠りをしてしまったのだが、七時すぎたくらいに友人からのメールで携帯が震えて目が覚めた。 
授業がもう終わったとのことなので、演劇は終わりそうにないが途中退場して待ち合わせ場所に向かうことにした。劇は一家の飯のシーンだった。 

友人と合流し、早速さっきの演劇の事を話題に出したのだが、友人曰く今は演劇をやってるはずがない、そもそも放送なんて流れてなかったと言われて驚いた。 

「明日は俺の学科のやつがあのスタジオでパフォーマンスするから、今は事前準備で扉閉まってるはずやで」 
「じゃあ俺リハとかにもぐりこんでしまったんかな…?」 
「さあなあ」 

あまり友人は興味なさそうだったので、そこで話題は終わってしまった。 
俺は翌日のパフォーマンスとやらを見に行ったが、ダンスパフォーマンスのみで演劇ですらなかった。 
あの放送を聞いたという人もついぞ見つからないままだ。 
俺はいったい誰の劇を見に行っていたのか、いまだにわからない。 

割とよく心霊現象が起きる大学なんで、これもその一種なのかもしれん。 

出典:http://syarecowa.moo.jp/

	

雑居ビル

10年近く前の話 

大学の帰りに近くに出来たブックオフに寄ったので、いつもとは違う道を駅まで歩いていた。8時過ぎていたと思う。 
突然猛烈な便意を催した。辺りにはコンビニとかマックとかはなく、焦った俺は偶然通りかかったちょっと新しめの雑居ビルに飛び込んだ。 
エレベーターを使うのももどかしく階段で二階へ上がったが、廊下を見渡してもフロア内にトイレが見当たらない。 
おかしいと思ったが漏れそうだったんで見切りをつけて三階へ上がった。 
廊下を見渡すと奥にトイレの表示が見えたので早歩きで向かった。 
途中どっかの会社のオフィスを通り過ぎた。廊下側も窓になっていて中でたくさんの人たちが働いていたのが見えた。
部外者だから変に思われないか心配したが、今はとにかくう○こが先決だった。 

で無事済ませたのだが、手を洗って出てきた瞬間思わず立ち止まってしまった。 
明るかった部屋の電気が消えており物音一つしない。 
振り返っても同じ。廊下のぼんやりとした明かりだけがついている状態。 
妙だと思いながら階段の方へ戻った。通り過ぎる時窓から部屋の中が見えたが誰もいない。 
そんなはずはないと立ち止まって部屋の中を見渡すと、そこにはデスクが並んでいるだけだった。
上にパソコンも電話も書類もない。ただのデスク。つか、椅子もない。 
ここで初めてぞっとした。 
早く出ようと廊下から階段へ入ろうとした瞬間、背後がパッと明るくなった。反射的にまずい!と思って階段へ飛び込んだ。
二段飛ばしでこけそうになりながら降りた。 

二階まで降りた時、上から大勢の人間が一斉に階段を降りる音が聞こえてきた。 
それもカツコツとかじゃなくバタンバタンと俺みたいに二段飛ばしか三段飛ばしくらいしてる音。 
びびったなんてもんじゃなかった。必死で階段を降りた。何段飛ばしだったか覚えていないがよく転落せずに済んだと思う。 
通りに飛び出すと駅まで全力疾走した。心臓が胸突き破りそうになってた。 

それ以来卒業までその道は通っていない。 

出典:http://syarecowa.moo.jp/

	

蠢くそれ”ら”

実家の近くに少し濁った川があるんだが、そこの生態系が色々とやばい。

何がやばいってフナやメダカといった普通の魚から、何処のどいつが放したのやらでっかいコイだの金魚だの、グッピーやバスの仲間まで泳いでやがる。

魚だけじゃない。ヤマカガシやマムシは土手の草むらに住んでるし、生えてる植物も外来種がほとんど。

夏が近づけばセミやカエルの鳴き声がやむ事はなく、秋から冬にかけてはトンボの群れが道を飛び交う。

去年休暇を利用して帰って来た時は、ヌートリアと川鵜まで住み着いてやがった。

今じゃ珍しい自然の環境だ、何て両親は言ってるけど、はっきり言って魔境です。

業者の手が入らないのが不思議でならない。

俺も子供の頃は網を適当に振るだけでトンボを大量ゲットできる事に喜んでたりもしたが、地元の大学を出て別の県に引っ越して、ようやく実家近くの異常さに気づいた。

で、数年前の事。夜中に自宅で寝ていたら突然金縛りにあった。

「やばい、目を閉じて何も見ないようにしないと」って反射的に思ったけど、指一つ動かせないのに、瞼だけは無理矢理に開けられていく感覚があった。

そして開けられた目の先、天井付近で蠢いてるそれを見た瞬間、俺は金縛りで悲鳴が上げられない事に感謝すると同時に。

それでも無理矢理それを見せられたことを呪ったよ。

丑の刻参りってあるだろ、頭に蝋燭付けて左前の白装束着て。手に金鎚と杭を持った奴。

あの格好をした女が、天井付近で「あ゛ぁぁ」とか「う゛ぅぅ」って呻きながら空中でのたうち回ってたんだよ。でも俺が怖かったのは凄い形相をしてる女じゃなくて、その女の全身に纏わりついてた奴らの方。

脳天から杭を突き出しながら、女の腕に斑模様の蛇が巻き付いていて。

明らかに入らないであろう片足を、黒い鯉みたいな魚が膝まで飲み込んでて。

他にもバッタだのセミだのカエルだのが、頭や身体にウジャウジャくっ付いていて。

もう何ていうか、怖い以前に気持ち悪かった。

女は暫く呻き声を上げながら天井でのたうっていたけど、突然ぱっと身体が動くようになったと同時、いつの間にか消えていた。纏わりついていた生物ごと。

……もしかしたら助けてくれたのかもしれないけど、薄暗い室内であの光景は、相当心臓に悪い物だったという話。

でも、その一件以来1年に数回は実家に顔を見せてる。

出典:蠢くそれ”ら”

	

俺たち、友達だよな?

大学生が数人で飲み会をしていた。

彼らは高校の同級生だ。

いくら話しても話題は尽きない。

酒が進むにつれて、場はどんどんと盛り上がっくる。

「よし、この勢いで肝試しにでも行こうや!」

ということになった。

酒をあまり飲んでいない奴が車を運転した。

そして、幽霊が出るという噂のトンネルへと向かった。

トンネルに到着すると、辺りはいかにもな雰囲気だ。

一同は車を降りて、トンネル内を散策した。

心霊スポットというのは、あくまでも「出る」という噂があるに過ぎない。

幽霊などでないのだ。

一同は、無事に車へと戻った。

皆が乗り込み、発進を待つ。

しかし、車はなぜか発進しない。

あまりに遅いものだから、運転席以外の男たちが文句を言った。

「おい、そろそと出してくれよ。」

「俺、喉乾いちまったからさ。早く、出してよ。で、途中のコンビに寄ってよ。」

それでも、運転席の男は車を発進させない。

しかも、黙ったままで震えているようだった。

そして、やっとのことで口を開いた。

「俺たちさ。友達だよな?」

何を言うのかと思えば。

その場にいたみんなが答えた。

「当たり前だろ。友達じゃん。」

運転席の男はそれを聞いて少し安心したようだった。

そして言った。

「じゃあさ、俺の足元見てもらえるか?」

その場にいた皆が、彼の足元を覗き込んだ。

すると、車の底からニョキっと二本の白い手が出ていた。

いや、生えていると言った方が良いかもしれない。

しかも、その手は運転席の男の足をと掴んでいた。

その場にいた者たちは、皆、悲鳴を上げながら車を飛び出た。

友達を見捨てて逃げたのだ。

逃げた者たちは、しばらくしてから気が付いた。

運転席にいた奴がいないことに。

「車に戻った方が良くないか?」

誰ともなしにそんな意見が出た。

皆は無言で車に戻ってみた。

すると、運転席にいた友達の姿はなかった。

無事に逃げられたのだろうか?

だが、どこ探しても彼の姿はない。

その場いた皆が出した答えは、「あいつは車を捨てて歩いて帰ったんだよ」というものだった。

しかし、その後。

運転席にいた友達は行方不明になってしまった。

二度と彼の姿を見た者はいない…

非常階段のおばさん

俺は現在小さいながら、安定した会社で働いてるんだけど 
前の会社が倒産した後、就職がなかなか決まらず、つなぎでバイトすることにしたんだ。 

ポスティングのバイトなんだけど、普通の家とかに配ったりするのではなく、 雑居ビル(スナックとかキャバクラとかホストクラブが多い)を中心に出前のチラシを配るというものだった。 

雑居ビルってのは、大抵非常階段と中の階段の2個ついてるビルが多く、廊下が長いので、イメージで言うと学校の配置を 考えてもらって、お店(教室)がずらーと並んでいて、階段が端と端にある感じを思い浮かべてくれるといいかと思う。 

配り方は、ビルに入ると最初はエレベーターで最上階まで上がって、各階のお店にビラを配って、非常階段か中の階段で 1階ずつ おりて1階まで降りていくのを延々と繰り返す。 

ポスティングするのは、お店が閉まってる朝9時ごろから、昼の4時ごろまでなんだけど、 昼過ぎて、暑くなってきたので汗だらだらで配っていた。 

もちろん電気のついてるビルもあるんだが大概は薄暗いビルが多かった。 

そんな中、○六ビルってのに入って配ってたんだが、9階から8階へ非常階段で降りたんだけど8階のドアが開かなかった。 

こういうのはたまにあるから、戻って中の階段から降りようと思ったんだけど、下から 「がさがさ」という音が聞こえた。 

階段って、真ん中の部分から下が見える形状の階段があるんだけど、そこから見ると、 ソバージュというか、ごわごわした髪の毛のおばさんが何か下向いてがりがり音を立てながらなんかしてた。 

こういう時は、マニュアルで「こんにちわ」と挨拶することになっていたので、 
俺が「こんにちわ」と言ったんだ。 

すると、おばさんがすごい速さでこっちを振り向いた時に、 俺の目に飛び込んだのは、子猫みたいな大きさの毛のついた塊にかぶりついてるおばさんだった。 

やばいと思って、逃げようとしたがその前におばさんが走って下に逃げた。 

おばさんが逃げると同時に、俺も上の階へ逃げた。 

エレベーターまでダッシュで行って飛び乗り、1階を連打した。 

すると4階で止まったから、おばさんがいたら殴ってでも逃げようと思ったが、 普通の料理人みたいな人が乗ってきて助かった。 

その日でバイトは辞めた。 

俺の人生で怖い思いをしたのはこれだけなんだが、これからの人生で雑居ビルの非常階段を使うことは、2度とないと思う。 

出典:非常階段のおばさん

	

合わせ鏡

合わせ鏡の降霊術をご存知だろうか?

深夜0時ちょうどに合わせ鏡を作り、「ある言葉」を言うと、良くないモノを呼び寄せてしまうと言われている。

良くないモノというのは、悪魔かもしれないし、悪霊かもしれない。

ときどき、部屋を広く見せる工夫として合わせ鏡を作っている人がいる。

そんな人が深夜0時に「ある言葉」を言ってしまうと、知らずに良くないモノを呼び寄せてしまう可能性があるのだ。

ある言葉がなんなのか、よくわかっていない。

もしも、知らずに言ってしまったら、恐ろしいことが起きるかもしれない…

クレーム

俺が働いている百貨店でたまに、店内を浮浪者が彷徨いているから何とかしてくれ、と言うクレームが入る。 

皆、慣れたものでおいおい、またか、と。 

だいたい出入口から各階警備員で固めているので、そんな輩が入り込めるはずがない。 

口を揃えて、見える人にはやはり見えるもんなんだな、と。 

うちの百貨店は戦後の復興期に隣に新館を建てて今に至るのだが、以前は旧館に三人の浮浪者が住み着いていたらしい。 

何度追い出しても戻ってくるし、その頃は浮浪者も一般人も大して変わらない風体だったしで、さほど問題とはされなかった様だ。 

そればかりか、ある程度、店の連中とも仲良くし、ごみ拾いなんかの仕事もして順応していた様だ。 

しかし、ある程度街が復興し、隣に新館を建てる予定が出てくる頃となると、少々話が違ってくる。 

今まで通り、店内に居住させるのは如何なものか、と言う意見が多数となる、実際に汚らしい、などと言うクレームめいたものも客から出る様になって来た。 

そのうちに新館の建設とともに旧館も全改装となり、主だった従業員は休みをとる。 

従業員が改装終えた旧館に戻った時にはもう、三人の浮浪者は消えていたと言うことだ。 

何処に行ったのか知るものはいない。 

語るものもいない。 

今よりも人が消え易い時代だったのだ。 

しかし、それから現在に至るまで、年に何度か客からのクレームが入る。 

浮浪者を何とかしてくれ、と。 

決まって旧館だ。 

俺達はこう言うしかないじゃあないか。 

見える人にはやはり見えるもんなんだな、と。

出典:クレーム

	

足売りばあさん

もしもあなたが学生で、登下校中に大きな風呂敷を背負ったおばあさんと出会ってしまったら、決して近づいてはいけない。

こんな噂があるのはご存知だろうか?

そのおばあさんは、大きな風呂敷包みを背負っており、下校路に出現する。

そして、通りかかる者に「足いらんかえ?」と尋ねてくる。

もしもそこで、「いいえ」と答えればあなたの足はもぎ取られてしまう。

では「はい」と答えると助かるのだろうか?

「はい」と答えた場合は、余分な足を1本付け足されてしまう。

つまり、足が3本になってしまうのだ。

助かる方法はないのだろうか。

助かる方法は2つしかない。

一番良いのは、最初からそのおばあさんに近づかないことだ。

でももし、話しかけられてしまった場合は、「はい」や「いいえ」で返事をしてはいけない。

「私はいらないので、他へ行ってください」と答えるしかない。

そう答えれば、何もされずに済むのだ。

もしもあなたが学生なら、決してこのことは忘れてはならない。

終電

三年前の話。当時21歳の俺は、高卒で就職して3年目に突入していた。 

その会社がいわゆるブラック企業で、技術系に配属された俺は 月1~2休暇の毎日が8時出勤、殆ど毎日終電帰りという状態でかなり疲れていたので 今思うと、幻覚、幻聴の類だったのかもしれないと思う。 

その日も、現場での仕事を終えて会社で資料を整理。 

結局資料はまとめきれず、しかし家には帰りたかったので終電で帰宅しようとした。 

するとその日は遅延が発生していたらしく終電ではなかった。 

人のまばらな電車で毎日同じ時間、同じ車両に乗り続けていると 有る程度見知った顔ぶれというものができる。目が合っても会釈もしない関係だが 「この人も毎日遅くまで大変だな」くらいにはお互い思っている事だろう。 

その日も座っている客が少なく、いつも座っている場所が空いていたので 腰を下ろした。気付いたら眠っていたようだ。 

体が揺さぶられている気がして目を覚ました。 

まだそんなに時間が経っているとは思えなかったが いつも俺が降りる前の駅で降りている若いサラリーマンの男性が車両に乗っていなかった為 やってしまった。と思った。他にも見知った顔はいなくなっていたので かなり遠くまで来てしまったかもしれない。 

すると、また作業着を引っ張られた。 

振り向くとそこには小学生くらいの女の子が座っていた。 

電車は走り続けていて相変わらず人のまばらな電車の車内ではポツリポツリと 座って眠っている人がいた。 

「おじさん、どこの人?」 

女の子が話しかけてきた。 

こんな時間にこんな小さい子がいるなんて。と思いつつ 「○○だよ。」過ぎたであろう駅名を言った。 

次は何駅なんだろう。 

電光掲示板は無いし、電車が止まりそうな気配も無い。 

とにかく次で降りよう。 

「ねぇ。おじさんは何でここにいるの?」 

続いて女の子はこう尋ねてきた。 

変な女の子だなぁと思いつつ 「乗り過ごしちゃったみたいだね。」と言った 

「ふーん。」 

それきり女の子は黙った。 

それから10分くらい経過したが、一向に電車が止まる様子は無かった。 

イライラしながらも窓の外を眺めていると、段々と白い霧に覆われていった。 

俺は隣にいる小学生に聞いた。 

「ねぇ、この電車はいつ止まるの?」 

「わかんない」 

「君はどこで降りるの?」 

「わかんない」 

元々イライラしていたのが、この会話で恐怖に変わった。付いていない。声をあげても誰もこちらに興味を示さなかった。 

これ、ヤバイ。何か変なことに巻き込まれてる。と 

俺が席を立ち上がろうとすると女の子は俺を掴んできた。 

尋常じゃないほどの力で 「どこに行くの?どこにも行けないよ?」と言ってきた 

俺は「ひっ」と情けない声を上げると ポツンと座っている大人に目線を送った。 

しかし誰もこちらに気付いていない。声をあげても誰もこちらに興味を示さなかった。 

「お兄さんは、ずっと私と一緒だよ」 

小学生は俺にそういうと、無理矢理俺を椅子に座らせようとした。 

が、そこで急に電車が止まった。 

停車駅のようだった。死に物狂いで外に出ようとするが、小学生は俺の体をガッチリガードしていた 

「俺を降ろしてくれ!!」と叫ぶが、女の子は「いいや、駄目だよ」 

と言って動かしてくれない。 

電車のドアが閉まる警笛音が鳴った時、俺はもう人生の終了だと感じた。 

しかしその瞬間に手を差し伸べてくれた人がいた。 

咄嗟のことで顔をしっかり見ることはできなかったが 服装からいつも同じ電車に座っているOLさんだとわかった。。 

意表をつかれたのか俺の体はするりと小学生から抜け、OLさんと一緒に電車から降りた 

と、同時にドアが閉まる。恨めしそうな顔をして小学生がこちらを睨んでいた。 

そこで確信した。人の形相ではなかった。 

その後ろに、一緒に下りたはずのOLさんも乗っていた。 

相変わらず顔は見えなかったが、手を振ってくれていた。 

そこまでは覚えているが、そこで気を失ってしまったらしい。 

次に目を覚ましたのは病院のベッドだった。 

なんでも、俺がいつも降りる駅の二つ後の駅で倒れていたようだった。 

原因は過労。会社に連絡するとその日は休むようにと言われた。 

夢だったのか・・・?と思いつつ 

その次の日からは、会社の命令も有りもう仕事に復帰していた。 

その後、3日間終電でOLの姿を見かけなかった。 

どうしてもその人の事が気になったので 

俺はいつも同じ電車に乗っているサラリーマンに思い切って話しかけた 

「あの、すみません。」 

「え、ああ。お疲れ様です」 

お互い顔見知りではあったので、特に不振がられもしなかった。 

多少の雑談をして、OLさんの話題に触れた。 

すると、サラリーマンから思いがけない話を聞いた。 

サラリーマンはその日、仕事が少しだけ早く終わり 

数本前の電車に乗ろうとしたそうだ。 

その日はたまたまOLさんも電車待ちをしていたらしく 

こんな事もあるんだなぁと感じたそうです。 

その後は、来た電車にサラリーマンの目の前でOLさんが飛び込み自殺 

その為、結局いつもの終電に乗る事になったそうだ。 

出典:終電

	

後続車

ある女性が車を運転していた。

後ろを走る車がさっきから、自分の車をつけてきているように感じる。

気のせいだろうか。

しばらく運転を続けたが、やはり気のせいではなさそうだ。

後ろの車は明らかに自分の後を追ってきている。

怖くなった女性は、速度を上げた。

すると不審車も速度を上げて追ってくる。

こんなときどうしたら良いのだろうか。

怖い、怖い…

そうか、逃げるから怖いのかもしれない。

こんなときは、文句を言ってやれば案外助かるのかもしれない。

女性は意を決して車を停めた。

そして、後続の不審車の運転手を問い詰めた。

すると後続車に乗っている男性がこう言った。

「あなたの車の後部座席に、不審な男が乗っているんです!僕が、後を追っていなかったら、あなたは危ないところだったんです!」

バスの乗客

思い出してしまったので吐き出させてください。とくにオチもないですが、気味が悪いので。 

少し前バスの運転で、大都市と地方都市を結ぶ高速バスを運転していました。 

いつも最終地1つ手前のバス停でよく話かけられるような気がして、 気配はするんですが、はっきり聞こえないし、乗客の声が響いてそのように聞こえるのだと思って気にしていませんでした。 

それでその日もいつも通り運行していたんですが、最終のバス停の2名のお客様(女性2名)しか残らない時がありまして。 

1つ手前のバス停を通過する、「コツコツ」とハイヒールで歩くような足音が聞こえました。 

残っている2名のお客様はカジュアルな服装だった覚えがあって、あれ他に乗っていたかなと不思議に思ったんです。 

運転席の左後ろ(通路)で足音が止まったかと思うと「あの、次で降ろしてもらえませ・・・・」 と小さく女性の声が聞こえました。 

降車場所を乗車中に変えてくださいというのは時々ありますが、 ブザーを押せばいいことですし、車内での事故は基本的に運転士の責任です。 

「危ないので席に座って・・・」 と声がでかかったのと同時にミラーに目線を移すと、後ろには誰もおらず、車内ずっと後ろで2名のお客様が談笑中なのが見えました。 

血の気が引くような思いでしたが、最終のバス停に無事到着させ2名のお客様を降ろしました。 

降りた後車内を全て見ましたが、他に誰もませんでした。 

その後、その路線を乗務するにつれてある1台のバスだけが、そこを通る時だけその足音が聞こえるとわかりました。 

私が入社する前に導入したバスなので、事故歴はわかりませんが、少なくとも会社では人が絡むような交通事故は起こしていないようです。 

ただ、そのバスが過去にレンタカーで使用していたそうでして、そのときに何かあったかはわかりません。 

それよりもわざわざ中古バスを導入した社長を恨みましたが・・・。 
(レンタカー車両は安くてもエンジンや変速機が故障しやすい) 

その車両も老朽化で予備車となり、今は駐車場の隅っこで廃車になるのを待つばかりですが、 出勤時に近くを通るといつも視線がそのバスにいきます。気のせいだと思いますが・・・・。 

出典:バスの乗客

	

ビデオの女

俺の家族、全員が思い出に残るようにって、ビデオカメラをスタンドに固定して撮るんだよ。 
で、兄弟とかで海で遊んでたんだよ。その時は奄美に住んでる叔父とか従弟達も一緒だった。 

まぁ、遊び疲れて、叔父の家に帰ってみんなでそのビデオを見たんだよ。 

最初から身の毛がよだつ映像だった。 

映像の真ん中ぐらいだったかな。裸の女の人がぼんやり映ってたんだよ。 

髪が滅茶苦茶長くて、でも顔ははっきり表情まで見えた。 

ぼんやり映ってたのに表情まではっきり見えたって矛盾してるかもしれないけど、マジでそう見えた。 

心霊映像とかであるような睨んでるっていう表情じゃなくて笑ってたんだよ。 

しかも、楽しそうに。何が楽しいのかは分からないけど。 

で、家族全員何かに憑りつかれたようにテレビに見入ってた。 

五分ぐらいしてからだったかな。その女の人が徐々にカメラに近付いてきてるって分かったのは。 

もう、全員顔が真っ青だった。 

でも、ある瞬間におかしな事に気付いた。 

その女の人の前を従弟が通り過ぎた。通り過ぎたはずなんだよ。なのに、女の人はビデオに映ったままだった。 

分かりにくいかもしれないけど、従弟が女の人の前を通り過ぎたら普通、従弟の影に隠れて女の人は
見えなくなるだろ? 

それがなくて、女の人はずっと映り続けた。 

その時に少なくとも俺と叔父は気付いた。 

―ビデオに映ってるんじゃなくて、画面に映ってるんだ。つまり、そいつは俺達の背後に。 

叔父は思わず振り向いたんだろうな。 

叔父の悲鳴が聞こえて、俺達は一斉に散り散りに逃げた。 

テレビの横がリビングと廊下を繋ぐ扉になっていたのが助かった。後ろを振り向かずに済んだんだから。 

外はもう暗かったが、叔父の家の前に全員飛び出した。 

みんな顔が真っ青だったが、叔父が一番顔色が悪かった。 

親父が叔父に「何がいたんだ?」って聞いても、震えて口を開こうとしない。 

結局、問い詰めても叔父は口を開かなかった。 

今となってはアレが何だったかは分からない。 

あのビデオを再び見たが、女の人は映らなかったからだ。 

やはり俺達の背後にいたらしいんだな。 

でも、叔父の怯え方は女の人を見ただけとは思えなかった。 

何故なら、叔父はこれまでも幾度となく心霊体験を体験したらしく、そういうのには全く怖がらないのだ。 

その叔父が何故あそこまで怯えたのか、それも今となっては分からない。 

叔父はその四日後、風呂場で溺れて亡くなったからだ。 

そして一番の疑問は、どうやって女の人はテレビ画面に映ったか、だ。 

俺達は全員『テレビの前に』座ってた。つまり、女は俺達に遮られてテレビの画面に映ることが出来なかったんだよ。 

これは四年前に俺の身に起きた実話。 

俺は未だにあの女の楽しそうな笑みを忘れることが出来ない。

出典:ビデオの女

	

後ろ向きの男

窓際だった中学時代、授業中はいつも外を眺めてた。 

そっからは隣接する高等部の屋上が見えるんだが、ある晴れた日、屋上に背広の男が背を向けて立ってて驚いた。 

中肉中背、サラリーマン風。 

屋上はサボリ防止用に鍵がかかってて、誰かがそこにいるのを見たことない。 

ずっと見てたら注意されたので言ったら、先生も不思議がって男を見てた。 

それで部外者かもしれないし一応確認、と出て行った。 

残された自分たちは先生が現れるのを期待して男を見ていた。 

でも一分もしない内男は奥の方へ消えてしまった。最後までずっと後ろ向き。 

結局先生は屋上に入ることなく10分程で戻ってきた。やっぱり鍵がかかってるとのことだった。 

次の授業の時間にほかの先生たちと鍵を持って確かめに行ったらしい。体育だったので見ていないが。 

ただ屋上にも校内にもそれらしい人物はいなかったとか。 

うちの学校でちょっと問題にもなった事件。 

近所のおっさんが忍び込んでただけかもだけど今でも不思議。

出典:後ろ向きの男

	

どうするの?

自分が小学生のとき体験した話です。 

小学校の裏に小さな山があって、 
そこには地元では有名な神社があり、 
学校の帰りにいつも友達と 
かくれんぼなどをして遊んた。 

日が暮れてかくれんぼも終わり、 
友達と集まっていると、 
ふと神社のお賽銭の箱の隣あたりに 
古い女の子の和人形が置いてあることに気づいた。 
今考えたら供養か 
何か意味のある人形だと思う。 

友達と「こえーなぁ~」 
とか言いあっていたのだが、 
俺が友達に勇気を見せてやろうと、 
その人形に石をなげたのだが、 

なんと一球目が見事命中。 
こともあろうか、人形の顔面のど真ん中にあたり、 
カパッと 人形の顔面が外れ、 
人形の中にスポッと入ってしまった。 
人形は顔面が真っ黒(穴が開いてるため)になり 
尋常ではない雰囲気になってしまったので 

友達とみんなで 
うわーーーっ!!て叫びながら 
逃げ帰った。 

家に帰ると、 
子供だからということもあり、 
すっかり忘れて、 
テレビを見て、夕飯を食べた。 
そのときにはすっかり、あの人形の事は忘れてしまっていた。 

夜も遅くなり、 
さて寝ようと布団に入った。 
俺の家は母子家庭だったため、 
母親と二人で隣同士で寝ていた。 

どれくらい過ぎたかわからないが、 
夜中に小さな小さな声で目が覚めた。 

「ねぇ・・ ねぇ・・ ねぇ・・」 

と隣の母親の声がする。 
母親は向こう側を向いて寝ているのだが、 
なにか俺に声をかけているのかと思い、 

「なに?」 

と言っても、 

「ねぇ・・ ねぇ・・ ねぇ・・」 

とこっちを向かずに、 
向こう側を向いている。 

小さな声でささやくので、 
怖くなって、 
(怖いからシーンとしてるのを紛らわす為) 

「なに! お母さん!」 

といって肩を叩いた。 

母親が、 
ん・・・と、うなされるように 
くるっとこっちを向くように寝返りをうった。 

あれ・寝てたんだ。 
今の声は寝言なのかな。 
と思った瞬間、 

ガンッ!!!と、 

何かぶつかるようなものすごい音が母親の 
顔から聞こえ、 

ガコッ! 

と母親の顔が髪の毛とか輪郭はそのままで、 
まるで昼間の人形のように。 
顔の部分だけ丸くへっこみ、母親の顔が奥に落ちた。 

母親の顔に穴があき、その穴から 

「これどうするの」 

という声がした。 

うああぁぁぁぁあっ!!! 

と、その瞬間、 
何も考えることなく気を失った。 

朝になると、 
普通にいつもの朝になっており、 
母親もおきて、朝ごはんを作っていた。 

あれは夢だったのか 
現実なのかわかりませんが、 
人形が怒って出てきたのかなと思ってます。 

出典:どうするの?

	

学校の寮

学校の寮に入寮して約2~3ヶ月ほど経った連休のこと。 
俺は303A号室なんですが、その連休中、周りの人がほとんど帰省しており、 
向かい、両隣、斜め向かいの部屋の住人がいない状況でした。 
まあ気にせず勉強やったりネットやったりしてたんですが、急に部屋の電気が 
ふっと消えました。 
「あれ?」と思い廊下側にある電気のスイッチを押し、再び電気をつけました。 
すると3分ほど経ってまたふっと電気が消えました。 
「誰かがいたずらしてるのか?」と思い、次に電気が消えたらすぐにドアを開けれるように 
ドアの近くで息を潜めることに。 

するとまた3分後くらいに電気がふっと消えました。 
そして、消えた瞬間ドアを勢いよく開けたのですが、誰もいません。 
電気が消えてからドアを開けるまでせいぜい1~2秒ほど。 
どう考えても隠れることができる場所はありませんし、いたずらならやった人間が見えるはずです。 
おかしいな、蛍光灯がおかしくなったのかな、見てもらわなければ、と思いつつ、 
部屋の方を見ると、ガラス戸の向こうのベランダを真っ白いワンピースのようなものを着た、もじゃもじゃ頭の人間のようなものが 
横切りました。 
エ?!とびっくりしてベランダのへ出てそれが向かった方を見ると、貞子のように髪を前に下ろしてうつむいている状態で中に浮いているものが 
見えたのです。 
そしてそれがそのままの格好で、しかしゆらゆらと不気味に揺れながらこっちへ近づいてきます。 
ビビってすぐに部屋の中に駆け込み、ガラス戸を閉め鍵も閉め、カーテンも引いて、 
布団に潜り込みお守りを握り締めながらgkbrしてました。 

すると、ペタペタという音が聞こえ、次第にはその音はバンバンバンバンという 
音に変わっていきました。マジでガクガクして震えてました。 
すると、微かにカチャッ・・・という音がして、ガララララ…とガラス戸の開く音が。 
マジかよたのむからやめてくれよと思いつつ、心の中で般若心経(知ってるとこだけ)をひたすら唱えてまいsた。 
それは何かボソボソ言っていましたが、やがてその声は次第に小さくなり、消えました。 
俺はびびったのと消えたんだ・・・っていう安心感からいつの間にか寝てしまっており、目が覚めると次の日の10時頃でした。 
起きて、そっとガラス戸の方を見ると、開いておらず(空いていたら我是の具合とかでなんとなくわかります。)、ガラス戸の 
締まる音を聞いていなかった俺は、「ああ、夢だったんだな・・・」と思っていました。 
でも、いざカーテンを開けた時、俺が絶句しました。 
いたずらとかそんなレベルじゃなく、ガラス戸全体にびっしりと手形が付いていたのです。 
で、気持ちわるいのでさっさと拭こうと思い、鍵を外そうとすると、手に何か濡れたような感触が。 
見てみると、少し泥というか土が混ざった血でした。 

嘘だとか創作だとか思われるかもしれませんが、2年前に実際に起こったことです。 

出典:学校の寮

	

さっちゃん

一年前、私達と友人家族は、とある湖の近くでキャンプをしました。 
昼の1時にチェックインし、テントの設営などを終え、夕食までの時間、大人は休憩タイム、子供達は周辺で遊んでいました。 
そろそろ、夕食をと思い子供達を呼んだところ、当時小1の娘だけ見当たりません。 
子供達に聞いても、さっきまで一緒に遊んでいたというのみで、わかりません。 
時期がずれていたのとマイナーなキャンプ場だったからか、キャンプ客は、私達グループともう二組のグループのみでした。 
見通しもよい場所なのですぐに見つかると思ったのですが、なかなか見つかりません。 
すべて探し尽くし、他に隠れるような場所はないはずなのに、見つからないのです。 
キャンプ場の管理人さんも、こんなことは始まって以来だ、考えられないと首をひねるばかりです。 
日も暗くなり、もしや、湖の底に・・・と、不安になり、 
然るべき機関に協力を要請しようと話し合っていたとき、ひょっこりと娘が現れたのです。 
一体、何処にいたのか問い詰めると、さっちゃんと遊んでたと言うのです。 

さっちゃんというのは、いつの頃からか名前を口にしている娘の空想の友達です。 
最初は、人形にさっちゃんと名付けて遊んでいるのかと思ってたのですが違ったようで、さっちゃんと人形で遊んでいたのです。 
その後も思い出したように名前が出てくる程度で、このくらいの歳だと空想遊びするし、実害がなければいいかと思い放置していたのでした。 

さっちゃんのことは気になりましたが、とりあえず、御迷惑をおかけした方々にお詫びと御礼をし、娘も無事に戻ってきたので、キャンプを続行しました。 

キャンプから帰ってきてからの娘は、普段通りで、聞けばさっちゃんの話はするものの現実の友達との遊びが忙しいためか、自ら進んで話をすることはなくなりました。 
こうやって、空想より現実の世界の比重が高くなるのかとホッと一安心していたある日の事です。 

息子が、お姉ちゃんが知らないおじさんと部屋で遊んでいると言いに来たのです。 
え?家の中に不審者が??と恐る恐る二階の子供部屋に行くと娘は一人でお人形遊びをしているだけで、誰もいません。 

「この部屋に誰かいた?」 
娘に尋ねると、 
「あー、さっちゃんの事?遊んでっていうから、さっきまで一緒に遊んであげてたよ。」 

なんとさっちゃんというのは、おじさんのことだったのです。 
しかも、娘だけでなく、息子にも見えた?? 
空想じゃなくて、だれかが家に忍び込んだのか? 
何年も前から? 

パニックになりつつ、とにかく、子供達には、そのおじさんとは絶対に遊ばないように言い聞かせました。 
夫にその話をしたところ、そういえば子供にしか見えないおっさんの話があったよなと言い始めました。 
確かに、昔、そんな話があった気がします。 
口裂け女系の都市伝説で、細かい事は忘れましたが、子供にしか見えないおじさんがいて、ついていったら帰ってこれなくなるとかそんな話です。 
その話と今回のこととの関連もわからず、当然解決法も思いつきません。 
結局、どうすることもできず、不安と気持ち悪さを感じながら毎日を過ごしていました。 

そして、それからしばらくたったころの話です。 
夜中に目が覚め、ふと目をやると真っ暗なリビングの滑り台をスーと娘が滑っていました。 
少し説明すると、我が家はリビングに併設している和室に布団を敷いて家族で寝ていて、リビングには子供用のジャングルジムと滑り台が一体化した遊具を置いています。 

あまりにもびっくりして、声をかけずに、ぼっとその光景を眺めていました。 
よくみると娘の隣に人影がみえます。 
暗くて良く分からないのですが、大人のようです。 
夫は隣で寝ています。 
これがさっちゃんなんだと確信して、思わず娘に、 
「こっちに来なさい」 
と叫んでしまいました。 
急に声をかけられ、びっくりした娘が、こちらに来ようとしましたが、その人影は、娘の手を掴むと暗闇の方に引っ張り始めました。 
私は慌てて布団から飛び出ると娘を抱きかかえ、その人影の手を振り解きました。 
しかし、振り解いても、振り解いても、掴まれるのです。 
よく見ると、腕は一本だけではなく、5、6本あるようでした。 
驚きすぎると、声が出せないようで、無言でその手と格闘しました。 

後で考えると、すぐそばに夫がいたので助けを呼べたはずなのですが、全く念頭にありませんでした。 
人影は、1つで顔をあげたらすぐそこにあったのですが、みてしまったら最後のような気がして顔をあげることができず、結局、さっちゃんの顔をみることはできませんでした。 

ようやく、手を振り解いて、布団の方へ戻りました。 
幸い、影は追いかけて来ず、暗闇に留まっていました。 
1時間、ひょっとしたら10分くらいだったかもしれません。 
ふっと、気配がなくなり影は消えてしまいました。 
そうなって、やっと夫の存在を思い出し、叩き起しました。 
夫は口には出しませんが、私達2人が寝ぼけていたと思っているようです。 
私自身、ひょっとしたら夢だったのかもと思うこともあります。 
ただ、娘も私も同時に寝ぼける事があるでしょうか? 
あの腕の感触は、夢ではないはずです。 

あれから、さっちゃんは娘の前には現れていないそうです。 
なんとなく、もう、娘の前には現れないと確信しています。

出典:さっちゃん

	

臨時の住まい

もう7年前、まだ俺が学生だった頃の話 

入学した時から半年近く住んでいたアパートが、どうも不動産屋のミスで二重契約状態 
だったらしく、裁判になって俺は期限内に出て行かないといけなくなってしまった。 
不動産屋が菓子折りもって謝りに来て、期限内には必ず条件に合う空き部屋を探すと 
言っていたのだが、タイミングが悪かったのか運がなかったのか、どうしても条件に 
合う場所が見付からず立ち退き期限が来てしまった。 

不動産屋も相当焦っていたんだと思う。 
ほんとにギリギリになって「とりあえず1ヶ月以内に見つけるからひとまずここに臨時で 
住んでほしい」と、とても俺の家賃じゃ住めないような賃貸マンションを紹介された。 
つくりは少し古くて恐らく築20~30年くらいは経っていそうだが、部屋は2つあるし風呂とトイレも別でかなりいい場所だった。 

俺はあまりにも都合のいい話で当初事故物件を疑ったのだが、不動産屋が言うには 
そういう事もなさそうだ。ただ、『夜中は少し治安が悪いので外出はなるべく控えてほしい』と念を押された。 
俺は近くにヤクザでも住んでるのかな?と考えたが、まあ1ヶ月程度の事だし、ほんと 
にヤバければ友達の所に居候でもすればいいだろうくらいに軽く考えていた。 

が、入居してすぐにここがヤクザがいるとかDQNがいるとか、そういう「ヤバさ」の場所ではないことに気が付いた。 
色々あったので箇条書きにすると 

・入居して2日目くらいに気が付いたのだが、他のフロアには人が住んでいるのに、俺が 
 入居したフロアにはどうも俺以外に住人がいない 

・ある日エレベータで自分の部屋にあるフロアについたらネコの鳴き声がする、どうも非常ベル 
 のついた消火器とかの入っているスペースからするようなので、閉じ込められているのかと 
 中を見たが何もいない 

・2~3日に1回、深夜天井から何かをズリズリと引き摺るような音がする、最初上の階の住人 
 の生活音か何かだと思っていたが、どうも天井裏からしているらしい 

・エレベーターから俺の部屋のあるフロアに降りると、突然強烈な視線を感じる事がある、 
 もちろん周囲を見回しても誰もいない 

・朝目を覚ますとベランダにスーツ姿の男の人が立っているのがカーテンの隙間から見える、 
 何事かと思ってカーテンを開けると誰もいない、ベランダに出てみると革靴が揃えて 
 おいてあり、「おいマジかよ…」と下を覗きこんでも人が落ちた痕跡は無く、目線を足元に戻すと革靴も消えている 

・これは何度も目撃したのだが、ハイヒールが靴だけでフロアを歩き回っている、しかも昼夜を問わず 

・出かけて帰ってくるとバスルームに水が溜まっていたり、強烈に香水の臭いが残っていたりする 

・時々エレベーター横の階段から女の人の笑い声が聞こえる、しかも普通の笑い声じゃなくてなんか狂ってるような 

・週末の夜中の3時頃になると必ず外からベチャ…ベチャ…となんか変な足音?が聞こえる 

・部屋で電話をしていると、混線してなんかうめき声のようなものが聞こえてくる事がある 

そんな状態が続くので、流石に1週間目に不動産屋に苦情の電話を入れたら「ほんとうに 
申し訳ない、深夜に外に出なければ実害は無いはずだからもう暫らく我慢してほしい」とお茶を濁された。 
まあ俺も実害はなさそうなのは解っていたし、あと2~3週間の辛抱と考えていたし、元々 
こういう事には楽観的なほうなのでとくに気にしていなかったが。 
ただ、2回だけガチでビビった出来事があった。 

夜中にトイレに行ったら玄関におばあさんが座っている。 
カギはオートロックのはずだが… 
ビビりまくった俺が「あのー」と声をかけるとお婆さんが「お爺さんを待ってるんです、ここにいますよね」と聞いてくる。 
いないと答えても、ニコニコしながら頑なにここで待つといって聞かないので、埒があかないし 
としょうがないから110番通報して連れて行ってもらう事にした。 
暫らくしたら警察が来てお婆さんを説得して外に連れ出してくれたのだが、ドアを閉めたとたんに 
ドアが物凄い勢いで何度も叩かれ「お爺さんをかえせーーーーー!」と絶叫された。 
びっくりしてドアを開けたら白目剥いたおばあさんが警官3人に取り押さえられていた。 
あのときのお婆さんの物凄い形相は今でも忘れられない。 

もう一つはようやく入居できるアパートが見付かったと不動産屋から連絡があった日の事。 
日曜で学校もなく、不動産屋から連絡がきたあと何となく荷造りをしていたら、玄関からガサガサと音がする。 
なんだ?と玄関へ行ってドアを開けてみると、30cmくらいのダンボール箱が置いてある。 
不審に思いながらも中に入れて箱を開けてみると、かなり汚い木彫りの人形ぽいものが 
入っていて、裏にサインペンか何かで「幸せになれる人形」と殴り書きされている。 
気味が悪いので人形を箱に戻して玄関の外に出し荷造りを再開していると、また外からガサガサと音がする。 
今度はなんだよ…と思いながらまたドアを開けると、さっきの箱の上に紙が置いてあり、 
「幸せになれましたか?」と書かれている。 
辺りを見回しエレベータや階段のほうも見てみたのだが、誰もいる気配が無い。 

この頃になるとこのマンションの異様な出来事にもそこそこ慣れてきていた俺は、「ああ、またか」 
と思いながら特に気にせず荷造りに戻ったのだが、今度はトントンとドアをノックする音が聞こえて来た。 
最初無視していたが、何度もしつこいので玄関をあけて怒鳴ってやろうとしたが、ドアノブに手をかけたところでやめた。 
なぜかというと、上手く説明できないのだがドアをはさんで何かすごく嫌な気配がする、 
ほんと上手く説明できないのだが、全身がざわざわすると言えば良いのか、なんかそんな感覚。 

それでも外は気になるし、恐る恐るドアスコープから外を覗いてみたら、20代前半~中盤 
くらいの女の人が立っている。 
ただし、前身ガリガリに痩せていて髪の毛はボサボサ、両手に包帯巻いていたが… 
「うわ…」とドアスコープから目を離そうとしたら、そいつがドアスコープに顔を近づけくっきりとクマ 
のある血走った眼で覗き込み、「幸せになれたよね?なれたよね?」と聞いてきた。 
その行動にフイを突かれた俺はびっくりして後ろへ倒れ、暫らく放心していたんだが、そいつは 
多分それから1時間くらいずっとドアに張り付いて「幸せになれたよね?」と質問し続けていた。 
声が聞こえなくなってから更に1時間くらい様子をみて、ドアスコープから様子を見てみたのだが、 
女の人はいなくなり人形の入った箱も消えていた。 


その後俺はこの事件から2日後にこのマンションを引き払い、ちゃんとしたところに住む事ができるようになった。 
ちなみに、不動産屋にはこの事を全部話してどういう事なのか聞いてみたのだが、不動産屋も詳細は知らないという。 
そもそも、おかしな出来事が頻発するようになったのもつい2年ほど前からで、元々は変な 
噂も自殺者が出たとか殺人事件があったとかそういう曰くのある場所でもないらしい。 
ただ、ある日を境に突然あまりにも異様な出来事が頻発するようになり、あのマンションのあの 
フロアに入居していた人達は半年もたずに皆逃げ出し、新しく入った人達もすぐに 
次々と出て行ってしまって今にいたるとの事だった。 
だから俺のようなよほど切羽詰ったケースでも無い限り、現在は入居の募集すらしていないのだそうな。 

ちなみに夜中に外に出るなと警告したのは、俺の前にあそこに入居した人が深夜「何か」に 
追い掛け回され階段から転落し、結構な重症を負ったからだと言っていた。 
「何か」と抽象的なのは、怪我した本人の証言があまりにも支離滅裂で意味不明だったので、 
結局正体がわからなかったかららしい。 

以上で俺の話は終わりです。 
ちなみに、不動産屋から紹介されたアパートは特に何も無い普通のアパートで、色々迷惑 
かけたからと家賃も少し安くしてもらえたし、卒業まで普通に快適に過ごす事ができた。 
それと例のマンションなのだが、2年前に近場を通る事があったので寄り道して行ってみたら、 
完全に取り壊され駐車場になっていました。

出典:臨時の住まい

	

満面の笑み

友人の運転する車で一緒にドライブしてた時の話。 
途中、人気の無い道を走ってたら急に女性が飛び出してきた。 
で、思いっ切りその女性を跳ねてしまった。 
もちろんブレーキかけて止まったけど、その時の光景が忘れられない。 
女性がボンネットの上に乗り上げた勢いで窓ガラスに張り付く形になってた。 
しかも顔が車内を覗いてる形になってた。 
その上、その女性の顔が満面の笑みだった。 

後からその女性の遺書が見つかって自殺しようとしてたのが分かったけど、 
窓ガラスに張り付いた女性の顔のが忘れられずに、俺も友人も車に乗れなくなった。 
今では何とか乗れるけど、後部座席にしか乗ってない。 

出典:満面の笑み

	

怒る女

私が、よく使うトンネルでの事をお話します。 

その歩行者用のトンネルは、地下を通る道で出入り口は坂になっており、トンネルの中は照明のない昼間だと道も長くて薄暗く、丁度その出入り口を見ると不自然に明るくてなんだか不気味でした。 

わたしが遭遇した日も、その照明が点かない昼間のトンネルだったのです。 

タイル張りの道はこつこつと足音が響き、後ろには誰も居ないのが分かりました。 

すると前方から白い服の女性がやって来たので、そのいかにもな格好が怖くて堪らなかったのです

が、ある程度近づくと顔色も表情もはっきりしていたのでひとまず安心しました。 

ですが突然に、こちらを凝視したかと思うと、何かよく分からない言葉を叫んで来た道を物凄い勢いで走り去っていったのです。 

正直「なんだあのブスは」と不愉快に思いつつも、なんとなく後ろを振り向きました。 

すると自分の真後ろに真っ黒な服を着た女が、手には刃物を持って、さっき走り去っていった出入り口の方を睨んでいたんです。 

その女の顔が何より恐ろしいのは、表情は普通なのですが、眼の向け方ひとつで失神しそうになるくらいの怒りが込められている事でした。 

私は急いで、自分の来た道を走り去りました。

不自然なまでに明るい外は、あるいは天国のように思えたかもしれません。 

けれど、その長い道のりを思うと、不安になるばかりでいつ刺されるのかと恐怖に足を取られそうでした。 

ただ、女は私を一目も見なかったと思います。 

私はなんとか坂にまで辿り着き、急いで上がりました。

先ほどまでは涼しさを通り越して寒気まであったのですが、息切れと暑さでだるいままにやっと安心できました。 

ちなみに今もまだその道を利用していますが、以降遭遇した事はありません。 

出典:怒る女

	

休む理由

去年の年末の話。 
俺が務めている部署に新入社員が一人入ってきたのよ。中途でね。洒落たメガネをかけた今時の青年だった。 
俺が教育係を任されたんだけど、仕事は凄い出来るのね。俺入社3年目なんだけど、俺の1年目とは比べ物にならないくらい出来るのよ。こりゃーいいのが入ってきたわーって部署内で喜んでたんだ。 

で、そいつが入社して1週間経った休み明け、風邪で休むと連絡があった。 
今年は糞寒いし、しょうがないかなーって感じで特に気にもしなかった。 

けど、それから毎週月曜日必ず休むのよ。4週連続でね。本人に理由問いただしても「腹痛持ちで」とか、「風邪で」って誤魔化すのよ。
若いし、一人暮らしはじめたばっかりと聞いてたから楽しくて日曜遊びまくって起きれねえのか?とか単に月曜病なのか?とか聞いたけど、「すいません」と謝るばかり。仕方ないから、「今度休むときは病院行った証拠持って来い」って少しきつ目にいって済ませたのね。 

けど次の週明けも休みやがった。けど、休んだ日が休んだ日だったので理由が何となく特定できた。 
こいつが休んだの12月25日。クリスマスの日だったのね。 

「あぁ、女だな」 

って確信した。こちとらクリスマスに恋人となんか暫くご無沙汰なのに、あいつは新人のくせに会社サボってイチャイチャかい。と怒りはこみ上げてきた。半分以上僻みだけどね(笑) 

しかも、今回は無断欠勤だ。会社もさすがに新人のくせになんだこいつってなって、 俺にアパートへの突撃指令が出た。 

で、履歴書に書いてあったアパートに向かったのよ。 

けど、チャイム押しても出てこない。電話にも出ない。そりゃそうか、真昼間だし女と出かけてんのか。 
と思ってどうするか考えてたんだけど、ふとドアノブに手をかけてみると回った。 

ドアの隙間に顔入れて覗いて見たんだけど、昼間なのにカーテン閉め切ってるのか奥が暗くて見えなかった。 

「おーい、○○?いるのかー?体調悪いのかー?」 

みたいな感じで声かけてみたんだけど返事はなし。
ふと(もしかしてサボりじゃなくてマジで体調悪くて連絡できなかったんじゃないか?) って思いが頭によぎった。3連休明けだ。もしかしたら最悪の時代もあるかもしれない。 
俺は悪いと思いながらも部屋に入ったんだ。 

で、部屋に入って明かりつけたらビックリした。女が炬燵で座ってんのよ。うぉ!!って変な声だして飛び上がったんだけど、よく見たらその女人形なのね。しかも超精巧な。正面から見なかったら 
人形ってわかんないくらいの。 

男の部屋に等身大の人形っていうのも変な話だけど、炬燵の上が更に変なのよ。 

クリスマスケーキにフライドチキン、その他料理にワイングラス。まるで恋人がここで 
パーティーしてたみたいな感じだったのね。 

(こいつ…。変な性癖もってんのか…?) 

ココら辺でもう変な汗タラッタラ出てきた。 

その時、部屋のドアが開いた。あいつだった。新入社員がそこに立ってた。 

「おーい、楓ー。帰ったよー」 

これで確信した。こいつやべえと。変な性癖とかそういう次元じゃなくてやべえと。 

「…。先輩。何してんすか?」 

会社では見たことのないようなすっげー冷めた目で俺を新入社員が俺を見てた。 

会ったらぶん殴ってやるわとか思ってたけどそんな気持ちはすでにぶっ飛んでた。 

「い、いやー、お前が会社来ないからさ、心配で…」 

「楓が風邪引いちゃったんですよ。これから電話するところでした」 

「か、楓…?か、可愛い彼女だね…」 

怒らせちゃまずい。話を合わせて乗り越えるしかない。もう背中は冷や汗でびっしょりだった。 

「それに人の部屋に勝手に入って非常識なんじゃないですか?あれですか?俺が戻らなかったら 楓に乱暴するつもりだったんじゃないですか?」 

「い、いやいや。に…そんなことするわけないでしょ…」 

「人形に」って言葉を必死で飲み込んでた。 

「嘘だ…。お前も俺から楓を奪おうとすんだろ…」 

踵を返して台所に向かう新入社員。あ。やばい。そいつの部屋は2階だったけど関係ない。 
俺は窓を開けてベランダから一階に飛び降りた。 

「まてやあああああ!殺す!楓を奪う奴はぶっ殺すからなああああああ!」 

上から新入社員の今まで聞いたことないような怒号が聞こえてた。 

「待ってろ!殺してやるからなあああああ!」 

ドアが開く音が聞こえた。もう脇目もふらず走って逃げた。叫びながら。 

「誰かああああ!!助けて下さいいいい!!」 

田舎だったのが不幸だった。人影はまったくない。これはマジで死ぬんじゃないかと思いながら 
20分くらい走った。性格に何分走ったのかは覚えてない。携帯の着信で我に返ったんだ。 

上司からだった。振り向くと誰もいない。俺はホッとして電話に出た。 

「新入社員が警察に捕まった。どうなってんだ?」 

みたいな内容だった。聞くと包丁持って道を歩いてたところをパトロール中のパトカーに職質されたらしい。 
俺の名前出して殺す殺すと言ってたので、これはやばいということで警察が連行したそうだ。 

その後、上司に迎えに来てもらい、新入社員の家に靴を取りに戻り、警察に行った。 

警察署で今までの経緯を話した後、新入社員は入院することになるって話を聞いた。 
そっち系の病気だそうだ。当然、新入社員は解雇になった。 

こんなことが年末起きました。顔から血の気が引く時ってホントにサーって感じの音がするんだね。 
厄年の最後にこんなことが待ってるとは思いもしなかったよwお祓いしたのにさ。

出典:http://syarecowa.moo.jp/

	
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著者プロフィール
うぃぐ

釣りと食べ歩きが趣味の会社員(♂)です。