あなたの熱中症対策は間違っているかも!?看護師が教える正しい熱中症の症状と対策

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熱中症、一週間で搬送一万人以上、死亡25人とかいうニュースが流れる中、むちゃくそ間違った冷やし方の対応が1.5万もRTされてて腰から崩れた。なお頭のてっぺんは冷やしても熱中症対策にはならない。

	

確かこのツイート、「熱中症云々」とリプが来たのに対して「熱中症の場合はもちろん首などの太い血管を冷やすのは正解、正しい対処」というお返事をしていらしたと思うのですが。
熱中症対策として発信されているツイートではないのですし、元記事をもう一度見てみては?

	

このツイートは別に熱中症対策として出されたわけではないですよね?
(医学的に合っているか、などは私には全然わかりませんが)、ただ「首を冷やし続けたら将来的に身体に悪影響だと思うよ」っていう発言だと思うのですが…。

	

野口整体的身体の冷やす方法

身体を冷やすために、首に凍りタオルっての、野口整体的にはNGです。直ちに影響はないのですが。アイスノンを枕もヤメテ。首から後頭部は脳にいく大事な血が流れるとこです。悪影響が出るの「今」じゃない分タチが悪い。冷やして良いにはてっぺんね。河童のお皿部分だけです。若いひとへ。

熱中症になる前のお話で通常で体温を下げるなら徐々に下げたほうがいいということでしょう

首を冷やすと、途端に具合が悪くなっていたので納得です。カッパの皿の所に、よく冷えたペットボトルや保冷剤載せて涼んで笑われていましたが、正解なんですね。(^^)

	

熱中症なった場合は、リンパを冷やすことが効果的と思います。炎天下の作業とか汗のかけないお年寄りには必要ですね。

	

@kanaemasu2013 てっぺんなら良いですよ。後頭部は冷やさない、後頭部ってのは強打すれば即死するほどの急所です、後頭部のハリや弾力が大事なんです。冷やすと鈍くなる、アイスノンは凍ってるのでいつまでも冷たい、雪山では寝ると死ぬってくらい眠ると体温調節が出来ないの人間

	

で、結局真夏の熱中症対策は何をしたらいいの?

熱中症にならないためには

			
 以前から指摘されているように、室内に居ても熱中症になることがある。体が熱い、頭がぼーっとする、めまいがする、手足がしびれるといった症状が出る前に、エアコンなどの冷房機器も適宜使い、体温調節に留意しよう。小まめな水分・塩分の補給も忘れず行いたい。


 屋外での仕事、農作業、野外の行事などでは暑さ対策を怠らず、少しでも体に異変を感じたら急いで涼しい場所へ退避しよう。熱中症と思われる症状の場合は日陰に移動し、衣服を緩めて体を横に。頸動脈や脇の下、太ももの付け根といった太い血管が通る辺りを冷やし、症状が重い場合は迷わず119番へ連絡することが大切

出典:SEIKYO online (聖教新聞社):熱中症対策など万全に 夏本番 賢明に健やかな日々

	

【看護師が教える】夏の熱中症の症状と対策【使える知識】

熱中症対策の話は看護師の資格持ちの私からしましょうかね。

	

では、ふぁぼも頂だいた事ですし、ここで熱中症の話をしたいと思います。
まず熱中症とはどういうものかというと、気温や湿度、日射量や風力が主な要因となって、体温の上昇を抑えきれなくなる状態になります。症状としては、軽いものではめまい、大量の発汗、あくび、筋肉痛、こむら返りなどです。

	

症状が中等度になってくると、頭痛、吐き気、倦怠感、脱力感、集中力や判断力の低下が起こります。こうなってくると医療機関での診察をお勧めすることになります。医療機関では熱中症と診察されると、安静や十分な水分補給を主に行います。水分補給が困難なときは点滴も行います。

	

重度の熱中症となったときには、意識障害やけいれん発作など、肝臓や腎臓の機能の障害により尿が作られない状態になったりします。外に血液の凝固異常も見られます。この状態は特に急を要する事態で命に関わる状態となっています。即入院し体温管理や呼吸や循環の管理に努めることになります。

	

では熱中症について、特に弱い人に対しての特徴をあげていきます。
・高齢者:体内水分量が少なく汗をかきにくい気温の上昇への感度も悪く喉が渇きを感じない傾向がある。エアコンを使いたがらなく持病がある方も多い。
・乳幼児:体内水分量が多く需要が高いためすぐに脱水になりやすく(続きます

	

続き)うまく汗をかくことができない、自分から暑いところから涼しい所へ行くことが困難であり水分摂取も自分からは難しい。
・持病のある方:高血圧で利尿剤を飲んでいる方や、降圧剤で心臓の機能が抑制されているような方、精神疾患があり向精神薬の発汗抑制作用などがあり暑さも気にできない方

	

続き)脳卒中の後遺症、認知症などで暑さにうまく適用できない、対応できないなど
・日常生活にハンディキャップのある方:身体の機能障害で身体的なハンディキャップがある方は活動性が低く熱や寒さに順応することが難しい、また家族の見守りや社会とのつながりが少ない一人暮らしの方(続きます

	

続き)経済的に苦しい問題がありエアコンの設置ができない、電気代の支払いが困難、悪い住宅環境にいたり食事をきちんと取れていないために低栄養を起こしている方
以上の方は特に熱中症に弱いと言われています。

	

ではどのような状態で熱中症の対応をしていけば良いのかを説明しましょう。
まずは軽い熱中症の場合(手足のしびれ、めまい立ちくらみ、筋肉の痛み、気分の悪さなど)は、まず涼しいところに避難させ安静に衣類を緩めます。
太い血管のある脇の下両側の首筋足の付け根を冷やします。(続きます

	

涼しい所へ避難できたら体を冷やします。特に太い血管がある首筋、脇の下、足の付け根などを保冷剤などを使って冷やします。
スポーツドリンクなどの冷たいものを飲ませてください。この場合スポーツドリンクは少し薄めのものや、経口補水液がベストでしょう。
自力で飲めそうにない場合は病院へ!

	

中等度熱中症の場合、頭のガンガンするような頭痛、吐き気がする、あるいは嘔吐、体のだるさを感じる、意識がなんとなくおかしいという状態であるため、すぐに医療機関の受診を行いましょう。家族での搬送が困難な場合は救急車をためらわずに呼びましょう。

	

救急車を呼んだ場合、救急隊が到着するまでの間に体を冷やすようにしてください。
このような状態の場合、熱中症当事者が医療機関に自分の状態を説明することが困難な場合が多いため、家族や近くにいた方は付き添って医療機関へ状況を説明するようにしてください。

	

次に重度の熱射病の場合、意識がない、痙攣を起こす、呼びかけに対して返事がおかしい、まっすぐに歩けない走れない、体がひどく熱い状態であり、一刻も早い診療が必要となります。死に至ることもこの状態で大変多く見られますので、明らかに意識がおかしいような状態であれば即刻救急車を呼びましょう

	

熱中症は高齢者が特に多く、高齢者では女性が多く発生しています。また外回りに出る男性の方にも多く見られます。
ここ数日のように、急激に熱くなった時期は特に多く見られます。
高齢者は家庭内で、青年は職場で、若者は運動時、乳幼児は車内での発生が多く見られています。

	

では熱中症予防するための方法をお伝えしましょう。これはよく言われていることですが、まず涼しい服装を心がける、日陰を活用する、日傘や帽子を活用する、水分と塩分補給を心がける。
これを基本として、水分はお茶や水の場合は塩飴や塩分タブレットなどを一つ一緒に食べておきましょう。

	

また、薬局やドラッグストアなどで経口補水液を販売しておりますので、常にストックしておくということもこの時期大切かと思います。カフェインの多く入ったドリンク類を多く飲んでしまうと、急性カフェイン中毒を引き起こす場合もありますのでくれぐれもご注意ください。

	

腎臓の機能が低下して透析を受けている方、心臓の病気などで水分制限がある方は、熱中症かもしれないと思ったら「かもしれない」の状態でもすぐにかかりつけに受診にいきましょう。
以上で熱中症に関するツイートを終わらせていただきます。
参考引用文献:環境省熱中予防情報サイト

	

これは大事です。特に高齢者の方は喉の渇きには鈍感になってしまうので、一人暮らしのお年寄りの方には積極的に水分を取るように声をかけてあげてください。

	

お茶や水で水分を摂取するときにどの程度の塩分を一緒に摂取すればよいのですか?

	

コップいっぱいは大体200mlと考えて、おおよその目安ですが、コップ一杯に塩ひとつまみ程度、500mlのペットボトルの水半分くらい飲んで塩分タブレット1個くらいでいいかと思います。
汗をかく事で体内の塩分も失われ易いですからね。

	

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Sharetube