え?その話嘘だったの!?実は間違ってること、集めてみました
皆さんも勘違いしてませんか?
様々な情報が簡単に入ってくるこの時代インターネット上では、本当の知識も嘘の知識も飛び交っています
そこで今回は、ネット上などで有名な間違った知識について解説したいと思います
電話の逆探知には時間稼ぎが必要?
刑事ドラマなどで、犯人からの電話を逆探知するために、できるだけ切らせないように時間稼ぎをしているシーンを見たことがあるだろうだが、あの作業は何の意味はないのだ
当然、一般人には無理だが、警察が捜査のために逆探知をするのに、犯人からの電話で時間を稼ぐ必要はないのだ
犯人が電話をかけてきた時点で記録は残るので、電話会社に聞けばいいだけの話なのであるだが、かつてのアナログ電話のころは逆探知に5分程度の時間が必要だったそうだ
つまり、かつては正しい表現だったかもしれないが、現代では全く時間を稼ぐ必要がないのだ
ちなみに現代では電話を掛けた相手のいる場所も、基地局からある程度推定できるようになっている
119、110にかけた電話も、消防や警察で位置を特定することが可能なのだ
万が一、かけてきた人が何らかの事情で最後まで伝えられなかったときでも
どこからかけたがわかるようになっている
富士の樹海でコンパスが狂う?
富士の樹海といえば広大な森林の広さにより方向感覚がなくなってしまい一度入ると出られなくなるといわれている
そして富士の樹海では特殊な磁力が発生しており、コンパスはその磁気によって包囲を示すことができなくなってしまうという
しかし、この話は全くの嘘である確かに富士の樹海の地層は溶岩でできており、溶岩は冷えて固まる際に地磁気の影響でじしゃくとなってしまい
富士の樹海の磁気が発生しているのは間違いないのだが
しかしそれは些細なもので、コンパスを狂わせるほどのものではない
だがコンパスが使えるとはいえ、毎年何人もの自殺者が出ているのも事実で
恐ろしい雰囲気を醸し出していることには変わりない
アダムとイブはリンゴを食べたのか?
旧約聖書の「創世記」でアダムとイブの話は何となくだが、多くの人が知っているだろう神様から絶対に食べてはいけないといわれた禁断果実であるリンゴを蛇にそそのかされ、食べてしまった結果
二人はエデンの園から追放されてしまった
そんな話であるが
禁断の果実はリンゴだ、という記述は
「創世記」に一つも書かれていないのだ
そもそもリンゴは青森などの寒い地方でよく実果実で、乾燥したイスラエル周辺には存在していなかったのであるつまり、禁断の果実がリンゴだという可能性は、かなり低いのである
なぜ、禁断の果実=リンゴという知識が広がってしまったのか?
誤訳をしてしまったから、聖書にある童謡のような歌詞にリンゴが出てくるから
など様々な説があるが、はっきりとはまだ定かではなっていない
割りばしは割って使うから割りばし?
飲食店で利用することも多い「割りばし」割って利用するから割りばし、と思っている方も多いだろうが、実は違う
割りばしという名前の由来は、実は木の目に沿って割って作ることからきている
最近は環境保護の観点から、割りばしは使い捨ての象徴として批判されてきている「割りばしを使用することは熱帯雨林を破壊している」
などという報道を見たことがある方もいるだろう
日本では建築材の端材などを有効活用して、中国では建築材料にならないような気を使っている
つまり、割りばしが悪いというのも間違った情報なのかもしれない
草食系男子は奥手な男子のこと?
出典:美容師の目:草食系男子
草食系男子といえば「恋愛感情は抱くけど、自らリードしない少しひ弱な男性」
というイメージを持っている人が多いと思うが
本来の言葉の意味はネガティブなものではなく
ポジティブなものだったのだ
草食系男子という言葉が誕生したのは2006年当時、バブル世代や団塊世代から否定されていた20代30代の男性たちを肯定する意味でつくられた
モテることを自分の価値として女性をトロフィー扱いするような世代に対して
女性をリスペクトできて、人間として対等に付き合える男性たちのことを
当時のある女性が「草食系」と表現したのだ
つまり草食系とは、ガツガツしていなくて、礼儀正しく、女性の人格を尊重する男性という
なんとも素敵な意味合いでつけられた言葉だったのだ
フランケンシュタインは怪物?
フランケンシュタインというとこの画像のようなつぎはぎで顔色が悪い大男の怪物をイメージする人が多いのではないだろうか
だが、実はフランケンシュタインとは
この画像の怪物の名前ではないのだ
人間をつなぎ合わせてこの怪物を作った科学者の名前が
フランケンシュタインなのだ
正確な名を「ヴィクター・フランケンシュタイン」というフランケンシュタインが初めて作品に登場したのは
1818年に発売された『フランケンシュタイン』という小説
それから120年ほどの時を経て、アメリカにて『フランケンシュタイン』が映画化された
この映画は大ヒットし、その怪物のインパクトが強すぎて、怪物=フランケンシュタイン
というものになってしまったのだ
ホテルの「スイートルーム」は甘い部屋?
スイートルームの英語のスペルは何だろうかそういわれて「sweet room」と思い浮かべたあなた
それは間違っている
スイートルームのスイートは甘いを意味する「sweet」ではなく一揃いの、一続きの、という意味の「suit」と書くのだ
ではスイートルームというのはどんな部屋なのかというと
寝室にリビングルーム、応接間などほかの部屋が一対になっている部屋のことを言うようだ
日本語では「続き部屋」とも呼ばれているそうだ
「スイート」を甘い、と勘違いした理由は発音のせいもあるだろうが
新婚旅行などでスイートルームを利用する人が多いので、甘い新婚旅行のための部屋と勘違いした人が多いからだそうだ
日本ではスイートルームに「Sweet Room」と間違ってプレートを付けているホテルもあるという
以外と勘違いしてる人もいたのではないだろうか
上にあげた間違った話は一例で、まだまだたくさんネットに流れた嘘の話はあると思いますネット、というのは不特定多数の人が利用できるものなので
そういった情報が流れるのも仕方ないのかもしれません
この記事だって、本当は正しくないかもしれないのです
なので、本当に大事なことは
「嘘の情報と本物の情報を見極められる能力を身に着ける」
ことなのだと思います