【東北人が教える】道路に残った雪をすばやく溶かす方法
先日の大雪でまだ道路に雪が残っているが「早く溶かしたい…。」という方も多いと思いますが、雪国の人たちはどのようにして雪を溶かしているか、その方法を幾つか紹介します!
雪を効果的に溶かす方法はこれだ!!
シャベルなどを使って雪を1か所に集め、雪の塊にスコップで何箇所も穴を開ける。これは穴を開けることで、暖かい空気にふれさせ早く溶かせさせるためです。そして、徐々に崩しながら日の当たる広い場所に撒き散らして溶かしていく。
その他の溶かし方
①塩をまく
家庭にあるもので簡単にできる方法がこれです。むかし理科の実験でやったことがある人も多いと思いますが、水が凍り始める温度は「0度」です。でも、水に塩を入れると凍り始める温度は低くなります。なので、凍り始める温度が低くなり、0度でも凍らなくなり溶けていくためです。
②除雪剤をまく
出典:Amazon ただし、車やフェンスの上に乗った雪には使用することはやめましょう。 なぜなら、「塩化カルシウム」は鉄などを錆びさせてしまうためです。
上記の塩と同じ理論ですが、中に入っている「塩化カルシウム」が雪を溶かしてくれます。 コンパル 無塩 凍結防止剤 融雪くん 5kg
③黒いポリ袋に雪を入れる
ホームセンターなどで購入できる黒ポリ袋
雪に日光が当たっているのになかなか溶けない事があります。これは、雪が日光反射してしまうからです。そこで、黒いポリ袋に雪を入れておくと反射をおさえて早く溶かすことができる。
④炭や土をまく
BBQで使った炭などを再利用
これも「黒いポリ袋」と同じ原理ですが、反射お抑えるためです。近年、BBQブームで炭を使うことも多いと思いますが、使わなくなった炭を細かく砕いて保管しておくのもおすすめです。ただし、汚れるので玄関などに使用するのは溶けた後の掃除が必要になります。
おまけ「お湯で溶かしていいの」??
凍っているものには熱いお湯をかけるとすぐ溶けると思われがちですが、おすすめしません。今回のような大雪の時は、溶かすのにかなりのお湯の量が必要になるのと溶けたものが固まると氷になって、滑りやすくなってしまうためです。
雪の量が少なく、次の日の気温が高いなど、再凍結の心配がないような場合であれば、お湯を使って雪を溶かしてもよいです。