ATMから偽札がじゃんじゃん出てくる中国ヤバいだろ・・・ヤバすぎて政府が最新の偽造防止技術100元札を刷新

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崩壊が今か今かと囁かれながら、意外と持ちこたえている感もある中国経済だが、今度こそヤバイかもしれない。貨幣制度そのものが危機的状況にある。

まず一因は偽札の横行。『南方都市報』によると、昨年上半期に中国で押収された偽札は約25億円以上に及ぶのだ。広州市在住の日系工場勤務・戸田誠さん(仮名・46歳)は「氷山の一角」と話す。


体感的には100元札では20枚に1枚は偽札ですね。都市部の銀行でさえ、ATMから偽札が出てくることは日常茶飯事です

出典:中国経済の崩壊は「偽札、偽電子マネー、偽銀行」から始まる

先日、上海の銀行ATMから偽札7枚。全部で35枚なので、なんと5枚中1枚の確率。

銀行側は番号を機械で調べてる言うけど、同じ番号が4枚出てくる時点でおかしいやろって。こんな感じで、AIIBアジアインフラ投資銀行もやっていきまするよっ

	

銀行ATMから偽札でてきて、銀行に相談するも警察が介入してこれまたややこしくなったんであきらめた。中国の警察は…。タクシーの運転手にそんな話すると「私に任せなさい、知り合いのマフィアが交換してくれる」だと。聞くと半分は利益で渡すそうな。偽札握る可能性が高い運転手はその道も詳しい

	

偽札防止するため2015年11月12日に中国は新100元紙幣発行開始する

中国100元札の新紙幣。数字がまばゆい

8月10日、中国人民銀行は今年の11月12日に、最高額紙幣である100元札の、第5版となる新紙幣を発行することを発表し、そのデザインを公開した。
2005年から現在まで発行されている第4版100元札は、約10年間でその“任期”を終えることとなった。25年間にわたって発行された第3版の100元札と比べると、かなり短命であったといえるが、その理由が偽札の横行だ。


 いまや中国は、流通する100元札の偽札率は1%とも5%ともいわれ、銀行のATMからも偽札が出てくるという末期的な状態にある。人民銀行は、そんななか登場する新100元札には、ホログラムやすかし、エンボス加工など、最新の偽造防止技術を採用したとしている。

出典:中国の新100元紙幣発行に賛否両論 「成り金趣味だ」などの批判も - ライブドアニュース

	

承前)ただ、中国で偽札が横行するのは「技術不足」だからじゃない。「旧」と呼ばれるようになる100元札もよく見ると実はさまざまなマイナー、しかし明らかなデザイン変更されたものが複数出回っている。つまり、肉眼ではもう判断できないレベル。それがあの巨大な国土に散らばってるんだから…

	

私も北京で偽札掴まされたことがあります。何枚も渡された中に紛れてたのでその時は気付かなかった。
あちこち旅行に行きますが普通に偽札流通してるのはほんとに中国くらいですね。

	

日本だと偽札を発見したら確実に警察沙汰になるが、中国ではあまりにも偽札が飛び交ってて、いちいち警察沙汰にしてたらキリがない。増してこっちが外国人で、偽札だと気付かずに使ってしまったとわかれば確実に許してくれる。

	

中国はついに偽札対策で新札刷るらしいけど、本物が出る前に偽札が先に出て、認知度の低さ利用して主要なやつが10種類くらい出回ってどれが本物か分からなくなる、に50万ペリカ

	

中国の新100元札が話題ですが、100元札は偽札が多くみんなに警戒されているため、今は50元の偽札に出会う確率が多かったりするんですよね。

僕もここ数ヶ月で2回くらい見たし・・・

なんか中国って感じw

	

中国 銀行ATMから偽札?! 対策は?

中国では、コンビニの店員やタクシーの運転手が、受け取ったお札を透かしたり、傾けたり

入念に本物かどうかチェックする。(それぐらい偽札が流通しているのだろう。)


最近ATMに出来た新機能。出金したお札の番号を全て印字してくれる。

出典:中国 銀行ATMから偽札?!! 対策は? : 中国12拠点の名南経営 中国ビジネス最新情報

	

まずは500元を引き出すと、明細が必要かどうかの画面。赤丸を選択。

こんな明細が出てくる。確かにお札番号が印字。

実際に出てきたお札がこちら。

青線[印字] BO20768256

[お札] B02Q768256

(微妙に、OCRの認識が弱いのか、0がOになったり、Qが0になったりしているが、ご愛嬌。)


黄線[印字] N1A9542857

[お札] N1A9542857

(ちゃんと正しく読み取れている。)

ATM偽札対策

 ① 道端のATMではなく、できるだけ銀行内のATMで出金しましょう !

 ② 出金する場合には、必ずお札番号を印字し、明細を保管しましょう !

出典:中国 銀行ATMから偽札?!! 対策は? : 中国12拠点の名南経営 中国ビジネス最新情報

	

中国偽札を見分ける方法

本物と偽物 100元札

上:偽物、下:本物

見ただけでは真贋判定は難しい。偽物としてのクオリティはSクラスです。100元札を例に偽物と本物の違いを確かめます。

複製された偽札防止技術

(1) カラーシフティング

左:真券、右:偽券


紙幣表左下にある「100」、傾けると色が緑から暗い緑へ変化するのがカラーシフティングです。偽物は輪郭など数字の内の模様(線)が不鮮明です。さらに傾けても色が変わることはありません。しかし正面から見たときの色合いや手触りは似ています。

(2a) すき入れ

左:真券、右:偽券


紙幣左にあるすき入れ(すかし)、光にかざすと毛沢東の肖像画が見えてきます。偽札のすき入れは若干だが線の太さが違う。見比べると違いに気がつきますが偽札1枚だけを見たのでは真贋判定は難しいでしょう。

(2b) すき入れ

左:真券、右:偽券


紙幣左下にあるすき入れ(すかし)。場所はカラーシフティングの右側。光にかざすと100が見えてきます。

偽札は光にかざしても文字の輪郭は不鮮明。

上:真券、下:偽券

偽札は光にかざさずに直接見ると100の文字をしっかりと見る事ができる。光にかざさない場合は綺麗に見えるため一見すると偽札の方が本物かと勘違いするほどです。この事から偽札は100の文字を白で印刷しているのではないかと想像しています。

(3) マイクロ文字

左:真券、右:偽券


マイクロ文字は文字や数字で描く模様の事。肉眼では線や模様にしか見えない。虫眼鏡を使うと文字や数字が見えてくる。偽札には文字の「かすれ」があるもののマイクロ文字としては再現されていると言っていいでしょう。

(4) 安全線

左:真券、右:偽券


中国紙幣の安全線はホログラムで「¥100」がプリントされ角度を変えるとキラキラと色が変わるフィルムが紙に織り込まれています。紙幣の表からは1本の線に見えますがウラから見ると糸の縫い目のようになっています。

偽札は銀色の100の文字が直接紙にプリントされていました。一見すると違いもわからず、また偽札の方が100の文字が読み取りやすいために、本物と勘違いしてしまうほどです。

(5) 凹版印刷

左:真券、右:偽券


紙幣表右側にある12本の線。凹版印刷とは、指で触るとインキの盛り上がりがありザラザラとした感触があります。偽札は凹版印刷されていないために、一般の印刷やコピーのように感触はなくツルツルしています。但しこの偽札は紙に凹凸が施されているので、凹版らしい(はっきりはしていない)感触もあります(偽札写真の線右側に紙が波打っている)。

(6) 特殊インキ

左:真券、右:偽券


特殊インキは、通常の可視光線の下では見ることができませんが、紫外線(ブラックライト)を使うことで確認できます。偽札は輪郭があまく、また光も弱く感じます。但しこれも真券との比較で違いがわかる程度で、1枚だけ見たのでは真贋判断は難しいでしょう。

(7) 合わせマーク(古銭貨幣デザイン)

左:真券、右:偽券


発行時期で場所は異なりますが、表面左中央または表面左下側にある丸型のデザイン(古銭をモチーフにしたもの)、光にすかすことで表と裏のデザインが重なると古銭図案になります。素人が複写機などで偽造紙幣を作ろうとするとどうしても裏と表にズレが生じます。この偽造防止技術で裏表にズレが無ければ真券である証明としたかったのでしょうが、残念ながら偽札もズレはなく素人目に真贋判断は難しいでしょう。

但し、若干ですが偽札は印刷のシャープと色合いに弱さがあるようです。


表面

左:真券、右:偽券  真券はオレンジに近い色。

裏面

左:真券、右:偽券

透し

左:真券、右:偽券

真偽ともにズレは無い。

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Sharetube