【IBM】昔のハードディスクはこんなにデカかった・・・たった5MBでも冷蔵庫2つ分
今の若者はハードディスクがこんなにも大きかったなんて知らないでしょういや、僕も知らなかったんですけどね笑
フラッシュメモリにきりかわってからの進化がすごい
今ではちっこいSDカードが128GBなんてザラですもんねぇ
お金をかければ512GBのSDカードもありますもんし・・・
IBM製大容量5MBのハードディスクを運ぶ様子。(1959年)
“@tomomisanjo: IBM製大容量5MBのハードディスクを運ぶ様子。 (1959年) pic.twitter.com/eTsfZpmoBk” 5メガだと、デジカメの写真で2枚ぐらい保存できる。
下に詳しいリンクを貼りましたがIBMディスクシステム技術革新の変遷というIBMの歴史がわかるPDFのリンクです
@tomomisanjo 初めてのコンピュータ(大型)を触った1981年ですらディスクパック1本100MBでした。
20年後くらいにはIDEハードディスクが10GB近辺だったことを考えると(業務用、民生用の差はあれど)約100万倍でムーアの法則が当てはまりますね。
色々調べたんですが、出てきませんでした・・・ですが、他の製品の値段から考えても1,000万以上だったのではないかと。
http://www-06.ibm.com/jp/e-site/ssp/d6/d679218_smw2006_05.pdf
おかげさまでIBMはディスク・システム50周年。そして、次の50年へ。
IBM350とは?
IBM 350は、IBM RAMAC 305の一部であり、そのコンピュータはディスク記憶技術を世界にもたらした。IBMは1956年9月13日に、IBM 350を、RAMAC 305およびRAM 650コンピュータシステムの一部として公式に発表した。RAMACとはRandom Access Method of Accounting and Controlの略である。その設計はビジネスにおけるリアルタイム計算の必要性を意図していた。IBM 350は500万字の7ビットでパリティビットを加えた6ビット(文字約4.4MB)を保存し、50枚の24インチ(直径610mm)の磁気ディスクを備え、ディスク表面にはそれぞれ100のトラックがあった。ディスクは1200 RPMで回転し、データ転送速度は8,800ワード/秒だった。2個の独立しているアクセスアームが、ディスクを選択するためにサーボ制御によって昇降する機構を持っていた。3番目のアクセスアームはオプションだった。
いくつかの改善されたモデルが1950年代に追加された。 IBM 350を搭載したIBM RAMAC 305システムは月額3,200ドルでリースされた。IBM 350は1969年には公式に販売停止となった。
IBM 350のキャビネット(筐体)は、長さ60インチ(152cm)、高さ68インチ(172cm)、奥行き29インチ(74cm)だった。 IBMは、その製品がすべて標準29.5インチ(75cm)の戸口を通り抜けなければならないという厳しいルールを持っていた。IBM 350の磁気ディスク(プラッタ)は水平にマウントされたので、このルールにより搭載されるディスクの最大直径が決定された。
カリー・マンス(IBMのディスク部門を買収した日立グローバルストレージテクノロジーズの副社長)は、ウォール・ストリート・ジャーナルのインタビューにおいて、「RAMACユニットは1トン以上の重量があり、フォークリフトで動かされなければならなく、大きな貨物機によって運ばれた。ドライブの記憶容量は5MBを越えて増強されたかもしれないが、IBMの営業部はより大きなキャパシティーのドライブを搭載した製品に反対した。」と述べた。
2006年現在、カリフォルニア州マウンテンビューのコンピュータ歴史博物館に、RAMACディスクドライブ装置が保管されている(オリジナルの制御回路は含まれていない)。
ハードディスク50年目の大変革
世界最初のハードディスクが登場したのは、いまから半世紀ほど前。米IBMが1956年に発表し、57年から出荷を始めた「IBM 350 RAMAC」がそれだ。RAMACは巨大だった。大型冷蔵庫2台分ほどもあるきょう体に、直径24インチ(約61cm)のディスクを50枚格納していた。これで容量はたったの4.4Mバイト。今なら、ちょっと大きめの画像ファイルを数枚納めただけで一杯になってしまう。
しかしハードディスクは、その後の半世紀で、長足の進歩を遂げた。「磁性体を塗布したディスク(プラッタ)を回転させ、その上で浮上する磁気ヘッドが磁性体の向きを読みとる」という基本原理は誕生時から同じだが、より大容量に、より高速に、そしてより小型になった。
例えば、日立グローバル ストレージテクノロジーズ(日立GST)が2003年に出荷した「Hitachi Microdrive 3K4」。直径1インチ(2.54cm)のディスク1枚で、RAMACの1000倍近い4Gバイトのデータを記録できる。データ転送速度は最大97.9Mビット秒と、RAMACの57万6000倍に達する。きょう体は名刺の半分ほどの大きさで、厚さは5mmしかない。重さはわずか16gと吹けば飛んでしまいそうだ。RAMACから半世紀もたたないうちに、ハードディスクはここまで進化した。