【レシピ】簡単で長期保存!味噌漬けの作り方
忙しくて料理する暇がない人も、家事に追われている人も、冷蔵庫で勝手に美味しくなってくれる料理があれば手間が省けますよね。そんなレシピを紹介しています。味噌漬は普段使いの食材をつけておくことで、簡単に味が決まるだけでなく、発酵食品の効果で旨味がグッと引き立ちます。また、塩分とアルコールで抗菌作用が高いので、生鮮食品を長持ちさせることが出来る一石二鳥の調理法と言えます。
味噌床の作り方
【材料】※タッパー1~2個分・お好みの味噌 300g
・日本酒 50cc
・みりん 50cc(お好み)
・酒粕 又は 麹 適量
・醤油 適量
・生姜 5g(お好み)
味噌の配合はお好みです。著者は大豆味噌8:赤味噌1で作っています。少し塩気が強くなり、おつまみやご飯のお供に最適な塩梅になります。
日本酒はお好みでアルコールを飛ばして使います。アルコール分を残して使うと抗菌作用が高いですが、独特の苦みが少し残ります。醤油・生姜は香りづけのために使いますので、少量又は無しで大丈夫です。
全ての材料を混ぜ合わせて、普通の味噌より柔らかいペースト状の感触になったら完成です。水分が多いときは味噌を足して調整します。赤味噌・田舎味噌を足すと塩気が急激に強くなるので、白味噌・大豆味噌で調整したほうがよいでしょう。
酒粕・麹を入れる場合は3~5日寝かせて発酵させます。発酵後の冷蔵庫保存は極力空気に触れないようにしてください。フリーザーバッグで保存する場合は空気を良く抜き、タッパーの場合はラップで蓋をします。
肉や魚を付ける場合は、予め昆布出汁を加えておくと旨味が増します。
一度作った味噌床は3~5回は使えます。使うごとに塩分が薄くなるので、時期を見て作り変えましょう。
早速漬けてみよう
味噌床は塩分が強いので、早ければ3~4日で味が入ります。それでは、お勧めの食材を列挙していきます。
白身魚
漬け日数3~5日味噌漬けのド定番は白身魚です。西京焼きのようになります。
魚の切り身を直接味噌床に入れて冷蔵庫で寝かせます。
味噌床の塩分が濃いので、魚は浅く漬ける程度で充分です。魚の水分が出てくるので、定期的にペーパータオルで取るようにしましょう。
しっかりと味が乗り、焼くだけですぐに食べられ、酒のおつまみにも最適です。
半熟玉子
漬け日数2~4日味玉の要領で漬けていきます。
卵は7分くらいのゆで時間で半熟になります。殻をむいて、直接味噌床に漬け込みます。
味噌床の塩分で水分が抜けた黄身は、更にねっとりとした味わいになります。
味玉についても同じことが言えますが、卵は味が入りやすいので、長期間つけると塩辛くなるので注意が必要です。
肉
漬け日数4~7日肉の種類は何でもよいですが、なるべく脂の少ない部位が良いです。特に豚ロースは相性がとても良いです。余計な味付けをしなくてよいので、短時間で調理ができ時間短縮にも一役買ってくれます。
野菜
漬け日数1日~2週間野菜は何でも大丈夫です。漬け日数が長いほど、他のお漬物に近い印象になります。長期間漬ける場合は、塩辛くならないように味噌床は甘めの配合がよいでしょう。
特に大根やカブ等の根菜がよく合います。
クリームチーズ/モッツァレラチーズ
漬け日数1週間~2週間洋食代表のチーズが、味噌漬けにするだけで日本酒に合うようになります。
どちらのチーズも型崩れしやすいので、ペーパータオルで巻いて漬けこみます。味噌の風味を多く吸わせたい場合は、クリームチーズは厚さ1cm位の板状に切って漬けるとよいでしょう。
キュウリやクラッカーに乗せて食べれば、みその香りがからみつく上質なおつまみになります。モッツァレラチーズはカチョカヴァロのように、程良い塩家を持ちながらすごく伸びるので、ハイジパンのような食べ方がオススメです。
豆腐
漬け日数4~7日豆腐を漬ける場合は、事前に重石などをして水分を抜いておきます。型崩れしないよう、ペーパータオルで巻いて漬けます。漬けているときに出た水分はこまめにペーパータオルで取り除きます。
大豆の旨味が凝縮されて、チーズのような濃厚な味わいになります。クラッカーに乗せて野菜と一緒に食べても美味しいです。
まとめ
味噌漬は食材を選ばないので、使いこなせば料理のレパートリーが非常に広がります。ただ、衛生的面に気をつけて、生食の食品と加熱用の食品は分けてつけるようにしましょう。